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USB ポートリダイレクションによる Web カメラの利用

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6. 周辺機器の利用

6.6. Web カメラ

6.6.1. USB ポートリダイレクションによる Web カメラの利用

USBポートリダイレクション機能(Wyse TCX USB Virtualizer等)を利用して、シンクライアントシステム上でWeb カメラを利用することで、幅広いWebカメラの利用がシステム上で利用可能となります。Webカメラ用のドライバは、

ホストWindowsシステム上にインストールすることで、USB Webカメラを認識することができます。シンクライアント 上に挿入されるWebカメラデバイスの画像/音声データは、USBポートリダイレクト用のセッション(TCX USB Virtualizer等)を通して、ホストWindows OSのWebカメラドライバに渡されます。このため、USBポートリダイレク トセッションのネットワーク帯域が、1ユーザーに対して十分に割り当てられている必要があります。大規模に導 入する場合は、この仕組みは非常に大量のネットワークトラフィックを生成するため、運用時のユーザー利用に 耐える仕組みであるかどうかのベンチマークテストを実施する必要があります。

注意: リアルタイム性を要求される電話会議アプリケーションに対して、USBポートリダイレクションによるWebカメラ利用は、実運用 上の動画/音声再生などに絶えない場合が大きいため、十分な注意が必要です。実運用での利用は、Wyse社では推奨いたしま せん。

図128 USBポートリダイレクション

USBポートレベルリダイレクトを利用して、シンクライアント上のWebカメラデバイスをホストWindows OS上で 認識させるためには、クライアント側でのWebカメラ/USBデバイスの設定が適切に実施されている必要がありま す。下図に示す様に、セッション全般設定では、「USBデバイスリダイレクション」をONに設定し、「ビデオデバイ スを除外」のチェックをOFFにします。これにより、TCX USB Virtualizer等のUSBポートレベルリダイレクションを 設定した際に、シンクライアント上に挿入されているUSB WebカメラデバイスがホストWindowsシステムへリダイ レクトされ、ホスト上のWebカメラデバイスとして認識されます。

図129 WEBカメラをUSBポートリダイレクト(クライアント設定)

6.6.1.a. USBポートリダイレクションを利用した際のネットワーク帯域利用

USBポートリダイレクションを利用して、Webカメラを利用する場合、非常に大量のネットワークデータが送信さ れます。本節では、Wyse ThinOSシンクライアントと物理Windows XP Professionalを用いたテストにおいて、ど の程度のパフォーマンスとネットワーク帯域利用が発生するかに関する情報をまとめます。

注意: 本テスト結果は、参考のために実施されたものとなります。本データが製品のスペックやパフォーマンス保証を示すものでは ありません。利用するアプリケーション、環境、システム構成等の様々な要素がパフォーマンスに影響するため、運用前の検証試験 では十分な検証・検討が必要となります。

テスト環境

表47 WEBカメラのUSBポートリダイレクション利用によるテスト環境

カテゴリ 詳細 説明

クライアント Wyse C10LE Wyse ThinOSバージョン 6.5 ホスト環境 Dell Vostro 220S Intel Core2 Duo 2.66GHz

ホストOS Windows XP Pro Windows XP Pro SP3

TCXソフトウェア(USBリダイレクト) TCX Suite 4 TCX USB 4.0.0.17

Webカメラ Logitech QCam Orbit

画像処理ソフト Logicool Web Cam Web Camソフトウェア Ver.12 ネットワーク 1GBps デスクトップPCとクライアントを直結

テスト手順

1. Wyse C10LEより、デスクトップPC(Windows XP)に対してRDPデスクトップ接続

2. C10LEにWebカメラを接続し、デスクトップPC(Windows XP)にUSBリダイレクトを実施

3. 画像処理ソフト(Logicool ウェブカムソフトウェア)を起動し、カメラ映像が映し出されることを確認

4. Windows XP上のパフォーマンスモニタ(Network/CPU利用率)のログ取得を開始

5. Webカメラ上で常に動きがある様にし、60秒間計測

6. パフォーマンスモニタを停止しログを取得

上記テスト環境において、Webカメラソフトウェアの画像解像度をそれおぞれ、320x180(QVGA)

320x240(QVGA)、640x480(VGA)、800x640(SVGA)に変更して実施した結果を下記表に示します。図に示す 様に、USBバスデータをTCX USB Virtuzalizerセッションを利用してアップロードするためのセッションにネットワ ーク帯域が大きくとられることが分かります。本テストで利用したソフトウェアにおいては、画面解像度を変更する ことにより、USB経由で取得する画像データの量が減るため、TCX USB Virtualizerで利用するUSBバスデータ 部分のネットワークトラフィックが大きく変化することが分かります。

表48 Webカメラ利用のテスト結果 解像度 全体通信

(MBytes)

ホスト受信 (MBytes)

ホスト送信 (MBytes)

ホストPC

CPU使用率 画像表示 320x180

(QVGA) 7.60 5.03 2.57 12.42% スムーズ

320x240

(QVGA) 8.46 5.03 3.31 15.74% スムーズ

640x480

(VGA) 17.61 15.11 2.46 15.85% スムーズ

800x640

(SVGA) 22.30 19.39 2.91 19.45% スムーズ

注意: 通信ネットワーク帯域は、60秒間の平均を計算。RDP接続は、16 bit (High Color)、全画面接続(デスクトップ解像度:

1280x1024)による接続。

図130 USB WEBカメラを利用したテストのネットワークトラフィック(解像度: 320x180)

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