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N=826 11月

ドキュメント内 情報教育研究センター年報 2002 (ページ 62-67)

N=704

新しいフォルダの

作成ができる 41.6% 87.6% +46.0%

操作がわからない ときにオンライン ヘルプの利用がで きる

5.6 51.3 +45.7 パ

ソ コ ン 基 礎

ファイルのコピー

ができる 57.0 92.9 +35.9 ファイルの削除が

できる 63.6 93.8 +30.2 新しいフロッピー

ディスク(FD)

のフォーマットが できる

15.5 37.9 +22.4

インデントが設定

できる 12.0 67.3 +55.3 W

o r d

「クリップアート」

から好きな画像を 選び文中に挿入で きる

26.2 78.3 +52.1

10列10行の表の作

成ができる 43.9 75.3 +31.4 文書の印刷ができる 66.6 91.1 +24.5 ネ

ッ ト ワ ー ク

複数の人に一度に

メール送信ができる 34.5 58.5 +24.0 検索エンジン(Ya­

hoo等)を利用しホー

ムページを検索できる

63.9 85.7 +21.8

※5月の理解度の値は、<1.(人に教えることができ るくらい)良くできる>+<2.参考書を見ないでもで きる>

5―9.各領域の比較

5領域の理解度平均を比較したところ、「Excel」

「パソコン基礎」「ネットワーク」「Word」「情報倫 理」の順になり、理解度の一番高い「Excel」(78.5

%)と一番低い「情報倫理」(65.4%)の間には約13

%の差があった。しかし、5領域の理解度に余り大き な差は見られない。

また、今回の理解度平均は70.0%であった。(表8)

表8 領域別の理解度

N=704

領 域 項目数 理解度平均 1)Excel 20 78.5%

2)パソコン基礎 20 69.7 3)ネットワーク 20 69.1 4)Word 20 67.5 5)情報倫理 20 65.4 全 体 100 70.0

5―10.理解度の度数比較

最後に、理解度の度数分布表を作成したところ、1 番多かったのが「80〜89%」の29項目、次いで「90〜

100%」の14項目となっていた。この2つを合わせる と、項目全体の43%となり、約半分の項目が80%以上 の理解度を示している。また、50%未満の項目が16項 目あることがわかった。(表9)

表9 領域別の理解度

N=704

理解度 項目数 理解度 項目数 90〜100% 14 40〜49% 8 80〜89% 29 30〜39% 6 70〜79% 12 20〜29% 1 60〜69% 16 10〜19% 1 50〜59% 13 0〜9% 0

6.考

◆入学直後と授業終了後の理解度の上昇

入学直後のアンケート調査(5月)と今回のアンケー ト調査(11月)の結果から、「情報活用の基礎」が大 きな学習効果を上げていることが明らかになった。

◆理解度90%以上の項目数は前年度より減少

しかし、今回のアンケート調査では、やさしい項目 を削除し項目のレベルを上げたことから、理解度90%

以上の項目数は、前年度30項目から減少し14項目に留 まった。

◆「情報活用の基礎」の理解度は7割

また、今回の項目全体の理解度平均は70.0%と前年 度(71.4%)より若干下がった。しかし、項目のレベ ルを上げなければ、学生の理解度は確実に上がってい たと言えよう。

◆Excelは8割、その他は7割弱の横並び

理解度の高いExcelと低い情報倫理には約13%の差 はあるが、Excel以外の理解度はほぼ横並びである。

◆情報倫理の指導強化

学生は入学直後にセンター主催の「ネットワーク利 用講習会」(注6)を受講し、授業でも情報モラル(ネッ トマナー、インターネット・電子メール利用時の注意)

に関する指導を受けている。しかし、これらの理解度 は低く、再教育が必要である。

◆授業で使用したパソコンの種類

授業の学習環境が統一されたため、デスクトップ型 パソコンをノート型と間違える学生はほとんどいなく なった。しかし、それすらも間違える学生が数名いる ことも事実である。

◆ファイルの基本操作

ファイル操作(開く・保存・削除・コピー)の高い

理解度から、ファイルの基本操作ができる学生が増加 したことがわかった。ただし、その傾向は入学直後の アンケート調査の結果にも見られ、理解度の上昇が授 業だけの影響とは言い切れない。

◆文書の印刷

授業の印刷環境が整ったことが原因か、「表の印刷」

「文書の印刷」「メールの印刷」などの理解度が大き く上昇した。しかし、「出力するプリンタ設定の確認」

ができない学生が3割弱いることが明らかになった。

◆Webメール

「Webメールのログイン」「メールの削除」「メー ルの返信」の高い理解度から、学生は新しく導入され たWebメールをよく利用していることがわかった。

ただし、「BCC」に対する理解度は低く、「CC」につ いても調査する必要があろう。また、「署名の作成」

の値が前年度より約17%下がっており、その原因を探 る必要がある。

◆MWU‑netのパスワード変更

MWU‑netのパスワード変更がセンターのホーム

ページからできるようになった。また、MM館のパソ コンを利用するためには「ログイン」が必要で、毎回 ユーザーIDとパスワードを入れる必要がある。ただ し、上級学年にはID・パスワードを忘れたために再 設定を願い出る学生も多い。

◆タイピング操作(タッチタイピング)

前年度より3割近く増えているものの、タッチタイ ピングができる学生は半分以下である。最近では、基 本を習う前に我流でタイピングを行う学生が多く、そ れらを矯正するには時間がかかる。

◆フロッピーディスク

FDのフォーマットや容量について知らない学生が

増えている。フォーマット済みのFDを購入すること やHDDのみにデータを保存する学生が増えているた めと予想されるが、FDを使用していないのか、バッ クアップを取っていないのかの調査を行う必要がある。

◆OS・アプリケーションの種類

OSやアプリケーションの低い理解度から、ソフト

ウェアやバージョンに対する学生の無関心さが明らか になった。今後、様々な場所(自宅等)で様々な種類 のソフトウェアを扱う可能性があり、対処方法などを 指導する必要がある。

◆絶対参照と相対参照の設定

前年度より10%理解度は上がったが、今回も6割の 学生が理解できていなかった。Excelの最も重要な知 識であるため、利用することの意味を十分に指導する ことが重要である。

◆指定した文字列などの検索や置換

文書作成をサポートする機能として文字列の「検索」

「置換」は大変便利である。「情報活用の基礎」では 長い文章を扱う機会がないと思われるが、上級学年で 必ず必要となる内容であるため、1年生の内に復習を しておく必要がある。

◆WordとExcelデータの連携

「文書の中へ表を挿入」(75.4%)と「Word文書 にExcelデータを挿入」(49.0%)では約26%の差が あり、学生にとって2つのアプリケーションのデータ を連携させることは難しいようだ。

◆オートフォーマット

授業では、例として、頭語「拝啓」を入力して結語

「敬具」を自動的に出すという操作を行っている。こ のような、具体的な操作を示せば、学生の理解度は上 がる可能性がある。

(注6)センター主催の「学院キャンパスネットワーク利用 講習会では、ID・パスワード管理の重要性、アンケー ト、チャット、電子メール、コンピュータウィルスの 危険性などについて説明を行う。

7.今後の課題

現在、センターが1年生に対して実施しているアン ケート調査には、入学時のリテラシー能力を問う「コ ンピュータリテラシーに関するアンケート調査」(平 成12年度の予備調査を経て13年度から実施)と授業の 成果を問う「情報活用の基礎100問チェック」(平成13 年度から実施)の2つがある。しかし、これらのアン ケートには調査項目に整合性が乏しく共通した項目が 少ない。また、今回のアンケートのように、年々アッ プしている学生のレベルに合わせるための調査項目の 更新(レベルアップ)を行う必要があるなど、課題も 多い。今後、授業の学習効果を調査するための新しい アンケートを作成するには、英検のような同レベルの 問題のデータベース化を図り、そこから出題できるよ うな仕組みを検討する必要があろう。また、学生1人 ひとりの学習効果を調査するためには、アンケートを 記名式にする必要がある。

さらに、調査結果を直近の授業に反映させるために は、集計・分析・報告などのスピードアップと共に、

授業を担当している外部講師と学科、センターとの連 携が大切であろう。

最後に、今回のアンケート調査にご協力くださいま した多くの教員及び学生の皆様、情報教育研究セン ターのスタッフの皆様、本研究に際してご指導、ご助 言下さいました、情報教育研究センターの濱谷英次教 授、中野彰教授に感謝いたします。

【参考文献】

1)富士通ラーニングメディア:「情報活用の基礎 2002年度版」(2002)

2)岡田由紀子:「「情報活用の基礎100問チェック」

による理解度調査 平成13年度概要」武庫川女子大 学・同短期大学部 情報教育研究センター年報2001

(2002)

3)岡田由紀子:「コンピュータリテラシーに関する アンケート調査報告 平成14年度概要」武庫川女子 大学・同短期大学部 情報教育研究センター年報 2002(2003)

4)インターネット協会監修:「インターネット白書 2002」インプレス、p.33(2002)

【資料1】情報活用の基礎100問チェック(実施者:情報教育研究センター 実施日:平成14年11月)

§ 以下の質問に対し、マークカード(茶色)の該当するものの〔〕をHBの鉛筆で塗りつぶしてください §

§ 尚、この用紙は、アンケート終了後、マークカードと共に回収します §

質 問 回 答

■パソコン基礎(20項目) 注)回答の「わからない」は質問の意味や言葉がわからないこと 問1 「情報活用の基礎」で使用したパソコンの種類は? ①デスクトップ型 ②ノート型 ③わからない 問2 パソコンの周辺機器を一つ選びなさい ①フロッピーディスク ②本体 ③キーボード ④わからない 問3 ソフトウェアを一つ選びなさい ①マウス ②OS ③スキャナ ④わからない 問4 「情報活用の基礎」で使用したOSの種類は?

Windows

①98 ②2000 ③XP ④わからない 問5 通常、デスクトップにあるアイコンを一つ選びなさい ①メモ帳 ②ゴミ箱 ③電卓 ④わからない 問6 描画ツール「ペイント」の起動と終了ができる ①はい ②いいえ ③わからない 問7 「ペイント」の絵をデスクトップに保存することができる ①はい ②いいえ ③わからない 問8 新しいフロッピーディスク(FD)のフォーマットができる ①はい ②いいえ ③わからない 問9 3.5インチFD(2HD)1枚の容量はいくらですか 1.44 ①キロバイト ②メガバイト ③ギガバイト ④わからない

問10

Aドライブ(A:)のファイル一覧表示ができる

①はい ②いいえ ③わからない

問11 新しいフォルダの作成ができる ①はい ②いいえ ③わからない

問12 ファイルのコピーができる ①はい ②いいえ ③わからない

問13 ファイルの削除ができる ①はい ②いいえ ③わからない

問14 ゴミ箱を空にすることができる ①はい ②いいえ ③わからない 問15 操作がわからないときにオンラインヘルプの利用ができる ①はい ②いいえ ③わからない 問16 ファンクションキーを利用した文字の変換ができる ①はい ②いいえ ③わからない 問17 記号(〒・★)の入力ができる ①はい ②いいえ ③わからない 問18 「読み」のわからない漢字の入力ができる ①はい ②いいえ ③わからない

問19 タッチタイピングができる ①はい ②いいえ ③わからない

問20 トラブルが起こった時にWindowsの強制終了ができる ①はい ②いいえ ③わからない

■Excel(20項目)

問21 「情報活用の基礎」で使用したExcelの種類は?

Excel

①97 ②2000 ③2002 ④わからない 問22 文字や数字を入力する場所を何と言いますか ①タブ ②セル ③キル ④ボックス ⑤わからない 問23 全セル選択ボタンを利用することができる ①はい ②いいえ ③わからない 問24 ドラッグを利用し、連続した数値の入力ができる ①はい ②いいえ ③わからない

問25 計算式の入力ができる ①はい ②いいえ ③わからない

問26 データの移動やコピーができる ①はい ②いいえ ③わからない 問27 範囲選択を利用したデータの消去ができる ①はい ②いいえ ③わからない 問28 ファイル(ブック)の保存ができる ①はい ②いいえ ③わからない 問29 ファイル(ブック)を開くことができる ①はい ②いいえ ③わからない

問30 斜め線を引くことができる ①はい ②いいえ ③わからない

問31 罫線を消すことができる ①はい ②いいえ ③わからない

問32 指定範囲の合計を求めることができる ①はい ②いいえ ③わからない 問33 指定範囲の平均を求めることができる ①はい ②いいえ ③わからない

問34 表を印刷することができる ①はい ②いいえ ③わからない

問35 表示形式(¥、3桁区切りカンマ、%)の設定ができる ①はい ②いいえ ③わからない

問36 行や列幅の変更ができる ①はい ②いいえ ③わからない

問37 セルを結合して中央揃えにすることやその解除ができる ①はい ②いいえ ③わからない 問38 絶対参照と相対参照の設定の使い分けができる ①はい ②いいえ ③わからない 問39 表からグラフを作成することができる ①はい ②いいえ ③わからない 問40 作成したグラフの種類を変更することができる ①はい ②いいえ ③わからない

■Word(20項目)

問41 「情報活用の基礎」で使用したWordの種類は?

Word

①98 ②2000 ③2002 ④わからない 問42 表示画面の倍率(%)を変更できる ①はい ②いいえ ③わからない 問43 表示モードの切り替えができる ①はい ②いいえ ③わからない 問44 複数の文書を整列させて表示できる ①はい ②いいえ ③わからない 問45 オートフォーマットを利用することができる ①はい ②いいえ ③わからない

問46 文字のコピーや移動ができる ①はい ②いいえ ③わからない

問47 インデントが設定できる ①はい ②いいえ ③わからない

問48 文字の均等割付・解除ができる ①はい ②いいえ ③わからない 問49 文字のサイズやフォントを部分的に変えることができる ①はい ②いいえ ③わからない 問50 出力するプリンタ設定の確認ができる ①はい ②いいえ ③わからない

ドキュメント内 情報教育研究センター年報 2002 (ページ 62-67)