め往 叫 徴紺
1 。 東京 都の コ ミ ュ
は じ め に
一 一
−
フS イ 行 政: 課 題 と展 望
板 橋区 の コ ミ ュ ニテ ィ活 動を 進 め る うえ で の行 政 指 針を 考 え る にあ た って、 東京 祁 の コ ミ ュ ニ テ ィ行 政 の動 向を 知 る こ と は、 参考 に なろ う。 こ こ で は、 第 一 にF 都 」、 第 二に 「区 」 、 第 三 に 「 市 」を とり あ げ 、 そ れぞ れ の 動 向を みて い き たい。
なお 、 「 部 」に つ い て は、 コ ミ ュ ニ テ ィ文 化 部で の き きと り 調 査 の 結果 、 「 区」
「巾 」 に つい て は 、本 年2 月 か ら3 日 実 施し た コI ュ ニ テ ィ政 策 に関 す る ア ンケー ト 調 査 結 果を 中 心 とし て い る。 なお 「 区 」に つ い て は、 昨 年8 月 実施 し た間m り 調 査 の 結 果 も ふ く ん でい る。
1. 東 京 都 の場 合
東 京 都 の コ ミュ ニ テ ィ行政 の本 格 的 な取 り 組 み は、8 0 年 代 に 入って か ら 始まる。
こ れ は、 「 人 間性 の 尊 重 」 と 「地 域 か ら の発 想 」 を 基本 理 念 と す る「 マ イタ ウ ン東 京 構 想 」 の 基 本 政 策 と して 、 「 コ ミ ュ ニ テ ィづ くり 」が 「多 心 型 都 市 構想 へ の転 換 」 とと もに 打 ち 出 さ れ た こ とに よ って い る。 こ れを う け、80 年1 2 月 に は機構
改正 が 実 施 さ れ、 「生 活文 化 局 コ ミ ュ ニ テ ィ文 化 部 」 が 発足 し た。 「生 活 文化局コ ミ ュ ニ テ ィ文 化 部i の 事 業 の 体系 は 、 「図 一 い に 示 さ れて い る とおり で あ るが、
「 コ ミ ュ ニ テ ィ文 化 部 」 の 設 置 は、 当 時 の 都 政 に お け る中 心 政 策 とし て の 「コミュ ニ テ ィ政 策 」 の位 置づ けを そ の ま ま反 映 し てい よ う。
で は、 具 体的 に ど う い っ た施 策 が 展 開 さ れて い る のか。 「 表 −1 」 は、 第 一次長 期 計 画 にお け る コ ミ ュ ニ テ ィ施 策 の体 系 で あ る。 こ こ で は、 大 き く 「コ ミュ ニティ 施 策 推 進 体 制 の整 備 」 「区 市町 村 行 政 と の連 携 強 化 」 「コ ミュ ニ テ バ こ関 す る調査 研 究 」 「コ ミュ ニ テ ィに 関 す る 情 報 の 収 集 ・提 供 」 「 コ ミュ ニテ ィ施 設 の整 備Jr
コ ミ ュ '‑テ ィ活 勁 の 推 進j の 六つ の 柱 か ら 体系 化 さ れて い る。 そ のな か で も巾心 と な って い る の が、 「 施 設 整 備 ( 市町 村 コ ミ ュ ニ テ ィ施 設 の建 設 補 助) 」 と「リー ダ ー養成 」 「 ゆり か もめ の 発 行 」 「調 査 研 究 」で あ る。 都 は こ の よ う な コ ミュニテ ィ施 策を 展 開 し て き たの で あ る が、8 6 年 の 「長 期 計 画 」 の 改定 に よ って こ のよう な 施 策 体 系に 変 化 が み ら れる のか。 「表 −2 」 及 び 「表・̲ o 」 は 、 そ れぞ れ「第二 次 長 期 計 画 」 「総 合 実 施 計 画('87 ) の 「 コ ミ ュ ニ テ ィ」 の項 目 に あ る施 策の体 系 で あ る。 し かし 、 基 本 的 に そ の施 策 体 系 の変 更 は み ら れな い。 具体 的 に 前掲の
「施 策 の 体 系 」 の なか で 変 化 が あ る の は、 「 コ ミ ュ ニ テ ィ・ セ ン ト ウ の検討‑ ゛事業‑81‑
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化」「モデ ル 商店 街 の 設 置 助成 の完 了 」 「 」− ポラテ ィブ ・ ハウ ジ ン グの 建設 の完 了 」という よ う な もの で あ る。 ま たヽ 「 リーダ ー研 修」 に9 い て は、 本 来 区 市町 村 のリーダ ー研 修 を 補 う と い う 位 置づ け の もとで 実 施 さ れてい たが、 参加 メ ンバ ーの 重複等 の点 か らよ り 高 度 な もの に展 開 させ る とい う方 向 が う ち ださ れて い る とい う。
こ のよ うに 東 京 都 の コ ミ ュニ テ ィ行 政 は、 従来 の施策 を 継 続す る も ので 新 た な展 開 はみら れな い が、 コ ミ ュ ニ テ ィ行政 を とり ま く 諸情 勢 の変 化 のな か で、 従 来、 施 策の視点 とな って い た 「人 ・ も の・ 情 報」 に加 え て、 今後 「情 報化 」 「 高 齢化 」
「国際 化 」 とい っ た 視点 の 導 入 が求 め ら れて きて い る とい う。 「情報 化 」につ い て は、前掲 の施 策 の 体系 のな か に ふ くま れて い る 「 コ ミュ ニテ ィ 、カ レ ッ ジ」 が、 文 化ti!報 シ ステ ム と し て そ の機 能を もつ ものに な って い る。 し かし 、 [ 高 齢化j (I hi 際化] の視点 に つ い て は、 高 齢 者の リ ーダ ー 養成 や国際 感 覚を も った り ーダ ー の 荏 成等 の施 策が 考 え ら れる が、 い ま だコ ミ ュニ テ ィ文 化 部 とし て 独自 の 施策を 展開 す
るまで にい た って い な い とい う。
また、 そ の一 方 で 、 行 政 組 織 体制 で の問 題 もか かえ てい る。 「 コ ミュ ニ テ(
部)は、 そ も そ も [ コ ミ ュ ニテ ィ行 政 の総 合 調整を はか る 部局 ] とい う 位 置付 け の もとで 設置 さ れ た ので あ る。 発足 当時 は、 「コ ミュ ニ テ ィ行政 の総 合的 畦 進 」 の最 高決定 機関 であ る庁 議 メ ン バ ーによ る 「コ ミュ ニテ ィ・文化 推進 会 議 」が 聞 か れて いたが、 現 在 で は全 く開 か れて い ない と い う。 し たが って 、 各関 連 部局 で の総 合調 整が はがら れず、 必 ず し もコ ミュ ニ テ ィ文化 部が コ ミュ ニテ ィ行 政 の 担 当部 局 とし て実際 に 機 能し て い る と はい い が たい とい う。 こ れ は、 都政 にお け る コ ミ ュニ テ ィ 政策 の取り 組 み の比 重 が 、 発足 当時 に比 べ やや 低 下し てい るこ と のあ ら わ れとし て みるべき であ ろ うか 。 そ れを 裏づ け る かの よ うに、 コ ミュ ニテ ィ行 政 担 当 の職員 が 、 発足当 時 の7 人 か ら 現 在 で は4 人 へ と縮 小 さ れてい る実態 が あ る。
ま た、 もう一 つ の問 題 は、 都 が コ ミュ ニテ ィ行 政を 展 開 する 場 合 の都 と 区巾 町村 の行政 分 担 の問 題 で あ る。 こ の こ と は、 「コ ミ ュニ テ ィ文化 部 」 発足 当 時 か ら問 題 となって い る もので 、 後述 す る とお り 、 コ ミュ ニテ ィ行 政 は、 区 市町 村 が 都に 先 行 して展 開 し てい る た め、 とり わ け 区巾 町村 との 連絡 調整 が 必要 に な る。 そ の 其体 的 施策とレ て前掲 の 施 策 の 体系 のな か の 「都 ・区 市町 村 連絡 会 議1 があ げ ら れる。 し かし 、現 在 で は年 に2 〜310]ひ ら か れてい るだ けで 、必 ずし も十 分に 機 能 して い な いとい う。
都の コ ミ ュュ テ ィ行 政 は、 以 上 の問 題 ・ 課題を か かえ な が ら もす す めき てい るが 、 では、 区 ・ 市 町 村 の コ ミュ ニテ ィ行政 は、 ど のよ う に展 開 して い る ので あ ろ うか。
以下、 順 次 み て い く こ と とし たい。
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2. 特 別区 の場 合
東 京特 別区 に は、 目 黒 区 や中 野 区 とい っ た7 0 年 代 に す で に コ ミ ュ ニ テ ィ行 政を 積 極 的 に す す めて き たコ ミ ュ ニテ ィ行 政 の先 進 自 治 体が 存 在 す る が、 そ の後2 3 区 のコ ミ ュ ニ テ ィ行 政 は、 ど のよ う な拡 が り と深 ま り を もって 展m し て い る のか。 ま た、 現 在 何 か 問 題 とし て あ が っ て きて い るの か。 ア ン‑'r ー ト 調 査結 果 を 中 心 に コミ ュニ テ ィ行 政 の現 状 お よ び 課 題 に つ い て みて い き たい。 な お 、 ア ン ケ ー ト調 査は、2
3 区 のす べ て で 回 収 さ て い る。
田 コ ミュ ニテ ィ行 政 の 現 状
(8 5 年 以 降 集 中 す る機 構 改 革 )
ま ず、 第一に注 目 す べき動向 は、2 3 区 の 場 ご、 ほ と ん ど の区でコ ミュ ニ テ ィ行 政を 主 管 する課 ・ 係 の 設 置され てい る こ とであ る、し か も、この 行 政 機 構 の 改革が、8
0 年代 ・ とり わけ8 5年以降 に 集 中しておこな わ れ てい る こ と で あ る。 つ まり、1
≒羨一4 」は、 特別 区2 3区、 および21 市自 治 体(回 答自治 体 ) の コ ミ ュニティ 行 政 主 管 部課 係の 設 置状 況 を しめ したものであ る が、 市 部 で はi i 自 治 体(4 7.^
% ) で 設 置 さ れて いるのに たい し て、特 別 区 のin 合 はI 9 の 区 自 治 体(8 2. 6
%) で 設 置 されて い る。設置さ れ てい ない 区 はわずか に、千 代 川区 ・ 渋 谷 区・豊島 区・荒川 区の4 区 の み であ る。 しかも、「 表 −5 」 の と お り、 巾野区・墨 田 区を除 いて 、8 0 年代に 入 ってか ら一斉 に 設置さ れて いる。と くに、こ こ2 ・ 3 年の、85
年 以 降に9 自 治 体 (il. 4 % )が 集中し て設 置し てい る のであ る。名 称は、部
・課 で あ れ、 係で あれ、1 2 自 治体が 「地 域振興」と名 乗 り、 「地 域 振興 」がひろ く使 わ れていること が わかる。 こうし た動 きは、区自治 体 のコミ ュ ニテ ィ行政唯迎 の ひ ろ がり の一 つ の 現 れとみる こ とがで き るが 、そ のことが ただちに庁 内 の総合的 な 推進 体 制と して円滑 に機 能してい るこ とに は な ら ない 。 こ の 点 に つい て は 、後述 する問 題 点・課 題 のと こ ろ で詳し く述 べ たい。
( 主 要 施 策 の動I"!)
で は、 つづ い て 現 在 す すめ ら れて い る 主要 な 「 施 策 」 に つ い て みて みよ う。 「去‑6
」 のよ うに 、 「施 設 の建 設 ・ 開 設 ・運 営 」(18.3 % ) の 施 策が 最 も多い。
ま た墨 田 区 ・品 川 区 ・大 田 区 で は 「 町 会 会 館お よ び 集 会 所 建 設 補 助J があ げ られて い る のか 目 を ひ く。
次 に多 い 施 策 は、 「 イ ベ ント ・ 祭り 」 で1 4. 1% を 占 め て い る。 「懇 談 会・団 体 連絡 会1 は、 わ ず かに4 件に し か す ぎ ず、 こ の う ち3 件 は 「 町 会 ・ 自 治 会 」 の行‑83‑
4 ‰
政懇談会で あ る. ま た` こ の施 策 と 密 接に 関連 す るr ニミこ .ニテ ィ組 織づ くり 」 は 中野区 ゛板 橘 区 ( 凋査 中) ・ 葛 飾区 で すで に 施策 と して 展関 さ れて い る.
これらに つづ いてヽ│  ̄リ ーダ ー研 修 」 (8. h % ) 「各 種講 座 ・ 事業 」 (7. 0
%)が多 くな っ て い る. ま た、 最 近 の傾向 と し て[ 情 報誌 の 発行j など 「 情 搬の提 供・収集 」に 関 す る 施 策 が ふ えて きて い る こと が 指摘 でき よ う.
(構想中 の施 策)
以上が、 現 在 進行 中 の 主 要 な コ ミュ ニ テ ィ施策 であ るが 、F 構恕 中 の施 策 ]は 、 どういっ た傾 向を し めし て い る のか。 ^表 −7 」か らみ てい こ う。 ま ず 、│ 施 設 の 整備」につ い て み る とヽ こ れ ま で のよ う に単 に施 殼を 建 設 す るの で はな く、 港 区 の
「地区 センタ ー 構想 」 や品 川 区 の 「コ ミュ ニテ ィプ ラザ 構 想 」に み ら れるよ うな
「他施 設と の連 携 ・ ネ ット ワ ー ク」 の傾 向 が認 め ら れる。 ま た新 宿 区 ・品川 区 ・荒 川区の「区民 広 場 構 想 」 に み ら れ るよ う なOA イし 行 政 改革を 背景 と する 「 出張 所 機能の再編 (行 政 サ ービ ス 十コ ミュ ニ テ ィ機 能) J とい う傾 向 も指 摘で き よ う。
さらに 「情 報 の収 集 」を み る と、 と くに 新宿 区 の 「地 域団 体 情 報の 収集 」 や 板 橋 区の「人 材 バ ンク 」 の施 策 に み ら れるよ う な 「団 体 活動 に関 す る 情報 収 集」 が 特 徴 的であ る。 こ の 背 景 に は、 「表 −8 」 の とおり 、1 4 の自治 体(6 0. 9% ) が
F自主団 体 の活 発 な 活 動 」を 指示 し た こ とか ら うな ずけ るよ う に、 地 域に お け る
「自主団 体 の活 動 の 拡 がり 」 があ るこ とを 指摘 でき よう。
もう一 つ の傾 向 は、 「コ ミュ ニ テ ィ組 織づ くり 」が、 千 代田 区 ・荒 川 区 ・板 橋 区 足立区で そ れぞ れ構 想 化 さ れ て い るこ と であ る。 こ の 背景 に は、 前述 の 自 主団 体 の活動の活 発化 と、 そ の一 方 で の 「表 −9 」に 示 さ れてい る よ うな 「役 員 ・ 活動M の高齢化j や [活 動 の沈 滞 化 ・ マ ンネ リ化 ] の傾 向 にあ る町 内 会 ・自治 会 活動 の沈 滞化か指摘 で きよ う。 こ のこ と に よ っ て当 然 、既 存 の町 内会 ・ 自治 会 と そ の他 の団 体との交 流・ 調整 が 問 題 とな り 、 その延 長 とし て 板 橋区 や足 立 区 のよ うに 「コ ミ ュ ニテ ィ細 織づ くりj が構 想 化 さ れて く る。 ま た、 千 代田 区 のF わが ま ち懇 談 会 」の ようにヽ 人 口 減少 とい う深 刻 な 問 題を 背景 とし たコ ミ ュ ニテ ィ活性 化 の方 策 とし て の「ニリ ュニテ ィ組 織づ くり 」 が構 想化 さ れて くる 経紳 もあ る。
(2) とくに「 」 ミュ ュ テ ィ組 織 づ くり 」の 設 置状 況 を めぐ って
前述のとお り、 特別 区 のコ ミ ュュ テ ィ施 策 は、 新 た な展開 を 示し てい るが 、 と く に、ここ で は板 橋区 で課 題 とな
ってい る「 コ ミ ュ ニテ ィ組 織づ くり 」を とり あ げ、
その設置 状況 につ い て さ らに 詳 し くみて い きたい。
「表‑ 1 0 」 は、 各 区 の 「コ ミ ュニ テ ィ組 織づ くり 」 の状況 を 示し た も のであ る。‑84‑
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