任 せ ら れる とい うこと に な る。 事 例を あ げ る と、 習 志 野 市の 地 域 担 当 制が 地 域予 算会議に 相 当 の 影 響を 及 ぼし たり 、 神 戸 市丸 山 地 区 の コ ミュ ニ テ ィ の 住民 会 議で 、 一 市民 として参 加 し た 公 務 員の役 割が 大 き か っ たり し て い る( 「 コ ミ ュニ テ ィ活 動 推 進 調 査丿 参照」。あ る い は 、三 郷 市企 画課 に お け る 職 員と 市 民 の共 同 参加 によ る地 区 計 画づ く り 、中 野区のま ちづ くり 相談 室の 相談 員 の 派 遣 な ど も実 施 さ れて い る。
も ちろ ん こ の「 地 域担 当 制 」 も、 現 実 に は 様 々 な問 題 が生 じて い る。 例え ば 、担当者は 自 分 の 担当 地区 内 の 住民 や 団 体と して 日 常 的 接 触を 保 ち、 絶え ず 住民 の 理 解と 支持 と協力 を 求 め る もので あ るが 、 し か し そ れ ゆえ に 、 職 場を 離 れ て も2 4 時 間勤 務 体 制で 疲れぎみ で あ る と い う不 平 不 満 も聞 か れる。 ま た 実 際 に 計 画づ く り や 予 算 編 成 への 関与 や反映が弱 く 、 伴っ て い ない と うい 意 え もあ る 。 さ ら に 住民 染 会 や 活 動 に 漬 極的 に 山 席 す る職 はとそ う で な い 職 員との 格 差 も 徐々 に 拡 が っ て い る とい う。 こ れら の 問 題 点 は再 検 討し 改善すべ
きで あ ろ う。
し か し こ れらの 問 題 は か なり 克 服し て い け る 内容 で あ り 、 制度 そ の も のの 存 在意義( よ さ )を 減 殺す る も ので は ない 。 要 は、 制 度 の 運 用 や人 材の 適 正 配 置な どが 見直 さ れるべき であ る。 趨 勢とし て その 導 入 の必 要 に変 わ り は ない で あ ろ う。
さ ら に、 ソフト なプ ロ フ ェ ッ シ ョ ン の イ メ ージを も う 少 し 具 象的 ・ 制 度 的レ ペ ルでとら え ると 、 「 ま ちづ くり アド バ イ ザ ー」「 ま ち づ くり プ ラ ン ナ ーJ r コ ミュ ニ テ ィ・プ ラン ナ ー 」な ど とい え る。 こ こ で は 仮に 「 ま ち づ く り ア ド バ イ ザ ー」 と 総 祢し て おく と、その 役 割 は 、 ま ちづ く り の 専門 的 助 言 者・ 相 談 員 とい う こ と に なろ う 。 彼 ら はま ちづ くりアド バ イ ザ ーと して 、 地 域 全 体 の問 題 に対 し て 懇 切 丁 寧に 回 笞 、 助 言 する。 受 付 、問 い合 わせ、
案 内 、 苦 情、 要 望、 仲 介、 調 整 な ど、 区 民 の 相 談 業 務を 一 手 に 引 き受 け、 自 己責 任性にお い て 対 応 す る。 対 応し き れ な い も の に つい て は 、 本庁 と の 橋 渡 役 とし て そ の 具現 化に誠心 誠 意 努 力 す る。 申 請を 受 理 し た ら 、 必 ず一 定 期 間 内 に そ の 結 果を 伝達 し 、 さ らな る解決へ の 尽 力 を お し ま ない。
最 後に 、 将 来的 に 重 要 と考 え る 支 援 制 度 と し て の 「 ま ち づ く り アド バ イ ザ ー制度」を提 案 し て お き たい。 以 下 、 い くっ か の 条 件整 備 の た めの ポイ ント を あ げ る。
① アド バ イ ザ ー制度 を 担 当 す る 課 で は、 制 度 が十 分に 機能 す る よう に 配 慮 する こと。
② 住環 境 整 備計画 、 地区 計画 、 ま ち づ くり 協 定 、 ま ちづ く り 構 想 など 、 マ スタ ープラン づ く り や 提案 権な ど の 権限 が は っき り と 明 記 さ れて い る こ と。
③ 住 民 参加 型 協議 会の 場 であ る ま ちづ く り シ ステ ム( ま ち づ く り セ ン タ ーや まちづくり 協 議 会 など )の 事務 局 の よ う な 役 割を 果 た すこ と 。
④ 各 種 ま ちづ く り 事 業 を 推 進 し て い く 上 で 、 基 本 原 則 は 「 住 民 主 導・ 行 政 補 完( 後援
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)」あ るい は「 住民 と 行 政 と の共 催 」 とい う 立 場 に 立つ こ と。 側面 的 な支 援と い う 行 政 の限 界を 確 認し て お く こ と 。
⑤行政 のプ ロ と生 活 のプ ロ と の 総 合 的 判 断 能力 を もつ こ と。 すな わち 生 活 のプ ロ と は、
組織を 超 越 し て ひ とり の 市 民・ 生 活 者 とい う 観点 にこ だ わ って みるこ と であ る 。
⑥行政 側か ら の 指 導 で は な く 、 フレ キ シブ ル な 相 互 扶助 的 ・ 共助 的 ・ 相互 規 制的 な 観 点 から 専門 処理 する こ と。 そ れは す な わち 「 互 報 性 ・ 互恵 性 の 原理 」を 前提 と す る。
と ちあ れ、 先 の 「2 1 世紀 を 展 望 し た 出 張 所 のあ り 方 」の中 で 、 次 のよ う な文 章が 見受 けら れる。 「 巡 回 相 談n や 専門 相談n に よ る 相 談 コ ー ナ ー( 係 ) 」[ 区 民 相m 車を 配 置 し。
待つ 相 談 か ら 地 域 へ出 かけ る 相談 への 脱皮 を 図 る… … ]I") 題 は 、こ う し た自 分 た ちのこ と ば への 責 任 を ど う と る かで あ る 。 そし て ど う 制 度と し て生 か し てい く かで あ る。
最後に、 住民 参加 型 の 組 織 に お い て は、 ソ フ ト な プ ロ フ ェ ッ シ ョン とし て の 出張 所 職員 の 果たす役 割 期 待が 今後 ま す ま す 大 き く な って い く で あ ろ う こと は 確 かで あ る。 今 後 の課 題 は、 本提 案 と 答申 書 との 重 ね 合 わせ、 困 難 な 現 状を 踏 まえ つ つ、 一 歩づ つ 前 進し て 望 ま し い方向 に向 け て 突 き 進ん で い く こ と であ る。
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昭和63 年7 月
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協力/財団法人 日本地域開発センター5oi
本 冊 子 を ご 覧 に な る に あ た っ て
はじ め に
東 京 都 板 橋 区
板 橋区 で は、現 在区 民 の方 々が、より豊か な生 活 をし て い た だ く た め に コ ミュニ ティ活 動 の推 進を 図 って お り ま す。
昭 和61年 度 に は、 財団 法 人 日本 地 域開 発セ ン タ ー と協 力 して 『地 域 か らの メ ッ セー ジ・ い た ば し コ ミュ ニ テ ィ 白 書 』 と題 す るコ ミュニ テ ィ活動 に関 す る報 告書 を 発 行 い た し まし た。 そして62年 度 に は、 地 域で 具 体的 に コ ミ ュ ニ テ ィ組 階づ くりを す す めて いた だ くた めに コ ミュ ニ
テ ィ組織 のあ り方 につ い て 同 セ ンタ ー に 協力 を依 頼 し て 検 討 をか さ ねて まい り まし た。 その 結 果、同 機 関 から提 言 を受 け、 調 査報 告書 とし て とり ま とめ まし た。 本 冊子
は、 その概 要 を 説明 し た もので す。
板 橋 区で は 、 引 き続 きコ ミュ ニ テ ィ活 動 を推 進 し て い くた めに、 コ ミュ ニ テ ィ組織 の 結成 に向 け て努 力を 続 け て い く予 定で す。 同 時 にこ の コ ミュニ テ ィ組銘12づ く りを 支 えてい く た めの 支援 機 関 も現 在 検 討を 続 け てお り ます。
こ の 町 子が、 区 民 の 方 々の 活 発 な コ ミュニ テ ィ活 動 の 展 開 に役 立 つ こ とを期 待 い たし ます。
昭 和63 年7 } \
なぜコミュニティ 組織づくり が必要か
コミ ュ ニ テ ィ 活 動 を 支 え て き た「 町 内 会・自 治 会 」
「 町 内 会・自 治 会 」の 現 在
「町内会・自治会」の周辺と 後続グループ コミュニティ組織の位置づけ
いたばし方式のコミュニティ 今後の方向について
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裏 表 紙
そ も そ も ニ2ミ ニ ニ テ ィ とはヽ  ̄ 体 何 で し ょ う か 。 ニフミュ ニ テ イと い う に 葉 は さ まざ ま な 使 わ れ 方 を し て お り ます が 、 こ こ で は、「 さま ざ ま な 意 味 で の 異 質 ゜多 様 陛 を 認 め 合 っ て 相 互 に折 り合 い なが ら築 い て い く・尨 束さ れ た 新 し い 共 同 生 活 の ル ー ル 、 様 式 」 と表 現 してお き ましょ う。こ うし た コ ミュ ニ ティ づ くり や コ ミュ ニ ティ 活 動 を 展開し て い く こ と は 、 区 民 の 生 活 を よ り 豊 か な もの に し て い く た め に も欠 か せ な い もの で す 。
なぜコミ ュニティ組織づくり か必要なのか
そ れで は、 なぜ い まコ ミュ ニ ティ組織 づ く りが必 要 とさ れている ので し ょ う か。 まず 、 転 出 ・転 入 といっ た地 域 間の 移動 は非常に頻 繁 になっ てい ます。 毎 日の 通勤 。 通 学、 買 い物 な どを とってみても、
その行動 圏 域 が 広域 化 して い ます。 そう し た こ とを背景 に、地域社 会 で は従来 の連 帯 感 や相 互扶 助 とい っ た こ とが希薄 に なり、地域社
会 その もの が 危機 に ひ ん し てい る とい う場 合 も起 こっ てい ます。
また、 情報 化 の 進 展、 生 活時 間 の構 造 変 化、 核家 族 化 そして住民 意識 や価値 観 が多 様 化 し て き てい ます。 そこで は従来 からの伝統的 な地 域活 動 の 枠 に とら わ れな い、 住民 の 自山で 創造的 な活動 が多様 に展 開 し、 新 し い住 民 の 紺琳tや こ れ まで に ない 解放的 な施 設等の模 索 といっ た こ とが検 討 さ れ る必要 が あ ります。
この こ とこ そ、 こ れ か らの 都市 型 コ ミュニ テ ィの形 成にむけて不 可 欠の こ とだ とい え ます。
報告書の目 次
こ の 冊 子 の も とに な る報 告 書 は 、( 財)日 本 地 域 開 発 セン タ ー の板 橋 コ ミ ュニ テ ィ 活 動 推 進 調 査 委 員 会(
委 員 長 奥 田 道 大 立 教大 学 教 授) に よ り作 成 さ れ ま し た 。 報 告 書 は 、「 調 査 報 告 書 」と資 料 編 とし て「 町 会ヽ自 治 会 長 へ の ア ン ケ ート 調 査 」、「 婦 人 の地 域 活 動 に 関 す るア ン ケ ート 調 査 」、「 コ ミ ュ ニ テ ィ 施 策 に 関 す る 自 治 体 アン ケ ー ト 調 査 」 か ら な っ て い ま す。「 調 査 報 告 書j の 目 次 は 右 の とお り で す 。
第i 部 コ ミュ ニ テ ィ 活 動 を 支 え る 組織 と人 1. 「 町 内 会 ・ 自 治 会 」を め ぐ る うご き 2. 「 町 内 会 ・ 自 治 会 」後 を めぐ る うご き
第II 部 コ ミ ュ ニ テ ィ 活 動 と行 政 を つ な げ る もの1.
コ ミ ュ ニ テ ィ 活 動 を 支 え る 中 心 組 織 の変化2.
行 政 と地 域 を 結 ぷ 中 間 組 織 の あ り か た 3. 行 政 と地 域 を 結 ぶ 中 間 施 設 の あ りか た 第11 部 コ ミ ュ ニ ティ 活 動 を進 め る上 で の 行政 指針1,
東 京 の コ ミ ュ ニ テ ィ 行政 : 課 題 と展 望 2. い た ば し 方 式 に向 け て の 提 案
3. コ ミュ ニ テ ィ形 成 と ワ ー クi/ a ップ
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コミ ュニティ活動を 支えて きた町内会・自 治会
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「町内会・自治会 」が果 して きた役割 を見てい き まし ょう。
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江戸 時 代→1: 活 共同 の 契 機 とし て ( 自治 のllii│)!i;ir圈 )
自 治行政 制 度 とし ての 五 人 組 によ り火の 界・夜 川 り、 下 水 ・ 井 パ の管 理 が 行 われ、 また、 町 内 に慶 弔 等 があ る と向 こ う三 好 両隣 で 共 同 で 協力 し て とり行 われ てい まし た。
明 治近 代 の 公共 的 自 治意 識 (公共 精 神)
小 学 校学 制 へ の 協力 として、 校舎 の 選定 、 教 員の採 川、 授 業 料 そ の他 管 理 ・運 営 等 を町 会 が 遂 行 し てい る例 が 多 く みら れ まし た。
都 市 化 の契 機 ― 環境 問 題 と災害 (地 域共同 の要 素 )
町 会 の 前身 の ひ とつ として 衛生 組 合 があ げ ら れ ます。 ここ で は、
塵芥掃 除、 消 毒 、 予 防 \禎 、 蝿 とり等 の事 業 が行 わ れてい まし た。
関東 大 震 災 を契 機 に 「隣 保 団 結 」 がは じ まり、 夜 警や 米 の配 給か ら 火の 川 心、 術 生 の 世 話 さ ら に文化 事業 へ と進 展 し よ う とし てい まし た。
戦争 の 影響 一 官 製糸旧 制 ヒの 弊害 (画一 化 と末端 機構 化 )
戦 時 行政 体 制 に と りこ まれ るな かで 市町 村 の 補助的 ド部糾 版 とし て位置 づ け ら れ、 上 位 ド達 的 な側 面 を 強 くし、人 政 翼 持会 の ド 部組 織 とい う性 格 も担 っ て い き まし た。
戦 後の 町 ← 廃 止 と復 活
戦 後 、 町会 ・部 落 会 及 び隣 組 が 一斉 に廃 止とな り まし た。 その後 、 昭 和27年 町 会廃 止 の政 令が 失 効 す るの に 伴い、 生 活上 の 必要 性 とい
か ら復 活 し てい くこ とにな り まし た。 戦後 の 生 活 混乱 期 は 防 境、・ 衛生 な どの問 題 が 多 く、 そ れを共同 で 解 決 し てい く地 域 同 組 版 が かつ て以 上 に求 めら れて い たので す。
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