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x (12PDA)o,oi(CC14)e,gg

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x

(12PDA)i

x

x  x

3500 3400  3300

ムジ/cm11

3200 3100

図3.12.HF法およびラマン測定により得られた12PDAの一NH2伸縮振動バンド.各線は

    計算結果を示している.[コおよび×は,それぞれ12PDAおよび(12PDA)o.01(CC14)o.gg

    の実験結果を示している.記号AおよびBは,それぞれ非対称および対称伸縮     モードを表している.

(12PDA)o.01(CCI4)o.ggの一NH2伸縮振動バンドを,振動数計算の結果とともに図3.12

に示す.(12PDA)o.ol(CCI4)o.ggでは,分子間水素結合していないフリーな一NH2の

伸縮振動バンドが観測されると期待される.(12PDA)o.01(CC14)o.ggの一NH2伸縮振

動バンドは,純粋な12PDAのバンドより高波数にあり鋭い.振動数計算では,

単量体のピークは,多量体のそれに比べて鋭く高波数に現れる.多量体を形成 する12PDAの数に伴って,ピークは低波数側にシフトし,より多くのピークが 現れる.この結果は,実測されるピークのブn・一ド化に対応する.これらの計 算結果は,実測された一NH2伸縮振動バンドの特徴を定性的に再現している.以 上のことから,(12PDA)o.01(CCI4)o.ggで観測されたピークを,分子間で水素結合を

していないフリーな一:NH2の伸縮振動モード,12PDAで観測されるピークを,分 子間で水素結合した一NH2の伸縮振動モードにそれぞれ帰属した.以下では,水 素結合した一NH2の伸縮振動バンドの濃度および温度変化に注目した後に,

12PDAの水素結合構造について,2状態モデルにもとづいて詳しく議論する.

3.5.2.アミノ基伸縮振動バンドの濃度変化

 300K,240 KおよびTgにおける,(NaClO4)。(12PDA)1一。の一NH2伸縮振動バンド

の濃度変化を図3.13に示す.計図は各濃度でのスペクトルを縦軸方向に等間隔 ずつずらして表示している.各温度で,3370−3350cln−1,3310−3280 cm iおよ び3200−3180 cm iの各波数域にそれぞれピークが観測された.中央のピークが 最も強く,最も低波数側のピークは他の2つのピークに比べて比較的弱くブ

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(A)

韻耳.潟\畜︒︒qΦ詣§霞邸

(NaCIO4).(12PDA)i..

諜甕騨

05

0

κ

(B)

300 K

3400 3300 3200

   △7/cm−1

酒﹃ゆ窓\智のq︒輯爵日2

(NaCIO4).(12PDA)i一.

x=O.4.

x=u,

iO.3 x= O.25

x=020

x= O.15

== O.1

= O−O

x ==

3500

240 K

3100 3500

 (C)

3400 3300 3200

   AvN/ cm−i

3100

娼qづ.蝿\わ屠︒唱毫日2

(NaCIO4).(12PDA)i..

4

Tg

x=O.35

 .30

x = O.25

x=O.20 x=O.15 κ冨0.10 x=O,05

       x=0

      3seo 3400 3300 3200 3100

      N,. ..一1       Av/cm

図3.13,(NaClO4)x(12PDA)1.xの一NH2伸縮振動バンド.(A),(B)および(C)は,それぞれ300K,

    240Kおよび野塩濃度でのTgにおけるスペクトルを示している.

ロードであった.塩濃度の増加に伴い,各ピークは,純粋な12PDAでの波数に 比べて高波数側にシフトした.また,高波数側にある2つのピークは塩濃度の 増加とともに強くなるが,・最も低波数側にあるピークは弱くなった.x≧0.30で

は,スペクトルの形状は塩濃度によらずほぼ同じとなった.低温では,ピーク の形状の態度変化が室温に比べて顕著であり,低温で一NH2まわりの水素結合状 態の濃度変化が顕著であることが示唆された.240KおよびTgでは, xニ0.20前 後を境にして,ピークの形状が大きく異なり,)c−0.20前後で溶液の構造が大き

く変化していることが示唆された.x≦0.20では,最も低波数側のピークが明瞭 に観測されたが,x≧O.25では,このピークはほとんど消滅し,低温でのスペク  (Naclo・)・( 2PDA)1−1  (A)  (L Cl・・)x(12PDA)1−x  (B)

.‡ゴ       ・娼 嶺      麟 づ      コ

語       ゼ

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嘗x−O.35      言

口      口

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9k」…         il P=0・20

諺x=O・15       諺x=O・5

  xza O.10       x=O.10

 x=005      x==0.05

      x=O   =0

3500 3400 3300 3200   AV / cm−i

3100

(NaBF4).(12PDA)i.x

3500

娼賃⇒.£ミ純一︒輯§8酪

x == O.25

x=O.20 x=O.15 x=O.10

x == u.

x=O

3400 3300 3200

   ムジ/cm 1

3100

(C)

3500

図3.14.

帽口⇒︒ρ蕊\畜の器鎖慧§

(LBF4)x(12PDA)i.x

x=O.25 x=O,

x=O,15

x== O.10 x == O.05

x=O

(D)

 3400 3300 3200 3100 3500 3400 3300 3200 3100

    A vN/cm−i A vN/cm i

無機塩を添加した12PDA溶液の300 Kにおける一NH2伸縮振動バンド.(A),(B),

(C)および(D)は,それぞれNaCIO4, LiCIO4, NaBF4およびLiBF4を添加した溶液

.スペクトルを示している.

       47

トルの形状は室温での形状とほぼ同じになった.

 (LiClO4)x(12PDA)1−x,(NaBF4)x(12PDA)1.xおよび(LiBF4)x(12PDA)1.。では,

(NaClO4)。(12PDA)1.,と類似した濃度変化が観測された.各系の300 Kにおける 一NH2伸縮振動バンドを図3.14に示す.塩添加に伴う中央のピークの商波数側へ のシフト幅は,C104一塩系ではいずれも最大8 cm 1程度であり, BF4一塩山ではい ずれも最大16cm−1程度であった.一方, Na+塩系とLi+塩田との間で,スペクト

ルの形状に大きな差異は見られなかった.水溶液系のラマンスペクトルに対す るイオンの効果として,アニオンの効果が顕著であり,カチオンの効果は比較 的小さいことが報告されている[62].特に,ClO4一イオンは,水溶液系だけでな

くアルコール系でも大きな構造破壊効果を示すことが知られている[9−11,63,64].

一般に,塩添加した溶液の多くは,温度の低下に伴って溶媒分子間の水素結合 が回復される.このことは,イオンの添加によって形成された溶媒和構造が,

溶媒本来の水素結合構造に比べてエネルギー的に高い状態にあることを示唆し ている.室温で構造形成効果を示すイオンの中には,ガラス状態にある低温の 溶液において,構造破壊効果を示すものがあることが最近報告されている[65].

これらの事実から,12PDA溶液においても,アニオンの構造破壊効果が顕著に 現れることが類推できる.以下では,最も塩のモル分率の高い試料が得られた

(NaClO4)x(12PDIA)1.。に注目し,一NH2問の水素結合構造に対するアニオンの効果

について議論する.

3.5.3.アミノ基伸縮振動バンドの温度変化

 各濃度の(NaClO4)。(12PDA)1−xにおける一NH2伸縮振動バンドの温度変化を図 3.15〜3.23に示す.各図は,300KからTgまでの温度範囲で,結晶化していない 試料のスペクトルを縦軸方向に等間隔ずつずらして示している.220K前後の温 度域では,試料の結晶化のため,液体試料に対するスペクトルは得られなかっ た.純粋な12PDAでは,温度の低下とともに,各ピークは低波数側にシフトし た.また,室温で3300cm 1付近に観測された中央のピークは,低温では弱くな

るのに対し,3200cm−1付近に現れた最も低波数側のピークは強くなった. Tg近 傍の低温で観測されたスペクトルの形状は,300Kで見られた形状とは明らかに 異なっており,一NH2の水素結合状態が,温度によって大きく変化したことが示 唆される.純粋な12PDAで観測されたこれらの温度依存性は, x≦O.20の各試 料でも確認された.3.5.2節で述べたように,各ピークは塩濃度の増加に伴って 高波数側にシフトし,高波数側にある2つのピークは強くなり,最も低波数側 にあるピークは弱くなった.x≧O.25の試料では,温度によるスペクトルの形状 の大きな違いは見られなかった.この濃度域では,最も低波数側のピークはほ ぼ消滅し,高波数側にある2つのピークが明瞭に現れた,

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