本章では、AdvancedCopy Manager CCMをセットアップする方法について説明しています。
8.1 ネットワーク環境の設定
AdvancedCopy Manager CCMをインストールしたサーバ(以降、“CCMサーバ”と略します)が管理対象のETERNUS ディスクアレイと通 信できるようにするために、ETERNUS Web GUIのマニュアルを参照して、ネットワーク環境を設定してください。
CCMサーバとETERNUS ディスクアレイの間にファイアーウォールを設定する場合
CCMサーバとETERNUS ディスクアレイとの間にファイアーウォールを設置する場合は、ファイアーウォールを通過できるように、以下 のポート番号を設定してください。
ETERNUS ディスクアレイの機種によって、ポート番号は異なります。
ポート番号/プロトコル 通信開始方向 機能
1372/tcp CCMサーバ → ETERNUS ディスクアレイ 構成管理
(ETERNUS DX80 S2/DX90 S2/DX100 S3/DX200 S3、
ETERNUS DX400 S2 series、ETERNUS DX500 S3/
DX600 S3、ETERNUS DX8000 S2 seriesの場合)
1999/tcp CCMサーバ→ ETERNUS ディスクアレイ 構成管理
32002/tcp CCMサーバ → ETERNUS ディスクアレイ アドバンスト・コピー
(ETERNUS DX80 S2/DX90 S2/DX100 S3/DX200 S3、
ETERNUS DX400 S2 series、ETERNUS DX500 S3/
DX600 S3、ETERNUS DX8000 S2 seriesの場合)
22/tcp CCMサーバ→ ETERNUS ディスクアレイ 構成管理
(ETERNUS DX80 S2/DX90 S2/DX100 S3/DX200 S3、 ETERNUS DX400 S2 series、ETERNUS DX500 S3/
DX600 S3、ETERNUS DX8000 S2 seriesの場合)
23/tcp CCMサーバ → ETERNUS ディスクアレイ 構成管理
(ETERNUS DX60/DX60 S2/DX80/DX80 S2/DX90/DX90 S2/DX100 S3/DX200 S3、ETERNUS DX400 S2 series、
ETERNUS DX500 S3/DX600 S3、ETERNUS DX8000 S2 seriesの場合)
8.2 CCM 利用ユーザーの作成
AdvancedCopy Manager CCMを利用するユーザーに必要な権限、作成方法について説明します。
8.2.1 Windows Server 2008以降の場合
Windows Server 2008以降では、セキュリティ向上のためにユーザーアカウント制御(以降、UAC)の機能が追加されました。
以下に、UAC が有効な場合と無効な場合について説明します。
・ UACが有効な場合
ビルトインAdministratorアカウント以外のすべてのユーザー(Administratorsグループに属するアカウントを含む)は、管理者権限を 必要とする処理/プログラムの実行時に「権限昇格/承認ダイアログ」が表示されるため、権限昇格の確認および承認を行う必要が あります。
・ UACが無効な場合
管理者権限を必要とする処理/プログラムの実行は、ビルトインAdministratorアカウントまたはAdministratorsグループに所属する ユーザーアカウントで実行する必要があります。
動作条件を以下に示します。
表8.1 アカウントとUAC の関係
アカウントの種類 UAC: 有効 UAC: 無効
ビルトインAdministratorアカウント ◎ ◎
Administratorsグループに所属するユーザーアカウント ○ ◎
標準ユーザーアカウント ○ ×
◎: 権限昇格ダイアログを表示せずに動作します。
○: 権限昇格ダイアログを表示し、承認がされたら動作します。
×: 管理者権限を取得できないため、動作しません。
上記の表中「○」となる条件下で、権限昇格ダイアログによる対話処理を行いたくない場合(バッチ処理など)は、以下のどれかの方法 を利用して、管理者権限でプログラムを実行する必要があります。
・ コマンドプロンプトでrunasコマンドを用い、管理者権限またはAdvancedCopy Managerの動作に必要な権限をもったユーザーでプ ログラムを実行します。ただし、後からパスワードを入力する必要があります。
[バッチファイル(test.bat)を実行する場合の例]
runas /noprofile /user:mymachine\acmuser "cmd.exe /k test.bat"
・ タスクスケジューラで「最上位の特権で実行する」を指定して、プログラムを起動します。
・ コマンドプロンプトを開いて実行します。
- Windows Server 2008またはWindows Server 2008 R2の場合
[スタート]-[すべてのプログラム]-[アクセサリ]-[コマンドプロンプト]メニューを右クリックして、「管理者として実行」を指定してコマ ンドプロンプトを起動し、開いたコマンドプロンプトでプログラムを実行します。
- Windows Server 2012以降の場合
「管理者として実行」を指定してコマンドプロンプトを起動し、開いたコマンドプロンプトでプログラムを実行します。
8.2.2 SolarisまたはLinuxの場合
Solaris環境またはLinux環境でAdvancedCopy Manager CCMを利用する場合は、root(スーパーユーザー)で操作してください。
8.3 PATH 環境変数の設定
AdvancedCopy Manager CCMのコマンドを利用する場合は、AdvancedCopy Manager CCMのbinディレクトリをPATH環境変数に追加
する必要があります。
Windows環境の場合
1. [スタート]-[コンピュータ]を右クリックして、[プロパティ]を選択します。
2. 「システム」の左メニューより[システムの詳細設定]を選択します。
3. 「システムのプロパティ」の[詳細設定]タブを選択し、[環境変数]ボタンをクリックします。
4. PATH変数に以下の値を追加します。
<インストール時のプログラムディレクトリ>\CCM\bin
ポイント
パス名を複数記載する場合は、セミコロン(;)で区切ります。
Solaris環境、Linux環境の場合
Bourne shellを利用する場合は、以下のようにPATH変数に値を追加します。
# PATH=$PATH:/opt/FJSVccm/bin
# export PATH
ポイント
パス名を複数記載する場合は、コロン(:)で区切ります。