VMware Server、ゲスト OS、VMware Tools のインストールが完了したら、仮想マシン を実行することができます。この章では、仮想マシンを実行する最も一般的なタスク について説明します。この章の内容は次のとおりです。
VMware Server コンソールのウィンドウの概要(P.77)
仮想マシンと VMware Server ホストに接続(P.84)
仮想マシンの電源状態を変更(P.91)
仮想マシン画面のコントロール(P.98)
DVD あるいは CD-ROM ディスクから仮想マシンを実行(P.102)
DVD あるいは CD-ROM ディスクから仮想マシンを実行(P.102)
仮想マシンで PXE を使用(P.104)
仮想マシンに新しいソフトウェアをインストール(P.105)
テキストの切り取り、コピー、貼り付け(P.106)
デバイスの使用(P.106)
コマンド参照リスト(P.108)
この章では、Windows Server 2003 をゲスト OS と想定して説明を行っていますので、
コマンドの一部が他のゲスト OS とは異なる場合があります。
VMware Server コンソールのウィンドウの概要
以下のセクションでは、VMware Server コンソールの概要を説明していきます。
Home(ホーム)タブの使用(P.79)
タブの使用(P.81)
仮想マシンの構成(P.81)
仮想マシン インベントリの使用(P.82)
ヒントの表示(P.83)
VMware Tools の状態の確認(P.83)
スクリーンショットの作成(P.84)
VMware Server の仮想マシンは、物理コンピュータのデスクトップ上の 1 つのウィン ドウ内で実行される独立したコンピュータと考えることができます。VMware Server コンソールでは、複数の仮想マシンを実行することができ、仮想マシン間の切替も簡 単に行うことができます。
初めて VMware Server コンソールを VMware Server ホストに接続すると、[Home
(ホーム)] タブが仮想マシンの画面に表示されます。[Home(ホーム)] タブには、
接続先(GSX Server 3 または VMware Server)とサーバー ソフトウェアのバージョン が表示されます。VMware Server コンソール ウィンドウのステータスバーにも同じ情 報が表示されます。
注 VMware では、VMware GSX Server 3 ホストに接続して、VMware GSX Server 3 で作成した仮想マシンをレガシー マシンとして使用することができます。こ のような仮想マシンの仮想ハードウェアをアップグレードすることも可能で す。VMware GSX Server 2 で作成した仮想マシンは、その仮想ハードウェアを アップグレードしなければ使用できません。VMware Server から VMware ESX Server に接続することはできません。詳細は、『VMware Server 運用ガイド』
の「GSX Server から VMware Server への移行」を参照してください。
GSX Server 3 に接続中は、インターフェイスのコントロール及び機能の一部が、製品 間の機能の違いに対応して変化します。これらの違いは、「VMware GSX Server と旧 仮想マシンへの接続(P.88)」を参照してください。
第 4 章 仮想マシンの実行
メニューのレイアウト
次の表は、最も一般的に用いられるメニュー項目の位置を示しています。
Home(ホーム)タブの使用
[Home(ホーム)] タブを使用して、仮想マシンの作成、既存の仮想マシンの開始、
他の VMware Server ホストへの接続、そしてカレント VMware Server ホストのグロー バル設定の指定を行うことができます。
仮想マシンの作成については「 仮想マシン ウィザードによる仮想マシンの新規 作成(P.29)」を参照してください。
既存の仮想マシンの開始については「仮想マシンと VMware Server ホストに接続
(P.84)」を参照してください。
ホストの変更については、「別の VMware Server ホストに接続(P.88)」を参照し てください。
表 4-1.
メニュー項目
[File(ファイル)] - [New(新規)] - [Virtual Machine(仮想マシン)]
[File(ファイル)] - [New(新規)] - [Window
(ウィンドウ)]
[File(ファイル)] - [Exit(終了)]
[VM] - [Removable Devices(取外し可能デバ イス)]
[Host(ホスト)] - [Settings(設定) ](グローバ ル ホストの設定)
[Edit(編集)] - [Preferences(環境設定)]
(ユーザー設定)
[VM] - [Restart(再起動)]
[Host(ホスト)] - [Virtual Network Settings(仮 想ネットワークの設定)]
[VM] - [Install VMware Tools(VMware Tools イン ストール)]
[VM] - [Upgrade Virtual Hardware(仮想ハード ウェアのアップグレード)]
[VM] - [Send Ctrl+Alt+Del(Ctrl+Alt+Del の送信)]
[VM] - [Grab Input(入力切替)]
VMware Server ホストの構成については、『VMware Server 運用ガイド』の
「VMware Server のグローバル設定」を参照してください 。 インベントリ リストから仮想マシンを開く
VMware Server では、同じ VMware Server コンソール ウィンドウから同じサーバ ホス ト上に置かれている複数の仮想マシンを開くことができます。また、複数のコンソー ルを実行して、各コンソールを異なるサーバの仮想マシンに接続することもできま す。複数の仮想マシンを実行するのに十分なメモリとプロセッサがあることを確認し てください。
[Inventory(インベントリ)] のリストで仮想マシンを選択すると、新しいタブで仮想 マシンが開かれます。 仮想マシンが既に稼動している時は、仮想マシンの画面にその デスクトップが表示されます。
仮想マシンがパワーオフまたはサスペンド状態の場合は、電源状態、ゲスト OS、構 成ファイルの保存場所、仮想マシンが VMware Server または VMware GSX Server 3 の どちらに構成されているかを含む、仮想マシンについての情報が仮想マシンの画面に 表示されます。
図 4-1. 仮想マシンがパワーオフまたはサスペンドの状態にある場合、仮想マシンに ついての情報の入力、設定の編集、またはマシンの再スタートを行うことができま す。構成行うには、デバイスをダブルクリックしてください。
インベントリについての詳細は「仮想マシン インベントリの使用(P.82)」を参照し てください。
このコンピュータでは、実際のボタンでオン / オフを切替える代わりに、VMware Server コンソールウィンドウ上部にあるツールバーのボタンを使用します。
第 4 章 仮想マシンの実行
図 4-2. 仮想マシンがオフになっている時のツールバー (Windows ホスト )
[Power Off(パワーオフ)] ボタンと [Power On(パワーオン)] ボタンは別々に表示さ れます。仮想マシンをサスペンドすると、[Power On(パワーオン)] ボタンが [Resume(レジューム)] ボタンに変わります。
タブの使用
仮想マシンを開くと、そのマシン名が仮想マシン画面の上部にあるタブに表示されま す。このタブをクリックすれば、使用する仮想マシン間の切替を行うことができま す。つまり、ソフト KVM スイッチのような機能です。この機能は、ウィンドウ表示 の場合にもクイック スイッチ表示の場合にも使用することができます。
図 4-3. タブを利用すれば、使用している仮想マシン間の切替を簡単に行うことがで きます。(Windows ホスト上の画面 )
仮想マシンのタブを閉じても、仮想マシンの動作は中断されません。動作中の仮想マ シンのタブを閉じると、その仮想マシンはバックグラウンドで実行され、タブを再度 開いた時に稼動中の状態で表示されます。
仮想マシンの画面で再度仮想マシンを表示させるには、インベントリで該当する仮想 マシンをクリックしてください。[Home(ホーム)] タブを閉じた場合は 、[View
(ビュー)] - [Go to Home Tab(ホームタブを表示)] を選択して再度タブを開くこと ができます。
同時に複数の仮想マシンを表示させたい場合は、コンソールウィンドウを複数開き、
各ウィンドウで仮想マシンを起動させることが可能です。異なるサーバに存在する仮 想マシンを表示する場合は、サーバ毎に新しいコンソールを接続してください。
仮想マシンの構成
仮想デバイスの設定を変更するには、仮想マシン設定エディタを使用します。[VM] - [Restart(再起動)] を選択して、画面左のリストにあるデバイス名をクリックし、右 側のパネルで変更を行ってください。
図 4-4. 仮想マシン設定エディタを使用して、仮想マシン コンポーネントの追加、削 除、変更を行ってください。
詳細は、「デバイスの使用(P.106)」を参照してください。
仮想マシン インベントリの使用
VMware Server で作成された仮想マシンは、インベントリに自動的に追加されます。
これによって、VMware Server コンソールと VMware 管理インターフェイスから仮想 マシンにアクセスできるようになります。
インベントリを使えば、仮想マシンを簡単に開くことができます。をインベントリに 追加するには(別のホストから仮想マシンをコピーしてきた場合、インベントリへの 追加は手作業になります)、[File ( ファイル)] - [Open(開く)] を選択し、[Browse
(参照)] をクリックし、仮想マシン構成ファイル (.vmx) を指定してください。
リストの各仮想マシン名の横にあるアイコンは、仮想マシンの電源状態(オン、オ フ、サスペンド)を示しています。
インベントリをオンまたはオフ時の表示または非表示に切り替えるには、Windows または Linux のいずれのホストでも <F9> を押します。Windows ホストのみ、ツール バーでインベントリ ボタン( )をクリックすることもできます。
仮想マシンをインベントリから削除
仮想マシンを当分使用する必要がないけれども削除はしたくない場合、代わりにイン ベントリから削除することが可能です。仮想マシンは VMware Server コンソールまた は VMware 管理インターフェイスに表示されなくなります。
リストから仮想マシンを削除しても、仮想マシンのファイルに影響はありません。
第 4 章 仮想マシンの実行
インベントリから名前を削除するには 1 リストから仮想マシン名を選択します。
2 [File(ファイル)] - [Remove from Inventory(インベントリから削除する)] を選 択します。
ヒントの表示
VMware Server は、仮想マシンを実行している時に行う様々な操作に応じてヒントを 表示します。ヒントは、これらの操作についての詳しい情報を提供します。デフォル トではヒントは作動していません。VMware Server を使い慣れていないユーザーには ヒントの表示をお勧めします。ヒントを表示するには、VMware Server コンソールで [Help(ヘルプ)] - [Hints(ヒント)] - [Show Enabled Hints(有効なヒントを表示)]
を選択します。無効になっているヒントを有効にするには、[Help(ヘルプ)] - [Hints
(ヒント)] - [Enable All Hints(すべてのヒントを有効にする)] を選択します。
その場に応じてヒントを非表示にすることができます。ヒントを非表示にするには、
[Hints(ヒント)] ダイアログ ボックスを閉じる前に [Never show this hint again(今 後このヒントを表示しない)] をチェックしてくだ さい。無効になっているヒントを 有効にするには、[Help(ヘルプ)] - [Hints(ヒント)] - [Enable All Hints(すべての ヒントを有効にする)] を選択します。
VMware Tools の状態の確認
最高のパフォーマンスを実現するには、必ず VMware Tools を仮想マシンにインス トールして実行してください。VMware Tools に関する詳細は、「VMware Tools の使 用(P.41)」を参照してください。
Windows の仮想マシンに VMware Tools をインストールすると、ゲスト OS を起動し た時に VMware Tools サービスが自動的にスタートします。
図 4-5. Windows 仮想マシン内で VMware Tools が実行されている間、アイコンを非 表示にしない限り、VMware Tools のアイコンがシステムトレイに表示されます。
システム トレイに VMware Tools アイコンが表示されていない場合は、ゲスト OS の VMware Tools コントロール パネル([ スタート ] - [ 設定 ] - [ コントロール パネル ] - [VMware Tools])を使用して、VMware Tools の設定を変更できます。システム トレ イ アイコンを再度アクティブにすることもできます。[Option(オプション)] タブ で [Show VMware Tools in the taskbar(VMware Tools をタスクバーに表示)] をクリッ クしてください。
Linux あるいは FreeBSD 仮想マシンでは、ゲスト OS を起動し、X をスタートさせて グラフィカル環境を開始します。VMware Tools バックグラウンド アプリケーション を次のコマンドで立ち上げることができます。
vmware-toolbox &