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り大きな力が必要であり、PGN-GA膜の剛性が高く、化学的処理により強固な構造が形成され た こ と を 示 し て い る 。
ここで、PGN-A10膜とPGN-GA1膜は同程度の膨潤を示しているにも関わらず、その強度が
大きく異なっていることが示された。これは、2種類の処理方法により、その構造が大きく異な っており熱処理では主に結晶化などの物理構造に対する変化であるのに対し、グルタルアルデヒ
ド処理は共有結合を伴う架橋結合が形成されるためである。
2.3.8蛍光プローブによる膜のミクロ環境の観察
poly(NIPAAm)に蛍光プロープを導入し、その蛍光スペクトル観察によるミクロ環境の評価に
ついての研究は数多くなされており‘w'8)、いずれの場合も、高温では高分子鎖が凝集することに より剛性が増加し、疎水性が増加することが確認されている。本研究で作製したPGN膜では感 温』性ではないポリビニルアルコールを含んでおり、ゲル組織などについては不明な部分がある。
さらに、熱処理やグルタルアルデヒド処理により、ミクロ構造にどのような違いがあるのかにつ いても蛍光法による検討を行った。
図2-12に線状で水溶性であるpoly(NIPAAm-DAN)とメチレンビスアクリルアミドで架橋し たpoly(NIPAAm-DAN)ゲルおよびPGN-DANの蛍光スペクトルにおける発光極大波長を温度
に対して示した。また、poly(NIPAAm-DAN)ゲルとPGN-DAN膜の膨潤度温度変化も図2-13
に示した。いずれのポリマーでも温度上昇とともに波長は短波長シフトし、LCSTである約32℃
で著しいシフトが見られた。膨潤度も同様な傾向を示し、低温から徐々に減少し、LCSTで大き く低下した。ダンシル基の蛍光極大波長は環境の疎水性を反映し、疎水性が高いほど短波長側に シフトすることが知られている9)。このことから、高分子が高温になるにつれ疎水化しているこ とがわかった。また、LCST以下でも徐々に疎水性が増加していることも明らかとなった。
図2-14には膨潤度がほぼ同じになるような条件で熱処理およびグルタルアルデヒド処理を行 ったPGN-DAN-A膜およびPGN-DAN-GA膜の蛍光極大波長を温度に対して示した。また図 2-15にはそれぞれの膨潤度温度変化を示している。処理を行っていないPGN-DAN膜に比べ、
処理を行った膜の膨潤度は大きく低下している。しかしPGN-DAN-GA膜はPGN-DAN膜や
PGN-DAN三A膜に比べ、より低い温度で収縮しているのでGA処理により疎水'性が増加してい
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