(1)港の概要
街は海に面して形成され、その中心にコンカルノー港(図 3.4.1、3.4.2)が位置する。天 然の入り江を利用し、漁港、マリーナ、商港の
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つから構成されている港であり、港の管理 者は、ブルターニュ地域圏のフィニステール県である。商港の運営はコンカルノーの公共企 業体、漁港とマリーナは、カンペールのブルターニュ西商工会議所CCIMBO-Quimper (La Métropolitaine Bretagne Ouest)が運営している。港は 1950
年に整備が開始された。2,000トン 吊り上架施設とドライドックを有する造船所があり、漁船や船舶の造船や修理が行われて いる。漁港には、市場に隣接し、製氷施設(40トン/日)、海水浄化施設(80m3/hr
の能力:紫外線殺菌)が配置され、漁船、市場や加工場で使用する氷や海水を供給する。
市場の背後にはバイヤーが所有する
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つの加工場(加工会社)がある。ここに陸揚げされ る水産物が減少してきており、加工場では、例えばアイルランドやロシアなど国内外からも 原魚を陸送で集めている。漁港は長く地域経済の原動力であった。1950年代、1960年代は、ブローニュ=シュル=メ ール、ロリアンに次ぐ国内第
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位の漁港(約48,000
トン)であった。1980年代半ば以降漁 業が不振となる一方、マグロ漁の基地港として国内および欧州第1
の漁港になった。1989年には約
72,000
トンを記録した。2010年には沖合漁業7
隻、小型トロール漁船2
隻、沿岸漁業
95
隻、イワシ漁9
隻、赤道周辺で操業するマグロ旋網漁業が25
隻の漁船勢力で図 3.4.1 コンカルノー港
右下写真:
https://www.bing.com/images/search?view=detailV2&id=5E186F127534F80A3542D186D6C198D124FC733
D&thid=OIP.5t4rlNlZ1K-93qc1a5PtEAHaE8&mediaurl=https%3A%2F%2Fwww.bateaux.com%2Fsrc%2Fapplications%2Fshowroom%
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左下写真:http://quinaimelnature.centerblog.net/rub-bretagne-.html
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あった。マグロ旋網漁業は
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か月間出漁・操業の後、海外の港に冷凍マグロを水揚げし、そ の数量は約100,000
トン(2010年)であったが、これに対して鮮魚の陸揚げは約10,000
ト ン(2010 年)であった。しかし、以降は沖合漁業の漁船を中心に他港を利用する動きがあ り、市場の販売は危機的な状況に直面している。例えば、沿岸ものの割合は、32%
(2000年)から
45%
(2013年)に増大している。現在、沖合漁業漁船の利用がなく、沿岸漁業140
隻、イワシ漁
7
隻となっている。結果的に、市場の販売数量が減少し、市場もバイヤーもその数 量の確保が求められている。輸入扱いになるが、ここでは価格が高いとのことからスペイン産マグロがトラック(保冷 車)で陸送されてくる。
(2) 市場の配置と利用
市場の配置と利用を図 3.4.3に示す。現在の市場建物は、1989年に建設され、カンペー ルのブルターニュ西商工会議所
CIMBO-Quinper
が運営する。市場建物の1F
総面積は15,000m
2であり、選別・計量のためのエリアや、低温管理室(0~2℃
)、魚箱洗浄保管施設、そしてアトリエが配置されている。魚箱洗浄機は
700
箱/hrの能力を有する。低温管理室は、せり販売前の商品の陳列・保管だけでなく、販売後(搬出前)の商品の仮置きに使用される 場合もある。低温管理室は第
1、第 2
の2
室あり、陸揚げ後の保管または選別・計量後の陳 列やせり販売に使用している。通常は第1
を使用し、多い時には第2
も使用する。調査日の図 3.4.2 コンカルノー港の管理区分
平面図:https://www.peche-plaisance-cornouaille.fr/
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時は、第
1
で約800
箱、第2
で約250
箱が販売されていた。低温管理室の使用が可能な時間 は、日曜日19:30
から土曜日13:00
までの間である。ここ数年、物流、給氷、陸揚げなど各種サービスのための適正なリソース管理に取り組ん でいるところであるが、市場の近代化(施設)や再構築(人的資源・作業等)が課題となっ ている。そこで、市場の再整備(施設・設備の更新、維持管理)と市場内の作業の最適化(働 く環境の改善、効率化)のため、数年以内に市場の建替を予定(図 3.4.4)している。
図 3.4.3 市場の配置と利用
図 3.4.4 市場の再整備計画