NetWorkerプロキシ クライアントのみを7.6 SP2以降にアップグレードし、
NetWorkerサーバをアップグレードしない場合は、次の手順を使用して手動アップグ
レードを実行できます。
注記: NetWorkerサーバは少なくともバージョン7.6であることが必要です。
NetWorkerサーバがバージョン7.6または7.6 SP1でない場合は、プロキシ クライア
ントのアップグレードを実行する前にサーバをアップグレードする必要があります。
NetWorker 7.6 SP2以降のプロキシは、VADPベースのバックアップのみで使用でき、
NetWorker 7.6 SP2以降のサーバと使用する必要があります。
プロキシのためにクライアント リソースの[APPINFO]属性を次のように変更し ます。
1. VCB_BACKUPROOTをVADP_BACKUP_ROOTに変更します。
2. VCB_HOSTをVADP_HOSTに変更します。
3. VCB_TRANSPORT_MODEをVADP_TRANSPORT_MODEに変更します。
4. VCB_VM_LOOKUP_METHODがipdddrに設定されている場合はそのエントリーを 削除します。nameに設定されている場合は、仮想クライアントのクライアント リソースを変更する必要があります。詳細については、 ステップ2 を参照してく ださい。
5. VCB_PREEXISTING_MOUNTPOINTとVCB_PREEXISTING_VCB_SNAPSHOTを削除し ます。
6. VCB_MAX_RETRIESをVADP_MAX_RETRIESに変更します。
7. VCB_BACKOFF_TIMEをVADP_BACKOFF_TIMEに変更します。
プロキシに関連づけられている仮想クライアントで、クライアント リソースの次の 属性を変更する必要があります。
1. バックアップ コマンドをnsrvcb_saveからnsrvadp_saveに変更する必要があり ます。
2. プロキシのクライアント リソースでVCB_VM_LOOKUP_METHODがnameに設定 されている場合、Virtual Centerで認識されているVM名の値を設定した
VADP_VM_NAMEを、仮想クライアント リソースの[APPINFO]属性に追加し
ます。
注記: NetWorker 7.6 SP2以降のためのNMC構成ウィザードは、7.6 SP2よりも前の サーバでは機能しません。新しいプロキシ クライアントの場合でも、サーバが
NetWorker 7.6 SP2以降にアップグレードされるまでは、クライアント リソースに情
報を手動で入力する必要があります。
vCenter を使用するためのアップグレード(VM バックアップのために ESX/ESXi
サーバが以前使用されていた場合)
次のアップグレード手順を実行する必要があるのは、以前にvCenter Serverを介さず
直接ESX/ESXiサーバに対してVMバックアップが構成されていた場合です。
手動アップグレードの使用
nsrvadpserv_toolが実行できない場合(たとえば、NetWorkerサーバを7.6 SP2に アップグレードしないで7.6.1または7.6.0サーバを使用している場合)、次の手順 を実行します。
1. 167ページの「NetWorker 7.6 SP2以降へのプロキシ クライアントのみのアップ グレード」で説明した手動アップグレード手順を実行します。
2. vCenterの新しいHypervisorリソースを手動で作成します。
3. 適切なVADP_HOSTの値でプロキシ ホストを更新します。
nsrvadpserv_tool の使用
NetWorkerサーバを7.6 SP2以降にアップグレードしている場合は、次の手順を実行
します。
64ビットWindowsホスト上のVirtual Centerでのアップグレード後の処理 169 1. 164ページの「既存のNetWorkerサーバとVCBプロキシのアップグレード」で説
明したアップグレード ツールを実行します。
2. vCenterの新しいHypervisorリソースを手動で作成します。
3. 適切なVADP_HOSTの値でプロキシ ホストを更新します。
VADP と VCB でのプロキシの領域要件の変化
VCBを使用するNetWorkerリリースでは、バックアップやリカバリの際のコピー オ ペレーションのために、VCBプロキシ上でマウント ポイント用の追加領域が必要で した。VADPプロキシを使用するNetWorkerリリースでは、必要な領域が大幅に減少 します(通常、VMデータ サイズの約10%)。
64 ビット Windows ホスト上の Virtual Center でのアップグ レード後の処理
このセクションで説明する手順はオプションです。適用されるのは、7.6サービス パック2よりも前のVMwareとNetWorkerの統合で、Virtual Centerサーバが64ビッ
トWindowsホストにインストールされている場合のみです。
NetWorker 7.6サービス パック2よりも前では、Virtual Centerサーバが64ビット
Windowsホストにインストールされた場合は、32ビットWindowsホストに「コマ
ンド ホスト」を作成してから、Virtual Centerに対して設定されたHypervisorリソー スでそのコマンド ホストを参照する必要がありました。これは、NetWorkerが
VMware環境の自動検出をサポートできるように必要でした。NetWorker 7.6サービ
ス パック2以降では、このような追加の手順は必要ありません。現在、NetWorker では、64ビットVirtual Centerサーバで自動検出を直接行うことができます。
Virtual Centerが64ビット ホストにインストールされたときに32ビット コマンド
ホストの必要性を解消するには、次の手順を実行します。
1. NetWorker 7.6サービス パック2以降のクライアント ソフトウェアを64ビット
Virtual Centerホストにインストールします。
2. Hypervisorリソースの[コマンド ホスト]属性を変更し、64ビットVirtual
Centerサーバ名を指定します。
a.[Administration]ウィンドウで、[Configuration]をクリックします。
b. 拡張された左側のペインで[仮想化]を右クリックし、[自動検出の有効化]
を選択します。
c.[自動検出]ダイアログ ボックスで、[詳細設定]をクリックします。
d.[コマンド ホスト]フィールドに表示されている32ビットWindowsコン ピュータの名前を削除します。このフィールドが空の場合、Virtual Center サーバの名前がコマンド ホストとして使用されます。
e.[コマンド名]フィールドの値がnsrvimであることを確認し、[OK]をクリッ クします。
EMC NetWorkerおよびVMwareリリース8.1統合ガイド 171 この用語集では、ディスク ストレージ サブシステムに関係する用語について説明し ます。これらの用語の多くは、このマニュアルで使用されています。
E
EMC Backup and Recoveryアプライア ンス
EMC Backup and Recoveryアプライアンス(VMware Backup Appliance)は、NMCで
VMwareバックアップおよびクローン ポリシーの作成を有効にし、vSphere Web
ClientでEMC Backup and Recoveryプラグ インがこれらのポリシーにVMを割り当て ることができるようにするアプライアンスです。
EMC Data Protection Restore Client
ファイル レベルのリストアを可能にするブラウザ。ファイル レベルのリストアで は、特定のフォルダおよびファイルを、WindowsおよびLinux仮想マシン上の元の 仮想マシンにリストアします。
F
FLR(ファイル レベルの リカバリ)
保護されている仮想マシンのローカル管理者は、ローカル マシンに対してバック アップを参照し、マウントすることができます。管理者は、これらのマウントされ たバックアップから個々のファイルをリストアすることができます。FLRは、EMC Data Protection Restore Clientを使用して実施されます。FLRの追加情報については、
63ページの「ファイル レベルのリストアの使用」を参照してください。
G
GSAN Avamar内部ストレージにバックアップされるAvamarデータ サーバ。
H
hotadd バックアップ関連のI/Oが、SCSIのhotaddテクノロジーを使用してESX I/Oスタッ ク経由で内部的に発生する転送モード。これにより、NBD/NBDSSLよりもバック アップI/Oレートが高くなります。
J
JAR(Javaアーカイブ) JavaアプレットまたはJavaアプリケーションに必要な圧縮コンポーネントを含む
ファイル。
L
label NetWorkerの割り当てる、ボリュームを一意に認識するラベル。ラベル パラメータ
を定義するには、テンプレートを使用します。
N
NBDSSL 転送モードの1つです。ネットワーク経由で転送されるデータが暗号化されるとい
う点を除き、NBDと同じです。したがって、SLLの暗号化/復号化によるVADPホス トへの負荷の追加によって、NBDSSLモードでのデータ転送は速度が遅く、より多く のCPUを使用します。
NetWorker Console サーバ
「コンソール サーバ」を参照してください。
NetWorker Management Console
「コンソール サーバ」を参照してください。
NetWorkerクライアント 「クライアント」を参照してください。
NetWorkerサーバ NetWorkerサーバ ソフトウェアを実行しているホスト。オンライン インデックスを
保持し、同じネットワーク上のクライアントにバックアップ サービスとリカバリ サービスを提供します。「オンライン インデッ クス」も参照。
NetWorkerストレージ ノード
「ストレージ ノード」を参照してください。
R
recover バックアップ ボリュームからクライアントのディスクにファイルをリストアする
こと。
S
SAN(ストレージ エリ ア ネットワーク)
転送モードの1つです。この転送モードを使用すると、仮想インフラストラクチャ 上のバックアップに関連するCPU、メモリ、I/Oロードが完全にオフロードされま す。データがSANまたはiSCSI LUNから直接読み込まれるところでは、バックアッ プI/Oは完全にオフロードされます。SANモードを使用する場合は物理プロキシが 必要です。
V
VADP vStorage APIs for Data Protectionの略。VADPにより、バックアップ ソフトウェアはシ ステムを停止することなく、各仮想マシン内でバックアップ タスクを実行するオー バーヘッドなしに、一元化された仮想マシンのバックアップを実行できます。VADP
はVMwareバックアップ用のVCBフレームワークに置き換わります。
vCenter 仮想化されたIT環境の構成、プロビジョニング、管理を一元化するインフラストラ
クチャ管理ツールであり、VMware Virtual Infrastructureパッケージに含まれてい ます。
VMDK VMDK(仮想マシン ディスク)は、ゲスト オペレーティング システムに対して物理
ディスク ドライブとして表示されるファイルまたはファイル セットです。これらの ファイルは、ホスト マシンまたはリモート ファイル システムに存在できます。これ らのファイルは、VMwareで.vmdkという拡張子が追加されるので、一般的にVMDK ファイルと呼ばれます。