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RF 電力依存性

ドキュメント内 第 1 章 序論 (ページ 54-58)

3.3 実験結果

3.3.1 RF 電力依存性

図 3.4:RF電力とスパッタリング電圧,電流の関係

図 3.5:RF電力と成膜レートの関係

0 100 200 300 400 500 300

400 500 600

0.6 0.8 1

Voltage Current

RF Power (W)

D C S p u tt e ri n g V o lt a g e ( V ) S p u tt e ri n g C u rr e n t (A)

0 200 400

0 10 20 30 40

RF Power (W)

D e p o s it io n R a te ( n m /m in )

RF電力に対する基板の抵抗値分布を見るため,各RF電力で作製したGZO膜のシー ト抵抗分布を測定した.RH2= 0.1,T-S間距離:120 mmにおいて,RF電力を0~500 W まで変化させたときに得られた GZO 膜のシート抵抗分布を図 3.6 に示す.膜のシート 抵抗はRF電力:0 Wのとき,ターゲットのエロージョン直上に相当する中心から20~

40 mmの位置において,中心部分と比較し3桁以上高い値となる.RF電力:100~300 W

では,RF電力の増加と共にエロージョン部分のシート抵抗は減少し,300 Wで最も低い シート抵抗値になる.この時のエロージョンのシート抵抗値は中心部分とほぼ同じ値で ある.さらにRF電力を増加すると膜全体の抵抗値が増加することがわかる.一連のRF 電力の変化で,RF電力:0~300 Wにおいて,中心部分のシート抵抗はほとんど変化が 見られていない.

図 3.6:RF電力を変化させた場合のシート抵抗の面内分布

−50 0 50

10

2

10

4

10

6

10

8

0W 100W 200W

300W 400W 500W

Location of Substrate (mm)

S h e e t R e s is ta n c e ( Ω /s q .)

得られた膜の中央部分における透過率の分光特性を図 3.7に示す.すべての条件で作 製した膜において,可視光領域では膜の厚みによる干渉が見られる.干渉の違いは成膜 時間を一定としたことで,成膜レートの違いにより膜厚の差としてあらわれたものであ る.RF電力:0~300 Wで作製した膜の透過率はほとんど変化が見られず,400 W以上

において500 nm以短の透過率が減少する傾向が見られる.また,近赤外領域において,

400 WまではRF電力の増加に伴い透過率が減少するが500 Wでは若干上昇している.

この時の各 RF 電力における基板を含む可視光領域,および近赤外領域の平均透過率を 表 3.2にまとめる.

RF電力に対するシート抵抗および透過率の変化から,RF電力が300 W以下の領域に おける比抵抗の減少は,RFプラズマによりキャリア密度,および移動度の増加である可 能性を示している.また,400 W以上では,膜の透過率において短波長側に吸収が見ら れることから,RFプラズマにより過剰に還元が進むことで酸素空孔が過剰となり,有効 なキャリアを生成できないこと,また金属としての Zn が発生することなどが考えられ る.

(a) (b) 図 3.7:RF電力を変化させた場合のターゲット直上のGZO膜の透過率

:(a) 紫外 - 可視 - 近赤外,(b) 紫外 - 可視

500 1000 1500 2000 2500

0 20 40 60 80 100

Wavelength (nm)

Transmittance (%)

0W 200W 300W 400W 500W 100W RF Power

300 400 500 600 700 800 0

20 40 60 80 100

Wavelength (nm)

Transmittance (%)

0W 100W 200W 300W 400W 500W RF Power

表 3.2:可視光および近赤外領域の平均透過率

RF Power (W)

Average Transmittance (%) Visible wavelength range

(400 - 800 nm)

Near Infrared wavelength range (800 - 2500 nm)

0 81.3 81.8

100 83.7 83.2

200 80.3 78.5

300 83.6 80.0

400 71.6 75.9

500 71.9 79.2

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