マネックスグループ|8698
LAST UPDATE: 2018.11.19 Research Coverage Report by Shared Research Inc. | www.sharedresearch.jp
R
Coverage
マネックスグループ|8698
LAST UPDATE: 2018.11.19 Research Coverage Report by Shared Research Inc. | www.sharedresearch.jp
R
Coverage
受入手数料
日本セグメントにおいて、受入手数料は3,527百万円(前年同期比9.4%減)となった。株式・ETFの委託手数料が2,792 百万円(同12.2%減)と受入手数料減少の主要因となった。市場における株式等の個人売買代金は増加したものの、個人 売買代金に占めるマネックス証券のシェアが低下したほか、信用取引手数料を改定した影響から株式委託手数料率が低下 し、受入手数料が減少した。
東京、名古屋二市場の株式等の1営業日平均個人売買代金は1兆1,164億円(同3.7%増)となった。マネックス証券の株式 等の個人売買代金に占めるシェアは5.3%(同0.2ポイントの低下)となり、1営業日平均委託売買代金は613億円(同0.5%
減)、内訳として、現物株式の1営業日平均委託売買代金は291億円(同15.9%減)、信用取引の1営業日平均委託売買代 金は321億円(同19.3%増)となった。信用取引手数料を改定した影響から信用取引の売買代金が増加した。一方、平均 株式委託手数料率は0.074%(前年同期比で0.010ポイントの低下)となった。平均株式委託手数料率の低下は、2017年 11月に信用取引の手数料を引き下げたこと、相対的に委託手数料率の低い「トレードステーション」経由のシェアが上 昇したことなどによる。
マネックス証券は2017年11月に「取引毎手数料コース」における信用取引手数料について、約定代金10万円以下の手数 料を100円から95円に、約定代金50万円以下の手数料を450円から190円に、約定代金100万円以下の手数料を1,500円か ら355円に、約定代金200万円以下の手数料を3,000円から800円に引き下げた。SR社ではこの手数料引き下げによって、
「取引毎手数料コース」における信用取引手数料の委託手数料率は従来の0.12%から0.05%に低下したと試算している。
なお、アクティブトレーダー向け日本株取引ツール「トレードステーション」経由の株式売買代金がマネックス証券の株 式売買代金に占める比率は5.5%となった。
前四半期との比較では、受入手数料は825百万円減、19.0%減となった。株式・ETFの委託手数料が676百万円減、19.5%
減と受入手数料減少の主要因となった。東京、名古屋二市場の株式等の1営業日平均個人売買代金は22.7%減となった中 で、マネックス証券の株式等の個人売買代金に占めるシェアは0.05ポイントの低下となり、1営業日平均委託売買代金は 23.5%減となった。また、平均株式委託手数料率は0.009ポイントの低下となった。
トレーディング損益
トレーディング損益は943万円(前年同期比6.8%増)となった。FX取引金額は7.4兆円(同11.0%増)となった。
金融収益
金融収益は2,679百万円(前年同期比14.9%増)となった。信用取引手数料を改定したことによって信用取引残高が増加 し、信用取引収益が増加した。
信用取引の残高は200,900百万円(同21.5%増)、月末残高の平均(同社資料をもとにSR社算出)は202,900百万円(同 26.9%増)となった。上述の通り、信用取引の委託手数料手数料体系を変更したことによって、信用取引残高が増加した。
前四半期との比較では、金融収益は204百万円増、8.2%増となった。信用取引残高増加によって信用取引収益が増加した ほか、株券貸借取引の収益が増加した。
販売費及び一般管理費
販売費及び一般管理費は5,835百万円(前年同期比4.1%増)となった。顧客基盤拡大のために広告宣伝費が388百万円(同 32.9%増)となった。販管費の構成比が高いシステム関連費用(不動産関係費、事務費、減価償却費)は3,094百万円(同 0.0%増)となった。前年同期は、旧証券基幹システムの事務委託契約を前々期に終了したことからシステム関連費用が 減少したが、当第1四半期において、システム関連費用の減少傾向は一巡し、前年同期比で横ばいとなった。
マネックスグループ|8698
LAST UPDATE: 2018.11.19 Research Coverage Report by Shared Research Inc. | www.sharedresearch.jp
R
Coverage
前四半期との比較では、販売費及び一般管理費は524百万円減、8.2%減となった。広告宣伝費が164百万円減、29.7%減、
システム関連費用が214百万円減、6.5%減となった。広告宣伝費は広告手法の効率化によって減少した。システム関連費 用は前四半期においてオフィス賃料に関する一過性の費用を計上したが、当第1四半期においてはそのような費用の計上 がなかった。
顧客動向
2018年6月末において、マネックス証券の総口座数は1,779,713口座(前年同月比4.1%増)、信用取引口座数は121,069 口座(同7.8%増)、預かり資産は42,832億円(同7.7%増)となった。
アクティブトレーダー向け日本株取引ツール「トレードステーション」経由の株式売買代金がマネックス証券の株式売買 代金に占める比率は5.5%(前期第4四半期は4.6%)、口座数は12,000口座超となった。
米国セグメント
営業収益は5,457百万円(前年同期比14.0%増)となった。手数料の引き下げ実施による稼働口座数の増加、市場のボラ ティリティが前年同期比で上昇したことから委託手数料は増加した。手数料引き下げ実施による稼働口座数および預かり 資産の増加、短期金利の上昇、有価証券貸借取引収益の増加によって、金融収益が増加した。内訳として、受入手数料は 3,078百万円(同5.8%増)、金融収益は2,032百万円(同26.1%増)、金融収支は1,211百万円(同14.8%増)となった。
金融費用及び売上原価控除後営業収益は4,619百万円(同9.4%増)となった。
営業利益相当額は230百万円(前年同期は1百万円の営業利益相当額)、税引前四半期利益(セグメント利益)は209百万 円(前年同期は1百万円の税引前四半期利益)、親会社の所有者に帰属する当期利益は191百万円(前年同期は1百万円の 親会社の所有者に帰属する四半期利益)となった。
利益面では、増収に加え、販売費及び一般管理費が前年同期比で4.0%増にとどまったことから増益となった。
米ドルベースでは、営業収益は50,162千米ドル(前年同期比16.8%増)となった。内訳として、受入手数料は28,297千米 ドル(同8.5%増)、金融収益は18,680千米ドル(同29.3%増)となった。金融費用及び売上原価控除後営業収益は42,458 千米ドル(同12.1%増)、営業利益相当額は2,113千米ドル(前年同期は11千米ドルの営業利益相当額)、税引前四半期 利益は1,921千米ドル(前年同期は7千米ドルの税引前四半期利益)となった。
前四半期との比較では、営業収益は42千米ドル減、0.1%減となった。営業収益の内訳として、受入手数料は2,927千米ド ル減、9.4%減、金融収益は2,827千米ドル増、18.2%増、金融費用は1,871千米ドル増、33.0%増、金融収支は1,001千米 ドル増、9.9%増となった。金融費用及び売上原価控除後営業収益は1,829千米ドル減、4.1%減となった。利益面では、販 売費及び一般管理費が2,513千米ドル増、6.6%増となり、営業利益相当額は4,342千米ドル減、67.3%減、税引前四半期 利益は1,237千米ドル増、180.8%増となった。
米国セグメントは、主にTradeStation Group, Inc.の子会社であるTradeStation Securities, Inc.が主体である。米国セグ メントにおいてはアクティブトレーダー層を主要な顧客層としており、市場のボラティリティ(値動きの度合い)が上昇 すると取引量が増加し収益に貢献する傾向にある。また、顧客の預り金を運用することで金融収益を獲得していることか ら、金利が上昇すると収益に貢献する傾向がある。
米ドルの対円レート(期中平均)は前期比で2.4%円高となったことから、米国セグメントの業績はその影響を受けた。
マネックスグループ|8698
LAST UPDATE: 2018.11.19 Research Coverage Report by Shared Research Inc. | www.sharedresearch.jp
R
Coverage
受入手数料
受入手数料は、米ドルベースで28,297千米ドル(前年同期比8.5%増)、円換算後では3,078百万円(同5.8%増)となっ た。米ドルベースで、委託手数料が増加した。
委託手数料は、米ドルベースで20,377千米ドル(前年同期比19.4%増)、円換算後では2,217百万円(同9.8%増)となっ た。委託手数料の引き下げ実施によって稼働口座数が増加し、ボラティリティが前年同期比で上昇した。
2018年6月における稼働口座数は79,287口座(前年同月比20.6%増)となった。2017年3月に株式、オプション、2017年 8月に先物の手数料を改定したことから口座開設数が増加した。
VIXが15.34(前年同期は11.43)となった。米国セグメントにおけるDARTs(Daily Average Revenue Tradesの略称で、1 営業日当たりの収益を伴う約定もしくは取引の件数)は77,880件(前年同期比15.9%増)となった。
前四半期との比較では、受入手数料は2,927千米ドル減、9.4%減、うち委託手数料は2,449千米ドル減、10.7%減となっ た。稼働口座数は4,477口座増、6.0%増となったが、VIXが11.6%減、DARTsは12.2%減となった。
その他の受入手数料は、米ドルベースで7,920千米ドル(前年同期比12.1%減)、円換算後では862百万円(同14.2%減)
となった。
金融収益
金融収益は米ドルベースでは18,680千米ドル(前年同期比29.3%増)、円換算後では2,032百万円(同26.1%増)となっ た。預かり資産残高の増加、短期金利の上昇によって受取利息が増加した。また、有価証券貸借取引収益が増加した。
預かり資産残高(2018年6月末)は稼働口座数の増加に伴い5,470百万ドル(前年同期比21.5%増)となった。米国FFレー トは2017年6月の1.25%が、2018年6月には2.0%には上昇した。
金融費用は米ドルベースでは7,549千米ドル(同51.5%増)、円換算後では821百万円(同47.7%増)となった。金融収支 は米ドルベースで11,131千米ドル(同17.6%増)、円換算後では1,211百万円(同14.8%増)となった。
前四半期との比較では、金融収益は2,827千米ドル増、18.2%増、金融費用は1,871千米ドル増、33.0%増、金融収支は1,001 千米ドル増、9.9%増となった。預かり資産残高は288百万ドル増、5.6%増、米国FFレートは2018年3月の1.75%が、2018 年6月には2.0%には上昇した。
販売費及び一般管理費
販売費及び一般管理費は、米ドルベースで40,345千米ドル(前年同期比6.6%増)、円換算後では4,389百万円(同4.0%
増)となった。支払手数料・取引所協会費が8,183千米ドル(同25.9%増)、人件費が16,053千米ドル(同20.1%増)と なった。支払手数料・取引所協会費は取引量の増加に伴い増加した。人件費は同社の株価に連動する賞与の増加、新規口 座開設の増加に応じた人員確保による増加があった。
前四半期との比較では、販売費及び一般管理費は2,513千米ドル増、6.6%増となった。前四半期において、売上税の戻し 入れ、オプション規制の手数料などの一時的な費用の減少要因があった。これらの一過性の費用の影響を除いた場合、前 四半期比で2%の増加となった。ガバナンスの強化のための人員の増加の他、同社の株価に連動する賞与の増加による。