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Sensitivity , Specificity ,及び Accuracy

第 2 章 固定具の固定精度検証用ファントムの開発

3.3 モデリングと性能評価

3.3.2 Sensitivity , Specificity ,及び Accuracy

3.3.2.1 Target Locating Systemによる頭部変位の検出及び分類

圧力計を使用した本装置の有用性を評価するため,表3-1に示すようにTLSを基準と した圧力計のAccuracy, Sensitivity,及びSpecificityを求めるためのデータの真偽分類を 示した2行 2列の混同行列を使用して臨床でのSensitivity,Specificity及びAccuracyを 求めた59) .臨床においては設定したPTVマージン内の患者の動きであれば照射精度を 悪化させないと考えられる.Yamazakiら37) の研究では,頭蓋内定位放射線治療におい

てCTVに1-2 mmのマージンを用いており,当院でも同様のPTVマージンを設定する

ことが多い.そのため,PTVマージン以上の頭部変位を検出する場合を想定し,頭部変 位が1 mm,1.5 mm及び2 mm以上の時を陽性(Positive)とし,それ以外を陰性(Negative)

として評価を行った.すなわち,Positiveは“more than X ”,Negativeは“X or less”のグル ープに分類した.ここで,XはPTVマージンが1 mm,1.5 mm及び2 mmの時である.

また,True Positive (TP)とは,TLSによる頭部変位が“more than X ”のうち圧力計による 頭部変位も“more than X ”であることを表す.True Negative (TN)とは,TLSによる頭部変 位が“X or less”のうち圧力計による頭部変位も“X or less”であることを表す.False Negative(FN)とは,TLSによる頭部変位が“more than X ”のうち圧力計による頭部変位 は“X or less”であることを表す.False Positive(FP)とは,TLSによる頭部変位が“X or less”

のうち圧力計による頭部変位は“more than X”であることを表す.

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表3-1 Target Locating Systemを基準とした圧力計のAccuracy, Sensitivity,及びSpecificity を求めるためのデータの真偽分類を示した2行2列の混同行列

結果

Target Locating System (基準)

Positive: more than X Negative: X or less

圧力計

Positive: more than X True Positive (TP) False Positive (FP)

Negative: X or less False Negative (FN) True Negative (TN) X = 1 mm,1.5 mm,及び 2 mm

最初の手順として,TLSによる頭部変位を“more than X”と“X or less”のグループに分類 した.Cyberknife治療においては一般的にImaging Centerとターゲット位置とが異なる.

本研究で取り扱う57プランにおけるImaging Centerとターゲット位置との平均距離は

60 mmであった.そこで,Imaging Centerとターゲット位置の距離に依存する角度誤差

を考慮するため,評価点 0, 0, 0 をImaging Centerから半径60 mmの球表面上の置い た.図3-3にImaging Center及び位置誤差の関係を示した概念図を示す.Imaging Center を中心とした半径60 mmの球面上の点 0, 0, 0 は次式で表される.

60 (10)

時間tにおけるTLSによって検知したx,y,zの変位を∆ , , ∆ , , 及び ∆ , ,角 度変位をRoll角:∆ ,Pitch角:∆ ,及びYaw角:∆ とすると,評価点 , , は Roll-Pitch-Yawの順に回転させた(11)式の行列によって,xyz軸の並進及び回転変位 を考慮した点 , , に変換される.

cos ∆ sin ∆ 0 sin ∆ cos ∆ 0

0 0 1

cos ∆ 0 sin ∆

0 1 0

sin ∆ 0 cos ∆

1 0 0

0 cos ∆ sin ∆ 0 sin ∆ cos ∆

,

,

,

(11)

したがって,TLSによる位置誤差∆ は,評価点 , , とx,y,z軸の変位及び回転 変位を考慮した点 , , から次式で得られる.

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∆ = (12)

式(12)で求めた∆ をPTVマージンとして,Xを1 mm,1.5 mm及び 2 mmに設定し,PTV マージンがX mm以上の群である“more than X”とX mm未満の群である“X or less”に分 類した.

図3-3 Imaging Center,Imaging Center及び位置誤差の関係を示した概念図.時間tにお いてTLSによって検知したxyzの変位を∆ , , ∆ , , 及び ∆ , ,角度変位を Roll角:∆ ,Pitch角:∆ ,及びYaw角:∆ とすると,評価点 , , はx,

yz 軸 に 沿 っ て Imaging Center を 中 心 と し て∆ ,∆ ,∆ に 回 転 さ せ ,

, , ∆ , , ∆ , を引くことで,並進及び回転変位を考慮した点 , , に変 換される.TLSによる位置誤差 ∆ は,評価点 , , と点 , , のベクトル長で 表される.

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3.3.2.2 圧力計による頭部変位の検出及び分類

圧力計による頭部変位にしきい値を設定してTrue Positive (TP)及びTrue Negative (TN) を求めた.しきい値は,圧力計による頭部変位を陽性 (Positive)と陰性 (Negative) に分 けるために使用した.先に分類したTLSによる“more than X ”と“X or less”において,

Superior,Inferior,Right及びLeftに配置した圧力計毎の変位がしきい値以上のものを圧 力計による“more than X”グループとし,それ以外のものを圧力計による“X or less”グルー プとした.

表3-1にはTLSを基準とした圧力計のAccuracy, Sensitivity,及びSpecificityを求める ためのデータの真偽分類を示した2行2列の混同行列59) が示されている.すなわち,

True Positive (TP),False Negative (FN),False Positive (FP),及びTrue Negative (TN)の4 つの分類が含まれている.しきい値 は,∆ をPositiveとNegativeに分類するために 使用した.“more than X”のグループにおいて,センサ毎の最大変位差∆ が を超え た場合はTPに分類される.それ以外の場合はFNに分類される.一方,“X or less”にお いて,∆ が よりも小さい場合は TN に分類される.それ以外の場合は FP に分 類される.ここで,図3-1(c)に示すように,向かい合うセンサ同士の距離が隣り合うセ ンサの距離と比べて√2 倍である.そのため,隣り合うセンサの∆ は,向かい合う センサの∆ と同じ感度になるように√2 倍にした.

3.3.2.3 Sensitivity, Specificity及びAccuracyの算出

TP及びTNを使用してTLSを基準としたSensitivity, Specificity及びAccuracyを求め た.Sensitivityは,TLSによる“more than X”グループにおいてTPが占める割合を示す.

また,Specificityは,TLSによる“X or less”グループにおいてTNが占める割合を示す.

Accuracyとは,TP及びTNが全体に占める割合を表す.ここで,Sensitivity, Specificity

及びAccuracyは,次式のように表すことができる.

Sensitivity (13)

Specificity (14)

Accuracy

. (15)

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