住職に平成元年以降に葬儀を行なった檀信徒三名にアン
ケ
l
ト用紙を配布依頼した︒ 回 収方 法 は 回 答 者 が 浄 土刀て
総メ入
研 究 所 直 接 郵 送 す る形式をとった
︒回収数は︑
3260
票(回収率四
2 %
)
であった︒
今回は第
一次分析として同票の単純集
計の分析を行う︒
‑設問の趣旨
今回のアンケー
ト調
査の目的は︑喪主を務めた人の葬
儀に対する意識を知ることである︒具体的には︑葬儀の
実 態
・葬儀の意義
・戒
名の意義
・他 界観
・ 霊魂観
・先 祖
研究ノー ト
観などを探るものであった︒今回の全教区版アンケート
の質問項目は︑これらの問題の所在を明確にするために︑
静岡教区版より設聞を少なくした︒
なお︑今回のアンケート回答の分析の重要な用語とし
て︑各所に用いられている
︿ ﹁ 家 ﹂
制度vは︑以下のよ
うな意昧で用いている︒
﹁ 家 ﹂
制度(イエ制度)
日本の伝統的家族制度で︑名字︑屋号などの家名の世
代を超えた存続と繁栄を重視する生活制度
︒
その
ため
︑
この家に所属し︑同じ家名を名乗る親族集団の家長・戸
主
は︑その親族に所属する家産や家業を所有し︑その存
続発展の責任を先祖に対して負った︒これが﹁家﹂制度
の基本的な型である︒
1898(
明治担)年に制定された明治民法により︑戸主
権と
家督
相続
︑
祭杷継承権を基本とする家父長制的
な
﹁ 家 ﹂
制度が︑日本の
家族
の標準として法的根拠をあ たえられ︑長男は生まれながらにして嫡子とされた︒
第二次世界大戦後の
1947
(昭和沼)年に︑個人の尊 厳と 男 女 平 等を
基本 則原 すと る 現 行 民法 が 制 定 さ れ る
と︑家父長制的な家制度に代わり︑夫婦中心の家族理念
が新たなモデルとされた︒
1 9 6 0
年代までは︑この理
念と実態との問にはずれが大きかったが
1960
年代後半からの高度経済成長による産業構造の変化と人口移 動︑女性の社会進出により︑﹁家﹂観念は急速に変化し ていった︒
第一次集計分析 全教区葬祭アンケート
1 0 1
葬祭仏教浄土宗総合研究所
お葬式に関するアンケート調査
①あなたの性別を教えてください︒
今回の調査は喪主を務めた方に︑回答をお願いした︒
伝統 的な
﹁家
﹂
制度からは︑喪主は
﹁家
﹂の 継承 者で あ
る男性が中心と思われていたが︑女性回答者(喪主を務
めた方)がお%いるということは注目すべきであり︑こ
の数字を多いと捉えるべきか︑少ないと捉えるべきか分
析が必要である︒女性が喪主の場合︑どのような関係の
方の葬儀において喪主を務めたのか︑地域で差はみられ
るのか︑女性が喪主を務めることは今後増えると考えら
れるのか︑またもしそうであるならば︑それはどのよう
な意昧をもつのか︑他の質問とクロスをかけ分析を行う
必要がある︒
①あなたの性別を教えてください。
*表 中の
﹁綾田﹂は被数回答を︑﹁貼﹂は無回答を表す︒
男 ・ ・ ・
・ ・ ・
2412
女 ・ ・ ・
: ・
827
NA
複 回2 1 0
※ 計
qt uq
ノ臼
phUAHU
複 回 N A
0% 1 %
研究ノー ト
②あなたの年齢を教えてください
︒
印歳代がもっとも多く
つい
で回
歳代
︑
初歳代となっ
てい る
︒回答者(喪主を務めた人)
のな
かで
︑ 初歳 代と
加歳代の合計が約却%ということは︑伝統的に喪主は
︿ ﹁ 家 ﹂
の継承者が務めるもの﹀という﹁家﹂制度の観念
が変化している可能性がある︒今後︑詳細な分析が必要
であ ろう
︒
却歳
代・
・
: : 1 3
初 歳 代 ・
・ ・ ・ ・
・
6 3
的 歳 代 ・
・ ・ ・ ・
・
324
閃 歳 代 ・
・ ・ ・ ・
・
828
伺歳
代・
・
: : 1 0 7 5
初 歳 代 ・
・ ・ ・ ・
・
797
加歳
以上
・・
・
142
襖回
NA
7
りO
AU
x目Sずl
‑ 言 口円︿U円ノ臼
ph un
uv
②あなたの年齢を教えてくださし、。
20歳代 0%
30歳代 2%
第一次集計分析
③
あなたのお住まいの都道府県・市・町・村名を教北海道青
森 え
てく ださ い
︒
寺院数
'iつ
&
qu
9 7 3 0 3 9
NA 1%
復因
配布数回収数回収率 。%
qJ OO
マ4
15
% 5 9
?u qu
唱i
19
% 5 4 9 0
36
% 3 2
唱目目ふ噌EA丹︐︐
12
% 4 1
全教区葬祭アンケート 103 葬祭仏教
言 │ 君 │ 自 │ 長 I ~ I 語 │ 岩 │ 雲
千葉 重尽 二堕主 城茨 栃木 群馬 福島 宮城 形山2 3 l 5 6 5 2 1 3 l 8 5 6 8 5 9 寺 数院 8 2 8 5 2 5 3
。
8 2 6 5 7 9 I。
7 8 3 3 7 9 1
6 3 5 6 3 3 2 2 2 2
布 数配 3 8 4 6 8 6 9 2 1 6 5 6
。
6 5 7 3 6 4 9 5 6 5 9 1 6 3 8 5 7 3。
7
7 3 6 8 4 4 5
8 I ~ I ~ I
回218 l 6 8 712 4 4 3 3 9 2
。
01610 収数5 1 1 7 8 7
20 1 16 1 30 1 14 1 23 1 36 1 19 1 21 1 20 1 12 1 23 1 20 1 25 1 25 1 22 1 30 1 11 1岡
%1%1%1%1%1%1%1%1%1%1%1%1%1%1%1%1%1匝
率
自 │ 富 │ 間 │ 自 │ 届 I ~ I 最 │ 最 │ 長 │ 詰 │ 裂
山 奈良 都京 滋賀 福井 石J I I
岐阜8 1 1 6 2 7 3 4 2 5 3 5 3 6 寺 数院
。
9 2 4 5 4 7 9 3 4 2 2 6 7 4 2 2 5 9 l 3 3 l2 3 5 3 7 2 5 l 4 6 1 l 数配布 4
。
7 6 9 5 2 8 3 2 6 5。
7。
86 2 2 5 3 9 6 8 2 6
7 9 3
5
。
l 5 5 1 7 2 l 9 9 2~ I ~ I o I ~ I
回7 6 4 8 5 7
。
4 2 6 7 2 4 4~ I
5I
0I
6 収数21 1 0 1 30 1 15 1 28 1 24 1 34 1 24 1 18 1 12 1 23 1 14 1 16 1 27 1 32 1 20 1 14 1岡
%1%1%1%1%1%1%1%1%1%1%1%1%1%1%1%1%1読
率
研究ノート
福
震
岡 佐 賀 長 熊 崎 本
宮崎 大分
沖 鹿児島 縄
合計 未記入 寺院数
5 8
の ノu
nべ
dn xu
7 9 6 2 7 5 0 3 7
E 7
da up
hJqJ 配布数回収数
25 回収率 20
%
21 % 22%
% 23 19
%
39%
13%
43%
%
‑万
6959
q υ
ワh
po nu
(寺
院数
は平
成
η
年
8月末時点の正住職寺院) 口
U ' A
AO
‑
‑ q L
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④
あなたの家がお寺の檀家になったのはいつですか
︒ 唱i7・4 a
τ
4 3
7a
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A A
官
ti
44
qJ
﹁昔からの檀家﹂が日%あり︑寺院と長く関係を保つ
ηノ臼
q tu na︐
5 0
ている人の回答が多い︒しかし︑﹁自分の代から﹂また 唱i
no po
4
つ 臼 胃iAU
4
9
ti
Rυ qJ
2 9 5
2 0 3 9
5 2 1
9 2 2
は
﹁親
の代
から﹂と答えた人が合わ
せて約加%
いる
︒こ
れらの人たちは一世代の経過年数といわれる︑過去約
初年の間に寺院と檀信徒関係を結んだ人であると考えら
れる︒
つまり︑高度成長期における人の移動や新たな分
家によって寺院との関係を結んだということである︒
この設聞は︑回答者の居住地域による差が大きく現れ
ることが予想される︒大都市固と農村地域との比較︑人
の流動が激しい地域と定住傾向の強い地域との比較をす
る必
要が
ある
だろ
︑っ
︒
自分の代から
・ ・ ・ :
・
410
親の
代か
ら・
・:
・・
:・
579
祖父
母の
代か
ら・
・・
427
昔からの檀家
・ ・ ・ :
・
1 808
複回3
um‑‑:・:
:: :3 3
※計
qd
ワ 臼
ponu
第一次集計分析 全教区葬祭アンケート
105 葬祭仏教
④あなたの家がお寺の檀家になったのは いつですか。
普からの檀家 55%
I あなたがもっとも最近に経験した
︑あなたのご家族
のお葬式についてお伺いします