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鼻咽腔閉鎖のメカニズム 1
鼻咽腔閉鎖に関係するのは以下の3つの運動 である.(個体差が大きい)
1.軟口蓋の後上方移動(口蓋帆挙筋)
2.咽頭後壁と側壁(口蓋咽頭筋)の収縮による 咽頭腔の狭小化
3.咽頭扁桃の前方への突出
鼻咽腔閉鎖は嚥下反射開始の早期の指標になる.
(食塊が大きいと閉鎖が長くなる・・・
5mlで1.02秒,20mlで1.21秒)
鼻咽腔閉鎖の病態
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完成した
PLPPLP制作の術式⑤
硬口蓋部
連結部
挙上子
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Ⅱ-8.
軟口蓋挙上装置
PLP1.
意義
本装置は軟口蓋の運動障害による鼻咽腔 閉鎖不全が認められるケースに適応.構 音障害の回復が目的と考えられてきたが,
最近では挙上子の形態を工夫することに より嚥下機能の改善も同時に図れること が報告.
本装置の装着は即時効果がある.長期装 着による効果は,挙上子の刺激が知覚を 賦活する可能性もある.
摂食機能研究会・
山部歯科医院
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stroke
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軟口蓋(上部)
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PAP
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PAP
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PAP(舌接触補助床)
推薦図書
2008 ①Jeri A.Logemann 著 道健一監訳:Logemann摂食・
嚥下障害 医歯薬出版 2000
②Michael A. Cray & Michael E. Groher 著 藤島一朗訳:
嚥下障害医歯薬出版 2007
③Kim Corbine-Lewis & Jullie M..Liss & Kellie L..Sciortino 著 金子芳洋訳:摂食・嚥下メカニズムUPDATE医歯 薬出版 2006
④才藤栄一,向井美恵監修:摂食・嚥下リハビリテー ション 第2版 医歯薬出版 2007
⑤西尾正輝著 :デイサースリアの基礎と臨床(第1~
3巻) インテルナ出版 2006
⑥西尾正輝著 :デイサースリア臨床標準テキスト 医歯薬出版 2006
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軟口蓋の解剖①
口蓋帆張筋:三叉神経
その他の軟口蓋の筋:迷走神経
ベル麻痺例(顔面神経麻痺):鼻咽腔閉 鎖不全が高率に出現する.
→顔面神経も関与
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治療手技に対する考え方①
①行動的アプローチ
・プッシング法,・ブローイング法,・呼気の 調 節,アイシング法
②補綴装具によるアプローチ
③外科的アプローチ
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治療方法②
ANCDS
によると,ディサースリアにおけ
る鼻咽腔閉鎖不全に対する治療効果に関 する報告では,
PLPにより改善を認めたと するものがもっとも多い.
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Yorkston ,K.M.,et.al: Evidence-based practice guidelines for dysarthria : Management of velopharyngeal function. Journal of Medical Speech-Language Pathology,9:257-273,2001
パラタルリフト(PLP)
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・軟口蓋の挙上不全に対して用いられる補綴的口蓋挙上装置.
・開鼻声を軽減させ,発話明瞭度を改善することを目的とする.
・鼻咽喉閉鎖に関与する筋群の賦活効果,異常構音パターン の改善あるいは習慣化防止などの効果も期待できる.
・装置は,①硬口蓋部(床)
②連結部
③挙上子(軟口蓋部)
・費用:保険適用ありーーー4,000点
(6ヶ月で再製作も可能)
PLPの適応症
構音検査所見で鼻閉すると,開鼻声および 子音の歪みが改善される症例
(
/ba/ が/ma/に聞こえるが,鼻閉すると改善される症例)
言語障害が中等度から重度の症例
(
障害の程度により改善される機能が異なる)
重度の麻痺,発声障害,嚥下障害,プロソ ディの障害が認められない.
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PLPの装着について
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1.患者に装置の効果について十分説明をしておくこと.
(説明の際に異物感を強調しすぎないよう)
2.使用開始時は嘔吐反射や異物感があるので一回 数分から使用を開始する.
3.嘔吐反射は液体を嚥下させることで軽減できる.
4.少し慣れてきたら飲水テスト(2mlぐらい)をして次第 に食事へと移行する.
5.できれば就眠中以外は装着するようにする.
6.使用期間は6ヶ月から1年を目処に.
(問題がなければ永続的に使用)
7.同時に嚥下訓練を必ず実施する.
8.使用しないときは,水中に.
PLPの作成方法の紹介
「ディサースリアの基礎と臨床」第
3巻 臨床実用編に紹介
PLP
の作成方法について,道(
2000)が具 体的に解説している.
また山部はネット上でていねいに解説し ている.
http://www.swallow-web.com/enge5.htm
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口腔内に装着された
PLPPLP制作の術式⑥
軟口蓋を後上方にプッシュバックしている挙上子
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PLP
装着前後の
X線所見
PLP制作の術式⑦
軟口蓋を後上方にプッシュバックしている挙上子
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2014/7/24
摂食機能研究会・山部歯科医院 85
鼻咽腔閉鎖のチェック
PLP制作の術式⑧
装着前 装着後
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治療前後の比較
PLP制作の術式⑨
術前 術後(約1年後)
Mobile type
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総義歯の
PLP2014/7/24
Ⅱ-4.
舌接触補助床
PAP1.
意義
舌の運動障害を補助する装置.嚥下時の 舌と口蓋との接触を補助し,摂食時の食 塊の移動や送り込みを補助する装置.
2.
対象
3.
方法
摂食機能研究会・
山部歯科医院
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PAPの働き
2014/7/24
摂食機能研究会・山部歯科医院 91
らくちんゴックン枕1 らくちんゴックン枕2
2014/7/24
摂食機能研究会・山部歯科医院 92
2014/7/24
炭酸希薄液体
炭酸液体は,非炭酸液体に比べて喉頭侵 入や誤嚥が少ないことが示されてきた.
炭酸液体は濃厚液体に比べて咽頭通過時 間と食塊咽頭停溜の低下が示された.
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摂食機能研究会・山部歯科医院 93
Bulow ,M.,Ekberg,O.(2003) Videoradiographic analysis of how Carbonated thin liquids and thickened liquids affect the physilogy Of swallowing in subjects aspiration on thin liquids. Acta Radiology, 44 (4) ,366-372
フルフルシェイカー
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摂食機能研究会・山部歯科医院 95
アセスメントからケアを導く
嚥下リハの具体例①
口唇からうまく取り込めない
流涎がある
口唇から食物がこぼれる
•
ブローイング訓練
•
口唇&頬部のマッサージ
•
構音訓練
•
集団では,歌唱(カラオケなど)
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嚥下リハの具体例②
口の中に残る
舌が上手に動かない
舌で食べ物を送り込めない
話が聞き取りにくい
•
舌の他動訓練
•
構音訓練
•
集団では,歌唱(カラオケなど)
•
口唇&頬部のマッサージ
• Masako’method
嚥下リハの具体例③
話が聞き取りにくい
声が鼻に抜ける
水分や食べ物が鼻から出てくる
• PLP
•
ブローイング訓練(ハードブローイング)
•
咽頭のアイスマッサージ
•
構音訓練
嚥下リハの具体例④
声がかすれる
話が聞き取りにくい
声が小さい
•
呼吸訓練
•
プッシング訓練
• PLP
嚥下リハの具体例⑤
ゴックン(嚥下反射)が出てこない
いつまでも咀嚼している(嚥下反射が遅れる)
食事に時間がかかる
•
咽頭のアイスマッサージ
•
メンデルゾン手技
•
舌の体操
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嚥下リハの具体例⑥
飲み込めるが喉に残る
食道が開かない
•
シャキア訓練
•
咽頭のアイスマッサージ
•
メンデルゾン手技
•
バルーン法
嚥下リハの具体例⑦
痰が出せない
咳がうまく出来ない
呼吸が不規則
•
咳嗽訓練
•
排痰訓練
•
呼吸訓練
2014/7/24
摂食機能研究会・山部歯科医院 103
参考とすべき関連図書
<新刊紹介>
今年の最も注目すべき書籍.
Logemannの「第2版摂食嚥下障害」
に匹敵する名著.
エビデンスが非常に緻密で詳細.
解剖・生理学の教科書に使えるが,
臨床家にも読み応え十分.
研究熱心な臨床家には必読!!!
ぜひ,購入されたし.
2014/7/24
参考図書
2014/7/24
摂食機能研究会・山部歯科医院 105
金原出版2004 3400円
エビデンスが豊富に記載されているので信頼性が高い
EBM
としての参考図書
2014/7/24
摂食機能研究会・山部歯科医院 107
米国のSLP向けに 書かれた入門書
2003 ElsevierVideo introduction to Adult swallowing Disorders. 2ndedition
http://intel.elsevierhealth.com/catalogue/
参考図書
2014/7/24
摂食機能研究会・山部歯科医院 108
2014/7/24
国内には推定で約65~70万人 前後のディサースリア例 が存在し(西尾,2006),失 語症例よりもその事例数 がはるかに多いと推察す るのが近年の傾向である
(Duffy, 2005).
エビデンスに基づいて,新し い科学的なスタイルで的 確にリハビリテーション を施行する臨床家の育成 に役立つ1冊である.
2014/7/24
摂食機能研究会・山部歯科医院 109
標準テキスト 信頼度が高い
2014/7/24
摂食機能研究会・山部歯科医院 110
2014/7/24
摂食機能研究会・山部歯科医院 111
信頼度は?????
2014/8/29
嚥下リハビリテーション
2013
STが関わった症例
※個人情報保護の為、配布資料は一部省略
サンレモリハビリ病院 ST 中島健二
公益財団法人 在宅医療助成勇美記念財団助成事業 ST訓練① 顔面・口腔マッサージ
① 脱感作:筋緊張をとる。
② 唾液腺のマッサージ:唾液量の調整
③ フェイスマッサージ:顔面全体のマッサージ
④口腔周辺のマッサージ:口唇、舌、頬の訓練(バンゲード法を参考)
⑤ 三叉神経マッサージ:顔面の表在感覚のアップ
⑥ 小顔マッサージ:美容、エステ
⑦ 喉のアイスマッサージ:即時的な嚥下反射の惹起
※以上の①~⑦までの顔面マッサージをまとめた。
⇒動画7分