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何が,どう変わるのか

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上にすることが国立病院独立行政法人に課せられ た5年間の歩みになります。

 最後に,私たち業務を行っていく職員約5万人 の危機感として(スライド2),初年度(平成16年 度)の計画達成度が非常に注目されるわけです。

この1年間どのようにそれを行っていくかですが,

すでに4カ月が過ぎました。そういうなかで院長 以下,日々頭を悩ませながら努力をさせていただ いているということです。

 業績評価の結果を踏まえて政策医療分野の見直 し,そして本部等管理業務のあり方の見直し,各 病院の機能の見直しということで,5年後には独 立行政法人というのは見直しをすることにもなっ ています。病診・病病連携などの地域医療連携の 強化,これが何より独立行政法人のこれからの大 きな課題で,反省も踏まえこれから政策医療の充 実とともに地域医療の病診・病病連携に力を最大 限注いでいきたいというのが考え方です。したが って,皆さま方にこれからパートナーとしてぜひ 受け入れていただき,医療の質と地域医療の貢献 に努力していきたいと思います。

 今日のテーマは「何が,どう変わったか」でし た。私が今説明いたしましたが,これについては 内部の職員が「じゃあこのように変えよう」とか,

「変わった」と言うべきものではありません。ぜ ひ1年,2年経つうちに,皆さま方,また患者さ まから,独立行政法人や職員が「変わったね」と 言われますように,職員一丸となって頑張ってい きたいと思っておりますので,これからもご支援 よろしくお願いいたします。

 座長 ありがとうございました。最後の病病連 携,皆さんと仲良くやっていこうというところが 非常に大事なところですので,どうぞよろしくお 願いいたします。官から民へという今の流れで,

とうとう国立病院もこういうことになってきまし た。いうなれば政策医療の面を再検討なさるのは いいのですが,ぜひその辺りをしっかりやってい ただかなければいけないと思います。

 私,実は赤十字の人間でございます。日本病院

会には2,710以上の病院があるのですが,国公立 のほかに公的病院という,日赤,済生会,厚生連 等の病院がありそれぞれの役割を果たしています が,特に国際的イベントになると最近は国立病院 の先生方がどんどん出ていっていただいています ので,大いに評価しておりますが,非採算部門の ところで民ではなかなかできない部分があります ので,ぜひとも国立病院組織で頑張っていただき たいと思っております。それからもう1つ,これ は全くの皮肉な話ですけれども,あまり元の国立 病院の先生がブランドと設備を有効に生かして真 剣になってやられてしまいますとこれは大変だと いうジョークも出ておりますが。その辺りはぜひ,

病病連携を頭に入れながら上手にやっていただき たいと思っております。どうもありがとうござい ました。

 それでは次の問題の病院会計準則の見直しです が,これがまた大変難しくて私もなかなか分から ないところです。ご存じだと思いますが医師の国 家試験というのは比較的難しいと一般の方にいわ れています。しかし,司法試験や公認会計士の試 験というのも,いうなれば非常に難しい試験です。

なぜ難しいかというと,難しい数字のことを一所 懸命おやりになっていることで,我々も日本病院 会で石井先生にはご指導賜っております。今度か らは,きちんとした会計をやらないと医療界は置 いていかれてしまうということで石井先生にお願 いし病院会計準則というのを今見直していただい ているところですので,そのご説明をしていただ きます。どうぞよろしくお願いします。 

②病院会計準則の見直し等について     石井 孝宜

 ご紹介いただきました会計士の石井でございま す。病院の会計の見直しについて,2年ほど前か ら現実的な議論が行われ,その前の段階で日本病 院会を中心に見直しの案をつくりまして,この5 年間ほど病院会計準則の見直し作業をやってきて おります。やっと改正の方向が少し垣間見えてき たところですので,主に私的見解を中心にお話し したいと思います。

 しかも,「何が,どう変わるのか」というテーマ であり,私の前の粟井先生が国立病院機構の部長 さんでいらっしゃるということで,非常に関わり がありますので,あまりこまかい議論をせずに全 体を認識していただければと思います。今日は金 曜日ですけれども,今週は3回,医療経済研究機 構と日本精神科病院協会と今日の日本病院会で,

会計準則の話をしておりますが,中身の切り口が 全部違うというスタンスでお話ししています。今 独立行政法人のお話をしていただきました。現時 点で全国に全省庁関連で独立行政法人が90ほどあ ります。そのうち厚生労働省管轄が14,実は私,

その独法の評価委員をやっておりまして,先週も 10時間拘束されました。

 国立病院機構は日本最大の独立行政法人ですけ れども,すでにできあがっているところがあり,

決算書,あるいは経営の評価という作業をしまし た。数10ページに及ぶ評価リストを4時間かけて 休みなしに評価する,という作業を2日間やらさ れまして,皆でちょっとしんどいという話をして おります。SからDという5段階評価をして提出 するという作業で,独立行政法人の背景の1つに は,サービスの向上だけではなく,経営の効率化 という議論があります。経営の効率性を評価する 1つの手法に会計情報があります。しかも,皆さ まもご存じのとおり,わが国には,平成16年3月 末現在の数字で申しますと病院の数が9,088あり

ます。平成16年3月末,国立病院が独立行政法人 へ移行する直前の段階で国は305の病院を開設し ています。自治体が1,000ちょっと,奈良先生の ところの日本赤十字社は厚労省のデータですと92 となっています。済生会が77,全社連が52,医療 法人が5,600,個人病院が800というふうに,9,000 の病院というものはさまざまな開設主体によって 開設されています。

病院会計準則改正をめぐる動き         病院会計準則という言葉は,国であろうが,個 人であろうが,医療法人であろうが,あるいは済 生会であろうが,日赤であろうが,病院という施 設を開設している者に対して,その経理の考え方 としては,ある程度比較可能な,できる限り統一 したやり方でやってほしいという考え方を示して います。病院会計準則というのは最近できたもの ではなく,できたのは昭和40年です。発端は,国 立病院の会計帳簿が漢字の縦書きであまりにひど いということで,早稲田大学の染谷恭次郎先生と,

当時の厚生省国立病院管理研究所の針谷達志先生,

石原信吾先生の3人でおつくりになったものです。

その後,昭和58年に改正され20年が経過し,現在 また改正をしようということです。

 (スライド1)その1つの背景として理解をし ていただきたいのが,現在わが国で行われている 医療提供体制の再評価です。国立病院等を中心に したパブリック・セクターに関しては,行・財政 改革等の流れがあり,自由民主党で「公的病院の あり方小委員会」というものを開催しています。

そちらのほうで公的病院に関して,経営の比較可 能性をきちんと担保しなければ,経営が効率化を したのかどうか評価ができない,というスタンス が出されました。しかも比較する対象は公的サイ ドだけではなく民間も対象にすべきだと。つまり 民と官を比較することによって実態が見えるのだ ということです。9,000ある病院のうち,公的が 1,800,私的が7,200ございます。これをおしなべ て経営の効率性を評価せざるを得ないだろうと。

時代の要請としてはそういう議論があります。特

にパブリック・セクターに 関しては,スライド1でご 覧いただいている流れとい うものが出てきたというこ とです。

 次にプライベート・セク ターに関しては経済財政諮 問会議などから,全病院の うち現在60%を開設して いる医療法人という民間の 開設主体ですら,経営が本 当に合理的,経済的,効率 的に行えているかどうか分 からないという指摘をされ ている要素がありました。

プライベート・セクターの

側からも,病院の会計のあり方を見直さざるを得 ないのではないかという議論が出ているわけです。

 ということで,すべての病院の開設主体という スタンスで,四病協において日本病院会が当番と なり病院会計準則の研究委員会というものをつく りました。すでに4年ほど前のことで,私が委員 長をさせていただきましたが,この流れを全体と して一括すると,経営の透明性・効率性,情報開 示,比較可能性という議論に集約され,平成14年 度と15年度の2年間にわたった厚生労働省の研究 事業につながるわけであります。

 その中身が,スライド1の下段に示した3つの 項目です。病院の会計準則の見直しに関する基本 的な考え方の整理と,適用に関するガイドライン の策定,もう1つ,医療法人会計基準というもの を制定すべきではないかという議論です。3つの 研究を行いましたが,内容的に大きく分けますと,

実は2つ,双子であります。1つは病院会計準則 の見直しで,すでに昭和40年からある準則の見直 し行為です。もう1つは,現実には存在していな い医療法人会計基準というものを制定すべきでは ないかという流れです。

 したがってこの研究事業は双子であるわけです が,医療法人会計基準に関してはまだ具体的なイ

メージというものが公表されていません。医療法 人会計基準の必要性は,医療法人の業務運営が非 常に多様化し,しかも病院を非常にたくさん開設 するなかで,医療法人の経営実態を明確化してい くうえで必要であろう,ということになったとい う経緯があります。

 独立行政法人には独立行政法人会計基準という ものがあります。そして,社会福祉法人には社会 福祉法人会計基準,公益法人には公益法人会計基 準といったように,その開設主体としての会計基 準があります。病院会計準則は開設主体をめぐる 会計の基準ではなく,施設という単位に関する基 準で,そこが病院会計準則の極めて特殊なところ です。

 スライド2に経営に関する外部からの疑問とい

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