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CEX CCL CTM-HE CFDN CPDX-PR CFTM-PI CFPN-PI CDTR-PI

ドキュメント内 抗菌薬と細菌について。 (ページ 38-42)

25% 20%

20%

45%

30%

75% 69%

95%

吸収率

CEX/CFDN/CPDX-PR/CFTM-PI/CDTR-PI:尿中排泄率からの推測

各薬剤インタビューフォームより  単回投与の結果

AUC

250mg 250mg 200mg 100mg 100mg 100mg 100mg 100mg

ケフレックス ケフラール パンスポリンT セフゾン バナン トミロン フロモックス メイアクト

μg/mL・hr

投与された薬物のうち、実際に利用された総薬物量 (Area Under the Curve)

経口セフェム

• 注射剤と同様に第1~3世代まで分類 

• 世代毎のスペクトルは注射剤と類似する 

• 第3世代経口セフェムは腸管吸収が悪く、十分な血中濃度を 確保できない 

• Sanfordでは、CFDN:300mgx2、CPDX-PR:200mgx2、

CDTR:400mgx2の表記有り 

• PRSPの増加は第3世代経口セフェムの乱用が一因との報告 もある

ペニシリン耐性肺炎球菌

1st:CEX  2nd:CCL, CTM-HE  3rd:左記以外

(CPDX-PR以外は国内未承認用量)

呼吸器感染症あるいは化膿性髄膜炎の起炎菌として,肺炎 球菌はインフルエンザ菌と共に重要な位置を占めている。現 在 世 界 的 に 問 題 と な っ て い る ペ ニ シ リ ン 耐 性 肺 炎 球 菌

(PRSP)がはじめて報告されたのは 1977年のことである1) そして 1980年代になると,ペニシリンが優位に使用されて いる国々において次第に臨床上の問題となってきた2)。しか し,本邦においては1980 年代の後半まで PRSP は臨床上で はほとんど問題となっていない3)。凍結保存株について耐性 遺伝子の解析を行った成績でも,1987年前後に分離されて

いたのはペニシリン軽度耐性肺炎球菌(PISP)のみである4) わが国において PRSP と思われる化膿性髄膜炎がはじめ て報告されたのは 1988年のことであるが5),1990 年代に入 ると,基準薬である penicillin G(PCG)に対する MIC

≧1μgmL と低下した株が臨床検査材料から急速に分離さ れはじめてきた。そのことが全国規模の「PRSP 研究会」を 組織し,1993年から足掛け 4 年にわたって本邦における耐 性肺炎球菌の疫学調査を実施するきっかけとなった。これら の研究によって,市中において発症する呼吸器感染症由来の

東京都港区白金5–9–1

【原著・基礎】

本邦において 1998 年から 2000 年の間に分離された Streptococcus pneumoniae 分子疫学解析

―肺炎球菌等による市中感染症研究会収集株のまとめ―

生方 公子1)a)・小林 玲子2)a)・千葉菜穂子2)a)・長谷川恵子3)a)・紺野 昌俊4)b)

1)北里大学・北里生命科学研究所

2)明治製菓株式会社薬品総合研究所

3)北里大学大学院感染制御科学府・感染免疫専攻

4)帝京大学名誉教授

肺炎球菌等による市中感染症研究会: a)疫学解析担当,b)代表世話人

(平成 15 1 14 日受付・平成15 2 3 日受理)

1998 年から2000 年の3 年間に,「肺炎球菌等による市中感染症研究会」に参加の 187 施設より収集 された総計 6,692 検体を解析対象とした。重複例を除く 4,030 例の疾患は,急性中耳炎(n=1,425),

急性上気道炎(n=961),急性気管支炎(n=390),肺炎(n=175)の順であった。肺炎球菌は上咽頭 ぬぐい液(n=2,869)からもっとも高率に分離された(56.6%)。次いで耳漏(21.4%)と鼓膜切開液

(29.9%)であった。成人由来の喀痰(n=74)からの分離率は 39.2% であった。すべての分離菌株に 対し,菌種の同定と薬剤耐性を識別するための PCR を実施した。すなわち,(i)LytA 遺伝子,(ii)pbp 1 a 遺伝子,(iii)pbp 2 x 遺伝子,(iv)pbp 2 b 遺伝子,(v)ermB 遺伝子,(vi)mefA 遺伝子の各遺 伝子である。これらの菌株の莢膜血清型別は抗血清を用いた莢膜膨化試験によって同時に実施した。本 菌に対する経口 14薬剤の感受性測定は寒天平板希釈法によって測定した。解析対象となった 1,945 penicillin G に対する MIC90 と耐性遺伝子との関係は,PSSP(304 株,0.031μg/mL),pbp 2 x 異 の PISP(386 株,0.063μg/mL),pbp 2 b 変 異 の PISP(13 株,0.25μg/mL),pbp 1 a+pbp 2 x 変 異 の PISP(179 株,0.25μg/mL),pbp 1 a+pbp 2 b 変 異 の PISP(3 株),pbp 2 x+pbp 2 b 変 異 PISP(106 株,0.5μg/mL),pbp 1 a+pbp 2 x+pbp 2 b 変異の PRSP(954 株,4μg/mL)という 内訳であった。マクロライド耐性にかかわる mefA 遺伝子保持株は 635 株,ermB 遺伝子保持株は 796 株,両者保持株が 85株であった。PSSP,PISP,および PRSP の血清型には明らかな偏りがみられた。

PSSP にはさまざまな血清型が認められたが,PISP のなかの pbp 2 x 変異株では 3型と 6 型が多く,

その他の PISP では 14 型,23 型,6 型が優位であった。PRSPでは 19型,6 型,23 型,14 型で 94.2

%を占めた。PRSP のなかには,β–ラクタム系薬の抗菌力がさらに低下している株,あるいは新たな 血清型の菌株も認められはじめた。このような成績から,今後とも分子疫学解析にもとづいたサーベイ ランスが必要であると結論された。

Key words: Streptococcus pneumoniaePRSP,surveillance,antibiotic susceptibility,serotyping 日 本 化 学 療 法 学 会 雑 誌

60 FEB.2003

国内のPRSPの初報告は1988年で、それ以降、急速に全国的に増加した 

欧米と異なりセフェム系の抗菌力を低下させる変異が見られる 

国内で開発された経口セフェム系(第3世代全て)はプロドラッグ化の薬剤 が多く、吸収も悪く、吸収に個人差を生じる 

通常投与量でのCmaxは1μg/mL前後で組織移行性も高くはない 

上咽頭の常在菌叢に選択圧を加え、PRSPが増加し、乳幼児が集団生活し ている場から市中に広がった可能性がある

当時のPRSP:PCG MIC 0.12

-PI ピボキシルに注意

「経口第3世代セフェムの吸収を改善するために 

抗菌薬に付けられている側鎖ですが、乳幼児では注意です」

5

20

3 5

2 1 0 0 1

0 5 10 15 20 25

ピボキシル基を有する抗菌薬( 4 ページ参照)は中耳炎などの感染症の治療に汎用さ れていますが、小児等に投与した際に、重篤な低カルニチン血症に伴って低血糖症、

痙攣、脳症等を起こし、後遺症に至る症例も報告されています。

No.8 2012年4月

PMDA からの医薬品適正使用のお願い

(独)医薬品医療機器総合機構

■ 医薬品医療機器総合機構 PMDA からの医薬品適正使用のお願い http://www.info.pmda.go.jp

No.8 2012年4月

ピボキシル基を有する抗菌薬投与による

小児等の重篤な低カルニチン血症と低血糖について

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小児(特に乳幼児)への投与においては、血中カルニチン の低下に伴う低血糖症状(意識レベル低下、痙攣等)に 注意してください(図:副作用発現時の年齢分布参照)。

長期投与に限らず、投与開始翌日に低カルニチン血症に 伴う低血糖を起こした報告もあります。(症例3参照)

妊婦の服用により出生児に低カルニチン血症が認められ た報告もあります。(症例4参照)

ピボキシル基を有する抗菌薬服用時には、カルニチン排泄が亢進し、低カルニチン 血症に至ることがあり、小児(特に乳幼児)では血中カルニチンが少ないため、下記の 事項にご留意ください!

:

副作用発現時の年齢分布

:妊婦が服用して低カルニチン血症に至り、それにより出生児にも低カルニチン血症が 発現した1例を含む(3ページ症例4参照)

症例数)

「トミロン、フロモックス、メイアクトは 

このピボキシル基がついています」

「未来の子どもたちのためにも、経口第3世代セフェムや  それ以上に広域な経口抗菌薬の安易な処方は控えましょう」

「CVA/AMPC+AMPC なんかはお勧めです。 

当院では採用がないのでSBTPCでの代用でOKです」

オーグメンチン サワシリン

ユナシン錠

ドキュメント内 抗菌薬と細菌について。 (ページ 38-42)

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