4. 各種仮想化システムへの接続
4.2. VMWare View 仮想デスクトップシステムへの接続設定
Wyse ThinOSから、コネクションブローカー(VMWare View Connection Server)を通して、VMWare View仮想 デスクトップシステムに接続するたの設定INIファイル(wnos.ini)を紹介します。下図に示す様な、システム構成 を例に解説します。ここでは、Wyse ThinOSから、VMWare Viewコネクションブローカーを経由して、VMWare View仮想デスクトップの起動までの流れを説明します。
注意: 2011年12月現在、Wyse ThinOSは、PCoIPプロトコルによる仮想デスクトップ接続をサポートしておりません。このため、
VMWare View Connection Serverでの設定において、接続プロトコルを「RDP」と選択する必要があります。
図55 VMWare Viewシステム接続概要
VMWare View Connection Server (コネクションブローカー)を利用して、VMWare View仮想デスクトップへのア クセスを実施します。下記に、一般的な設定INIファイル(WNOS.INI)の設定例を示します。
###基本的なVMWare Viewコネクションブローカー接続設定###
# VMWare Viewコネクションブローカー設定サンプル
# Wyse ThinOSローカルログオン設定 SignOn=yes
# ドメイン名設定 Domain=Wyselab
# VMWare View Connection Server接続設定 VDIBroker=192.168.205.5 ¥
AutoConnectList=”WinXP”
# セッション終了後、端末自動電源OFF設定 AtuoSignoff=yes ¥
Shutdown=yes
# 自動シャットダウンまでのカウント(秒) ShutdownCount=0
###基本的なCitrixコネクションブローカー接続設定###
表23 サンプル設定INIファイル内のパラメータ説明 パラメータ 値(例) 説明
SignOn Yes Wyse ThinOSローカルログオンダイアログの出力の有無を指定します。コネクション ブローカー、その他 Wyse ThinOS ローカルログオンダイアログを必要するシステム には、Yesを設定します。
Domain Wyselab Wyseローカルデスクトップに表示するログオンダイアログのドメインに指定するドメイ ン名を指定します。
VDIBroker 192.168.205.5 VMWare View Connection ServerのIPアドレス、もしくはURLを指定します。ログオ ン実行時Connection Serverに対して、認証を実施します。
通常の Windows 系クライアントでは、Web ブラウザで実行する箇所を、Wyse
ThinOS では独自のログオンダイアログを出力することで、コネクションブローカーへ
の接続/ログオンを実行します。
AutoConnectList “WinXP” コネクションサーバーログオン後、自動的に起動したい仮想デスクトップ/公開アプリ ケーション名を記述します(複数の場合、コンマ「,」で登録、もしくは、アスタリスク「*」
によるワイルドカード指定も可能)。
ユーザーにアサインされている仮想デスクトップが1つの場合、自動的に仮想デスク トップセッションが起動します。
AutoSignOff Yes RDP/ICAセッション終了時のWyse ThinOSローカルシステムからの自動ログオフの 設定。
Shutdown Yes AutoSignOff=Yes設定後、端末のシャットダウン実行設定。
ShutdownCount 0 Shutdown=Yes設定時のセッション終了から、端末の自動シャットダウン実行までの 待ち時間(秒)。0秒の場合、セッション終了直後に端末の電源がOFFとなります。
前述のサンプルWNOS.INIファイルを用いて、Wyse ThinOS端末を起動した場合、下図に示す様な動作を実 行することができます。
図56 VMWare View (仮想デスクトップ)への接続フロー
サンプル設定INIファイル(WNOS.INI)の動作フロー
① 端末起動
Wyse ThinOS端末を起動すると、DHCPサーバーからIPアドレスと管理FTPサーバーの情報(オプション タブ)が取得されて、自動的に端末設定が実施されます(ゼロコンフィグレーション)。
② ログオンダイアログ
設定INIファイル(WNOS.INI)ファイルのインストラクションに従い動作が自動的に実行されます。
「SignOn=yes」設定により、Wyse ThinOS上のローカルログオンダイアログが表示されます。
「Domain=Wyselab」の設定より、ログオンダイアログのドメイン部分には、デフォルトで「Wyselab」が指定され ています。ユーザー名/パスワードを入力して、[リターン]キーを入力することで、
「VDIBroker=192.168.205.5」で指定したコネクションブローカーへのログオンを実行します。
③ 仮想デスクトップ起動
コネクションブローカーへのログオンが完了すると、ユーザーにアサインされていた仮想デスクトップが自 動的に起動します。「AutoConnectList=”WinXP”」と指定された仮想デスクトップが自動起動します。もしく は、ユーザーに割り当てられた仮想デスクトップが一つの場合は、AutoConnectListの指定がなくても、自動 的にセッションが起動します。
④ 自動電源OFF
ホストWindowsシステムでの作業が終了し、RDPセッションを終了すると、「AutoSignoff=yes Shutdown=yes」の設定により、自動的にローカルシンクライアント端末の電源がOFFになります。
「ShutdownCount=0」の設定により、セッション終了後の待ち時間は、0秒です。
注意: 本設定を実施した場合、セッションの終了方法を問わず、全てのセッション終了(ログオフ、切断、ネ ットワーク切断などのトラブルによるセッション切断)により、端末の電源が自動OFFになります。