根拠法令 ―
条例・規則・要綱
・マニュアル等
枚方市難聴児特別補聴器給付事業実施要綱
福祉部障害福祉室では、身体障害者福祉法第 15 条4項の規定による身体障害者手 帳の交付を受けることができない難聴児に対して、特別補聴器の給付に係る補助及 び診断に要する費用に係る補助を行う事業を実施している。
当該事業の目的は枚方市難聴児特別補聴器給付事業実施要綱(以下、実施要綱と 記載する)に規定されており、以下のとおりである。
第1条 この要綱は、身体障害者福祉法(昭和 24 年法律第 283 号)第 15 条第4 項に規定する身体障害者手帳の交付を受けることができない難聴児に対して、特 別補聴器の給付にかかる補助及び診断に要する費用に係る補助を行う事業(以 下、 「特別補聴器給付事業という。 」を実施することにより、難聴児の言語の習得 及び健全な発達を支援し、もってその福祉の増進に資することを目的とする。
(抜粋:枚方市難聴児特別補聴器給付事業実施要綱)
身体障害者手帳の交付を受けるためには、身体障害者福祉法施行規則別表第5号
「身体障害者障害程度等級表」に記載されている障害に該当する必要があり、聴力に 関して最も軽度の6級は、以下のいずれかに該当する必要がある。
1.両耳の聴力レベルが 70 デシベル以上のもの(40 センチメートル以上の距離で 発声された会話語を理解し得ないもの
2.一側耳の聴力レベルが 90 デシベル以上、他側耳の聴力レベルが 50 デシベル 以上のもの
(抜粋:身体障害者福祉法施行規則別表第5号 身体障害者程度等級表 6級)
障害福祉室で実施している当該事業の対象としては、身体障害者手帳が発行されず、
身体障害者福祉法の対象とならないものの、聴力レベルが低く生活上の不便がある者
である。枚方市ではその対象となる者について、実施要綱で以下のように定めている。
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者で、両耳の聴力レベルが 30 デシベル以上 70 デシベル未満であるものとする。
ただし、その保護者が属する世帯に属する者の一人以上の当該年度分の市町村民
税の額が 460,000 円以上である者を除く。
(抜粋:枚方市難聴児特別補聴器給付事業実施要綱)
したがって、枚方市に住所を有する 18 歳未満の聴覚に障害のある者は、両耳の聴 力レベルが 70 デシベル以上であれば身体障害者手帳が発行され、 70 デシベル未満 30 デシベル以上であれば身体障害者手帳の発行がされないが、特別補聴器給付事業の対 象となる。
一方、障害者手帳交付の要件として、一側耳の聴力レベルが 90 デシベル以上、他 側耳の聴力レベルが 50 デシベル以上のものという要件がある。仮に一側耳の聴力レ ベルが 80 デシベル、他側耳の聴力レベルが 40 デシベルのものがいた場合には障害者 手帳が発行されないこととなる。
しかしながら、枚方市難聴児特別補聴器給付事業実施要綱においては、両耳の聴力 レベルで 30 デシベル以上 70 デシベル未満のものが対象となることから、上記の者に ついては特別補聴器給付事業の対象ともならない。
以上より、枚方市難聴児特別補聴器給付事業実施要綱の身体障害者手帳交付の要件 2の一側耳の要件に該当するものについて、十分なケアができていないと考えられる。
実際、当該事業において、平成 28 年度には 11 件の申請があった。この 11 件全て の特別補聴器交付申請書関係を閲覧したところ、実施要綱の要件を満たしていない申 請に対する許可が3件確認できた。具体的には、片側の耳の聴力レベルが 70 デシベ ル以上であり、実施要綱に記載の 70 デシベル未満 30 デシベル以上の要件に該当しな いにも関わらず、特別補聴器交付申請が許可されていたものである。
福祉部障害福祉室の担当者によれば、例えば両耳の聴力レベルが 50 デシベルの者 は 30 デシベル以上 70 デシベル未満に該当するため、補助の対象となる。しかし、片 側の耳の聴力レベルが 70 デシベル以上、他方の耳の聴力レベルが 50 デシベルの者が 補助の対象とならないのは不合理とのことから福祉部障害福祉室では、原則として補 聴器が必要であると医師が判断していれば申請を許可しているとのことであった。
上述したとおり、実施要綱では両耳の聴力レベルが 30 デシベル以上 70 デシベル未 満と定められており、要件を満たす申請についてのみ、許可が出されるべきである。
したがって、該当する3件は形式的には申請を許可してはならないこととなり、要綱
違反であるといえる(結果番号 16) 。
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ず、より、重度の障害を抱える難聴児に対し、特別補聴器の給付に係る補助がなされ ないという不合理な状況となっていることも事実である。そのため、実施要綱の見直 しについて検討すべきと考える。
【引継書に記載された事務の一覧】
(児童福祉法に基づく事務一覧)
番号 事務内容 根拠条項等(注)
1 身体障害児童について身体障害者手帳の返還事由が存在する旨
の保健所長からの報告の受理 第19条第3項
(注)児童福祉法の条番号である。
(社会福祉法に基づく事務一覧)
番号 事務内容 根拠条項等(注)
1 社会福祉に関する審議会その他の合議制の機関(地方社会福祉
審議会)の設置 第7条第1項
(注)社会福祉法の条番号である。
(障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく事務一覧)
番号 事務内容 根拠条項等(注)
1 指定自立支援医療機関の名称等の変更の届出の受理 第64条(自治令第174条 の32第1項を準用)、自 治令第174条の49の12第 1項
2 民間が行う障害福祉サービス事業者に対する報告聴取等 第81条第1項、自治令第 174条の32第1項、第3 項、自治令第174条の49 の12第1項、第2項 3 障害者支援施設の設置 第83条第2項、自治令第
174条の32第1項、第3 項、自治令第174条の49 の12第1項、第2項 4 地域生活支援事業の実施 第78条第1項、自治令第
174条の32第1項、第3 項、自治令174条の49の 12第1項、第2項
5 障害者(児)関連施設等の整備に対する補助事業 平成17年10月5日社援第 1005003 号
6 障害者就労支援強化事業 ―
(注)1~4番は障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律の条番号等、5番は 通知番号、6番は府単独事務である。また、自治令と記載しているのは地方自治法施行令の条番号 等である。
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番号 事務内容 根拠条項等(注)
1 身体障害者手帳の申請をするにあたって添付する診断書を作成
する医師の指定 第15条第2項
2 国及び都道府県の者以外の者が行う身体障害者生活訓練等事業 等の開始、変更、廃止、休止の届出の受理
第26条第1項、第2項、第 3項、自治令174条の49の 4第1項
3 身体障害者社会参加支援施設の設置 第28条第1項 4 市の身体障害者社会参加支援施設及び養成施設の設置について
知事への届出の省略
第28条第1項、自治令174 条の49の4第1項、第2項 5 厚生労働大臣表彰候補者の推薦 障害者自立更正者、更正援護 功労者及び社会参加促進功労 者に対する厚生労働大臣表彰 について(通知)
6 視聴覚障害者情報提供施設等の設置運営 平成15年3月12日厚生労働 省令第 21号
平成18年12月 28日発障第 1228003 号
7 難聴児補聴器交付事業 大阪府難聴児補聴器交付事業
実施要綱
(注)1~4番は身体障害者福祉法の条番号等、5、6番は通知番号等、7番は府単独事務であり要綱 を記載している。
(身体障害者補助犬法に基づく事務一覧】
番号 事務内容 根拠条項等(注)
1 苦情相談窓口の設置 第25条第1項、第2項、第 3項
(注)身体障害者補助犬法の条番号である。
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【移譲された事務の一覧表】
事務分類 項目
数 主な事務内容 対象 の有無
歳入決算額
(円)
歳出決算額
(円)
社会福祉法に基 づく事務
12 地方改善事業(隣保館運営費
等)の補助事業 無 ― ―
社会福祉施設に関する証明書 の発行
有 0 0
市町村又は社会福祉法人が社 会福祉施設を設置した場合の 届出の受理
有 0 0
社会福祉法70条にもとづく障 害者施設、軽費老人施設の指 導監査
有 0 0
老人福祉法に基 づく事務
31 市町村又は社会福祉法人等が 設置する特別養護老人ホーム 又は養護老人ホームの設置認 可
無 0 0
老人福祉法18条に基づく特別 養護老人施設、養護老人ホー ムの指導監査
有 0 0
介護保険法 に基 づく事務
27 指定介護老人福祉施設の指定 有 30,000 0 介護保険法23条に基づく指定
介護老人施設(特養)、老人福 祉施設の指導監査
有 0 0
障害者総合 支援 法に基づく事務
40 指定障害福祉サービス事業等 人員、設備及び運営に関する 基準の設定
有 0 0
指定一般相談支援事業者の指定 有 0 0 移譲事務項目計 110
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(社会福祉法に基づく事務一覧)
番号 事務内容 根拠条項等(注)
1 市町村又は社会福祉法人が社会福祉施設を設置した場合の届 出の受理
第 62 条第1項、自治令第 174 条の49 の7第1項、
第2項
2 1に掲げる者以外の者が社会福祉施設を設置する場合の許可 第62条第2項、第3項、第 4項、第5項
3 2の許可に当たっての条件の付与 第62条第6項 4 1の届出事項に変更があった場合の届出の受理 第63条第1項 5 2の許可を受けた事項を変更する場合の許可 第63条第2項 6 施設を設置する第1種社会福祉事業の廃止の届出の受理 第64条 7 社会福祉施設の運営基準の制定(条例制定) 第65条第1項
8 第2種社会福祉事業を開始した場合の届出の受理 第 69 条第1項、自治令第 174 条の49 の7第1項、
第2項 9 第2種社会福祉事業の変更及び廃止があった場合の届出の受理 第69条第2項
10 社会福祉事業を経営する者に対する調査 第70条、自治令第174 条
の49 の7第1項、第2項
11 施設を設置して第1種社会福祉事業を経営する者に対する改善命令 第71条
12 社会福祉事業の制限又は停止等の命令 第72条 第 1 項 、 第 2 項 、 第 3 項
(注)社会福祉法に基づく条番号等である。また、自治令とあるのは地方自治法施行令の条番号等で ある。
(老人福祉法に基づく事務一覧)
番号 事務内容 根拠条項等(注)
1 民間の行う老人居宅生活支援事業の開始の届出の受理 第14条、自治令第174 条 の49 の10 第1項、第2項 2 市の行う老人居宅生活支援事業の開始の知事への届出の省略 第14条、自治令第174 条
の49 の10 第2項 3 民間の行う老人居宅生活支援事業の変更に係る届出の受理 第14条の2、自治令第174
条の49 の10 第2項 4 市の行う老人居宅生活支援事業の変更に係る知事への届出の省略 第14条の2、自治令第174
条の49 の10 第2項 5 民間の行う老人居宅生活支援事業の廃止・休止の届出の受理 第14条の3、自治令第174
条の49 の10 第2項 6 市の行う老人居宅生活支援事業の廃止・休止の知事への届出の省略 第14条の3、自治令第174
条の49 の10 第2項 7 民間が設置する老人デイサービスセンター、老人短期入所施
設又は老人介護支援センターの設置の届出の受理
第 15 条第2項、自治令第 174 条の49 の10 第1項、
第2項