DCQP(n=8) DCTP(n=8)
C503SA619I
C413SA473I C472Sc553SA572I C41 1Sc424SA443Ⅰ
ATi = ATi
quat
・ ATi te,: ATi
quat.DCQPの透明点;
ATi te,.DCTPの透明点Hュm+1CnOOC
700
600
500
0 5 10‑ 15
〟/ carbon number
図3.7 DCQP同族体の液晶相転移温度のアルキル基の 炭素数(∩)に対するプロット
55
3.5 結論
一連のDCQPの相転移を検討した結果,直鎖アルキルDCQPではアルキル鎖の炭素 数nが5以下ではSA相, n‑8‑12ではScとSA相が見られた。分岐アルキル基の導入は 液晶の熱安定性を低下させることがわかった。液晶相のタイプに関しては直鎖ア ルキル基ではSA相,分岐アルキル基ではSc相を形成しやすいことが見出された。
2‑エチルへキシル化合物(DCQP(2EⅡ))に関しては液晶領域が常温にかなり近く, 液晶相の温度範囲が100K近くあることから応用への期待がされる.また,光学活
性基を導入した場合には強誘電性液晶になることが予想され,この観点からも興 味深い物質であることが言える。
第4章 クォーターフェニル共重合ポリエステルの物性
4.1序
液晶分子をハードセグメントとするブロック共重合体は新しいタイプの熱可塑 性エラストマーとして注目されてきている。仁木らは,図4.1に示したハードセグ
メントとしてクオーターフェニルを含む共重合ポリエステルを合成し,その構造 と物性を‡線構造解析,動的粘弾性、 DSCにより検討している3卜35)。それによると このポリマーは,クォーターフェニルからなるハードセグメントドメインとアジ
ピン酸及びエチレングリコールからなるソフトセグメントドメインがミクロ相分 離構造を取ることが確認されており、ハードセグメントドメインは結晶あるいは 液晶のような秩序構造をもち、物理的架橋点として働くことが報告されている。
\\\へ\\\\
0 0 o o
o‑g.cH2,4岩‑o七(o.cH2'2 01g'CH2'.ピーo七
4・4…‑ジヒドロキシクオーターフェニルーエチレングリコールー アジピン鞍共重合体
図4.1クォーターフェニルを含む共重合ポリエステルの構造
本章は,クォーターフェニルの含量がそれぞれ2.50. 3.75, 5.00. 7.50及び 10.Omol%の共重合ポリエステルに対してDSC測定,誘電測定,直流電気伝導度測定、
ならびにねじれ振動法による動的粘弾性測定を行い、ハードセグメント,ソフト
セグメントの相分離構造及び分子運動について新しい知見を得た結果を述べてい
る。
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4.2 実験方法
4.2.1試料
クオーターフェニルを含む共重合ポリエステルは積水化学工業(秩)より提供 されたものである。
ここでは,この共重合ポリエステルをDHQポリマーとし、クォ‑ターフェニルの
含量が低濃度のものからDHQl, DHQ2のように略記する。クォーターフェニル含量 と略称との対照表を表4. 1に示す。
表4.1クォーターフェニル含量と略称との関係
クオーターフェニル濃度(mol%)