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第3節  分類による子どもの動物概念の調査

 小学校3年生93名のうち、37名が動物という理由を用いて仲間分けをし

た。その中でライオンと他の生き物を動物という理由で仲間分け(図14)し

た子どもは86%。同じようにイヌでは、76%になった。このことから、動

物はライオンとイヌと認識していることが分かる。ライオンとイヌ又は、ライ オンとイヌと他の動物を囲んで25名であった。これは、68%に達している。

 小学校3年生では、特定のほ乳類を動物としていることが伺える。しかし、

その中にヒトは含まれていないことが分かる。

 また、すべての生き物を囲み、動物としたのは一人だけだった。

小学校3年生 動物概念

100e/.

     86%

goei. L/

soei. L/ 一一一一一一1 ww

7001e 600ie L/

so% L/

40% P/

テレビをはじめ様々な情報により、ヒトやイルカを動物だということを受け入 れていることが伺える。

 また、14種類の生き物をすべて囲み動物だとした子どもは二人いた。

中学生では、動物というキーワードで分類した子どもはいなかった。

小学校5年生 動物概念

100 90 80 70 60 50 40 30

飯  ・Sr Vo 斗  紮    築、    一V

?、  噸ヤ

   .t7 一K.s .

3ぐ 支. 』㌔ ㌔ 動物名      う    う

図15 小学校5年生 動物という理由で選んだ生き物

 以上のことから、小学生の動物の見方は、これまでの調査結果よりも、もっ と限定されたものだと言える。Bell,B F.の調査結果と比較すると、 Bell,BFの調 査結果ではライオンやイヌは100%の子どもが動物という見方をしているが、

動物という言葉を用いない今回の調査では、ライオンは100%に近いが、イ

ヌはそれよりも少ない。

 このことは、ライオンやイヌでさえ動物だと認識していない子どもがいると

いうことになる。

第4節  創造的思考を加味した分類の分析

それぞれの生き物を囲んだ理由により、創造性の水準から頻度を出してグラ

フにした。

 第一水準、第二水準により分類したグラフを図16・図17に示す。

90e/e 800/.

700/.

60e/.

50e/.

40%

30%

20e/.

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ヒト ライオン イヌ  スズメペンギン カニ ハエ チョウ ブトムジカエル ヘビ カメ メダカ イルカ

■小学校3年團小学校5年【コ中学3年生

図16 第一水準で分類

図17第二水準で分類

 圧倒的に中学生のほとんどは、第一水準のラベリングにより分類を行ってお り、それぞれの動物においても、大きな差はみられない。これに対して、小学 生では、第一水準で分類を行った子どもは少なかった。3年生と5年生の大き な差は見られなかったが、各動物問における差は生じている。

 小学校のおける各動物間を見ると、カニ、カメなどが低いことが分かる。こ れは、カニやカメはラベリングで他の生き物と仲間分けをしにくいことを表し ている。すなわち、カニやカメは動物でもないし、虫や魚や鳥でもないと考え ていることが分かり、子どもは積極的にラベルを用いて分類しにくいことが伺

える。

 同様に低い物として、メダカ、イルカなどは「魚」というラベルを用いて分 類した子どもは大変に少なかった。小学校3年生では、メダカは3人、イルカ

は1人。5年生では、メダカは4人、イルカは3人であった。逆に、第二水準

のグルーピングである「水の中」 「泳ぐ」という理由で仲間分けをした方が、

子どもにとってやりやすかったことを示している。 「水の中」 「泳ぐ」という

理由で仲間分けをした人数は、小学校3年生、メダカは66人でイルカは64

人。小学校5年生、メダカは43人、37人であった(図18・図19)。

40e!e

30e!.

20el.

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ロ小学3年   目小学5年   ロ中学3年