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DHCP サーバーと FTP サーバーの構成

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3. ゼロコンフィグレーション設定

3.4. DHCP サーバーと FTP サーバーの構成

Wyse ThinOSを完全なゼロコンフィグレーションにするためには、DHCPサーバーとFTPサーバーの両方をシ ステム内に配置することが推奨されます。これにより、Wyse ThinOS端末上には、一切のローカル設定を不要に した端末の導入・運用・管理が可能となります。但し、既存のシステム環境やその他セキュリティポリシーなどの 理由より、DHCPサーバーとFTPサーバーの配置が難しい場合があります。後述には、各サーバーが存在しな い場合の運用のメリットデメリットなどに関してまとめます。

表19 各種サーバーの有無と柔軟性について

NO. DHCPサーバー FTPサーバー 端末管理の柔軟性 端末ローカルに必要な設定

1 有 有 ◎ 不要

2 有 無 × IPアドレス以外のシステム設定全て

3 無 有 ○ IPアドレスとFTPサーバー情報

4 無 無 × IP・システム設定の全て

注意: FTPサーバーが存在しない場合、ファームウェアのリモートアップデートができません。

3.4.1. DHCP サーバー有り、 FTP サーバー有りの場合

DHCPサーバーとFTPサーバーの両方が存在する場合、Wyes ThinOS端末のローカル設定を一切不要にし た運用(ゼロコンフィグレーション)が可能となります。Wyse ThinOS端末起動時に、DHCPサーバーから、IPアド レスと管理用FTPサーバー情報(DHCPオプションタグ)を取得します。Wyse ThinOSは、受信した管理FTPサ ーバー/ディレクトリ上に配置されている設定INIファイルを自動的に読み込み、端末設定が反映されます。これ により、端末に必要な設定を自動的に、かつ迅速配布することが可能となります。設定INIファイルは、INIパラメ ータに値を設定する方式であるため、端末に柔軟な設定を配布することができます。また、必要に応じて、ユー ザー単位、端末単位、グループ単位などの設定INIファイルを配置することも可能です。

3.4.2. DHCP サーバー有り、FTP サーバー無しの場合

DCHPサーバーが存在し、FTPサーバーが無い場合、原則、IPアドレス以外のWyse ThinOSのローカル設 定が必要となります。あらかじめ端末ローカルに手動もしくはFTPサーバー経由での設定を保存し、ユーザーに 配布することも可能です。もしくは、ユーザー自身がローカルの設定を実施することも可能です。但し、Wyse

ThinOS端末ローカルの詳細な動作設定(例: 端末セキュリティ設定、セッション切断後の自動シャットダウン等)

は、設定INIファイルによる設定が必要となるため、端末の設定・管理は限定的になる場合があります。

DHCPサーバーからは、DHCPオプションタグにより、一部の限定的な情報、仮想サーバーシステム(Citrixコ ネクションブローカー、VMWare View Connection Serverなど)情報を配布することが可能です。

FTPサーバーが存在しない場合、端末に対して一定のローカル設定や管理などの負担が必要となります。ま た、Wyse ThinOSファームウェアのアップデートは、管理FTPサーバー経由でのみで可能となるため、ワイズテク ノロジー社では、管理FTPサーバー無しでの運用は推奨しておりません。

3.4.3. DHCP サーバー無し、FTP サーバー有りの場合

DHCPサーバー無し、FTPサーバーが存在する場合、Wyse ThinOS上に手動でローカルIPアドレス、管理 FTPサーバーの情報(IPアドレス、ホスト名、ディレクトリ等)を設定することで、設定INIファイルによるWyse

ThinOS端末の運用が可能となります。システム内のセキュリティ要件により、DHCPサーバーを配置できない場

合、限定的な事前手動設定をすることで、端末セキュリティを確保でき、かつ設定INIファイルによる柔軟でコス ト効果のある運用が可能となります。

3.4.4. DHCP サーバー無し、FTP サーバー無しの場合

DHCPサーバーとFTPサーバーの両方が無い場合、全ての設定を事前に、手動もしくはFTPサーバー経由 で設定(IPアドレスなどの一部の設定はFTPサーバーからは配布できません)、保存し、ユーザーに配布する必 要があります。システム環境の制限から、DHCPサーバーとFTPサーバーの両方が準備できない場合、端末の 設定は事前に十分に検討した上で配布する必要があります。管理FTPサーバーが存在しない場合、中央から の管理による柔軟なシステム変更が実施できないことと、ファームウェアのアップデートができないことから、端末 管理/運用時の方法を十分に検討する必要があります。ワイズテクノロジー社では、管理FTPサーバー無しでの 運用は、推奨しておりません。

3.4.5. DHCP オプションタグの活用

前述の説明では、DHCPオプションタグの161: FTPサーバー/162: ディレクトリ設定を行いました。Wyse

ThinOSでは、複数のDHCPオプションタグを指定することが可能です。仮想デスクトップ接続のためのコネクショ

ンサーバーのURLの配信などは、DHCPオプションタグを利用して配信することも可能です。本設定は、設定 INIファイルでも設定する可能です。通常は、設定ファイルに端末設定を集中化させるため、設定INIファイル上 に設定を配置することが一般的です。

図49 DHCPオプションタグの確認/設定(デフォルト)

表20 DHCPオプションタグのプライベート番号と内容 DHCPオプション番号 タイトル 内容

161 FTPサーバー 設定INIファイル管理用のFTPサーバーIPアドレス(ホスト名) 162 FTPディレクトリ 設定INIファイルを格納するFTPサーバーのディレクトリ 184 FTPユーザー名 端末のFTPアクセス時に利用するユーザー名(デフォルト匿名) 185 FTPパスワード 端末のFTPアクセス時に利用するパスワード(デフォルト匿名) 188 VDIブローカー VMWare Viewコネクションブローカーホスト(IPアドレス、URL) 186 WDMサーバー Wyse端末管理専用サーバー(WDM)のIPアドレス(ホスト名) 192 WDMポート Wyse端末管理専用サーバーのポート(デフォルト80番) 181 Citrixサーバー Citrixコネクションブローカーホスト(IPアドレス、URL) 182 ドメインリスト 端末ローカルログオンダイアログに表示されるドメインリスト 190 WDMセキュアポート WDMのセキュア通信ポート(デフォルト443番)

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