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第 2 章 音響化学治療用化合物 腫瘍集積性 RBD の開発

2.3 結果

2.3.2 RBD の組織集積性

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(2)Alkyl鎖の炭素数C=8のRBDの肝臓への集積

次に各化合物の肝臓への集積を図2.7に示す。図2.6同様、縦軸は組織内蛍光インデック ス、横軸はマウスへ投与してからの経過時間を示す。

RBはマウス投与1時間で蛍光インデックスが約3と最高値に達し、3時間後にはほぼ0ま で下がった。これに対してATX-70 の蛍光インデックスはマウス投与6 時間後まで上昇し続け た。RBDの中で、RBD1はATX-70とほぼ同じ傾向を示し、RBD2とRBD3はRBと同様にマ ウス投与1時間で蛍光インデックスがピークに達し、その後は速やかに低下した。肝臓内蛍光 インデックスのピーク値はRBD3>>RBD2>RBD1=ATX-70>RBの順でRBD3が最も高く、

RBの6倍近くであった。

2.7 RBおよびRBD(Alkyl鎖長C=8)のマウス肝臓への集積性

各プロットは化合物投与1、3、6時間後のマウス肝臓組織内の蛍光インデックスを示す。●:RBD1、

▲:RBD2、■:RBD3、△:RB。比較対象 ○:ATX-70。平均値±標準偏差。n=3。

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(3)Alkyl鎖の炭素数が異なるRBD3の腫瘍への集積

Alkyl鎖の炭素数C=8のRBDの中で最も腫瘍に集積したのはRBD1であったが、水への溶

解度が非常に低く、マウスに投与する安定な水溶液の調製が困難であった。そこで、RBD2 よ り若干腫瘍への集積性が高かったRBD3についてAlkyl鎖を延長し、腫瘍への集積性を評価 した。

C=8、12、14、16のRBD3について、マウス腫瘍への集積性を図2.8に示す。図2.6同様、

縦軸は組織内蛍光インデックス、横軸はマウスへ投与してからの経過時間を示す。

RBD3はAlkyl鎖の炭素数が長くなるにつれて、蛍光インデックスは高くなり、C=12以上で

はATX-70同等以上となった。最も腫瘍集積性が高かったAlkyl鎖の炭素数C=14であり、投

与6時間後の腫瘍組織の蛍光インデックスはRBの40倍、ATX-70の1.5倍となった。

2.8 Alkyl鎖長の異なるRBD3(C=8、12、14、16)のマウス腫瘍への集積性

各プロットは化合物投与6 時間後のマウス腫瘍組織内の蛍光インデックスを示す。◆:RBD3(C=8)、

▲:RBD3(C=12)、●:RBD3(C=14)、■:RBD3(C=16)、△:RB。比較対照 ○:ATX-70。平均値

±標準偏差。n=3。腫瘍はマウス大腸癌Colon 26。

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(4)Alkyl鎖の炭素数が異なるRBD3の肝臓への集積

次に各化合物の肝臓への集積を図2.9に示す。図2.6同様、縦軸は組織内蛍光インデック ス、横軸はマウスへ投与してからの経過時間を示す。

RBD3はAlkyl鎖の炭素数C=8の場合は、蛍光インデックスの経時変化はRBと同様の挙

動を示していた。しかし、Alkyl 鎖の炭素数 C=12 以上では、蛍光インデックスの経時変化は

ATX-70の挙動に近づき、肝臓からの排出が遅くなった。

2.9 Alkyl鎖長の異なるRBD3(C=8、12、14、16)のマウス肝臓への集積性

各プロットは化合物投与6 時間後のマウス肝臓組織内の蛍光インデックスを示す。◆:RBD3(C=8)、

▲:RBD3(C=12)、●:RBD3(C=14)、■:RBD3(C=16)、△:RB。比較対照 ○:ATX-70。平均値

±標準偏差。n=3。

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