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131 (2)漁港・市場の配置と利用、施設の規模・構造

ドキュメント内 フランスにおける漁港・市場の管理・運営 (ページ 134-138)

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表4.2 漁港・市場の配置と利用、施設の規模・構造

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〇 岸壁先端から市場までの間(岸壁エプロン幅に相当)は、サンゲノレとブローニュ=

シュル=メール(庇付き部分)を除けば、6.0m前後と緊急車両(車両幅

5m

程度)が侵 入できる幅が確保されている。岸壁上への張り出しとなる市場の庇または屋根が設けら れているのは、レ・サーブ=ドロンヌ、ロリアン・ケロマン、ブローニュ=シュル=メー ルである。これらは陸揚げ時の日除けのためとされている。

〇 市場には、低温管理室(0~

2℃

)が設けられ、せり販売までの水産物の保管や陳列に 使用されている。選別・計量や搬出のための各エリアは明確に区分され、空調管理

14℃

前後)されている。選別・計量が終わり、そのまませり販売を待つ場合には、す ぐに施氷が行われる。このとき、魚体は氷で焼けないように、透明のフィルムで魚体を 覆った上から施氷をしている。

〇 市場内または併設する形で、製氷(または給氷)施設や海水浄化施設(清浄海水導入 施設)、魚箱の洗浄・保管施設が配置されている。

〇 せり販売は、

.商品が保管・陳列されている場所(低温管理室または空調管理エリア)で移動せり表 示盤を使用して行う方法

.ベルトコンベヤで商品が移動する間にせり販売する方法

ⅲ.商品は低温管理室に陳列・保管したままで、せり人とバイヤーやせり販売室に集ま

って行う方法

がある。

〇 市場に来てせりに参加するローカル・オークションと、専用アプリを

PC

端末にダウ ンロードし、場内外からインターネットを通じてオンラインで

web

サイトのせり画面を 見ながらせりに参加するオンライン・オークションが導入されている。両者のせり販売 方式が導入されている漁港は、ラ・ロッシェル、レ・サーブ=ドロンヌ、コルヌアイユ の

6

漁港(9せり販売)、上位

5

漁港(うち

2

漁港はコルヌアイユの漁港)の

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漁港で ある。

〇 市場には、商品の動線を考慮して、搬出エリア・トラックドックをアトリエに併設、

またはアトリエとは別に設けられている。

〇 市場には、バイヤーが購入した水産物の一次処理を行うアトリエ(ワークショップ兼 事務室)がある。ここでは、レストランや販売店の便宜を考慮して、水産物の三枚おろ し、切り身など簡単な加工処理や、種類や大きさ別に詰め替えし、顧客の指定するとこ ろへ配送する。

〇 市場建物の規模は、総面積で見るとアトリエの規模に応じてラ・ロッシェル、ロリア ン-ケロマンが

25,000 m

2、コンカルノー、ギルヴィネックが

15,000 m

2、レ・サーブ=ド ロンヌ、サンゲノレ、ロクテュディが

6,000 m

2前後である。ブローニュ=シュル=メール は国内最大の漁港であるが、市場規模が

9,000 m

2程度と大きいわけではない。これはア

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トリエが市場外(道路を挟んで市場の背後)に設けられているからであり、これを含め

ると

49,000m

2と国内最大規模である。

〇 多くの生産者やバイヤーを自分たちの漁港に呼び込むための漁港間の競争は激しいも のがあり、主要漁港を中心に、オンライン・オークションの導入や品質管理、責任ある 漁業(持続可能な漁業)の推進としてエコラベルの取組、こうした取組の情報発信

(webサイト)が行われている。さらに、市場の規模拡大、配置・利用計画の見直し基 づく建物の改修、最新の施設・設備の設置等に取り組んでいる。

〇 上位漁港のブローニュ=シュル=メール、ロリアン-ケロマン、ギルヴィネック、サンゲ ノレと、漁港・市場の配置と利用計画、施設規模・構造との関係がみられるのは、

ブローニュ=シュル=メール、ロリアン-ケロマン

・アトリエを含む市場の規模が大きいこと

・加工場が集積し、物流機能が整備されていること

・生産者(漁船)やバイヤーへの必要なサービスを提供する施設や設備が整備され ていること

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