営業本部 副本部長
Y氏 営業本部 チームリーダー
A氏
計
7名 議題 議題 1:水質・水圧等の遠隔監視・制御に関するヒアリング調査について 会議資料 資料Ⅰ:厚労科研の概要説明資料
参考資料Ⅰ:上水施設用 水質計測シリーズ(パンフレット)ほか 会議内容(決定・確認事項、発言内容、決定理由、発言者(敬称略)など)
【議題
1】水質・水圧等の遠隔監視・制御に関するヒアリング調査についてJWRC より水質・水圧等の遠隔監視・制御等に関する調査の為、厚労科研の概要説明を行い、
ヒアリングを実施した。
〈説明内容〉
本ヒアリング調査は、厚労労働科学研究費補助金による研究の一環として、遠隔監視・
制御技術を有する国内企業へのヒアリング調査を実施し、配水管における水質・水圧管 理等の機器やシステム、管内水質管理等の業務の遠隔化・省力化につながる情報通信技 術の実態及び既存技術の適用性を把握することを目的として実施する。
C 社よりヒアリング内容に示す質問項目について回答をいただいた。主な内容を以下に記載す る。
-133-〈設問
1〉背景で示した課題を踏まえ、遠隔監視・制御技術における簡易水道事業等の小規模水道事業体が求めるニーズをどのように考えていますか。
〈回答〉
遠隔監視・制御技術に対するニーズは、増えてくると予想される。理由としては、 今後 の 人口減少社会における人手不足や市町村合併による広域監視によって、精度の高い 監視 が 望まれるためである。
事業体としては、広域化を進めていく中で、IoT 技術を活用した最適な残留塩素管 理や 最 適な水質管理を望んているのではないかと考える。
〈設問
2〉課題を抱える簡易水道事業等の小規模水道事業体が活用可能と思われる遠隔 監視 ・制御装置(技術シーズ)はありますか。ある場合は、その内容をご教示ください。 ( 装置 の 機 能、導入実績、イニシャルコスト、ランニングコスト、維持管理の方法や頻度)
〈回答〉
20 年ほど前から末端に多項目の水質計(残留塩素、濁度、色度、pH、水圧、水温 、電気 伝 導率)を導入した実績があり、配水池も導入実績がある。
遠方監視については、他企業とタイアップして監視システムの導入実績がある。 (C 社は 測 定装置を専門としている)
イニシャルコストは、多項目の水質測定装置単体で 600 万円程度であり、システム を組 む と高額になってしまう。
小規模事業体への納入実績もあり、ここ 10 年くらいで増えてきている。
監視システムについては、市街地より山間部に監視システムが導入される傾向にある。
〈設問
3〉他分野(工業用水等)で使用されている装置等で、水道分野に適用できそう なも のはありますか。
〈回答〉
工業用水道で使用されている装置においても、上水道と同様の装置である。
工業用水道は、上水へ切り替えられてきており、減少傾向にある。
原水側が問題となるため、原水の有機物濃度、濁度等を測定し、浄水処理している。
末端では、使用者側で濁度、色度計を設置しているケースが多い。
〈設問
4〉例えば、測定項目を毎日検査項目(色度、濁度、残留塩素)に特化した場合 、ど の程度、コスト(イニシャルコスト、ランニングコスト)が見込めますか。また、どの程 度、 機 器をコンパクトにできますか。また、維持管理方法や頻度はどのようになりますか。
〈回答〉
多項目(7 項目)の水質測定装置単体で 600 万円程度であり、毎日検査項目に絞った 場合 、 装置単体で 400 万円程度となる。ただし、屋外となると電気盤が必要となり、付帯 設備 や 監視システム等含めると高額になってしまう。
-134-ランニングコストについては、年一回のメーカー点検が必要となってくる。
〈設問
5〉例えば、測定項目を残留塩素に特化した場合、どの程度、コスト(イニシャ ルコ スト、ランニングコスト)が見込めますか。また、どの程度、機器をコンパクトにでき ます か 。 また、維持管理方法や頻度はどのようになりますか。
〈回答〉
残留塩素のみに特化した場合、水質測定装置単体で 200 万円程度である。
公定法に準拠する必要がある場合、ある程度規格や機器の大きさが決まってしまう。
〈設問
6〉例えば、測定の頻度を減らした場合、どの程度、コスト(イニシャルコスト 、ラ ンニングコスト)が見込めますか。また、どの程度、機器をコンパクトにできますか。ま た、 維 持管理方法や頻度はどのようになりますか。
〈回答〉
DPD 法だと試薬が多量に必要となるため、測定頻度によりコストは異なると思うが 、本 装 置はポーラログラフ方式(無試薬検知)で測定しているため、それほどコストは変 わら な い。
測定データの安定性を考慮すると、24 時間連続測定した方が安定すると考えれる。
公定法によって、ある程度、機器の規格が決まってくるため、機器の小型化は難し いと 考 えられる。
〈設問
7〉課題を抱える簡易水道事業等の小規模水道事業体では、測定装置の維持管理を行う技術者の不足が障害となっていることから、例えば、現場にほぼ出向かず自動や遠隔での校 正を可能とする機能を実装化した場合、どの程度、コスト(イニシャルコスト、ランニング コスト)が見込めますか。
〈回答〉
精度として 0.05ppm の測定誤差まで求めると、残留塩素の校正頻度が重要となる。
校正頻度は、1 週間に 1 回、もしくは 1 か月に 1 回程度実施することを推奨している。
DPD 法の合わせこみ校正を定期的に行う必要があり、人手による維持管理の要因と なっ て いる。
現場にほぼ出向かず自動や遠隔での校正を可能とする機能を実装化できた場合、か なり の 省力化が可能だと考えられる。
機能としては、通常の残留塩素計と DPD 法の残留塩素計を一体化する必要がある ため 、装 置のイニシャルコストは高額になると予想される。
現場に出向かずにリモートメンテできる仕組みが必要であると考えている。
下水道分野では、装置内にカメラを設置し、異常時にはカメラが起動して装置の中 の状 況 を見ることができる仕組みがある。
-135-〈設問
8〉企業が考える今後の遠隔監視・制御製品開発の方向性(新機能、測定項目、 測定 頻度、通信方式等)について、可能な範囲でご教示ください。
〈回答〉
管網については、管の老朽化を導電率で判断できないかと考える。管路内がきれい であ れ ば、導電率は変化しないが、老朽化している場合はさびこぶの影響で導電率が上 昇す る 。 また、気温によっても変わってくるので、夏冬など季節に応じて老朽化を判断でき る指 標 とならないかを考えている。
浄水場出口の導電率と管末の導電率が系統別で異なることが分かったので、今後の 開発 の きっかけとなるのではと考えている。
導電率の測定機器は、メンテナンスフリーであるため、残留塩素の測定に代わる指 標と し て活用できれば、維持管理による省力化を図ることが可能となるのではないかと考 えて い る。
今後、導電率と残留塩素の相関などが明らかになれば、残留塩素測定に代わる指標 とな る のではないかと考えている。
〈その他〉
今後、提案したいと考えているのが、機器を設置してもらい、そのデータを事業体 に購 入 してもらうデータサービスである。
測定装置は大量購入となれば、コストを抑えることが可能である。
以 上
-136-研究代表者
(佐々木常務理事)
研究分担者 (安藤専務理事)
予算執行管理者
(管路技術部長) 予算執行管理者
会 議 録
作成 武内
会議の名称
厚生労働科学研究費補助金による「人口減少社会における情報技術を活用 した水質確保を含む管路網管理向上策に関する研究」の企業ヒアリング調 査
開催日時 平成
30年
8月
29日(水)16:00〜17:00 開催場所 D 社 東京本社
9階会議室
出席者
【公益財団法人水道技術研究センター】
研究分担者 安藤 茂 研究協力者 栗田 昌寛
同 武内 宝巨
同 栗田 翔
【岡山市水道局】
研究協力者 今中 公政
ドキュメント内
添付資料添付資料添付資料
(ページ 125-129)