この章では、独自のテンプレートスプレッドシートを作成する手順に ついて説明します。
この章の内容は、前章までに紹介した「Numbers」の機能について、ユーザがある程度使い慣 れていることを前提にしています。
テンプレートをデザインする
「Numbers」に付属のテンプレートを見ると、グラフや表などのオブジェクトの外観のデザイン
の参考になります。
独自のテンプレートを作成するには、会社のロゴを既存のテンプレートに追加するだけでもかま いません。また、Numbers テンプレートの以下の属性を変更することもできます:
 表スタイル
 ツールバーの「表」をクリックすると使用できるようになる再利用可能な表
 さまざまなタイプの表のデフォルトのフォーマット設定
 テキストボックス、図形、およびイメージのデフォルト属性
 シートの数と名前
 テキスト、表、メディアプレースホルダなど、シート上の事前定義された内容 空白のスプレッドシートから始めて、新規テンプレートを作成することもできます。
手順 1:表スタイルを定義する
テンプレートには1 つまたは複数のスタイルがあり、選択した表のフォーマットを1 回のク リックで設定することができます。表スタイルは、表に一貫したフォーマット設定を適用する際 に便利です。
Numbers テンプレートの表スタイルを使用または再定義することも、独自のスタイルを作成す
ることもできます。方法については、79ページの「表スタイルを使う」を参照してください。
手順 2:再利用可能な表を定義する
テンプレートには1 つまたは複数の再利用可能な表があり、スタイルやサイズが定義済みの表 を追加することができます。テンプレートには、数式やテキストなど、事前定義された内容も含 まれています。
テンプレートを使うときは、ツールバーの「表」をクリックしてポップアップメニューから表を 選択することによって、再利用可能な表を追加します。
Numbers テンプレートの再利用可能な表を使用または再定義することも、独自のスタイルを作
成することもできます。手順については、49ページの「再利用可能な表を定義する」を参照し てください。
手順 3:デフォルトのグラフ、テキストボックス、図形、およびイ メージを定義する
テンプレートには、以下のオブジェクトに対して定義されたデフォルトの値があり、テンプレー トの使用時にいずれかのオブジェクトを追加すると有効になります:
 グラフ
 テキストボックス
 図形
 読み込まれたイメージ
最初に使うテンプレートにすでに存在するデフォルトの設定を使うことも、その設定を変更する こともできます。
グラフのデフォルト属性を設定する
グラフのタイプごとにデフォルトの外観を設定することができます。デフォルト属性は、グラフ のタイプごとにそれぞれ設定する必要があります。
グラフのデフォルト属性を設定するには:
1 ツールバーの「グラフ」をクリックし、グラフのタイプを選択して、ページ上にグラフを配置し ます。
2 グラフを選択し、属性を設定します。
グラフのサイズ変更や回転、各グラフに共通の属性の設定を行うには、106 ページの「一般的な グラフに属性を設定する」を参照してください。
円グラフ、棒グラフなどのタイプのフォーマット設定については、113ページの「特定タイプの グラフのフォーマットを設定する」を参照してください。
3 デフォルトの属性を定義したいグラフのタイプごとに、手順1および2を繰り返します。
4 グラフを選択し、「フォーマット」>「詳細」>「グラフのタイプ名のデフォルトスタイルを定 義」と選択します。
デフォルトの設定を定義するグラフごとに、この操作を繰り返します。
5 グラフをスプレッドシートから削除します。
テキストボックスや図形のデフォルト属性を定義する
テキストボックスや図形について、塗りつぶし、線、影、不透明度などのデフォルト値を決めて おくと、ページ上にそれらをはじめて挿入したとき、その値が適用されるようになります。デ フォルトの属性によって、テキストボックスや図形に配置するテキストの外観も決まります。
テキストボックスや図形のデフォルト属性を定義するには:
1 オブジェクトをシートに追加します。
ツールバーの「テキストボックス」をクリックしてテキストボックスを追加したり、ツールバー の「図形」をクリックして図形を選択したりします。
2 テキストボックスや図形のテキストの属性を設定するには、オブジェクトを選択し、それにテキ ストを追加して、テキストの属性のフォーマットを設定します。
手順については、120 ページの「テキストのサイズとフォーマットを設定する」を参照してくだ さい。
3 オブジェクトの属性を設定するには、テキストボックスや図形を選択し、154 ページの「オブジェ クトを変更する」および160ページの「オブジェクトを色で塗りつぶす」の手順に従ってください。
4 テキストボックスや図形をデフォルトのオブジェクトとして保存します。
テキストボックスを保存するには、テキストボックスを選択し、「フォーマット」>「詳細」>
「デフォルトのテキストボックス・スタイルを定義」と選択します。
図形を保存するには、図形を選択し、「フォーマット」>「詳細」>「デフォルトの図形スタイ ルを定義」と選択します。
5 テキストボックス/図形をシートから削除します。
読み込んだイメージのデフォルト属性を定義する
イメージを読み込んだときに適用される、デフォルトの影、不透明度、枠線などを設定できます。
イメージのデフォルト属性を設定するには:
1
171ページの「イメージを読み込む」で説明したように、イメージを読み込みます。
2 イメージを選択し、属性を設定します。
イメージを囲む枠線のフォーマットを設定するには、155 ページの「枠線のスタイルを変更する」
および156ページの「オブジェクトに枠線を設定する」を参照してください。
影を追加するには、156 ページの「影を追加する」を参照してください。
反射を追加するには、158ページの「反射を追加する」を参照してください。
イメージの不透明度を調整するには、158 ページの「不透明度を調整する」を参照してください。
3「フォーマット」>「詳細」>「デフォルトのイメージスタイルを定義」と選択します。
4 イメージをページから削除します。
手順 4:最初のスプレッドシートの内容を作成する
事前に定義された内容を使うと、完成したスプレッドシートの外観がどのようになるかが仮に表 示されたり、テンプレートの使用手順などの作業の手助けになるものが示されたりします。
カスタムテンプレートに対して表などのオブジェクトを事前定義する
表、グラフ、テキストボックス、イメージ、図形などの最初の内容をテンプレートに追加すると、
さらに効率的に作業を行うことができるようになり、スプレッドシート内のオブジェクトを見や すく表現できます。
たとえば、以下のことができます:
 表に名前を追加したり、グラフやその軸にタイトルを追加したりする
 表のセルに数式などの事前に定義された内容を追加する
 セルの値が所定の形式(数値型のフォーマットやチェックボックスを使用するなど)で表示さ れるようにセルを設定する
 テンプレートの使用手順や提案が示されるテキストボックスやコメントを作成する
 色を使って表やグラフ内の特定の要素を目立たせる
カスタムテンプレートのメディアプレースホルダを作成する
独自のイメージ、ムービー、オーディオファイルをメディアプレースホルダ上にドラッグすると、
サイズおよび位置が自動的に設定されます。メディアプレースホルダのメディアを置き換える場 合も、元のファイルを削除しなくても、新しいメディアをドラッグするだけで簡単にできます。
メディアプレースホルダを作成するには:
1 イメージ、オーディオファイル、ムービーをスプレッドシートに追加します。
手順については、171 ページの「イメージを読み込む」、177 ページの「サウンドファイルを追加 する」、および177ページの「ムービーファイルを追加する」を参照してください。
2 読み込んだオブジェクトを選択し、150 ページの「オブジェクトを移動する」の手順に従い、ス プレッドシート上の適当な位置に移動します。
3 読み込んだオブジェクトのフォーマットを、154ページの「オブジェクトを変更する」の手順に 従って設定します。
4 オブジェクトを選択し、「フォーマット」>「詳細」>「メディアプレースホルダとして定義」と 選択します。
メディアプレースホルダを削除するには、それを選択してDeleteキーを押します。