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B.4.1 In Data Makerの仕様

UFSfOMのシミュレータに供給するデータは,すでに述べたとおり*.csv形式であり,文

字で表記されているのでExcel等で作成できる.ただ,入力データ名やその属性を打込む のは,二度手間で間違いが起こりやすいので,専用のツールとしてIn Data Makerを作成 した.

PWC Editor

In Data Maker

MatoSim シミュレータ

Excel等

*.pwc

*.bmp

*.pic

*.csv

背景画像 入力名

属性

背景線画 データ 入力 データ

・エージェント設定

・入力データ編集

・背景線画編集

(GUI)

B.16 In Data Makerでのデータ編集  

B.16はIn Data Makerで編集するデータの流れを示したものである.Excelのように 数学的な関数を持っていないので,複雑なデータが必要な場合は,入力データファイルを

Excelで編集し直しても,そのままシミュレータで使うことができる.

機能としては,

 (1)エージェントの設定  (2)入力データの編集

 (3)背景線画のGUIによる編集

がある.背景線画の編集機能は現時点で実装を完了していないので,使うならベクターの数 値をテキストで打込まないといけないが,シミュレーションに使わないかぎり不用である.

B.4.2 設定と編集

B.17 In Data Makerの画面  

B.17の表で,編集したいグリッド 上にカーソルを動かして,エージェントの設定や 入力データの編集を行う.これは,シミュレータ本体の入力データ表示画面と基本的に同 じである.

シミュレータ上のエージェントは,シミュレータ本体でも追加・削除・編集できるが,基 本的な構造はこのツールで作成する.

★ エージェント の設定  

エージェント(プレーヤ)数は最多255になっているが,シミュレータ(MatoSim)のコン

パイルで1,023まで増やすことが可能である.シミュレータの設定限界を越えたエージェ

ントのデータは無視される.

以下に説明する画面上の三つのボタンがエージェントの編集に対応している.

【Copy and Append Player】

 選択されている列のエージェントをコピーして,次の列に置く.この際,入力データも

同じものがコピーされる.

【Delete one Player】

 選択されている列のエージェントが削除される.削除されたエージェントは元に戻せない.

【Edit Player’s Name】

 エージェント名称の編集窓が開き,名前と所属グループの編集ができる.

★ 入力データの編集  

 入力データはカーソルがあるグリッド のセルに直接データを打込む.複数のエージェ ントに同じデータを入れるには,【Set common data all players】ボタンを押して,設定画 面を開ける.この画面では共通データを設定するエージェントの範囲や共通データだけで なく直線的に変化するデータも設定できる.

なお,入力データ名は*.pwcファイルから直接読込む.ファイルとの関係から名称と属 性はIn Data Makerでは編集できない.PWC Editorで変更してから再度読込む必要があ る.もちろん入力数の変更や前後の入替えもできない.

B.4.3 背景線画の編集

背景線画は,すでに述べた図B.10のようにその背景に任意のビットマップ画像を貼るこ とができる.このために,線画の編集画面でも背景ビットマップ画像を貼り込んで,その 上で線画ベクトルを編集できるようにしてある.

メニューのToolsからVector Editorを開けて,図B.10によく似た編集画面で,GUIを 使って線画を描く.描ける線画の種類は表B.4で挙げたとおりである.

線画は,*.picという名称のファイルとして出力される.なお,この機能は前述のように

完成していないので,現在のリリースでは呼び出すことはできない.

関連論文の印刷公表の方法および時期

(1)著者:Masato IKAI, Naoaki ITAKURA

論文題目:「User-Friendly Simulator for Open Modeling by Hierarchically Manage-ment」( 査読アリ,第3章と第4章に関連)

印刷公表の方法および時期:JACIII,Vol.17,No.6,862/871,2013年11月

(2)著者:猪飼維斗,板倉直明

論文題目:「シミュレータにおける使いやすさの評価手法の提案と汎用マルチエー ジェント型シミュレータへの適用」( 査読アリ,第5章と第6章に関連)

印刷公表の方法および時期:シミュレーション和文論文誌,Vol.8,No.3,101/108,

2016年9月

(3)著者:猪飼維斗,板倉直明

論文題目:「階層化モデル管理を用いたユーザーフレンド リーな市場構造シミュレー タの開発,研究報告数理モデル化と問題解決」( 査読ナシ,第3章に関連)

印刷公表の方法および時期:情報処理学会MPS研究会2012-MPS-90,24,1/6,2012 年9月

参考論文の印刷公表の方法および時期

(1)著者:猪飼維斗,板倉直明

論文題目:「ファジィ推論エンジンを用いた市場参加者モデルの構築可能性について の検証」( 査読ナシ,第4章で参考)

印刷公表の方法および時期:,情報処理学会全国大会講演論文集2012(1),475/477,

2012年3月