45% ESR=0,01666 SAR+0,1122
陽イオン 4 6 8 濯漑前
︲一﹁N ︲
左図 右図
:塩
基量:
活量S042‑N03
荷電イオンペアHC03 C「Na+ K+ Mg2+ ca2
荷電イオンペア 非荷電イオンペア 非荷電イオンペアロ 第 5‑2図 ヘ ス ス マ リ ア 土 壌 の 灌 漑 に 伴 う 塩 基 量 お よ び 塩 基 組 成 の 変 化
中 の 塩 類 に 支 配 さ れ て お り
,地
下 水 位 が 低 い た め,下
層 か らの 地 下 水 に よ る 塩 類 の 付 加 は 影 響 さ れ て い な い 。 良 質 とは い え な い灌 漑 水 に よ り,
これ ま で の11
年 間,栽
培,収
穫 が 継 続 さ れ,安
定 した 作 物 生 産 が 確 保 で き る 農 地 と して 十 分 に活 用 さ れ て い た 。`これ は,水
の 絶 対 量 が 限 られ て い る た め,湛
水 害 が 生 じな か っ た た め で あ る と考 え られ る 。 つ ま り,灌
漑 を 節 水 型 の よ り効 率 的 な 方 法 に 変 え れ は よ り長 期 的 な 耕 作 を 継 続 で き る と い う,乾
燥 地 で 過 剰 な 灌 漑 水 を 与 え な い水 管 理 が い か に重 要 で あ るか を示 唆 す る もの と い え た 。5.3.2.カ ザ フスタ ン・ シル ダ リア川下流域 の灌漑農地
カザ フス タ ン・ シル ダ リア川下流域 の濯漑農 地で は
,耕
作地,放
棄 地 ともに多 量 の 塩 類 が集 積 してお り,土
壌溶液 中の濃度 お よびSARは
管 理 歴 に伴 って 上 昇 して いた 。 イ エル タイ ブ ロ ック にお ける耕 作 地,放
棄 地 の断 面 内 にお け る土 壌飽 和 抽 出液 中 の塩 基 量 お よび活 量 の存 在害J合を第5‑3図
に示 した 。土 壌溶液 中には,解
離 して い るNa+, Cl の存在割 合 が大 き くな ってお り,蒸
発 によ りNaClを
主体 と した塩 が残存 し,塩
類土 壌 を生成 した と考 え られ た。 また,土
壌 溶 液濃 度 は非常 に高 くな って いた こ とか ら,ca2+,Mg別
のイ オ ン対 が形成 され,そ
れ らの解 離 イ オ ンが低濃度 に抑 え られ た と考 え られ た。 さ らに土 壌 溶液 中 には,HC03が
低濃度 に抑 え られて いた た め,土
壌pHの
よ曽 加 傾 向 は認 め られ なか った と考 え られ た。 しか し,今
後 もNa,Mg,Ca,Cl,S04の
各種塩類 の沈積 によ って土 壌塩 類化 が進行 し
,土
壌 溶液 中のNa・濃度 が高 く維 持 され続 け る と考 え られ る。そ して土 壊表 層 で は,土
壌溶 液 のSARが
増加 し続 け,土
壌 固相 と 平衡 状態 にお かれ るため,陽
イオ ン交 換反応 はN〆
吸着/Ca2+放
出へ進行 され る と予測 され る。そ の上,土
壌 中 には膨 張 性 の2:1型
粘 土 鉱 物 で あ るス メクタイ トが卓 越 して い るた めNa吸
着選択 性が高 くな って い る。 これ らの ことは,今
後,高
分散 性 粘土 によ る緻 密層 の形 成 な どの土 壌 の物 理性 とともに化 学性 の悪化 が急速 に進行す る危 険性 が あ る こ とを示 唆 して い る。現在 の よ うな農業形態 の継続 で は,放
棄 地 が急 速 に拡 大 す る可能性 が極 めて大 き く,何
らか の対策 が必 要で あ る。5,4.塩
類の多様性を考慮に入れた土壌管理 5,4.1.砂 質農地の上壊管理への提言
第 5‑4図 に砂質農 地 にお ける塩類 動態 お よび粘土 (2:1型 層 状 ケイ酸塩 )内
にお けるイオ ン動態 の概念 図 を示 した。
砂 質農 地 で は ,灌 漑 に よ り土 壌 中の集 積 塩 類 は洗脱 されやす い環 境 下 に置 か
‑113‑
塩基量 の変化 陰イオン
20 15 10 5 0
塩 基 量 の 変 化 陰イオ ン
20 15 10 5 0
【 耕 作 地 (cmolc/kg)
陽 イオ ン
5 10 15 20
(E2)】
陰 イオ ン
100 75 50 25
塩基組成割合
(%)
陽 イ オ ン
25 50 75
深 さ (cm)
0〜 13
13〜 24 24〜 37 37〜48/54 48/54〜 56/63 56/63〜 60/67
60/67‑30
80〜 98 98〜116 116〜150+
(cmolc/kg)
陽イオン
5 10 15
【 放棄地 (El)】
20深さ
(cm)100
0〜 10 10〜 19
¬9〜 28
28〜 39 39〜 48 48〜 65 65〜 80 80〜 93 93〜112 112〜130+
塩 基組成割合
(%)
陰イオン
陽〕
75 50 25 0 25 51
Mg2+ ca2+
荷電 イオ ンペ ア 左 図
:塩
基量右 図
:
活量S042‐ N03‐
荷 電 イオ ンペ ア
HC03‐
Cr
Na十非荷電 イオ ンペア
非荷電 イオ ンペ ア
イエル タイ土壊の塩基量 および塩基組成の変化
陽イオ ン
50 75
第
5‑3図
カザ フス タ ン・‑114‑
0
灌漑,降
雨等Na吸 着 /Ca放 出 に 進 行 し や す い
\ ︒
の の
ドキュメント内
乾燥地の灌漑農地における塩類動態に関する研究
(ページ 116-119)