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ネットワーク

ドキュメント内 仮想マシン ガイド (ページ 169-200)

この章では、仮想ネットワーク コンポーネントを使って、さまざまな構成を行う方 法について説明します。

„ 仮想ネットワークのコンポーネント(P.160)

„ 一般的なネットワーク構成(P.162)

„ カスタムネットワーク構成(P.165)

„ ネットワーク構成の変更(P.168)

„ ネットワーク構成上級編(P.178)

„ NAT の概念(P.199)

„ Linux ホストでのファイル共有に Samba を使用(P.211)

新規仮想マシン ウィザードを使用して仮想マシンを新規作成すると、一般的な構成 として、ブリッジ(Bridged)ネットワーク、NAT(ネットワークアドレス変換)、ホ ストオンリー(Host-only)ネットワークのいずれかを選択することができます。

ウィザードでネットワーク構成を選択すると、仮想マシンが適切な仮想ネットワーク に接続されます。

仮想マシン設定エディタや仮想ネットワーク エディタ (Microsoft Windows ホストの 場合 ) を使って、あるいはホストマシン上で必要な設定を行えば、特殊な構成をセッ トアップすることも可能です。

Windows がホストの場合、VMware Server のインストール時に、あらゆるネット ワーク構成に必要なソフトウェアがインストールされます。Linux がホストの場合、

VMware Server のインストール時にブリッジ ネットワークとホストオンリー ネット ワークを仮想マシンで利用できるように指定すれば、全コンポーネントが読み込まれ ます。

仮想ネットワークのコンポーネント 

仮想ネットワークのコンポーネントとして、以下のものが挙げられます。

仮想スイッチ 物理スイッチと同様に、仮想スイッチは他のネットワークコンポー ネント同士を接続します。VMware Server ソフトウェアは、必要に応じて仮想スイッ チを作成します。Windows ホストでは最大 10 個まで、Linux ホストでは最大 100 個 までの仮想 スイッチがサポートされています。1 つのスイッチには 1 つ以上の仮想マ シンを接続することが可能です。

ネットワーク構成には、スイッチとそのスイッチに関連付けられたネットワークがデ フォルトで使用され、ネットワーク構成にはそれぞれ名前が付いています。ブリッジ (Bridged) ネットワークは通常 VMnet0 を使用し、ホストオンリー (Host-only) は デ フォルトで VMnet1 を、NAT ネットワークはデフォルトで VMnet8 を使用します。こ のスイッチは、標準の NAT 構成で使用されます。その他は、VMnet2、VMnet3、

VMnet4 などと呼ばれます。

仮想マシンをスイッチに接続するには、仮想マシン設定エディタで接続する仮想ネッ トワーク アダプタを選択し、そのアダプタが仮想ネットワークを使用するように構 成してください。

ブリッジ ブリッジを使用すると、ホスト コンピュータが使用する LAN に仮想マシン を接続することができます。ブリッジは、仮想マシンの仮想ネットワークアダプタを ホストマシンの物理イーサネットアダプタに接続します。

ブリッジは VMware Server のインストール時に読み込まれます(Linux がホストの場 合、仮想マシンでブリッジネットワークが使用できるように選択する必要がありま す)。ブリッジ ネットワークを使用する仮想マシンを新しく作成すると、ブリッジが 設定されます。

ホスト コンピュータ上の複数の物理イーサネット アダプタへの接続が必要なカスタ ム構成では、仮想ブリッジを追加設定することが可能です。

ホスト仮想アダプタ   ホスト仮想アダプタは仮想イーサネットアダプタです。

Windows ホストでは「VMware virtual Ethernet adapter」、Linux ホストでは

「host-only interface」という名でホスト OS に認識されます。このアダプタは、ホス ト コンピュータとホスト上の仮想マシンとの通信を可能にします。ホスト仮想アダ プタはホストオンリー構成と NAT 構成で使用されます。

ホスト コンピュータに特殊なソフトウェア(例えばプロキシサーバ)を設定してホ スト仮想アダプタを物理ネットワークアダプタに接続しない限り、このアダプタは外 部ネットワークに接続されません。

第 7 章  ネットワーク

ホスト仮想アダプタを作成するソフトウェアは、VMware Server のインストール時に インストールされます(Linux がホストの場合、仮想マシンでのホストオンリーネッ トワークの使用を有効にする必要があります)。その後ホスト コンピュータを起動す ると、ホスト仮想アダプタが生成されます。

必要があれば、ホスト仮想アダプタを追加設定することが可能です。

NAT デバイス   NAT(ネットワークアドレス変換)デバイスは、ひとつしかない物理 ネットワークの IP ネットワークアドレスをホスト コンピュータが使用している場合 に、仮想マシンを外部ネットワークと接続するために使用します。NAT を使えば、

例えばホスト コンピュータのダイヤルアップ接続あるいはホストのイーサネットア ダプタやワイヤレスイーサネットアダプタを利用して、仮想マシンをインターネット に接続することができます。NAT は、トークンリングや ATM といった非イーサネッ トネットワークへの接続が必要な場合にも便利です。

NAT デバイスは、VMware Server のインストール時に自動的にセットアップされます 

(Linux がホストの場合、仮想マシンで NAT が使用できるように選択する必要があり ます)。

DHCP サーバ    DHCP(ダイナミックホスト構成プロトコル)サーバは、ホストオン リーや NAT 構成等、外部ネットワークにブリッジされていない仮想マシンに IP ネッ トワークアドレスを提供します。

ネットワークアダプタ    新規仮想マシン ウィザードで任意のタイプのネットワーク を使って仮想マシンを作成すると、仮想ネットワーク アダプが 1 つセットアップさ れます(VMware 管理インターフェイスで作成した仮想マシンには、仮想ネットワー ク アダプタが必ず追加されます)。ネットワークアダプタは、ゲスト OS に AMD  PCNET PCI アダプタとして認識されます。

仮想マシン設定エディタを使って、各仮想マシンに 4 つまで仮想ネットワークアダ プタを作成し、構成することができます。

アダプタは、1 つか 2 つのドライバ vlanceドライバとvmxnetドライバを使用できま す。VMware Server は、ダイナミックにドライバを選択する NIC モーフィングをサ ポートします。vlance ドライバは、仮想マシンの起動時または再起動時にインス トールされます。仮想マシンに VMware Tools がインストールされている場合は、

vmxnet ドライバが自動的にインストールされます。VMware Tools がインストールさ れていなければ、vlance ドライバがデフォルトとなります。

一般的なネットワーク構成 

ここでは、新規仮想マシン ウィザードまたは仮想マシン設定エディタで標準のネッ トワーク オプションを選択した場合にセットアップされるネットワーク構成につい て説明します。

„ ブリッジネットワーク(P.162)

„ ネットワーク アドレス変換(NAT)(P.163)

„ ホストオンリーネットワーク(P.164)

以下の各例では 1 台の仮想マシンしか使用していませんが、同じ仮想イーサネット スイッチに複数の仮想マシンを接続することができます。Windows がホストの場合、

1 つの仮想スイッチに接続できる仮想ネットワークデバイスの数には制限がありま せん。Linux ホストでは、最大 32 のデバイスを接続できます。

ブリッジネットワーク

 

図 7-1.  ブリッジネットワークは、ホストのイーサネットアダプタを使用して仮想 マシンをネットワークに接続します 

ブリッジネットワークは、[New Virtual Machine Wizard(新規仮想マシンウィザード)]

で [Use bridged networking(ブリッジネットワークを使用)] を選択、あるいは [Typical(標準)] セットアップを選択すると、自動的にセットアップされます。

Linux ホストでは、VMware Server のインストール時にブリッジネットワークのオプ ションを有効にしていないと、このネットワークオプションを選択できません。

ホスト コンピュータがイーサネット ネットワークに接続されている場合、仮想マシン をネットワークにアクセスさせる最も簡単な方法は、ブリッジ ネットワークです。

Windows ホストでは、ブリッジネットワークを利用して無線 / 有線いずれのネット ワークにも接続することができます。Linux ホストでは、ブリッジネットワークで接 続できるのは有線ネットワークに限られます。 

第 7 章  ネットワーク

ブリッジネットワークを使用する場合、仮想マシンはそのネットワークに独自の ID を持たなければなりません。例えば TCP/IP ネットワークでは、仮想マシンに独自の IP アドレスが必要です。仮想マシンが利用できる IP アドレスの有無やゲスト OS で 使用するネットワーク設定に関する質問は、各ユーザーのシステム管理者に尋ねてく ださい。一般的に、IP アドレスなどのネットワーク詳細は、ゲスト OS が DHCP サー バから自動的に取得できます。IP アドレスなどのネットワーク詳細は、ゲスト OS に 手動で設定しなければならない場合もあります。

ブリッジ ネットワークを使用すると、仮想マシンはネットワークに独立した存在と して参加します。ネットワーク上の他のマシンにアクセスすることができますし、

ネットワーク上の他のマシンも仮想マシンを物理コンピュータと認識して接続します。

複数の OS をブートするように設定されたホスト コンピュータで、その OS の内 1 つ 以上を仮想マシンから実行する場合、各 OS に独自のネットワークアドレスを構成す る必要があります。複数の OS をブートする場合、ユーザーが一度に 1 つの OS しか 実行しないと想定して、すべてのシステムに同じアドレスを割り当ててしまうことが よくあります。仮想マシンでこれらの OS を 1 つ以上実行する場合、上記の想定は当 てはまらなくなります。

ブリッジ ネットワークのオプションの設定や変更は、仮想マシン設定エディタで行 います([VM] - [Restart(再起動)])。詳細は「ネットワーク構成の変更(P.168)」を 参照してください。

ネットワーク アドレス変換(NAT)

図 7-2.  NAT では、ホストマシンの IP アドレスを使って 仮想マシンがネットワーク リソースにアクセスします。

NAT 接続は、[New Virtual Machine Wizard(新規仮想マシンウィザード)] の [Custom

(カスタム)] セットアップで [Use network address translation(ネットワーク アドレ ス変換を使用)] を選択すると、自動的にセットアップされます。

ドキュメント内 仮想マシン ガイド (ページ 169-200)

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