4.3 アクティビティの一覧
4.3.4 Device.CLI.Modify Config
Device.CLI.Modify Configアクティビティを実行すると、1台または指定した複
数のデバイスの設定を一括で変更されます。
CatToolsは選択したデバイスに順番にログインし、指定した設定変更を実行し、
エラーが起きた場合は次のファイルにレポートとして書き出します。
...¥Reports¥Device.CLI.Modify Config.txt
Device.CLI.Send commands アクティビティでは通常のコマンドラインプロン
プ ト(あ る い は Enable モ ー ド)で 同 じ こ と が 実 行 さ れ ま す が 、 こ の Device.CLI.Modify ConfigアクティビティではConfigモード(Configターミナル) でコマンドが実行されます。
注意:このアクティビティの動作を簡単にテストし、体験するには、下記のコマ ンドを使ってインターフェイスの記述を変更してください。
int e0
description this is a test
上記のコマンドをコピーして description を変えて交互に実行し、そのたびに内 容が切り替わることを確認してください。
Device.Backup.Running Configを併用すれば、コンフィグファイル内の変更を確 認し、電子メールでレポートを受信する等ができるようになります。
詳細については、次項「アクティビティの設定」を参照してください。
4.3.4.1 アクティビティの設定
[Activity]タブ
新しいアクティビティを作成し、[Type]で「Device.CLI.Modify Config」を選択し ます。その他の項目はデフォルトのままにしておきます。
2008 Kiwi Enterprises [Time]タブ
例えば、アクティビティを毎晩 0 時に実行させたい場合は[Recurring]で「At Midnight」を選択します。その他の項目はデフォルトのままにしておきます。
[Devices]タブ
CatToolsのホストからこのアクティビティを実行したいデバイスを選択します。
[E-mail]タブ
このアクティビティのレポートに関する設定を行います。
[Options]タブ
[Config commands to be entered into the device (Max 10,000 chrs)]
このフィールドには選択したデバイスの設定を変更するためのコマンドを入力 します。例えば、Cisco IOSルーターの場合、通常はConfigモードで入力するコ マンドを入力します(Config モードにするには、Enable プロンプトで「config
term」と入力します)。Cisco IOSルーターのVTYログインパスワードを変更し
たいときは次のコマンドをこのフィールドに入力してください。
Line vty 0 4
password mynewpassword
CatToolsはConfigモードに切り替わり、このフィールドに入力されたとおり正
確にコマンドを実行します。したがって、デバイスの設定をTelnet経由により手 動で行っているときと同様に正確に入力してください。
複数のコマンドを入力するときは、コマンドごとに改行してください。コマンド とコマンドの間に空白の行を入れると、TelnetセッションでEnterキーを押した と解釈されます。
このフィールドに入力できる文字数は10,000文字までという制限があります。
複数のコマンドを組み合わせ、極めて込み入った設定変更を行う場合でも十分な スペースです。
コマンド内では多くの変数を使用でき、これらの変数はコマンドがデバイスに届 いた時点で実際の値に置換されます。使用可能な変数については該当する項を参 照してください。
コマンドの一覧に記載されているメタコマンドも入力できます。メタコマンドの 詳細については「メタコマンド」を参照してください。
2008 Kiwi Enterprises [Or, read commands from file]
このオプションは前述のオプションのチェックボックスと通常のパス/ファイル 名の入力フィールドで構成されています(このオプションと前記のオプションは 同時に指定することはできません。チェックボックスをオフにすると、前記の設 定コマンドを入力するためのフィールドが無効になり、コマンドはパス/ファイ ル名の入力フィールドで指定したテキストファイルからのみ読み込まれます)。
テキストファイル内でコマンドを記述する際の規則は、上記の設定コマンド フィールドに入力するときと同じです。各行は1つのコマンドとして読み込まれ、
デバイスの Config モードに渡されます。コマンド間に空白行が含まれる場合は
Enterキーを押したものとして認識されます。
この2つのオプションの違いは主に、テキストファイルにはフィールドにコマン ドを入力するときのような文字数の制限がないということです。
[Save device output to file]
これもチェックボックスとパス/ファイル名のフィールドで構成されています。
デフォルトではチェックボックスがオンになっており、デバイスの名前と日付に 基づいて付けられたデフォルトのファイル名が入力されています。
これは基本的にアクティビティが実行されるたびに記録される、デバイスの固有 情報となります。デバイスからの出力は全てこのテキストファイルにTelnetセッ ションで表示されたとおり正確に記録されます。
選択されたデバイスごとに固有の出力ファイルが作成されます。
以下のオプションはすべてチェックボックスで、デフォルトでは全てがオンに なっています。
[Overwrite existing capture file] アクティビティの実行後の出力から作成される ファイルが上書きされます。チェックボックスをオフにすると、ファイルに追記 され日付が変わると新しいファイルが作成されます。
[Answer [yes] to any confirmation prompts] コマンドによっては確認プロンプ ト("are you sure? Y or N")が表示される場合があります。その場合に、コマンド を入力した時点で実際にそれが実行されることを望んでいるという前提で、自動 的にYesで答えるように設定します。チェックボックスをオフにすると、確認要 求に対しアクティビティから拒否を示す"n"が応答として返されます。
2008 Kiwi Enterprises [Stop on error] エラーが発生したらすぐさまアクティビティを中断します。
[Save running config to start-up config when complete] 実行中のデバイスの設 定情報をメモリにコピーします。変更された設定情報は起動時に使用されます。
4.3.4.2 Device.CLI.Modify Configアクティビティの使用タイミング
このアクティビティは次のような特長を備えているために、有用なネットワーク 管理ツールとして活用できます。
• ネットワークに対し非常に細かいタイミングでコントロールの実行が可 能である。
• 複数のコントロールを自動化でき、手動で実行したタスクについては入 力されたとおりのコマンドを正確に再実行できる。
いずれにせよ、同じコマンドライン命令を習得すればよく、これらのコマンドは ユーザーの代わりにKiwi CatToolsのプログラムによってTelnet経由で実行され ます。Kiwi CatTools 自体は非常に使用方法が簡潔で覚えやすいプログラムであ るため、ユーザーはこの機能を利用することで大きな恩恵を得ることができます。
このアクティビティの最も有用と思われる特長は、時間のコントロールにありま す。スケジュール化しているアクティビティの組み合わせが違っていても、1日 単位あるいは週単位の通常の業務の流れの中で日々変化するニーズに合わせて ネットワークを調整できるのです。
CatTools はユーザーにとって使いやすいようにスケジュール化された反復的な
コンフィグレーションタスクを管理できるよう設計されています。そのため、こ のようなタスクを手動で実行すると起こりがちなミスを予防することができる のです。また、現在の設定情報のバックアッププロセスを確実に遂行できるだけ でなく、バックアップの履歴を使って前の状態に戻すこともできます。指定した 時間にネットワークを通じてコマンドライン命令をリモートから実行すること によって、ネットワークとその状態をアクティブに管理できます。
例:
日中のみ使用される共有の会議室に有線で繋がっているスイッチポートが複数 ある場合、特定のインターフェイスを午後 6 時にシャットダウンし、別のアク ティビティによって午前 7 時にそのインターフェイスが有効になるように設定 変更するようスケジュール化します。このようにしておけば、認証されていない ユーザーが終業時刻後に共有の会議室からネットワークに進入するのを確実に
2008 Kiwi Enterprises 防ぐことができます。
設定変更をスケジュール化することによって、指定した時刻でのアクセスリスト のエントリを追加したり、削除することも可能になります。給与システムへのア クセスを日中の終業時間内に限るといった使い方が考えられます。
使用方法は他にもたくさん考えられるでしょう。
4.3.4.3 デバイスごとに異なるコマンドを送信するには
選択したデバイスごとに異なる方法で設定する方法は2つあります。
1. デバイスごとに個別に Device.CLI.Modify Config アクティビティを作成し、
[Options]タブでコマンドを入力する。
この方法では、設定を変更したいデバイスごとに個別にアクティビティを作成し、
スケジュール化するという作業を行う必要があります。
2. Device.CLI.Modify Configアクティビティを1つだけ作成し、設定を変更した い デ バ イ ス 全 て に チ ェ ッ ク を 入 れ る 。[Or, read commands form file]
に%BaseFile%の値を含んだファイル名を指定する。次に、デバイスごとに個別 にテキストファイルを作成し、設定に含めたいコマンドを記述する。
例:
ファイル名はC:¥CatTools¥%BaseFile%.txt 設定対象のデバイスは以下のものとします。
デバイス名 ベースファイル名 コンフィグコマンドファイル名 CiscoRouter1 CiscoRouter1 C:¥CatTools¥CiscoRouter1.txt CiscoRouter2 CiscoRouter2 C:¥CatTools¥CiscoRouter1.txt Sales_Switch Sales Switch C:¥CatTools¥Sales_Switch.txt 空白や無効な文字はベースファイル名ではアンダーバー(_)に置換されます。
それぞれのテキストファイル内に実行したいコマンドリストを記述してくださ い。
ファイルC:¥CatTools¥CiscoRouter1.txtへのコマンド記述例を次に示します。