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JP1/IM - Manager の障害に備えた設定

ドキュメント内 JP1/Integrated Management - Manager 構築ガイド (ページ 134-138)

2   インストールとセットアッ プ(UNIX の場合)

2.18  JP1/IM - Manager のセットアップ

2.18.5  JP1/IM - Manager の障害に備えた設定

JP1/IM - ManagerはJP1/IM - Manager自身に障害が発生した場合に備えて,トラブル 解決の調査資料を採取するツールや,プロセスの異常終了時に自動で再起動する機能な どを提供しています。

ここでは,JP1/IM - Managerの障害に備えた設定項目について説明します。

(1) 障害発生時の資料採取の準備

JP1/IM - Managerではトラブル発生時に資料を採取するためのツールをシェルスクリプ

ト(jim_log.sh)として提供しています。このツールは,トラブルの解決の調査資料 となる情報を一括して採取するツールです。

JP1/IM - Managerの資料採取ツールで採取できるのは,JP1/IM - ManagerおよびJP1/

Baseのトラブルシュート資料です。採取できる資料の詳細については,マニュアル

「JP1/Integrated Management - Manager 運用ガイド」の「10.3 トラブル発生時に採 取が必要な資料」を参照してください。

資料採取ツールについて

jim_log.shについて

参照先:マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager コマンド・定義 ファイルリファレンス」の「jim_log.sh(UNIX限定)」(1. コマンド)

なお,トラブルが発生した場合に調査資料として,コアダンプファイルが必要になるこ

とがあります。コアダンプファイルの出力はユーザーの環境設定に依存するため,次に 示す設定を確認しておいてください。

(a) コアダンプファイルのサイズ設定

コアダンプファイルの最大サイズは,rootユーザーのコアダンプファイルのサイズ設定

(ulimit -c)によって制限されます。JP1/IM - Managerではコアダンプファイルが ユーザーの環境設定に依存しないで出力されるよう,jco_startおよび

jco_start.clusterスクリプト内で次の設定をしています。

ulimit -c unlimited

この設定が,ご使用のマシンのセキュリティポリシーに反する場合は,これらのスクリ プトの設定を次のようにコメント行にしてください。

# ulimit -c unlimited

! !

! !

注意事項

コメント行にした場合,JP1/IM - Managerのプロセスで発生したセグメンテーション障害,

バス障害やjcogencoreコマンド実行時などのコアダンプファイルの出力契機に,コアダ ンプが出力されないため,調査が行えないおそれがあります。

(b) コアダンプに関連するカーネルパラメーターの設定(Linux限定)

Linuxのカーネルパラメーター(kernel.core_pattern)で,コアダンプファイルの 出力先,およびファイル名をデフォルトの設定から変更している場合,資料採取ツール の実行時にコアダンプファイルを採取できないときがあります。このため,Linuxの カーネルパラメーター(kernel.core_pattern)の設定は変更しないことをお勧めし ます。

資料採取ツールは,次に示すデフォルトの出力先ディレクトリにあるファイル名がcore から始まるファイルを採取します。

物理ホストの場合:/var/opt/jp1cons/log/

論理ホストの場合:共有ディレクトリ/jp1cons/log/

kernel.core_patternの設定を変更している場合には,資料採取ツールの実行前に次 のことを実施しておく必要があります。

コアダンプファイルの出力先ディレクトリを変更している場合

コアダンプファイルをデフォルトの出力先ディレクトリにコピーしておく。

コアダンプファイルのファイル名を変更している場合

コアダンプファイルのファイル名をcoreから始まるファイル名にリネームしておく。

(2) プロセス異常終了時の再起動の設定

1. プロセス再起動の定義

プロセス再起動が有効になるよう,次の拡張起動プロセス定義ファイルを編集しま す。

/etc/opt/jp1cons/conf/jp1co_service.conf

「再起動可否」パラメーターは「|」で区切られた4番目の値で,0(再起動しない:

デフォルト)または1(再起動する)を設定します。

2. 定義内容の反映

JP1/IM - Managerが稼働している場合は,プロセス再起動の設定が有効になるよう,

JP1/IM - Managerのリロードコマンドを実行します。

/opt/jp1cons/bin/jco_spmd_reload プロセス再起動の定義について

拡張起動プロセス定義ファイル(jp1co_service.conf)について

参照先:マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager コマンド・定義 ファイルリファレンス」の「拡張起動プロセス定義ファイル

(jp1co_service.conf)」(2. 定義ファイル)

注意事項

異常終了時の再起動設定は,クラスタ運用時には設定しないでください。JP1/IM -

Managerの障害時にはプロセス再起動の機能も障害の影響を受けるおそれがありま

す。クラスタ運用時に再起動をしたい場合は,JP1/IM - Manager外部のクラスタソ フトから再起動を制御してください。

(3) プロセス異常検知時の JP1 イベントの発行の設定

1. JP1イベント発行の設定をする。

次のIMパラメーター定義ファイルを編集します。

 /etc/opt/jp1cons/conf/jp1co_param_V7.conf

このファイルの「SEND_PROCESS_TERMINATED_ABNORMALLY_EVENT」と

「SEND_PROCESS_RESTART_EVENT」がJP1イベント発行の設定パラメーターです。

JP1イベントを発行するには,値を「dword:1」に変更します。

2. jbssetcnfコマンドを実行して,定義内容を反映する。

/opt/jp1base/bin/jbssetcnf /etc/opt/jp1cons/conf/

jp1co_param_V7.conf

3. JP1/BaseおよびJP1/Baseを前提とする製品を再起動する。

再起動後に設定内容が反映されます。

JP1イベント発行の設定について

IMパラメーター定義ファイル(jp1co_param_V7.conf)について

参照先:マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager コマンド・定義 ファイルリファレンス」の「IMパラメーター定義ファイル

(jp1co_param_V7.conf)」(2. 定義ファイル)

(4) ヘルスチェック機能の設定

ヘルスチェック機能を使ってJP1/IM - Managerプロセスのハングアップを検知したい 場合に設定します。

1. ヘルスチェック定義ファイル(jcohc.conf)を開き,パラメーター設定をする。

ヘルスチェック機能を有効にするため,ENABLE=trueにします。

また,ハングアップ検知時にJP1イベントを発行する場合にはEVENT=trueに,通 知コマンドを実行する場合にはCOMMAND=実行するコマンドを指定してください。

2. 通知コマンドの設定をした場合は,jcohctestコマンドを実行して動作確認する。

jcohctestコマンドを実行して,正しくCOMMANDで指定したコマンドが実行される か確認します。正しく動作しなかった場合は指定を見直してください。

3. jco_spmd_reloadコマンドでJP1/IM - Managerをリロードする。または,JP1/IM - Managerを再起動する。

ヘルスチェック機能の設定について

ヘルスチェック定義ファイル(jcohc.conf)について

参照先:マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager コマンド・定義 ファイルリファレンス」の「ヘルスチェック定義ファイル(jcohc.conf)」(2. 

定義ファイル)

jcohctestコマンドについて

参照先:マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager コマンド・定義 ファイルリファレンス」の「jcohctest」(1. コマンド)

(5) 監視オブジェクト DB の自動バックアップ・リカバリー設定

セントラルスコープの機能を使用する場合に設定します。

監視ツリーの更新中に,OSがシャットダウンしたり,クラスタ運用時にフェールオー バーしたりすると,監視オブジェクトDBが破損するおそれがあります。このため,監 視ツリーの更新時に監視オブジェクトDBを自動でバックアップ・リカバリーするよう 設定します。

新規インストールの場合は有効,旧バージョンのJP1/IM - ManagerまたはJP1/IM -

Central Scopeで設定を無効にしていた場合は無効となっています。運用に合わせて,設

定を変更してください。

1. JP1/IM - Managerを停止する。

2. 次のファイルを引数にjbssetcnfコマンドを実行する。

監視オブジェクトDBの自動バックアップ・リカバリー機能を有効にする:

auto_dbbackup_on.conf

監視オブジェクトDBの自動バックアップ・リカバリー機能を無効にする:

auto_dbbackup_off.conf

jbssetcnfコマンドを実行すると,JP1共通定義情報に設定内容が反映されます。

jbssetcnfコマンドについては,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してく ださい。

ファイルの設定内容について

ファイルの設定内容については,マニュアル「JP1/Integrated Management -

Manager コマンド・定義ファイルリファレンス」の「監視オブジェクトDBの

自動バックアップ・リカバリー設定ファイル(auto_dbbackup_xxx.conf)」

(2. 定義ファイル)を参照してください。

3. JP1/IM - Managerを起動する。

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