位置のオーバーライドが実行できなかった時(停止状態でのRMVレジスタ 書き込み時)に1になり、メインステータスの読み出し後に0に戻ります。
但し、RENV5.MSMR(ビット 23)=1 の時、0に戻らず1のままとなります。
14 SPRF 次動作データ用プリレジスタが満杯状態の時に1になります。
15 SPDF コンパレータ5用プリレジスタが満杯状態の時に1になります。
ステータス変化タイミング
①連続モード(PRMD.MOD=00h,08h)時
スタートコマンド 停止コマンド
#WR MSTSW 読み出し
#RD SSCM SRUN SENI SEND
#BSY
OUT
②PA/PB 連続モード(PRMD.MOD=01h)時
スタートコマンド 停止コマンド
#WR MSTSW 読み出し
#RD PA PB SSCM SRUN SENI SEND
#BSY
OUT
③DR連続モード(PRMD.MOD=02h)時
スタートコマンド 停止コマンド
#WR MSTSW 読み出し
#RD
#+DR SSCM SRUN SENI SEND
#BSY
OUT
④位置決め動作モード(PRMD.MOD=41h)等の自動停止時 スタートコマンド
#WR MSTSW 読み出し
#RD SSCM SRUN SENI SEND
#BSY
OUT
6-5-5.サブステータスと入出力ポートの読み出し(SSTSW,SSTSB,IOPB)
SSTSW
SSTSB IOPB
15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 SSD SORG SMEL SPEL SALM SFC SFD SFU IOP7 IOP6 IOP5 IOP4 IOP3 IOP2 IOP1 IOP0
ビット ビット名 内 容
7~0 IOP7~0 P7~P0端子の状態を読み出します。(0:Lレベル、1:Hレベル) 8 SFU 加速中に1になります。
9 SFD 減速中に1になります。
10 SFC 定速動作中に1になります。
11 SALM ALM入力ON時に1になります。
12 SPEL +EL入力ON時に1になります。
13 SMEL -EL入力ON時に1になります。
14 SORG ORG入力ON時に1になります。
15 SSD 動作方向のSDラッチ信号がON状態の時に1になります。
注意.バックラッシュ,スリップ補正中は、SFU,SFD,SFC 全て0になります。
なお、メインステータスのSRUNは、補正中でも1になります。
7.コマンド ( 動作コマンドおよび制御コマンド )
7-1.動作コマンド
軸指定データをCOMB1(Z80 用 I/F 時で 1 番地)へ書き込み後、コマンドをCOMB0(Z80 用 I/F 時 で 0 番地)へ書き込むことにより、パルス出力のスタート,停止,速度の変更を行います。
8086,H8,68000用のI/F時には、軸指定とコマンドを含めた16ビットデータを 書き込みます。
7-1-1.動作コマンドの書き込み手順(軸指定は省略)
COMB0(Z80 用 I/F 時で0番地)にコマンドを書き込みます。
(コマンド書き込み)~(次のコマンド書き込み)間、(レジスタ書き込みコマンド)~(入出力バッファの 書き換え)間、(レジスタ読み出しコマンド)~(入出力バッファの読み出し)間には、レジスタ基準 クロックの 4 周期分(CLK=19.6608MHz 時で約 0.2μs)の処理時間が必要です。#WRQ出力信号をCPU に接続して使用される場合には、CPU機能により自動的にウェイト時間が確保されます。
なお、ウエイト機能のないCPUをご使用される場合には、#IFB出力信号=Hレベルを確認して からアクセスする様にするか、ソフトにより基準クロック4周期分の時間を確保する様にして下さい。
①#IFB出力を使用時
A9~A0 #CS
#WR
D15~D0 #IFB
②#WRQ出力を使用時 A9~A0 #CS
#WR
D15~D0 #WRQ
0h 次のアドレス
コマンド
0h
コマンド コマンド
次のアドレス
自動的に 基準クロック 4周期分を確保 コマンド
7-1-2.スタートコマンド
①スタートコマンド
停止時に書き込むとスタートします。動作中の書き込みは次スタート用になります。
COMB0 記 号 内 容
50h STAFL FL定速スタート 51h STAFH FH定速スタート
52h STAD 高速スタート1(FH定速→減速停止) 注1 53h STAUD 高速スタート2(加速→FH定速→減速停止) 注1 注1.詳細については、「10-1.速度パターン」をご参照下さい。
②残量スタートコマンド
位置決め動作を途中停止させた後に書き込むと、位置決めカウンタの残パルス数分動作します。
COMB0 記 号 内 容
54h CNTFL 残量FL定速スタート 55h CNTFH 残量FH定速スタート
56h CNTD 残量高速スタート1(加速無し FH 定速スタート、減速付き)
57h CNTUD 残量高速スタート2(加速付き、減速付き)
③同時スタートコマンド
RMDレジスタの設定により、#CSTA信号入力待ち状態にある軸をスタートさせます。
COMB0 記 号 内 容
06h CMSTA #CSTA端子からスタート用パルスをワンショット出力します。
2Ah SPSTA 自軸のみ、CSTA入力と同等処理
7-1-3.速度変更コマンド
動作中に書き込むと動作速度を変更します。停止中の書き込みは無視されます。
COMB0 記 号 内 容
40h FCHGL 瞬時にFL速度へ変更 41h FCHGH 瞬時にFH速度へ変更 42h FSCHL 減速してFL速度へ変更 43h FSCHH 加速してFH速度へ変更
7-1-4.停止コマンド
①停止コマンド
動作中に書き込むと停止します。
COMB0 記 号 内 容
49h STOP 動作中に書き込むと即停止します。
4Ah SDSTP
FH定速動作中または、高速動作中に書き込むとFL速度まで減速 して停止します。
FL定速動作中に書き込んだ場合は即停止します。
②同時停止コマンド
RMDレジスタの設定により、#CSTP入力停止機能が有効になっている軸を停止させます。
COMB0 記 号 内 容
07h CMSTP #CSTP端子からストップ用パルスをワンショット出力します。
③非常停止コマンド 軸を非常停止させます。
COMB0 記 号 内 容
05h CMEMG 非常停止(#CEMG入力と同等)
7-1-5.NOP (無効)コマンド
COMB0 記 号 内 容
00h NOP 動作に影響を与えません。
7-2.汎用出力ビット制御コマンド
P0~P7端子の出力をビット制御できます。
入出力設定が出力に設定されている場合に、コマンドに対応してP0~P7端子から出力され、出力 以外に設定した端子に対応するコマンドは無視されます。
書き込み手順は動作コマンドと同じです。
このコマンドの他に、汎用出力ポート(OTPB:Z80 用 I/F 時で 2 番地)へ書き込むことにより、8ビット 一括の設定もできます。"7-5.汎用出力制御コマンド"をご参照下さい。
COMB0 記 号 内 容 COMB0 記 号 内 容
10h P0RST P0をLレベル 18h P0SET P0をHレベル 11h P1RST P1 〃 19h P1SET P1 〃 12h P2RST P2 〃 1Ah P2SET P2 〃 13h P3RST P3 〃 1Bh P3SET P3 〃 14h P4RST P4 〃 1Ch P4SET P4 〃 15h P5RST P5 〃 1Dh P5SET P5 〃 16h P6RST P6 〃 1Eh P6SET P6 〃 17h P7RST P7 〃 1Fh P7SET P7 〃
P0、P1端子は、RENV2(環境設定2)レジスタによりワンショット(T=約26msec)出力に 設定でき、また出力論理も変更できます。
ワンショット出力に設定するには、P0端子はP0M(ビット 1~0)="11"、またP1端子はP1M (ビット 3~2)="11"にします。出力論理は、P0端子はP0L(ビット 16)で、P1端子はP1L(ビット 17) で行います。
P0、P1端子からワンショット出力するには、ビット制御コマンドを書き込む必要がありますが、
出力論理により書き込むコマンドが違います。下表をご参照下さい。
端子 論理設定 ビット制御コマンド 端子 論理設定 ビット制御コマンド
負論理(P0L=0) P0RST(10h) 負論理(P1L=0) P1RST(11h) P0 正論理(P0L=1) P0SET(18h) P1
正論理(P1L=1) P1SET(19h) 尚、出力ポート(OTPB:Z80 用 I/F 時で 2 番地)への書き込みでは、P0、P1端子は変化しません。
7-3.コントロールコマンド
カウンタのリセット等の各種のコントロールを行います。書き込み手順は動作コマンドと同じです。
7-3-1.ソフトウェアリセットコマンド
本LSIをリセットします。COMB0 記 号 内 容
04h SRST ソフトウェアリセット(#RST 端子=Lと同機能)
注意.本コマンドを書き込み後、CLK の 12 周期時間の間はアクセスを行わないで下さい。
7-3-2.カウンタリセットコマンド
カウンタの内容を0にします。COMB0 記 号 内 容
20h CUN1R COUNTER1(指令位置)のリセット 21h CUN2R COUNTER2(機械位置) 〃 22h CUN3R COUNTER3(偏差) 〃 23h CUN4R COUNTER4(汎用) 〃
7-3-3.ERC出力制御コマンド
ERC信号をコマンドで制御できます。
COMB0 記 号 内 容
24h ERCOUT ERC信号の出力
25h ERCRST ERC出力をレベル出力に設定した時に出力をリセットします。
7-3-4.プリレジスタ制御コマンド
プリレジスタ設定のキャンセル、プリレジスタデータのレジスタ転送を行います。
なお、プリレジスタについては、「8-2.プリレジスタ」をご参照下さい。
COMB0 記 号 内 容
26h PRECAN 動作用プリレジスタのキャンセル
27h PCPCAN RCMP5用プリレジスタ(PRCP5)のキャンセル 2Bh PRESHF 動作用プリレジスタデータのシフト
2Ch PCPSHF RCMP5用プリレジスタデータのシフト
4Fh PRSET コンパレータによる速度パターン変更データとして、
動作用プリレジスタを確定します。
7-3-5.PCS入力コマンド
PCS入力ONと同等の処理を行います。
COMB0 記 号 内 容
28h STAON PCS入力代行
7-3-6.LTC入力(カウンタラッチ)コマンド
LTC入力ONと同等の処理を行います。COMB0 記 号 内 容
29h LTCH LTC入力代行(カウンタラッチ)
7-3-7.ステータスリセットコマンド
メインステータスの特定ビットをリセットします。
COMB0 記 号 内 容
2Dh SENIR MSTSW.SENI をリセットします。
2Eh SEORR MSTSW.SEOR をリセットします。
7-4.レジスタ制御コマンド
レジスタへのアクセス方法には、直接アクセス方法と間接アクセス方法との2通りの方法があります。
ただし、縮小アドレス方式でCPUと接続した場合には、直接アクセス方法は使用できません。
《直接アクセス方法》
レジスタ制御コマンドを使用せずに、レジスタに対応したアドレスに対して直接アクセスします。
レジスタの全ビットを同時にサンプリングしたり変更させる為に、直接アクセス用の32ビットラッチ を内蔵しています。
読み出し時には、各レジスタの最下位アドレスのリードサイクル時に、レジスタの全ビットをラッチに コピーし、最下位以外のアドレスのリードサイクルではラッチデータを読み出します。
このラッチ処理のために、最下位アドレスのリードサイクル中に#WRQ信号を出力してCPUを ウエイト状態にさせるので、#WRQ出力をCPUに接続する必要があります。
なお、#WRQを使用しない場合は、#RD信号幅をCLKの4周期以上にして下さい。
書き込み時には、書き込みデータは32ビットラッチに格納されてゆき、各レジスタの最上位アドレス のライトサイクル終了直後に、32ビット一括してレジスタコピーします。
従って、ビット長が少ないレジスタに書き込む場合でも4バイトデータとして書き込む事が必要です。
以上の処理を行っているため、直接アクセス時には読み出し処理と書き込み処理共に下位アドレスから 上位アドレスの順に4バイト単位でアクセスして下さい。
レジスタ読み出し時(Z80 I/F) A9~A0
#CS #RD #WRQ D7~D0
レジスタ書き込み時(Z80 I/F) A9~A0
#CS #WR #WRQ D7~D0
00Bh 番地への書き込み後、レジスタへのコピー処理が始まり、その間に 00Ch 番地への書き込み が開始されると、#WRQ が出力されます。
《間接アクセス方法》
レジスタ制御コマンドをCOMB0(Z80 用 I/F 時で0番地)へ書き込む事により、レジスタ⇔入出力 バッファ間でデータのコピーが行われます。
読み出し時には、「レジスタ読み出しコマンド」を書き込んで指定レジスタの内容を入出力バッファに コピーされます。その後、入出力バッファからデータを読み出します。
データ データ データ データ データ データ
008h 009h 00Ah 00Bh 00Ch 00Dh
データ(7-0) データ(15-8) データ(23-16) データ(31-24) データ(15-8)
008h 009h 00Ah 00Bh 00Ch 00Dh 00Eh
データ(7-0)
PRMV 書き込み PRFL 書き込み