A
A
A
v
x == O.14928
A
一 O.15969
v
A v
(NaCIO4).(12PDA)i一.
v
v v
A
x一 O.17008
A vv
A
x= O.18049
A
x = O.18975
A
翫
A
= O.20069
A
iXKV
vA
x 一 O.20938 A vv
x = O.21978
A A vv
A A v v
x 一 022864
A 一一 A v v
x = O.24894 v v
r一 O.27122
A 一 ̀
!028957
AA
vx =一 O.29965
AA
v一〇.31442
zgvi A v
!O.32954
AWA
vv v
v v
x 一 O.34802
A A v
A v
= O.37090
v
A
r一 O.39869
A A
v v
A A
140 160 180
200 220
T/K
240 260 280
図3.1.(NaC104)。(12PDA)1.。のDSC曲線△,▲,▽および▼の各記号は,それぞれTg,
T、ry, Te。tおよびTfU、を示す.
31
h
.O図国ムー.o℃自署
x=O,05026 A
x=O,10012
A
x=O.15017
(LiCIO4)x(12PDA)i−x
A i
v 魔
x=020167
A A
vy fV!
v v
v v
140 160 180 200 220
T/K 240 260 280
図3.2.(Liclo4)。(12PDA)1.。のDsc曲線△,▲,▽および▼の各記号は,それぞれTg, T、ry,
T。utおよびTfU、を示す.
.o×国︐o℃q四 ↓︸
x= O,05059 A
A v
(NaBF4).(12PDA)i−x
v
A
x =: O.09971 A
x=O.15118 A
x =: O.20003
淺. ン
v
▼「二二
v
A
x == O.24851
A A v v
140 160 180 200 220 240 260 280 TIK
図3.3.(NaBF4)。(12PDA)1.xのDSC曲線△,▲,▽および▼の各記号は,それぞれTg, T、ry,
T、utおよびTfU,を示す。
.O×口.o℃q口
x=O
AN..一一一一vi i
x=O.05008
A
(LBF4)x(12PDA)i−x
x=O.09985
A
x=O.15018
A
x=O.20000
A v i
140 160 180 200 220 240 260 280 TIK
図3.4.(LiBF4)。(12PDA)1..xのDsc曲線△,▲,▽および▼の各記号は,それぞれTg, T。ry,
T,utおよびTfU、を示す,
3.2.融点相図
図3.5は,(NaCIO4)x(12PDA)1一。において観測された各熱異常の温度をNaClO4 濃度の関数として示したものである.液相線を与えるTfU、およびTe。、は,こめ系
の融点相図を示している.x<0.17では, Tf。、はNaClO4濃度の増加とともに,最 小値となる219Kまで減少する.一方,0.17<x<0.28では, Tfu,は塩濃度ととも に上昇し,272Kで最大となる. TfU、は, x〜O.19でわずかに屈曲している. T,ut
は,x<0.20,0.20<x<0.28およびx>0.29の3つの濃度域によって区別される.
各濃度域でのTe。tの値はほぼ一定であるが,境界となる濃度において不連続的に 変化する.x<0.20,0.20<x<0.28および0。29<xの各濃度域におけるTe。tの値
33
は,それぞれ219K,232 Kおよび229 Kである.以上のTfu、の屈曲およびTe。t の不連続な変化を考慮することにより,この2成分系では少なくとも1種類の 完全溶融化合物と1種類の分解溶融化合物が存在することが示唆される.Te。tの 境界となる濃度x〜0.20およびO.285は,それぞれ(NaClO4)1(12PDA)4および
(NaClO4)2(12PDA)5,の組成式で表される溶融化合物に相当する.また,
(NaClO4)1(12PDA)4および(NaClO4)2(12PDA)5の各融点は,それぞれ232 Kおよび
272K前後である.液相線の屈曲点は,共融解の境界であるκ〜020こ口もわず
かに低い濃度(x〜0.19)に現れる.これは,x〜0,20およびx〜O.285にそれぞれピー
クをもつ液相線が重なるためであり,分解溶融化合物の形成によって現れる包 晶点の存在を示唆している.また,純粋な12PDAと(NaClO4)1(12PDA)4との共融 点は,x〜0.17に存在することが分かる.
x>0.40における(NaClO4)x(12PDA)1.。の融点相図は,溶解度の上限を超えるた
めに明らかにできないが,この高塩濃度域では,少なくとも1っ以上の共融点 が存在することが推測される.この理由は,得られた液相線の高濃度側の先端 は下がる傾向を示すが,NaCIO4の融点は,分解温度として知られる755 K[59]
もしくはそれよりも高いと考えられるためである.すなわち,x>0.40の液相線 は,共融点を示すある温度まで下降した後に,再度上昇することが予想される.
(LiClO4)。(12PDA)1−x,(NaBF4)。(12PDA)1,。,および(LiBF4)。(12PDA)1.xにおいても,
溶解度の範囲内で,(NaCIO4)。(12PDA)1.xに類似する相図が得られた.各系の相 図を図3.6〜3.8に示す.二二に共通して,κ一〇.15〜0,20に共融点が存在するこ
とが示唆される.共融解温度は溶質によってわずかに異なるが,215K〜230 K にあることが示唆される.
×
300
250
200
150
(NaC 104).( 1 2PDA) i 一.
玉◆皿 壷
v
. exe ・
Tcry
Tg
▲ か −9−︸− :
口1 : 1 :
o
O.1 O.2 O.3 O.4 O.5図3.5.(NaC104)x(12PDA)1.xにおける熱異常の温度の濃度変化.◆,▽,▲および□はそ れぞれ融点,共融解温度,結晶化温度およびガラス転移温度を示している.融点お よび共融解温度から融点相図が得られる.各実線はガイドライン,破線は溶融化合 物の組成をそれぞれ示している.矢印は包晶点を示している,
35
300
(LiCIO4).(12PDA)i−x
250t Tfus
わ
Teut
gl
200
Tcry
Tg 150
0 O.1 O.2 O.3 O.4 O.5
図3・6・(L ClO・)x(12PDA)1−xにおける熱異常の温
r灘変化・
300
(NaBF4).(12PDA)i−x
250 Tfus
!1 x/・
Teut
& ts
200 Tcry
lso P TE
O O.1 O.2 O.3 O.4 O.5
図3.7.(NaBF4)x(12PDA)1−xにおける熱異常の温度の濃度変化.
\﹄
300
250
200
150
(LBF4)x(12PDA)i−x
Tfus
/
㌦乳
TgO O.1 O.2 O.3 O.4 O.5
図3.8.(LiBF4)。(12PDA)1.xにおける熱異常の温度の濃度変化.
3.3.結晶化
結晶化過程は,結晶核生成とその後の結晶成長の2段階で進行することが知 られている.過冷却液体中では,微視的な熱ゆらぎによって可能な準安定状態 が複数出現し,各状態で結晶胚が生成,消滅することが予想される.この中で,
熱力学的に最も安定な結晶相に対応する結晶胚が結晶核となって,さらに結晶 へと成長することができる.結晶成長速度は,生成された結晶核の数と液体中
における分子の拡散速度に支配される.本研究で定義した結晶化温度T、ryは,
DSCにより観測された発熱開始温度であり,結晶成長速度が検出される温度で
る.図3.5に示したT。ryには,x−0.20付近で異常が見られる.このことは,x ・ O.20
前後で結晶成長速度が不連続的に変化することを示している.x<0,20の液体か
37
らは,純粋な12PDAと(NaCIO4)1(12PDA)4の結晶相が形成され, x>0.20の液体 からは,(NaClO4)1(12PDA)4と(NaClO4)2(12PDA)5の結晶相が形成される.した がって,もとになる液体組成の違いによる結晶相の違いが,結晶成長速度の急 激な変化の原因になっていると考え、られる.一方,液体中での熱ゆらぎが,x=
0.20前後で急激に変化する可能性は低いと予想される,以上のことから,x・=O.20 前後で結晶胚から結晶核に成長する≧きのポテンシャル障壁が低下することに
より,結晶相への転移確率および転移速度が急激に変化して,T、ryに異常が現れ ると考えられる.
3.4.ガラス転移
溶解度の範囲内で調製された全ての試料から,明瞭な単一のガラス転移が観 測された.各系のTgの濃度変化を図3.9に示す.各系のTgは,塩濃度の増加に 伴って上昇した.12PDA溶液におけるTgの値は,1,2一プmパンジオール(12PDO)
溶液のTg[17,18]に比べて低いが,両溶液のTgは高塩濃度域で互いに接近してい
る.測定された濃度域の12PDA溶液およびx<0.15の12PDO溶液のTgは,溶
質の種類にほとんど依存しない.しかし,x>0.15の12PDO溶液では, Tgは塩 の種類によって異なる.(NaClO4)。(12PDA)1..xでは, x>0.30とx<0.25との間で
Tgの濃度変化が異なり,x 一・O.25前後で傾きが最大となるS字型の濃度依存性を 示した.ガラス転移は分子の動的性質に依存し,水素結合などの分子間相互作 用に支配されることが知られている[26].12PDAおよび12PDO溶液では,低塩
濃度域でTgが溶媒とその濃度に強く依存している.低塩濃度の溶液におけるガ ラス転移は,後述されるラマンスペクトルからも支持されるように,溶媒分子 間の水素結合に支配され,その水素結合の強さがTgに反映される.塩濃度が高 くなるにつれて;Tgに対する塩の効果が顕著となり,高塩濃度域ではTgは溶質 に依存する.したがって,高塩濃度の溶液におけるガラス転移は,イオン間あ るいはイオンと溶媒分子との相互作用に支配されると予想される.12PDA溶液 では,12PDO溶液に比べて,塩濃度に対するTgの変化が急激である.このこと は,アルコールの水素結合(0−H…0)に比べて,アミンの水素結合(N−H…N)が弱 く,イオンの影響を受けやすいことを示唆している.
200
︼\岬
180
160
140
■ (NaC104)x(12PDO)1_x
▼ (LiBF4)x(12PDO)1_x ▼
.弓・ :・誕!
, /
・▼ / ノ
♂陰 戸 $り7△・
ロ
◇ド。(鮎喰蝋
一忍一 合/
@ £綿弓三巴
▽ (LiBF4)x(12PDA)1_x
O.O O.1 O.2 O.3 O.4 O.5
図3.9.12PDAおよび12PDO[17,18]溶液のガラス転移温度の濃度変化.破線は
(NaC104)。(12PDA)1−xに対するガイドラインを示している.
39
3.5.ラマンスペクトル
3.5.1.振動モードの帰属
ラマン散乱の強度は,温度変化に伴う試料の体積変化によって変化する.得 られたラマンスペクトルの強度を定量的に比較するため,各スペクトルは
12PDA 1モルあたりの散乱強度に規格化された.目立ったピークが存在しない
4000 一 3600 cm iおよび2500−2000 cm 一1における散乱強度を一次関数で再現し
てベースラインとし,これをバックグラウンドとして各スペクトルから差し引 いた.また,3000−2800cm−1で明瞭に観測される12PDAの一CH2一,一CH3および 一CH一の伸縮振動バンドの積分強度を規準として,各スペクトルが規格化された.
量子化学計算では,分子振動は調和振動子で近似され,その調和振動数が計 算される.したがって,計算で得られる各振動モードの波数は,実測されるス ペクトルより大きくなる傾向がある.このため,計算された波数に経験的な数 値(スケーリング因子)を掛けた補正値が,実測されるスペクトルと比較される,
スケーリング因子は,対象とする計算レベルおよび用いる基底系によって異な る.振動数計算における代表的なスケーリング因子として,HF/6−31G(のでは 0.8929,DFT/B3LYP/6−31G(のでは0.9613が用いられる[50,55,56,60].本研究で
採用したHF/6−31G++(d,p)およびDFT/B3LYP/6−31G++(d,p)は,これらの計算レベ
ルに相当する.したがって,HF, DFT両計算で得られた波数に,それぞれ0.8929 および0.9613を掛けて補正された波数がスペクトルの帰属に用いられた.HF,
一日づ.§\智の宕損震§2
(A)
B﹂ヒ窃一昌
Au引︐鯨 D⁝⁝⁝曽C・認
EG 鴨
守12PDA
HF calculation
B⁝ΨP
A−⁝マ
E G lFi
ρliウ wi li
覇
experiment
3600 3400 3200
3000 2800 2600
ムジ/cm 1
2400 2200 2000
↑ヨづ.£邸\台・︒q︒輯q豊藷
(B)
HF calculation
H一勺71
1q︑鴇
experirnent
?i
,Kli M ii守!i
i irn n v
v
H−6︒︐−南Ψ;■︐−・白▼
0・・準爵刮酬川川 ︐︐︐9− N・真h陛⁝⁝守
I L壷K1
11[i ryt, !s
ii壷liハ
》 ロ守P匂
?Q
夕 終
鴨
T
8⁝:▽
U
liy
宙i辱
守 守
置