4.1 各部の名称と機能
4.1.1 フロントパネル(図4.1参照)
(1) 「START」スイッチ(押しボタンスイッチ・ノンロック式・緑)
● ポンプ回転操作機能(マニュアル操作時のみ有効)
LCDディスプレイの表示が『LEVITATION』または『BRAKE : ***00rpm』 (***00rpm は現在の回転数を表しています)の時に本スイッチを押すとポンプが回転、加速動作に入 ります。
同時に『ACCEL.』ランプが点灯します。
● 定格回転数設定機能(マニュアル/リモート操作ともに有効)
定格回転数設定モードの時に、LCDディスプレイの表示が『SET : ***00rpm』の時に本 スイッチを押すと定格回転数が確定します。(この場合の***00rpm は設定しようとしてい る回転数です。)
定格回転数の設定方法は「10.定格回転数の設定」を参照してください。
(2) 「STOP」スイッチ(押しボタンスイッチ・ノンロック式・赤)
● ポンプ停止操作機能(マニュアル操作時のみ有効)
ポンプ運転中に本スイッチを押すとポンプが減速、停止動作に入ります。
同時に『NORMAL』ランプまたは『ACCEL.』ランプが消灯し、『BRAKE』ランプが点灯し ます。
ただし、ポンプが加速中で回転数が約2,000rpm以下の場合には『BRAKE』ランプは点 灯しません。
(3) 「RESET」スイッチ(押しボタンスイッチ・ノンロック式・白)
● 異常リセット機能(マニュアル操作時のみ有効)
安全機能が作動し、『FAILURE』ランプが点灯した場合、ポンプ停止後に異常原因を除 去し本スイッチを押すと『FAILURE』ランプが消灯し、再起動が可能になります。
● 浮上調整機能(マニュアル/リモート操作ともに有効)
ポンプが静止浮上状態の時に本スイッチを3秒以上押し続けると浮上調整を実行します。
(「9. 浮上調整」を参照ください。)
(4) 「MANUAL/REMOTE」切換スイッチ(スライドスイッチ・灰)
● 操作モード切換機能
本スイッチを ON と反対側に切り換えてある場合は、フロントパネルのスイッチでの起動、
停止等の操作のみ可能です。(マニュアル操作)
この場合『REMOTE』ランプは消灯しています。
本スイッチを ON 側に切り換えてある場合は、リモート信号での起動、停止等の操作の み可能になります。(リモート操作)
この場合『REMOTE』ランプが点灯しています。
4-1
(5) 「SELECT」スイッチ(押しボタンスイッチ・ノンロック式・白)
● LCDディスプレイ表示切換機能(マニュアル/リモート操作ともに有効)
本スイッチを押すと、LCDディスプレイの表示内容が切り換わります。
(「5. 起動・停止方法」、「10. 定格回転数の設定」または「6. 異常発生時の安全機能」、
「15. トラブルシューティング」を参照ください。)
● エラーレコード表示機能(マニュアル/リモート操作ともに有効)
ポンプの運転状態(『LEVITATION』、『ACCEL.』等)やポンプの温度を表示している時 に本スイッチを約3秒以上押し続けると運転時間(累積)や過去に発生した異常内容を表 示します。(「15.トラブルシューティング」を参照ください。)
(6) LCDディスプレイ
● STPポンプの運転状態や設定値等のメッセージを表示します。
表示されるメッセージについては、操作の状況に応じて「5. 起動・停止方法」、「9. 浮上 調整」、または「10. 定格回転数の設定」を参照してください。
● STPポンプに異常が発生した場合には、エラーメッセージを表示します。
エラーメッセージの種類と表示された場合の処置については、「6. 異常発生時の安全機 能」、「15.トラブルシューティング」を参照してください。
(7) 『ACCEL.』ランプ(LED緑)
● 加速運転中(アクセル状態)に点灯します。
(8) 『NORMAL』ランプ(LED緑)
● 定格運転中(ノーマルオペレーション状態)に点灯します。
(9) 『BRAKE』ランプ(LED黄)
● 減速運転中(ブレーキ状態)に点灯します。
(10) 『POWER』ランプ(LED緑)
● 通電時(パワーオン状態)に点灯します。
● 停電バックアップ動作時には消灯します。
(11) 『FAILURE』ランプ(LED赤)
● 以下の異常が発生した場合に点灯します。また、異常内容が LCD ディスプレイに表示さ れます。
a) コントロールユニットの内部が過熱した場合(回路内部70℃以上)
b) ポンプ内部が過熱した場合(モータ、電磁石部110℃以上)
c) モータドライバーが過負荷の場合 d) 停電の場合
e) STP接続ケーブルが接続されていない場合
f) ロータが保護ドライベアリングに接触するほどの振動衝撃が連続して加わった場合 異常内容の詳細については、「6. 異常発生時の安全機能」、「15. トラブル
シューティング」を参照ください。
(12) 『REMOTE』ランプ(LED緑)
● 操作モードがリモート操作の場合に点灯します。
O N
① ② ③
⑥
⑦ ⑧ ⑨
⑩ ⑪
⑤
(12)⑫
(4)
④
(7) (8) (9)
(6) (5) (10) (11)
(1) (2) (3)
図4.1 コントロールユニットフロントパネル
4-3
4.1.2 リアパネル(図4.2参照)
(13) 「AC POWER」コネクタ(CON1)
● 電源(一次側)入力用です。
(14) 「MAIN POWER」ブレーカ
● 入力電源の開閉スイッチです。
● ブレーカを OFF の位置で固定するための金具が付いています。
(15) 「P.CONNECTOR」コネクタ(CON2)
● STP接続ケーブル用コネクタです。
(16) アース端子
● STPポンプとコントロールユニット間のアース線接続用の端子です。
(17) 「I/O TB1」端子台 (18) 「I/O TB2」端子台
● リモート操作用端子台です。
(17), (18)のリモート操作用端子台の詳細については、「8. リモート入出力信号
用端子台」を参照ください。
(19) F1ヒューズ(250V, 10A)
(20) F2ヒューズ(250V, 10A)
● I/O TB1端子台のオプション駆動用電源保護用ヒューズです。
4.1.3 トップパネル(図4.3参照)
(21) VRIボリューム
● ポンプの回転数設定用のボリュームです。
通常は操作無効にしてあります。
(「10. 定格回転数の設定」を参照してください。)
(22) DSW-Bディップスイッチ
● オプション動作設定用のディップスイッチです。図4.3に機能と出荷時の設定を示します。
フ ロ ン ト パ ネ ル 側
O N 1 2 3 4 5 6 7 8
定 格 回 転 数 設 定 未 使 用 未 使 用 未 使 用 未 使 用 未 使 用 未 使 用 未 使 用
DSW‑B スイッチ部拡大
(出荷時の設定)
て
フ ロ ン ト パ ネ ル 側
(21)
・
(22)・
定格回転数の設定スイッチについては
「10 .定格回転数の設定」を参照し ください。
定格回転数の設定スイッチについては
「10 定格回転数の設定」を参照して ください。
図4.3 コントロールユニットトップパネル
4-5
4.1.4 サイドパネル[左](図4.4参照)
(23) 空冷ファン
● コントロールユニット内部の冷却用ファンです。
(23)
図4.4 コントロールユニットサイドパネル[左]
4.2 設置前の注意事項
4.2.1 使用環境
以下の条件を満たす場所に設置してください。
周囲温度 0〜40℃
周囲相対湿度 30〜95%(ただし、結露なきこと)
環境 ● 直射日光があたらないこと
● 通風の悪い場所には設置しないこと
● ほこりの多い場所には設置しないこと
● 潮風のあたらないこと
● 水滴がかからないこと
● 爆発性、可燃性ガスがないこと
● 腐食性ガスがないこと
● 放射線があたらないこと
● 強い磁界、電界がないこと
● 振動の多い場所には設置しないこと
● 電気的ノイズ源が近くにないこと その他 ● 水平な場所(±10℃)に設置すること
4-7
4.2.2 設置面積
コントロールユニットの設置に必要な面積のほかに最低限、次のスペースを確保してください。(「図 4.5 コントロールユニットの周辺スペース」参照)
◇ メンテナンス、点検のためのスペース
◇ 冷却用空気の吸入、排出のためのスペース
● 上面、側面: 5cm以上
● 下面: 1.8cm(ゴム足の高さ)
◇ ケーブルのためのスペース
● 後面: 15cm以上
注 意
◇ STP接続ケーブルの最小曲げ半径は150mmです。(「図16.3 STPコントロールユ ニット外観図(ケーブルスペース)」参照)
設置時には障害物との干渉に注意し、極端に曲げないようにしてください。
また、その他のケーブルも極端に曲げないようにスペースを確保してください。
5cm以上 5cm以上
5cm以上
15cm以上
1.8cm以上
ラック壁面 ラック壁面
図4.5 コントロールユニットの周辺スペース
4.3 ラックへの取り付け
コントロールユニットのフロントパネルの寸法は,EIA 規格を採用していますので市販のラックに取り付け ることができます。
以下の方法に従ってラックに取り付けてください。
① ラックを固定して使用する場合
● フロントパネルの取付用ネジ穴を用いて、フロントパネルをラックに固定してください。
● サポートアングル等を用いて、底面からも支えてください。
② 可動ラックに取り付けて使用する場合
● フロントパネルの取付用ネジ穴を用いて、フロントパネルをラックに固定してください。
● 移動の際に、コントロールユニットが破損しないように、底面のゴム脚を外し、ゴム脚取付用 のネジ穴を用いてラックに固定してください。
注 意
◇ フロントパネルの取付用ネジだけで全体の重量を支えることはできません。
必ず底面からも支えてください。
◇ コントロールユニットの周辺のスペースは 「図4.5 コントロールユニットの周辺スペー ス」を参照してください。
参考
◇ パネル寸法およびゴム脚取付用ネジ穴の位置は「図16.3 STPコントロールユニット 外観図」を参照してください。
部:ネジ止め部
サポートアングル
図4.6 コントロールユニット固定例
4-9
4.4 ケーブルの接続
4.4.1 ケーブルの名称、外観(単位:mm)
φ40
( ) ( )
24.5
76.5 φ17 STP-301/451 Series
L≦20m : 4mm2 L>20m : 10mm2
φ4.3(L≦20m) φ6.5(L>20m)
A
A N
PE
L
φ8.1
25
37 1 8 5 5
φ8.1(茶、青、黄/緑)
or φ8.8(黒1, 黒2, 黄/緑) *1:JIS規格 1.5mm2×3 芯
コントロールユニット側 ポンプ側
アース端子 アース端子
圧着端子 (M4*1) 圧着端子 (M4*1)
黄/緑線
45ピン(オス) 41ピン(メス)
圧着端子 (M4*1) 3ピン(メス)
アース線
S T P
電源ケーブル
コントロールユニット側 電源側(一次側)
接続ケーブル
図4.7 ケーブル外観図
4.4.2 ケーブル接続方法
注 意
◇ ケーブルの接続や取り外しを行う場合は、コントロールユニットの電源を必ず切って
(ブレーカ OFF )から行ってください。
電源を入れたままで行うと、感電や故障などの原因となります。
◇ 各コネクタの接続は、コネクタのピンを曲げないようにガイドキーの位置を確認し、垂 直に挿入してください。
コネクタのピンを曲げてしまうと、正常な動作をしないばかりでなく、ピンの接触等によ る故障の原因となります。
◇ 各コネクタおよびネジは確実にロック、締め付けを行ってください。
◇ 各コネクタピンへの電圧印加およびピン間の短絡等を行わないでください。
◇ ケーブルの接続は確実に行ってください。また、ケーブルに重いものをのせたり、極端 に曲げたりして破損させないようにしてください。
コネクタ、端子部分に直接力が掛からないようにケーブルを保持してください。
ケーブル、コネクタおよび端子に異常があるとSTPポンプが正常に動作しない場合が あります。
1) アース線の接続
STPポンプのアース端子とコントロールユニットのアース端子間に付属のアース線(黄/緑線)を接続して ください。
ただし、コントロールユニットとポンプを設置した状態でコントロールユニットのアース端子とポンプのアー ス端子間の抵抗が0.1Ω以下となる場合はアース線は不要です。
注 意
◇ アース線の接続はケーブル接続作業の最初に行ってください。
◇ 上記の抵抗値が0.1Ωを超える場合は、必ずアース線を接続してください。
感電の恐れがあります。