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30 60 80 120 Bea雨on tiffle/雨

二 回 言 唾 玉

0   00   81 0   06   4

20

30 60 80 120

Table 8.3 Gelation time of BUPP‑po]yaniine in alkal ine solution at 20℃.

BUPP

BUPP‑I

BUPP 』BUPP‑IBuPP

りv

No P

2 3 4 5 6 7 8 9 0

I

11 12

BUPP

BUPP‑I

BUPPりBUPP‑I

066

6

BUPP‑D 20 BUPP 』 6BUPP‑

Ⅲ 6BUPP‑

Ⅲ 20BUPP‑

Ⅲ 6BUPP づV 6BUPP りV 20BUPP

づV 6 a )g/cement 1kg,equa

且on ( にd

Gelation time/min

Rpwb ) Pav cm

4

09

l  争10 l CO98

I  100 97λt pn

φ  100 3 COCO     OO

・  争00 Q.u 47 OO1  

●00

0

0

32 43

06

494Q︑ ⁚ 4 りt)9

.り 3 60

一  eOO    CO 1 CO

争  争21

3.0

30

幽  13 n

2 4

HMDA

(1 equiv.  ) (1

_ 50 30 30 8

PEI

equiv. ) (5

0 0 0 2pn︶ 4 4

PR  Iequ 一 一45

5 03 CO

1

IV

8.    3.    2  セメント モルタル試験

BUPP −ポリア ミン系硬化剤を 混和したセメ ントモル タル試験 結果を 表8.4 に示す。表8.4から明らかなように,透水比はい ずれも1.0以下であり,混和剤含 有 供試 体 は 標 準供 試 体 より も透 水を 阻 止す る 能力 が 優 れて い る 。一 方で は ,BUPP

や硬化剤 の種類 によって, 透水比に著しい変動が認められる。 また, 混

Table  8.4  Water permeability test.

Name Quntity/ が )

Curing agent

Name Quantity/g' )

HMDA PEI HMDA HMDA PEI HMDA HMDA PET HMDA HMDA PEI

42

00 8 CO52

9  一00

0

0

90 66

8629

一  参00 267 9乙I

100

0

0

90 66

Permeated water

g

一‑一 一一160 151

145 133 78 107 53 41 116 135 51 69

一  一一 一

b )Water permeability ratio, c )Referred to Control.

106

和剤を 増量すると透水 比は小さくなり,混和剤の防水効果が一層顕著に観測され る。

つ ぎ に,供試 体断面の水の浸透状況写真を 図8.4 に示す。これ らの写真 は,供 試体を 割裂 し充 てん面 と充てん面とが接する ように撮影し たもので ある。図8.4

(a )(実験番号1 )の標準供試体は全面的に水が浸透し,供試体から流出する水 量 は無視できるほどであ るが, 浸透水 による供試体の重量増加,すなわち透水量 は160g

に も達した。図8.4(b )(実験番号2 )で は水が浸透していなト 部分は わずか に残存してい る状態であり,これと実験番号3,    4,    6,    9,    10 は類似 の浸透 状態を示 した。 図8.4(c )(実験番号7 )では直径5cm の水圧面から放射 状に永が 浸 透して おり, こ れと実験 番号5,     1卜 1  2 とは類似 の浸 透状態を 示し た。 図8

丿区d )( 実験番号8 )では水圧面 に対し直角方向へ の水の浸透が著しい ものの,

透水量41g ,平 均浸透深さ1.3cm であり,この供試体の防水性能は本実験 の中で最 も優れてい るといえ る。

107

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108

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上 記i尚

∧ヅ ノ

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Fig.   8.4 Photographs for the mode of water permeability of sectionalsample.

(a):  No. 1.   (b):  No. 2,   (c):No. 7,   (d):  No. 8

8.    4  結論

BUPP −ポリアミン系硬化 剤のセメ ント モルタル混和剤への応用を試 みた結 果,つ ぎのようなこ とが わかった。

() )BUPP はセメ ント に基づ くアルカリ性の環境下で 脱ブロ ック化により イソシアナートを 再生する。

(2 )再生イソ シア ナート末端プレポリマーは ポリアミン系 硬化剤 との三次元 化反 応によりポリ( ウレタン ーウレア)エラストマ ーを 生成 する。

(3 )セメント モルタルにBUPP 一ポリアミン系硬化 剤を混和 する と防水 性 が向上 し, かつ生成エラ スト マーに起因する弾 性の付与 も期待さ れる。

8.     5 参 考 文 献

D L.  M. Dadson,  H.  J. Shearing,  Zeitschr 廿t Werkstofftechnik,  5,  77(1974).2) 原 田 秀 夫 , 助 則 竜 水 , 高 仁 清, 高 分加 工,   23,   431(1974).

3) 伊 藤 松 夫 , 日 本 ゴ ム 協 会 誌,   55,   189(1982).

4) 牧  宏 久 , 高 分 子 加 工,   32,   181(1983).

5) 建 築 防 水 ハ ン ド ブ ッ ク 編 集 委会 編 , 建 築 防 水 ハ ン ド ブ ッ ク'へ 業 調 査 会(1974),    p. 160.

6) 倉 祐 光 , コ ン ク リ ー ト 工 学,   16,   65(1978).

7) 松 永 勝 治 , 山 下 忠 孝 , 材 料 技 術,   4,   174(1986).

8)H.  E. Stagg,    Ana↓yst ,71,    557(1946).

9) 大 浜彦 , 高 分 子 防 水 分 子 刊 行 会(1972),    p. 154.

10) 西  忠 雄 , 有 坂 正 典 , 日 本 建 築 学 会 大 会 学 術 講 演 梗 概 集 ,79(1968).

11) M.  L. Matuszak,  K.  C. Frisch ,S.  L. Reeeen,  J.  Po ↓ym.   Sci. ,   Po↓ym.   Chem.Ed.,    11,   1683(1973).

12)J.  H. Saunders,  K.  C. Frisch,  "Po ↓yurethanes.    Chemis 廿y and Technology' ≒Part 1,   "Chemis 廿y'≒Interscience Pub.    Inc 。New York(1962),    p. 204.

109

第9]章: UV 硬化 ポリ( ウレタンーメタ クリル酸エ ステル) のキャラクタリゼ ーション

9.   4.    1 緒言

分子 中に1 個以上 のア クリル酸エ ステルまたはメタ クリル酸エ ステルを含 む,

い わゆるアクリル系プ レ ポリマーは,紫外線(UV) 照射により硬化させ るこ とが で き,工 程の省力化を 主目的にインキ, 接着お よび塗料などに広 く利用 されてい るo 。 その中で,ア クリル系ウレタンプ レポリマ ーは, ウレタン成分原料である ヒドロキ シ基末端オリゴマーお よびポリイソシアナートの選択肢が広 く,分子設 計の自 由度 が高い利点を 有している2 4≒ さらに  アクリル系 ウレタ ンプレ ポリ マーをUV 照射により硬化させ たエラストマ ーはポリウレタンに由来する優れた 耐摩耗性,強靭さ,引裂き抵抗および低 温特性,並びにポリアクリレ ートに由来 する優れた耐候性や光 学特性を兼備している。このため,各種 のア クリル系ウレ タンプレ ポリマ ーが合成され, そのキャラクタリゼーションが多 角的に行 われて

本章1   6 )で は, ポリ( オキ シプ ロピレン)ト リオール(以 下PPT と略記する) , ト リレ ンー2,4−ジイ ソシア ナート(以 下2,4‑TD I  と略記 する)お よびメタクリル 酸2一一ヒドロキ シエチル(以下HEMA と略記する)からな るメタクリロイル末端ウ

レタンプレ ポリマ ー(以 下MTUP    reと略記する)を 合成 した。このMTUP    。は,

い わゆる多 官能性テレケリック(telechelic) オ リゴマーであ り,末端自由鎖のな い理想的な網状構造体の生成が期待される,大きな特徴を有している。このよう なMTU    P   reをUV 照射 により硬化させた ポリ( ウレタ ン ーメタ クリル酸エ ステ ル 火以 下MTUP と 略記 する) の密度,機械的強度,動的粘弾性およ び酸素 透過 性を調べた結果, 有用な知見が得られた。

9.    2  実験 9.2.1  試薬

PPT(Mn =1000,2000,3000,4000)および比較 のために用いたポリ(オキ シプ ロ ピレ ン)‑a,  (x>−ジオール(PPG ,Mn =3000)は市販品を窒素 雰囲下80 で/O. 67kPa で8 時間乾燥したのち使用した。 2,4‑TD  I は市販品を減圧蒸留し,126で/I. 47kPa

の留分を 使用し た。 HEMA は市販 品を減圧蒸留し,   87で/O. 67kPa の留分を

− 1 10 −

使用した。その他の試薬は市販品を そのまま用いた。

9. 2.     2 MTUP 日の合成

PPT またはPPG と2.4‑T D I  との当量比(NCO /OH) を2.05 とし,触媒 として ジラウリン酸 ジブチルスズ(レlO‑'wt %)を加え 窒素雰囲気下60 ゜Cで2 時間 反ぶさせ, イソシアナート末端ウレタ ンプレポリマーを 得た。続いて,こ のプレ ポ リマ ーとHEMA の当量 比(NCO /OH) を1. 0とし 窒 素 雰囲気, 遮 光 下40

°Cで32 時間反応させてMTUP    reを合成した。 PPT を 刑い た場合 の合成 スキ ームを 図9. 1に示す。

反応 の追跡は両プレ ポリマーともFT −IR スペクト ル(液膜法)お よびジブチ ルアミンを 用い るイソ シアナート の定量法によった。

9.2.3 MTUP ,eのU  v 照射による硬化

光 開始 剤としてベ ンゾイ ンエ チルエーテル(1.3×10丿wt %)を加えたMTU    P   re のジクロロ メタン溶液を 型枠 に注いだのち, ジクロロ メタンを減圧下で除き, こ れにケ ミカル ランプ( λ=365nni)を2 時間照射して硬化させ た。得られたMTUP(

膜 厚:約500/ini)をFT −IR スペ クトル(ATR 法) によりメタクリロ イル 基に 基づ くレ,=c(1655c『 丿 の消失を確認し たのち, 室温で2  4 時間真空乾燥して分 析 試料に供し た。

9.   2 .4  分析

9.    2.   4.    1 密度測定

ミラ ージュ貿易製電子比重計S D  −120L により16°Cで 測定 した。

9.    2.   4.   2  引張試験

上島製作所製恒温槽付きロードセル式引張試験機 によりJ I S K 6301‑1995 に準じて23 °Cで測定した。

9.    2.   4.   3  動 的粘弾性

セイコ ー電 子工業製DMS210 粘弾性スペ クトロ メーターによりつぎ の条 件下 で 測定し た。測定 条件 ;引張 りモードで, 周波数0. 5〜10Hz, 温度 範 囲一一140〜200

゜C。

9.    2.   4.   4  酸素透過性

東洋精機製MT −C1 型恒温式ガ ス透過率測定装置により23 °Cで測定した。

Ill

CH2O ゛[CH2CH(CH3)○珍HCHO

−[CH2CH(CH3) ○]てHCH2O [CH2CH(CH3) ○≒HPPT

十 3  OCN

2,4‑TDI

Cat.  ;【CH3(CH2)3]2Sn 【OOC(CH2)loCH3122h at 60 

YH2O‑lCH2CH(9H3)O 】J‑

《 二ycH3

|       o H     NCO CHO −[CHaC ト^(CH3)0]‑C べく 二 と:C

トa

H2O  ̄[CH2CH(CH3) ○]R8  ̄M ̄《]

シ?

呂こ

NCO Isocyanate‑terminated urethane prepolymer

C   OHC   OHCI C 1 C Ido o o.I  

刎  イ︵y   O   ︵yC

−C−C

Soft segment

COOCHsCHpOH HEMA

S )(西 OCH2CH20‑C‑C =CH2

H

−N

O  CH3││ 

OCH2CH2O‑C'C |゛CH2

⑤ 品 (;i)(F

ト もN'C'OCH2CH2O

 ̄C'C゛CH2jjlj segment

Fig.   9. 1 Synthetic scheme of methacryloyl‑terminated urethaneprepolymer.

− 112 −

9 。3  結果およ び考察

UV 硬化 によって得られたMTUP のハードセグメ ント濃度(HSC) の計算値,

密度, 引張強さ(Tb) ,伸び(Eb), 損失正接(tan ∂) にお けるα分 散ピーク温度(T α)お よび酸素透過係数(Po2) を表9. 1に示す。表9. 1の試料の数字 はPPT ま たはPPG のMn, 数字のあ とのT とD はそ れぞれト リオールタイプ, ジオール タイプを表 す。

Table 9. 1 Properties of UV‑cured poly(urethane‑iiiethacry↓ate)membrane.

Samp ↓e

100 200 300 300 400

0

0

0

0

0 T

T

T

D

T

HS(ノ Density  Ty)) Eb^^ T /)

49 31 25 17 18

g・cm

0

9

5

8

8

1

1

1

1

1

19 12 10 07 07

3 N・cm −^   %   ℃

2160 510 284 167 196

cm

Po2 ×lO'

35 42 45 99 50

54

7

43

64

61

6

9

5

1

2

^・cni'cm

4 LT)1 2

・  I0 8

8 13 11

48 7 6

2

S kPa

a) Hard segment concentration,    b)Ultimate tensile strength,

c)Elongation at break,   d)a    transition temperature by dynamicmechanica

↓analysis(at 1 Hz).

表9. 1から,MTUP の密度 はTDI とHEMA に 基づ くHSC の値が小さ く なるにつ れて 低下することがわかる。多 くのポリウレタ ンエラストマ ーの密度は1.

 10〜1.20(g ・cmぺ)1 6)であり,MTUP の密度 に及ぼすHEMA の顕著な影響 は観測さ れない。 3000一T の密度と3000‑D のそれを 比較すると,後者 の方が低い。

これは,後 者の橋かけ密度が前者 のそれよりも低いことに起因してい ると推測さ れる。

引張試 験結果にお いて もTb およ びEb のHSC 依存性 が明瞭 に観 測さ れる。

113

1000

・ T 

のTb はほか のMTUP に比べて突出した大きさ にな っているが,これは 引張試験 温度 が試料 のガラス転移点(Tg) 以下であ るこ とに起因してい る。既に,

ポリウレタ ンエラ ストマ ーのTb の測定 温度(T) とTg との差(T −Tg) への依存 性 に が認められてお り,   Eb に関してはTg の20〜60 で高いところ) に最大値の存 在1   8 )が観測さ れてい る。他方, ポリウレタン ーポリ( メタクリル酸メチル) 系 相 互侵入網目高分子1 9 )で は, その機械的強度がMTUP のそ れより もやや優れて お り,   MTU  P では ポリウレタンに由来する機械的強度 が十分に発揮さ れていな いように思われる。こ のような傾向は,多くのアクリル系 ウレタ ンプ レ ポリマ ー の硬化 体に も認め られており4 , 5,    9。に1  4へ 機械的強度 に対 しハ ードセ グメ ント からな る橋かけ点付近 の剛直性が支配的で, ソフトセグメントの柔軟性が発現さ れていない ことを示唆してい る。

つぎ に,MTUP として1000‑T ,3000‑T お よび300(トD を用いた動的粘弾性 測定結 果を, それぞれ図9.2,   9.3,   9.4に示す。図9.2 は貯蔵 弾性率(E ⊃ ,損失 弾性率(E ⊃ およびtan 6 の温度分散並びに周波数(0. 5〜10Hz の5 点)分散である。tan

 d の主 分散ピーク温度(T α)は,表9. 1に示してあ るようにPPT のMn が高

くなるにつ れて低 温側に移行 し,   H S C のT  a に及ぼ す影響が顕著に観測される。1000‑T のE' は温度 とともに緩やかに減少し,この試料 の転 移域の勾配を3000‑T

のそれ(図9.3) と比較 すると,後者 の方が急勾配である。また,   1000‑T ではゴ

ム状弾性 域に130°Cで到達 するが,3000‑T の場合にそれが室温付近に観察される。1000‑T のE" とtan δでは‑100゜C付近にβ分散ピークが観測されるが,ほかの試

料 にはこ のピ ークが認め られない。こ のことは,   1000‑T には橋かけに関与しな い末 端自由鎖が僅か に含 まれていることを 示唆している。 3000‑T のFン と3000‑D(

図9.4) のそ れを 比較 する と,転移域の勾配は前者 の方 が緩やかであり,ゴ ム

状弾 性域に到 達する温度 は後者 の方が低い。 3000‑T および3000‑D のE' で は,1000‑T とは異なり,明瞭な 温度分散ピークがそれぞれ‑54. 9,   ‑71. 1°Cに観測さ

れる。 3000‑T お よび3000‑D のtan d における温度分 散ピーク面 積は前者 の方が 広 く,   T a は それぞれ‑43.5,

一64.

 1°Cに観測される。

他方, ポリウレタ ン一ポリ(メタクリル酸メチル)系 相互 侵入網目高分子2  0)で は両成分 それぞれに基づ くT  a が観測さ れており, ミクロ 相分離構造 の存在が推 定さ れてい る。

− 114  −

aj へLUCL.

Ed    .3

0    1    1    1     1    1    11

10^ °

10 ≪

10 ≪

10'

E

E"

tan  S

‑180       ‑90         0         90

゛      t/°c

Fig.    9.2 Temperature dependence of dynamic mechanicalproperties at various frequency for 1000‑T.

115

1

0.50

0.35

0.20

0.05

80

‑0 10

PUB

10 ≫

10 ≫

10'

06

1

Bd/..3

10=

10*

10^

10^'

10^ °

2 10

UJ

10 °

10

‑160 ‑80 0 80 160

t/°c

Fig.    9.3  Tempera 七ure dependence of dynamic mechanicalproperties at 1 Hz for 3000‑T.

116

0.8 0.7 0.6 0.5 0.4 0.3 0.2 0.1 0.0

Ca W

Ed︒3

10 ≫10=10^10

°10^10^

2

10^^

10^ °10'10"10'10^10'

・200 ‑100 0 100

t/°c

Fig.   9.4  Te叩erature dependence of dynamic mechanicalproperties at 1 Hz for 3000‑D.

117

200 2.55

1.85

1.15

0.45

‑0.25

吻CJ

つ ぎに,MTUP 膜の酸素透過性は表9. 1から明らかなように,   H S C や 橋か け密度が高くなるにつ れて低下する。こ れはハ ードセ グメ ントに存在する凝巣エ ネルギ ーの大きな ウレ タン結合やエ ステル結合 が酸素 の収着や拡散を 妨げてい る ことに起因している と考えられる。したがって,酸素のMTUP 膜 透過は凝集エ ネルギーの小さな アル キル基とエ ーテル結合からなるソフトセグメ ントの長さ に 支配されてい るものと推測される。 3000‑T の酸素透過 係数 と3000‑D のそれを比 較すると,後者 の方が高い値を示しており, この場合に もH  S C や 橋かけ密度が 膜の酸素透過性に対 し顕著な影響を及ぼしていることが わかる。 1000‑T の酸 泰 透過性について は, 表9. 1に示 してあ るように他 のMTUP 膜に 比べて 著しい低 下が観 測される。こ のこ とは,測定 温度(23で)がT  α(54. 6°C)より低 く,ガラ ス 状態で の測定にな っていることか ら,ソフトセ グメ ントへの酸素 の収着が非常に 困難であ ることを示唆してい る。 しかしながら,このようなガラ ス状 ポリマ ー中 の気体輸 送に関しては,T  a やTg との関係か らの一般的説明は妥当で ない こと がわかってい る。すな わち,ガ ラス状 ポリマーへの気体の収着は,ガラ ス状態に 存在すると仮定さ れている微小空けき(micro void) への溶解と空孔充てんの二つ の機構で 同時に 起こることが提案2  1 )さ れ,そ れが多 くの研究者 によって 支持さ れてい る。

T  a が測定温度以 下 のMTUP 膜がポリ( オキシフェニ レン)2 2 )膜 のように比 較 的高い酸素 透過性を示す のは,    C −0 −C 結合 の自由回転, 弱い 分子 間力( ポ

リ(オキシプ ロピレ ン)の溶解度パラメーター2 3ト6  2、ヅ8.41(ca↓・cm‑^)卜几ca ↓

=4. 184J)) および側鎖メチル基 の存在によるポリ(オキ シプ ロピレ ン)鎖 の接近 の 妨害のために,自由体積分率が大きくな るような構造に 由来してい ると考え られ る。

Huang ら2 4)は, いくつ かのヒドロキシ基末端オリゴ マーおよび ジイソ シアナ ー トを用い た線状ポリウレタン膜の気体透過性は,両者 の∂値 の差に依存すること を報 告している。この内容は,    ∂ 値の差 が大きいほど相溶 性の低下を もたらし,

自由体積分率が大きくなる構造,すなわち上述のポリ(オキシプロ ピレ ン)鎖に対 する説明 と合致する。一方,   P P G を 用い たポリウレタンエラストマ ー膜の気体 透過 性で は,橋かけ剤の官能度(3 〜5) には無 関係で,   P P G のMn に依存すると ともに,気 体透過係数 と,測定 温度(T >Tg) とTg の差(T −Tg) との間の直線

− 118 

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