タスク 2 バックアップ用の仮想クライアントの構成
Client Backup Configuration Wizardまたは[クライアントのプロパティ]ウィンドウ を使用して、仮想クライアントを構成できます。どちらの方法でも、新しいクライ アント リソースを作成するか、既存のクライアント リソースを変更することができ ます。
ご使用の環境に応じて、次のトピックのいずれかの手順を実行します。
◆ 112ページの「vCenterの構成と自動検出の実行が済んでいる場合の仮想クライア ントの構成」
◆ 115ページの「[クライアントのプロパティ]ウィンドウを使用して仮想クライ アントを手動で構成する」
VMwareクライアントは、重複排除クライアントとしても構成可能です。VMwareク
ライアントを作成した後、「NetWorker Data Domain重複排除デバイス統合ガイド」
または「NetWorker Avamar統合ガイド」の指示に従って、適切な重複排除クライア ントを構成します。
ファイル レベル リカバリのオプションが有効な仮想クライアントのバックアップが 完了したら、クライアント インデックスが参照可能となり、データをその仮想クラ イアントに直接リカバリするか、ダイレクト リカバリを使用して別の仮想クライア ントにリカバリできます。
完全なイメージを使用する完全な仮想マシンのイメージ レベル リカバリも実行でき ます。同じESXサーバに対して行うことも、同じvCenter内または異なるvCenter内 の異なるESXサーバに対して行うこともできます。
注記: VADPのイメージ レベル リストアにはインデックス エントリーが必要なので、
ブラウズ ポリシーが適切に設定されていることを確認してください。インデックス エントリーは、ブラウズ ポリシーの期限が切れた後であってもまだ scanner コマン ドを使用して作成できます。
112ページの表14では、仮想クライアントの構成に基づいて使用できるリカバリ オ プションを示します。リカバリ手順については127ページの「VADPバックアップの リカバリ」で説明します。
* VADP_DISABLE_FLR変数は、バックアップにALLVMFSセーブセットが選択されてい る仮想クライアントには適用されません。さらに、VADP_DISABLE_FLR変数が仮想ク ライアントとVADPプロキシの両方で指定されている場合は、仮想クライアントでの 設定が優先されます。
** NTFSとは以下のオペレーティング システムのNTFSを意味します。
◆ Windows 2003
◆ Windows 2008
◆ Windows 2008 R2
◆ Windows Vista
◆ Windows XP
◆ Windows 7
vCenter の構成と自動検出の実行が済んでいる場合の仮想クライアントの構成
vCenterが構成済みの場合に仮想クライアントを構成するには、次の手順で行い
ます。
1. 仮想化マップで、[Virtual Machine]を右クリックして[Client Backup Configuration]>[New]を選択します。
2. [クライアント名の指定]ページで、[クライアント名]フィールドに値が入力さ れており、[VMwareクライアント]が有効になっていることを確認します。
[Next]をクリックします。
表14 仮想クライアントの構成に基づいて使用できるリカバリ オプション
バックアップ構成 ファイル レベル リカバリ
イメージ レベル(単一ス テップ)リカバリ NTFS** OSおよびALLVMFS
セーブセットが選択されてい る仮想クライアント。
はい いいえ
NTFS** OSおよび*FULL*セー ブセットが選択されている仮 想クライアント。
はい はい
NTFS** OSおよび*FULL*セー ブセットが指定され、バック アップレベルが完全で(増分 バックアップではない)、
VADP_DISABLE_FLR APPINFO 変数がYes*に設定さ れている仮想クライアント。
いいえ はい
NTFS** OSを使用せず、
*FULL*セーブセットが選択さ れている仮想クライアント。
いいえ はい
タスク2 バックアップ用の仮想クライアントの構成 113
注記: 指定するクライアント名は、ネーム サービスにおいて認識されるホスト
名/エイリアスか、FQDNである必要があります。VMの表示名がフィールドに 表示される場合は、このエントリーをホスト名またはFQDNに変更する必要があ ります。そうしないと、クライアントの作成は失敗します。
3. [VMwareの物理ホストとバックアップ タイプの指定]ページで、[物理ホスト]
フィールドには仮想マシンの物理ホストが入力されます。
4. [VMwareプロキシ バックアップ]を選択し、[プロキシ ホスト]リストからプロ キシ ホストVCサーバの名前を選択します。VC名は、プロキシ クライアント リ ソースの[アプリケーション情報]セクションで設定されている複数の
VADP_HOST値から取得されます。[Next]をクリックします。
5. [バックアップ オプションの指定]ページで、必要に応じて次のオプション セク ションを設定します。
• [重複排除]:このクライアントをNetWorker 7.6 SP1以降で使用できるDD
Boostオプションで使用している場合は、[Data Domain]を選択します。この
クライアントがAvamar重複排除を使用している場合は、[Avamar重複排除 バックアップ]を選択し、対応するAvamarサーバを一覧から選択します。重 複排除を使用していない場合は、[なし]を選択します。
• [ターゲット プール]:このクライアントのバックアップからのデータが送ら れるプールを一覧から選択します。プールを選択した場合、この値は、クラ イアントのバックアップ グループまたはクライアントのセーブセットと関連 づけられている他のプール選択条件をオーバーライドします。このフィール ドが最もよく使用されるのは、NetWorker 7.6 SP1以降のData Domainデバイ スにバックアップするときです。
6. [次へ]をクリックして、[プロキシ バックアップ オプションの指定]ページを 表示します。
7. (オプション)[仮想マシン名]フィールドに、vCenterで使用するVMの表示名 を入力します。値を入力しないと、この仮想マシンのバックアップはIPアドレ スによって行われます。
このフィールドに名前を入力する場合は、vCenter Administratorに表示される表 示名と一致している必要があります。一致していないとバックアップは失敗し ます。
注記: この名は大文字と小文字が区別されます。また、VMの名前にスペースが
含まれる場合は、名前を二重引用符(" ")で囲む必要があります。
8.[バックアップ タイプ]セクションでは使用するバックアップを指定します。
• Image level backup(これはセーブセット*FULL*と同じです)
• Backup all files(これはセーブセットALLVMFSと同じです)
• Backup Specific files and folders
– C:ドライブなど、バックアップするファイルまたはディレクトリ指定する
には、 「c:\」または「c:」と入力します。
– Documents and Settingsなどの特定のディレクトリをバックアップする場
合は、「c:\Documents and Settings」と入力します。
注記: VADPの制限により、[セーブセット]属性に設定できるエントリーは 1つだけです。
9.[Next]をクリックします。
10.[NetWorkerクライアント プロパティの選択]セクションで、ドロップダウン メ ニューから[ブラウズ]ポリシーと[リテンション]ポリシーを選択します。
11.必要に応じてこのクライアントのバックアップ スケジュールを選択します。
注記: バックアップ スケジュールが、このクライアントが追加されるバック
アップ グループに対しても定義されている場合、クライアント スケジュールよ りグループ スケジュールが優先されます。
12.必要に応じて、[クライアント コメント]フィールドにクライアントの説明を入 力します。
13. NetWorkerサーバとVADPプロキシ クライアントが異なる2台のマシンである場
合、[リモート アクセス]フィールドで次のように指定します。
user=system, host=VADP proxy host
ここで、systemはWindows VADPプロキシのシステム アカウントで、VADP proxy hostはプロキシ ホストの名前です。
14.[Next]をクリックします。
15.[NetWorkerバックアップ グループの指定]で、必要なグループを選択するか、
[新しいグループの作成]を選択し、グループ名とクライアントの再試行回数を 入力します。
16.新しいグループを作成すると、[Schedule Options]セクションの[Schedule backup start time]フィールドで、グループの開始時刻を指定し、[Automatically start the backup at the scheduled time]を有効にします。
17.[Next]をクリックします。
18.[バックアップ ストレージ ノード]セクションで、バックアップの送り先デバイ スを含むストレージ ノードを選択します。
19.[リカバリ ストレージ ノード]セクションで、リカバリ操作に使用するデバイス を含むストレージ ノードを選択します。
20.[Next]をクリックします。
21.バックアップの構成サマリーを確認して、[作成]をクリックします。
次にVMに対してディレクティブを有効にすることができます。
22.[Clients]をクリックし、新しく作成したVMクライアントを右クリックして
[Properties]を選択します。
23.[ディレクティブ]リストから、[暗号化ディレクティブ]、[NT(圧縮あり)] ディレクティブを選択します。
24.[アプリケーションとモジュール]タブをクリックして[バックアップ コマン ド]フィールドにnsrvadp_saveが入力されていることを確認します。
25.[OK]をクリックします。
タスク2 バックアップ用の仮想クライアントの構成 115 ディレクティブの詳細については、「NetWorker管理ガイド」を参照してください。
[クライアントのプロパティ]ウィンドウを使用して仮想クライアントを手動で 構成する
[クライアントのプロパティ]ウィンドウを使用して仮想クライアントを構成するに は、次の手順で行います。
1.[Administration]ウィンドウで、[Configuration]をクリックします。
2. 展開した左側のペインで、[クライアント]を選択します。
3.[File]メニューの[New]を選択します。
4.[Name]属性に、クライアントのホスト名を入力します。
5.[Browse Policy]フィールドで、リストからブラウズ ポリシーを選択します。
注記: ブラウズ ポリシーがクライアント レベルで設定されている場合は、この
クライアントがメンバーであるグループに指定されたブラウズ ポリシーより優 先されます。
6. [Retention Policy]フィールドで、リストから保存ポリシーを選択します。
注記: 保存ポリシーがクライアント レベルで設定されている場合は、このクラ
イアントがメンバーであるグループに指定された保存ポリシーより優先され ます。
7. [Scheduled Backups]が選択されていることを確認します。
8.[Save Set]属性に、バックアップするファイルまたはディレクトリの名前を入 力します。
注記: VADPの制限事項により、[セーブセット]属性に設定できるエントリーは
1つだけです。
a. バックアップするファイルまたはCドライブなどのディレクトリを指定する には、「c:\」と入力します。
b. Documents and Settingsなどの特定のディレクトリをバックアップする場合
は、「c:\Documents and Settings」と入力します。
c. すべての仮想マシンのファイル システムをバックアップするには、
「ALLVMFS」と入力します。
d. VMイメージ全体をバックアップするには、「*FULL*」と入力します。
9. [Directive]属性のリストから、必要に応じてディレクティブを選択します。
10.[Apps and Modules]タブをクリックします。
11.[バックアップ コマンド]フィールドに、「nsrvadp_save」と入力します。
12.[アプリケーション情報]フィールドで、値VADP_HYPERVISORを追加して、通信 に使用するvCenter Serverを指定します。例:
VADP_HYPERVISOR=vCenter1