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日本企業が対象国においてBOPビジネスを展開する上でパートナーとなり得る民間

ドキュメント内 BOPビジネス (ページ 85-89)

第 5 章 有望視されるBOPビジネスの製品・サービスの仕様とビジネスモデルの提案

2. 日本企業が対象国においてBOPビジネスを展開する上でパートナーとなり得る民間

上記のNGO/NPOのほか、BOPビジネスにおけるパートナーとなり得る組織を以下に挙げる。

なお、Juhudi Kilimo社とNAPS Kenyaは現地で訪問調査を行った組織である。

融資額の 96.4%

外資の ファンド

Juhudi Kilimo

保険会社

(CIC)

ブリーダー 農家 仲買人 市場

融資 融資額の3.6%

牛の検査

+支払い 保障

(1) Juhudi Kilimo27

【事業概要】

マイクロファイナンス機関のK-Rep社の一部門として2004年に活動を開始。その後、企業とし て独立し、農村部の小規模農家に対し、農業に必要な資材などの購入に対して融資を行う。融資 の内訳は、農畜産業の資産となる牛(60%)、鶏(20%)、灌漑用の道具(5%)、グリーンハウス

(5%)、その他(10%)である。借り手は融資後2カ月目から毎月返済し、1年後の完済が基本で ある。平均融資額は3万KShで、年利は18%である。融資額の3.6%は保険に充てられる。借り 手は約4,000人である。

その他、保険事業や農業・財政に関する技術指導を行い、農民の所得向上に努めている。

【ビジネスモデル】

日本企業もBOP層の生産性や効率性を上げるような商品で、Juhudi Kilimo社はパートナーと なり得る。また、BOP 層への商品の紹介のようなネットワーク面での協力も得る可能性がある。

外国企業と連携を取る場合、社会的な使命に重きを置く企業が望ましいとのこと。

現在、Juhudi Kilimo社が農民を対象として行っているビジネスモデルを示すと、図 1 のように なる。まず、同社が農民に融資を行う。その融資をもとに、農民は飼育業者(ブリーダー)から牛を 購入する。その際に、融資額の3.6%を保険会社のCICに支払い、保障を得る。

農民はこの牛を飼育し、乳を採って仲買人に販売する。この飼育に当たっては、より品質の高 い牛乳を得るために、牛の飲み水をどこで手に入れることが望ましいかについて指導を行う。

図 附-1 牛のローンの仕組み

【コンタクト情報】

本社:

Mucai Road, off Mucai Drive near Mimosa Court on Ngong Road P.O. Box 10528-00100, Nairobi, Kenya

Tel: +254-715-446614

Email: [email protected]

この他、Kisii、Nyamira、Litein、Kitale、Eldoret、Murang’a、Nkubuに支社がある。

27 http://www.juhudikilimo.com/

(2) NAPS Kenya28

2002年に設立されたNGOである。農漁業、

教育、ジェンダーなどさまざまな分野で財政サ ポートや指導を行っている。漁業に関しては、

マーケット開拓のためホテルやレストランへビラ 配りを行い、魚の販売促進も行っている。

右写真のビラには、国の補助のもとにNAPS が実施したプロジェクトで97の養殖池が設置さ れ、その養殖池で獲れた 1.0~1.8 キログラム の魚(1匹200KSh)を紹介している。

【コンタクト情報】

本部:

Koinange Street, Cianda House,

1st Floor Suite 106, P.O. Box 62926-00200, Nairobi, Kenya Tel: +254-020-2636192, 020-2636194

Fax: +254-020-2214845

(3) INNOVAM

INNOVAM 社は、ケニアの NGO である KENDAT(Kenya Network for Dissemination of Agricultural Technologies)傘下の事業会社である。同社は農村部に農業資機材の小売店を持 ち、小規模農家はそこで資機材を安価で購入できるだけでなく、資機材の使い方、効果、あるいは 生産性を上げる方法など、農業や畜産業に関する情報を得ることができる。同社には“Farmer feedback system”という制度があり、資機材を購入した農家の情報や購入した資機材の種類、あ るいは受けたサービスをデータベース化している。その後、その資機材の購入により農家が抱え ていた問題が解決されたかどうか、個別にフォローアップを行う。同社は、常に技術の良い製品を 農家に届けるため、さまざまな企業をパートナーとし、多種の資機材を仕入れている。

【コンタクト情報】

KENDAT (INNOVAM Ltd.はKENDATの事業会社)

P.O. Box 2859-00200, City Square, Nairobi, Kenya

28 http://www.napskenya.org/

魚の販売促進のビラ(例)

Tel/Fax: +254-20-6766939 Email: [email protected]

【その他、ケニアで活動しているNGO/NPOの例】

団体名 活動概要 ホームページ・連絡先

CARE Kenya 国際NGOである。ケニアでは1968

年から活動している。緊急時の支援 や保健、環境、農業、教育、マイクロ ファイナンスなど、貧困削減のため の幅広い活動を行っている。

HP: http://www.care.or.ke/

Tel: +254-20-2710069 +254-20-2712374 Email: [email protected]

Community Capacity Building Initiative

2001年に活動を始めたケニアの NGOである。農村部においてワー クショップによる技術指導を行った り、モニタリングなどを行っている。

HIV/AIDSの問題にも取り組んでい

る。

HP:

http://www.communityinitiative.org Tel: +254-20-2733613

+254-20-2098477 Email:

[email protected] [email protected] om

HelpAge Kenya 20年以上にわたり現地で活動して

いるケニアのNGOである。60歳以 上の人を対象に、農業や店を開くな どの所得を生む活動を始める人へ 助成金や尐額のローンを組む。種 や肥料の配布なども行っている。

HP:

http://www.helpagekenya.org Tel: +254-20-2730947

+254-20-2730948 Email:

[email protected] Winrock

International Institute for Agricultural Development

1985年に設立されたNPOである。

米国が本部で、国際的に活動してい る。ケニアでは、女性に農業や環境 について学ぶ機会を提供するため スカラーシップの提供や農業に関す る情報提供、財政支援などを行って いる。

HP: http://www.winrock.org/

Tel: +1-501-280-3000(米国)

Email: [email protected]

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