4 ブラウザ以外(WebDAV)でアクセスをする
4.1.8 その他の設定について
『KDDIファイルストレージクライアント』にて、接続先ごとに可能な設定について、説明します。
1. 設定を変更したい接続先を右クリック>プロパティをクリックします。
2. 『オプション』タブについて
ここでは、接続の再試行とタイムアウトについて設定します。
タイムアウトの『一覧取得時』は、一つのフォルダを開くまでのタイムアウト時間を設定します。
設定した時間内に開くことができない場合、タイムアウトとなります。また、『その他』は、一覧取得 時以外の操作(フォルダの作成、ファイル・フォルダの名前の変更、削除、移動など)を実施した際 にタイムアウトするまでの時間です。
- 135 - 3. 『プロキシ』タブについて
社内のインターネット環境などで、プロキシサーバを経由する場合はここで設定をします。
現在、分割アップロードの機能は提供しておりません。設定をしても正しく動作しないため、本 機能は利用しないようにお願いします。
4. 『セキュリティ』タブについて
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・『サーバにアップロードする際にファイルを暗号化する』について
『KDDIファイルストレージクライアント』で独自にファイルを暗号化したい場合に利用します。
ここで暗号化を設定したファイルはブラウザ経由でダウンロードしても、中身はご覧になれませ ん。
ダウンロードを行う場合は、暗号化した『KDDI ファイルストレージクライアント』の接続先からダ ウンロードしていただくか、ほかの接続先の『セキュリティ』で同じパスワードを設定していただく ことで『KDDI ファイルストレージクライアント』上からファイルのダウンロード・閲覧はできます。
・『端末ID』について
端末認証機能で利用される端末IDがこちらで確認できます。
※端末IDをダブルクリックすることで、端末IDをクリップボードにコピーすることができます。
※端末IDはアンインストールし、インストールし直しても変わりません。
※『同期ツール』を利用する場合も同じ端末IDが利用されます。
- 137 - 5. 『その他』タブについて
・『ログを出力する』について
通常は利用しません。不具合などが発生し、弊社サポート担当から指示があった場合に利用 します。
・『Officeファイルの開き方』について
通常は、『一旦ダウンロードしてから開く』をご利用ください。
『Microsoft Officeで直接編集する』を選択しますと、Officeファイルをダブルクリックした際に、
Officeソフトがサーバ側に直接、WebDAV接続する形となり、自動で排他制御がかかります。ほ かのユーザーが開こうとした場合に、読取専用とすることができます。ただし、Officeソフトが WebDAV接続を行うため、動作が不安定になることもありますので、『一旦ダウンロードして開く』
設定を推奨します。また、『Microsoft Officeで直接編集する』で行った操作については、サポー ト対象外となります。
・『HTTPバージョン』について
通常は、『自動』のままご利用ください。一部、プロキシサーバなどを利用している関係で、接続 がうまく繋がらない場合は、『1.0』や『1.1』に設定をして、お試しください。
『プロキシ』タブで、『サーバとの接続にプロキシサーバを経由する』にチェックを入れ、プロキシ サーバを利用されている場合は、自動で、『1.0』で通信がされます。
・『ダウンロードの方法』について
通常は、『CopyHook』をご利用ください。
こちらの設定は、エクスプローラーにドラッグしてダウンロードする際のイベントの取り方の違 いですが、一部環境でうまく動作しない場合は、『FileSystemWatcher』を選択してください。ただ し、『FileSystemWatcher』では、『\\サーバ名\共有名』のような共有ファイルサーバへのパスに 対しては、ドラッグ&ドロップでダウンロードはできません。
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