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DataKeeper を使 用 して従 来 の 2 ノード WSFC SQL Server クラスタを 3 つ目 のノードに拡 張 する

ドキュメント内 SPS for Windows Technical Documentation (ページ 149-162)

DataKeeperを使 用 してWSFC SQL Server 2ノード クラスタから3つ目 のノード に複 製 する場 合 、以 下 の作 業 が必 要 になります。

l 既 存 のWSFC物 理 ディスクリソースを、データレプリケーションをサポート するDataKeeperボリ ュームリソースに置 き換 える。

l クォーラムタイプをマジョリティノード に変 更 する。

l フェイルオーバ用 のSQL Serverクラスタに3つ目 のノード を追 加 する。

l 新 しいDataKeeperボリュームリソースに対 するすべてのリソース依 存 関 係 を再 確 立 する。

以 下 の例 では、DataKeeperを使 用 してSQL Serverクラスタリソースグループを2ノード クラスタから3つ 目 のノード に拡 張 するために必 要 な手 順 を詳 細 に示 します。

1. WSFCから物 理 ディスクリソースを削 除 します。

これによって、物 理 ディスクリソース上 の依 存 関 係 も削 除 されます。これらの依 存 関 係 は新 しい DataKeeperボリュームリソースに対 して再 確 立 する必 要 があるので、この最 初 の手 順 を完 了 す る前 に依 存 関 係 レポート を参 照 して、依 存 関 係 をメモしてください。リソースをハイライト 表 示 し て、[依 存 関 係 レポート を表 示]を選 択 してください。

SteelEye DataKeeper Cluster Edition 133

DataKeeperを使 用 して従 来 の2ノードWSFC SQL Serverクラスタを3つ目 のノード に拡 張 する

フェイルオーバクラスタマネージャMMCを使 用 して以 下 の手 順 を実 行 してください。

a. 右 クリックして[このサービスまたはアプリケーションをオフラインにする]を選 択 し て、SQL Serverクラスタリソースグループをオフラインにします。

b. SQL Serverクラスタリソースグループから物 理 ディスクを削 除 します(使 用 可 能 記 憶 域 に移 動 します)。

c. [使 用 可 能 記 憶 域]グループからリソースを削 除 して、SQL Serverクラスタ構 成 か ら物 理 ディスクリソースを削 除 します。

DataKeeperを使 用 して従 来 の2ノード WSFC SQL Serverクラスタを3つ目 のノード に拡 張 する

2. クラスタクォーラムを設 定 します。

リモート サイト に3つ目 のノード があるため[クォーラムのディスク監 視]は無 効 になるので、[マジョ リティノード]構 成 を選 択 してください。

a. クラスタを右 クリックし、[その他 のアクション] / [クラスタクォーラムの設 定...]を選 択 します。

SteelEye DataKeeper Cluster Edition 135

DataKeeperを使 用 して従 来 の2ノードWSFC SQL Serverクラスタを3つ目 のノード に拡 張 する

b. [マジョリティノード]を選 択 します。注 記: 3ノード クラスタなど、最 終 的 なノード の 数 が奇 数 の場 合 は、クォーラムタイプを[マジョリティノード]に変 更 してください。4 ノード クラスタなど、最 終 的 なノード の数 が偶 数 の場 合 は、[ノード およびファイル 共 有 監 視 マジョリティ]に変 更 してください。

c. [使 用 可 能 記 憶 域]からディスク監 視 を削 除 します。

3. ディスクをオンラインにします。

ディスクの管 理 MMCを使 用 して以 下 の手 順 を実 行 してください。

a. 物 理 ディスクをオンラインにします。

b. 必 要 に応 じて、以 前 のSQL Server設 定 に一 致 するようにド ライブレターを変 更 します。

DataKeeperを使 用 して従 来 の2ノード WSFC SQL Serverクラスタを3つ目 のノード に拡 張 する

c. クラスタ内 のすべての共 有 ノード で上 記 の手 順2aおよび2bを繰 り返 します。

4. 3つ目 のノード のボリュームをターゲット として使 用 可 能 であることを確 認 します。フォーマット さ れ、オンラインであり、ソースボリュームと同 じかそれ以 上 のサイズでなければなりません。

5. ミラーを作 成 します。

DataKeeper UIを使 用 して、以 下 の手 順 を実 行 してください(注 記:すべてのサーバで DataKeeperが実 行 されていることを確 認 してください)。

a. すべての共 有 ノード および3つ目 のノード に接 続 します。 

サーバ概 要 レポート に3つすべてのノード に対 する接 続 が表 示 されます。

SteelEye DataKeeper Cluster Edition 137

DataKeeperを使 用 して従 来 の2ノードWSFC SQL Serverクラスタを3つ目 のノード に拡 張 する

b. 3つ目 のノード へのミラーを含 むジョブを作 成 します。

c. ソース を選 択 します。

DataKeeperを使 用 して従 来 の2ノード WSFC SQL Serverクラスタを3つ目 のノード に拡 張 する

d. 共 有 ボリューム を選 択 します。

e. ターゲット を選 択 します。

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DataKeeperを使 用 して従 来 の2ノードWSFC SQL Serverクラスタを3つ目 のノード に拡 張 する

f. [詳 細 の設 定]で、圧 縮 設 定 とミラーの種 類(非 同 期 または同 期)を選 択 します( 該 当 する場 合)。[完 了]を選 択 します。

DataKeeperを使 用 して従 来 の2ノード WSFC SQL Serverクラスタを3つ目 のノード に拡 張 する

ミラーで3つ目 のノード に対 する再 同 期 が開 始 されます。再 同 期 が完 了 すると、[ジョブス テータス]は[ミラーリング]に変 わります。

6. DataKeeperボリュームリソースを追 加 します。

DataKeeperボリュームリソースをSQLサーバクラスタリソースグループに追 加 する場 合 は、以 下 のうちのひとつを実 行 してください。:

WSFCでミラーを自 動 的 に作 成 する WSFCでミラーを手 動 で作 成 する 7. クラスタに3つ目 のノード を追 加 します。

フェイルオーバクラスタマネージャMMCを使 用 して以 下 の手 順 を実 行 してください(注 記:クラス タに追 加 する前 に、フェイルオーバクラスタリング機 能 が3つ目 のノード にインスト ールされているこ とを確 認 してください)。

a. [ノード]を右 クリックします。

b. [ノード の追 加]を選 択 します。

c. ノード の追 加 ウィザード で、追 加 するサーバの名 前 を入 力 して[追 加]をクリック し、[次 へ]を選 択 します。

d. [はい]を選 択 すると検 証 テスト を実 行 できますが、ディスクはターゲット 側 でロックさ れているため、エラーが予 想 されることに注 意 してください。注 記:検 証 テスト を実 行 する場 合 は、[テスト 選 択]画 面 で[選 択 したテスト のみを実 行]を選 択 し、[ス ト レージ]テスト を選 択 解 除 してください。

[スト レージ]テスト を選 択 解 除 した場 合 でも、フェイルオーバクラスタ検 証 レポート のクラス タ構 成 テスト にはクラスタボリュームの障 害 のリスト が報 告 されます。これは、他 の警 告 とと

SteelEye DataKeeper Cluster Edition 141

DataKeeperを使 用 して従 来 の2ノードWSFC SQL Serverクラスタを3つ目 のノード に拡 張 する

もに、3つ目 のノード とそのボリュームが、最 初 の2つのノード と共 有 されていないために 予 想 されるものです。

e. 検 証 レポート を確 認 したら、[完 了]を選 択 します。[検 証 の警 告]画 面 が再 表 示 されます。テスト を再 実 行 せずにノード を追 加 するには、[いいえ]を選 択 してくださ い。

f. [確 認]画 面 で[次 へ]を選 択 します。

g. ノード が正 常 に追 加 されたことを示 す[概 要]画 面 が表 示 されます。SQL Server を3つ目 のノード にインスト ールしていないので、この画 面 に警 告 が表 示 される場 合 があります。インスト ールは次 の手 順 で実 行 します。

8. 3つ目 のノード にSQL Serverをインスト ールします。

a. 3つ目 のノード で以 下 のコマンド を実 行 します。

Setup /SkipRules=Cluster_VerifyForErrors /Action=AddNode /INSTANCENAME="MSSQLSERVER"

b. [サポート 規 則 の設 定]画 面 で[OK]を選 択 します。

c. 入 力 を求 められたら[プロダクト キー]を入 力 して、[次 へ]を選 択 します。

DataKeeperを使 用 して従 来 の2ノード WSFC SQL Serverクラスタを3つ目 のノード に拡 張 する

d. ライセンス規 約 に同 意 して、[次 へ]を選 択 します。

e. [サポート ファイルの設 定]画 面 で[インスト ール]を選 択 します。

f. [サポート 規 則 の設 定]画 面 が表 示 されます。障 害 に関 するシステム構 成 チェック レポート を確 認 してから、[次 へ]を選 択 します。

g. [クラスタノード 構 成]画 面 が表 示 されたら、[次 へ]を選 択 します。

h. [サービスアカウント]画 面 で、1つ目 のノード の設 定 に基 づいて、SQL Serverサー ビスのパスワード を入 力 します。[次 へ]を選 択 します。

i. [エラーレポート]画 面 が表 示 されたら、[次 へ]を選 択 します。

j. [ノード 規 則 の追 加]画 面 が表 示 されたら、[次 へ]を選 択 します。

k. [ノード 追 加 の準 備]画 面 が表 示 されたら、[インスト ール]を選 択 します。

l. [完 了]画 面 が表 示 され、フェイルオーバクラスタノード 追 加 処 理 が完 了 したことが 通 知 されます。[閉 じる]を選 択 します。

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DataKeeperを使 用 して従 来 の2ノードWSFC SQL Serverクラスタを3つ目 のノード に拡 張 する

9. 最 後 の手 順 では、SQL Serverサービスリソースと新 しいDataKeeperボリュームリソースの間 のす べてのリソース依 存 関 係 を再 確 立 します。

a. アプリケーションリソースを右 クリックして、[プロパティ]を選 択 します。

b. [依 存 関 係]タブを選 択 します。

c. [ここをクリックして依 存 関 係 を追 加]タブをクリックします。

d. 新 しいDataKeeperボリュームを入 力 します。

e. [適 用]、[OK]の順 に選 択 します。

依 存 関 係 が再 確 立 されます。確 認 のために依 存 関 係 レポート を再 表 示 できます。

従 来 の2ノード クラスタをShared-Replicated構 成 に拡 張 する

従 来 の 2 ノードクラスタを Shared-Replicated 構 成 に拡 張 す る

Windows Server 2008 または 2008 R2 を使 用 して共 有 ノードを追 加 す る

Windows Server 2008またはWindows Server 2008 R2において、DataKeeperボリュームを使 用 する 1x1 2ノード レプリケーションクラスタを2x1共 有 ディスクとレプリケーションの3ノード クラスタに拡 張 するに は、以 下 のいずれかの方 法 を使 用 してください。

l WSFC GUI

l WSFCコマンド ラインツール:「cluster /add /node:<standby node name>」

Windows Server 2008およびWindows Server 2008 R2では、共 有 ディスクを持 つノード が追 加 された 場 合 、DataKeeper共 有 ディスクは、クラスタ内 のDataKeeperボリュームリソースのまま残 ります。これ は、共 有 ディスクはクラスタ内 のすべてのノード でアクセス可 能 になることはなく、3ノード クラスタ内 の2つ のシステムでのみアクセス可 能 になるためです。DataKeeperボリュームリソースがWSFC物 理 ディスクリ ソースに変 換 されないことは非 常 に重 要 です。

Windows Server 2008 R2SP1 」を使 用 して共 有 ノードを追 加 する

警 告: Windows Server 2008 R2「SP1」におけるWSFC mmc GUIの動 作 は変 更 されました。

WSFC 2008 R2 SP1以 降 、Microsoftはクラスタにノード を追 加 したときのWSFC mmc GUIの動 作 を 変 更 しました。新 しいノード がクラスタ内 ですでに1つ以 上 の他 のシステムによって共 有 されているディス クをホスト している場 合 、新 しいノード 上 の共 有 ディスクおよび既 存 のDataKeeperボリュームリソース は、クラスタにノード を追 加 したときに自 動 的 にWSFC物 理 ディスクリソースに変 換 されます。変 換 プロ セスでボリュームレターが変 更 され、これによってDataKeeperボリュームリソースおよび関 連 付 けられたレ プリケーションミラーが中 断 されます。クラスタ化 されたアプリケーションは影 響 を受 ける可 能 性 がありま す。

Windows Server 2008 R2 SP1を使 用 しているとき、新 しいノード がDataKeeper共 有 ディスクをホスト している場 合 は、WSFC GUIを使 用 してクラスタにノード を追 加 しないでください。

SteelEye DataKeeper Cluster Edition 145

DataKeeper Cluster Editionを使 用 してマルチサイトHyper-Vクラスタを有 効 にする

Windows Server 2008 R2 SP1を使 用 しているときに、DataKeeper共 有 ボリュームを持 つ追 加 ノード を WSFCクラスタに安 全 に追 加 するには、以 下 のようにWSFCコマンド ラインツールを使 用 するしかありま せん。

l WSFCコマンド ラインツール:「cluster /add /node:<standby node name>」

DataKeeper Cluster Edition を使 用 してマルチサイト

ドキュメント内 SPS for Windows Technical Documentation (ページ 149-162)