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VMware Tools の使用

ドキュメント内 仮想マシン ガイド (ページ 51-87)

この章では、VMware Tools をインストールして実行する方法について説明します。

この章の内容は次のとおりです。

„ VMware Tools について(P.41)

„ VMware Tools のインストール(P.43)

„ 仮想マシンの電源操作時にスクリプトを実行(P.58)

„ VMware Tools の構成(P.60)

„ VMware Tools サービスについて(P.71)

VMware Tools について 

VMware Tools は、仮想マシンのゲスト OS の性能を高め、VMware Server による仮想 マシンの管理を向上させるユーティリティのパッケージです。ゲスト OS には、必ず VMware Tools をインストールしてください。 VMware Server は VMware Tools なしで もゲスト OS を実行できますが、重要な機能性や利便性を失うことになります。

VMware Tools をインストールすると、以下がインストールされます。

„ VMware Tools サービス(Linux ゲストの場合はvmware-guestd) 

„ SVGA ディスプレイ ドライバ、一部ゲスト OS 向けのvmxnetネットワークドライ バ、一部ゲスト OS 向けの BusLogic SCSI ドライバ、VMware マウスドライバを 含む、VMware デバイス ドライバのセット 

„ 設定の変更、仮想ディスクの圧縮、仮想デバイスの接続と切断を行う VMware  Tools コントロールパネル

„ ゲスト OS の操作を自動化する助けとなるスクリプトのセット。これらのスクリ プトは、仮想マシンの電源状態が変化すると実行されます

„ ゲスト OS とホスト OS 間のテキストのコピーと貼り付けをサポートするコンポー ネント

VMware Tools はゲスト OS 内で、ホスト OS からゲスト OS へのメッセージの送信、

VMware Server へのハートビートの送信、マウス カーソルの入力先切替、ゲスト OS のホスト OS への時刻同期など、様々な機能を実行します。VMware Tools サービス はゲスト OS の起動時に自動的にスタートします。詳細は、「VMware Tools サービス について(P.71)」を参照してください。

VMware SVGA ドライバをインストールすると、VMware Server は 32 ビットまでの ディスプレイと 高画質をサポートするようになり、全体的なグラフィック パフォー マンスが大幅にスピードアップします。VMware Tools なしでゲスト OS を実行する と、仮想マシンのグラフィック環境は VGA モード グラフィック (640x480、16 色 ) に 限定され、十分なディスプレイ パフォーマンスを達成できないことがあります。

VMware 仮想 SCSI ドライバは BusLogic ドライバです。最近の一部のゲスト OS は LSI  Logic ドライバを備えています。この場合、仮想 LSI Logic アダプタを利用すれば、よ りよいデバイス パフォーマンスを実現することが可能です。

vmxnetネットワーク ドライバはネットワークのパフォーマンスを向上させます。こ

のドライバは、VMware Tools のインストール時に自動的にインストールされます。

VMware マウスドライバは一部のゲスト OS のマウスのパフォーマンスを向上させま す。Microsoft のターミナル サービスのようなサード パーティ ツールで、この VMware マウス ドライバを使用する必要があります。

Windows ゲストでは、Windows コントロールパネル( [ スタート ] - [ 再起動 ] - [ コン トロールパネル ] - [VMware Tools])から、あるいはシステムトレイにデフォルトで表 示される VMware Tools アイコンから、VMware Tools コントロールパネルにアクセス できます。

Linux または FreeBSD ゲスト OS では、VMware Tools コントロールパネルは  vmware-toolboxです。これはバックグラウンド プロセスとして、vmware-toolbox &

を入力して手動で立ち上げることができます。

注 VMware Tools の全機能(コピーと貼り付け、X ディスプレイ ドライバが利 用できないオペレーティング システムに対するマウス入力の切り替え等)

にアクセスできるように、常にvmware-toolboxをゲスト OS で実行してく ださい。

NetWare 5.1 以降のゲスト OS では、[Novell] - [Settings(設定)] - [VMware Tools for  NetWare(NetWare 用 VMware Tools)] を選択して VMware Tools コントロールパネ ルにアクセスしてください。

NetWare 4.2 ゲスト OS では、システム コンソールで VMware Tools コマンドを使用し てください。 VMware Tools プログラムはvmwtoolです。このコマンドの使用について の詳細は「システム コンソールで NetWare ゲスト向け VMware Tools を構成(P.69)」 を参照してください。

一部のウィンドウ マネージャでは、スタートアップ構成に VMware Tools をスタート させるコマンドを挿入すれば、グラフィック環境の開始時に VMware Tools を自動的 にスタートさせることができます。詳細はウィンドウマネージャの説明書を参照して ください。

第 3 章  VMware Tools の使用

サポートされている全ての Windows、Linux、NetWare 及び FreeBSD ゲスト OS の VMware Tools インストレーションファイルは VMware Server に組み込まれています。

注 VMware Server では、ゲスト OS として 32 ビットおよび 64 ビット版の Sun  Solaris 10 向けに試験的な VMware Tools のサポートを提供しています。32 ビット版の VMware Tools は、64 ビットの Solaris 10 を実行する仮想マシン上 で互換モードで稼動します。また、今リリースが提供する VMware Tools の バージョンには、64 ビット版 Solaris 10 向けの X ドライバは含まれません。

VMware Tools のインストール 

ここでは、VMware Tools のインストール方法について説明します。

„ Windows 仮想マシンに VMware Tools をインストール(P.43)

„ Window ゲストへの VMware Tools インストレーションの自動化(P.51)

„ Windows の旧バージョン移行時の追加の手順(P.48)

„ Linux 仮想マシンに VMware Tools をインストール(P.53)

„ NetWare 仮想マシンに VMware Tools をインストール(P.57)

Windows、Linux、FreeBSD、Solaris 及び NetWare ゲスト OS 向けの VMware Tools の インストーラは、VMware Server に ISO イメージファイルとしてビルトインされてい ます(ISO イメージファイルはゲスト OS や Windows Explorer に CD-ROM として認 識されます。VMware Tools のインストールに実際の CD-ROM は必要ありません。ま た、CD-ROM イメージをダウンロードしたり、イメージ ファイルを物理 CD-ROM に 焼き付けたりする必要もありません)。

VMware Tools をインストールする時、VMware Server は仮想マシンの最初の仮想 CD-ROM ドライブを、該当するゲスト OS 向け VMware Tools のインストーラが保存 されている ISO イメージ ファイルに一時的に接続し、インストール プロセスを開始 します(インストーラを中止するには、[VM] - [Cancel VMware Tools Install(VMware  Tools のインストールをキャンセル)] を選択し、仮想マシンの CD-ROM ドライブを 元の構成に戻します)。

Windows 仮想マシンに VMware Tools をインストール 

Windows ゲスト OS 向けの VMware Tools は全ての Windows ゲスト OS をサポートし ます。

VMware Tools をインストールする際の具体的な手順は、ご使用の Windows のバー ジョンによって異なります。ここでは、Windows Server 2003 ゲストに VMware Tools をインストールする場合の手順を説明します。最近の Windows のバージョンでは自 動的に行われる作業でも、Windows 9x や Windows NT 上では手動で行わなければな らないことがあります。

注 Windows ホストで VMware Server を実行しており、仮想マシンに CD-ROM ドライブが 1 つしか設定されていない場合、その CD-ROM ドライブを IDE または SCSI CD-ROM ドライブとして構成しておく必要があります。

Generic SCSI デバイスとして構成されていると、VMware Tools をインストー ルすることができません。

IDE または SCSI CD-ROM ドライブの追加に関しては「仮想マシン内での デバイスの 追加、構成、削除(P.106)」を参照してください。Generic SCSI に関する詳しい情報 は「Generic SCSI デバイスへの接続(P.250)」を参照してください。

Windows ゲスト OS への VMware Tools のインストールは自動化することもできま す。詳細は「Window ゲストへの VMware Tools インストレーションの自動化

(P.51)」を参照してください。

Windows ゲスト OS に VMware Tools をインストールするには

1 仮想マシンをオンにします。

2 システム管理者として仮想マシンにログオンしてください。

注 Windows Me、Windows 98 あるいはそれ以前のバージョンの Windows を除いて、Windows ゲスト OS に VMware Tools をインストールするに は Administrator の権限が必要です。

3 ゲスト OS が起動したら、[VM] - [Install VMware Tools(VMware Tools インストー ル)] を選択します。

ここからの作業は、ホストではなく仮想マシン内で行います。ゲスト OS で自動 再生機能が有効になっている場合(Windows の OS ではデフォルト設定です)、

VMware Tools と表記されたスプラッシュ スクリーンが現れ、次に VMware Tools をインストールするかどうかを尋ねるダイアログが表示されます。

4 [Yes(はい)] をクリックして、InstallShield ウィザードを起動します。

自動再生機能が有効になっていない場合、ダイアログは表示されません。その場 合は、VMware Tools インストーラを起動してください。[ スタート ] - [ ファイル 名を指定して実行 ] をクリックし、D:¥setup.exeと入力します。

第 3 章  VMware Tools の使用

注 VMware Tools のインストールに実際の CD-ROM は必要ありません。

VMware Server ソフトウェアには、ゲスト OS や Windows Explorer に CD-ROM として認識される ISO イメージが含まれています。このイ メージには、ゲスト OS に VMware Tools をインストールするために必 要なファイルがすべて保存されています。VMware Tools のインストー ルが完了すると、CD-ROM ドライブは、このイメージファイルを認識 しなくなります。

VMware Tools インストール ウィザードが起動します。

5 [Next(次へ)] をクリックして VMware Tools インストールウィザードを続けま す。[Setup Type(設定タイプ)] ダイアログ ボックスが表示されます。

6 [Typical( 標準 )]、[Complete( 全て )] あるいは [Custom(カスタム)] を選択して ください。VMware Tools をアップグレードする度に、VMware Tools インストー ラはここで行った選択を使用します。

Typical ( 標準 ) インストレーション 

Typical( 標準 ) インストレーションは、ゲスト OS の機能向上のためのユーティ リティと、VMware SVGA ドライバ、VMware Mouse ドライバ、VMware SCSI ド ライバ、VMware vmxnetネットワーク ドライバ (vlanceドライバは、仮想マシン 作成時にインストールされます ) などの VMware Server 仮想マシンのドライバを インストールします。この際、仮想マシンがvmxnetネットワーク ドライバを使

用するように設定を行う必要はありません。VMware Tools のインストール後に 仮想マシンを再起動すると、vmxnetドライバが有効になります。

この仮想マシンを、VMware Workstation などの他の VMware 製品で使用する予 定がない場合は、Typical(標準)インストレーションを使用してください。

Typical(標準)インストレーションを選択するには、[Typical(標準)] を選択 し、[Next(次へ)] をクリックして、手順 7に進みます。

インストールの完了

Complete(全て)インストレーションはゲスト OS の機能を高めるユーティリ ティ及び VMware SVGA ドライバ、VMware Mouse ドライバ、VMware SCSI ドラ イバ、VMware vmxnetネットワークドライバ (vlanceドライバは仮想マシン作成 時に自動的にインストールされます ) 、共有フォルダ ドライバ (VMware  Workstation の仮想マシンで使用 ) など全てのドライバをインストールします。

仮想マシンを他の VMWare 製品で使用する予定があれば、Complete(全て)イン ストレーションを選択してください。Complete ( 全て ) インストレーションを選択 するには、[Complete(全て)] を選び、[Next(次へ)] をクリックし、手順 7に 進んでください。

カスタムインストレーション 

カスタムインストレーションではどのコンポーネントをインストールするかを選 択できます。後でもう一度インストーラを実行して、いつでもコンポーネントの 追加と削除ができます。[Custom(カスタム)] を選択し、[Next(次へ)] をク リックすると、[Custom Setup(カスタム セットアップ)] 画面が表示されます。

[Custom Setup(カスタム セットアップ)] パネルでは、インストールするコン ポーネントを選択します。インストールする 必要のないコンポーネントの左に ある矢印をクリックし、メニューから適切なオプションを選択します。

ゲストのディスクにどれだけ利用可能のスペースがあるかを確認するには、

[Space(スペース)] をクリックしてください。ゲストに限られたスペースしか ないためにカスタムインストレーションを選択した場合に役に立ちます。

ドキュメント内 仮想マシン ガイド (ページ 51-87)

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