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付録A

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 2.正の有理数3つのリストで、積が互いに等しく、かつ和も互いに等    しいものがη個ある。

 3.自然数3つのリストで、積が互いに等しく、かつ和も互いに等しい    ものがη個ある。

 証明2と3が同値であることは、η個のリストにある3η個の有理数全 ての分母の最小公倍数をそれぞれの有理数にかければ、どのリストも自 然数3つとなることから分かる。

 次に、1が成り立つならば、2が成り立つことを示す。

 三角形の三辺の長さをJ,m、ηとすると、三角不等式

 J+m>η m+η>王 η十王>m

(A.1)

を満たす。この自然数1,m、ηに対して、正の有理数α、6,cがあって、

 J=α十6

m=6+C

 η=c+α

(A.2)

を満たすとする。実際、式(A.2)をα、わ、cについて解くと、

       五一m+η        α=

       2        三十m一η        6=

       2        −4+m+η        c=

       2

となり、(A・1)を考慮すれば、α、6,cは正の有理数となる。

 このとき、式(A.2)を用いて三角形の周の長さと面積をα、6,cで表す。

まず、三角形の周の長さは2(α十6+c)となる。また、三角形の面積を3

とすると、ヘロンの公式より、3=(血十b)十(宇)十(C+α)=α十わ十〇とおけば、

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となる。つまり、三角形の周と面積は有理数α、う、cの和と積で決まり、

周の長さも面積も互いに等しい三角形がη個あれば、積も和も互いに等 しい有理数3つのリストもη個あることが分かる。

 次に、3が成り立つならば、1が成り立つことを示す。

 リストの1つを[α,6,c1(α,6,c∈N)とすると、α十6,6+c,c+αは以 下の不等式

      (α十6)十(6+C)>C+α       (b+・)十(・十α)>α十6       (c+α)十(α十ろ)>6+c

を満たすので、三辺の長さがα十6、う十C,C+αとなる三角形が作れる。

このとき、やはり三角形の周の長さと面積はそれぞれα、6,Cの和と積で 決まることを考慮すれば、和も積も互いに等しい自然数3つのリストが η個あれば、周の長さも面積も互いに等しい三角形もη個あることが分 かる。      □  そこで、ここでは次のことを示したい。

定理A.1.3ある正の有理数mがあって、和が1、積がmとなるような

正の有理数3つの組は無限にある。

 リストとして等しくなるような有理数3つの組は高々6組なので、定

理A,1,3が成り立つならば、次が得られる。

定理A.1.4任意の自然数ηに対して、周の長さも面積も互いに等しくな るような、互いに合同でない整数三角形がη個存在する。

A.2 和と積が等しい3つの有理数の組

 この節では前節の定理A,!.3のm=搬のときを示す。

 定理A.1.3の証明

 ある正の有理数mがあって、

α十6+c=1 αbC=m一

(A.3)

を満たす正の有理数α、6,cの組は無限にあることを示す。

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 まず、Cを消去すると、

       α6(1_α_6)=m(m≠O)         (A.4)

となる。逆に式(A,4)を満たすαと6で、α>0,6>O,1一α一わ〉0と なるものがあれば、式(A.3)を満たすα、6,cが得られる。

 ここからは、有理数α、6の符号を考えずに、あるmに関して、式(A,4)

を満たすαとわの組が無限に存在することを示し、その後でα〉0、わ>0,

1一α一6>0を満たすものも無限に存在することを示す。

λトエ)

とし、g1をλで表される射影変換とする。

 ψ1[α,わ,11=k,μ,11となるとき、

   4m

   α十b−1  _4m(α一6)

μ一α十b−1

(A.5)

となる。このとき、

スー÷(1÷二ξ)

なので、何1レ,リ,11=1α,6,11より、

α=吐吐迎

    2π b=ト砂十4m     2皿

(A.6)

となる。すると、(A.4)の3次曲線をψ1で移した曲線の式は、

μ2=・3+・2+8m・十16m2 (A,7)

となる。ここで、

14.13

η7=  23・36 とおくと、(A.7)の曲線は

         2   3   2

         μ= 十 十

14.13    72.132

  z+

36   312

(A.8)

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となり、この曲線上に

      〜)一(141.13,一7313) (…)

となる有理点が存在する。(この点は和が1で積がmとなる組(α,6,c)=

(蒜,蒜,士)を式(A.5)により変換して得られる。)一方、

・一

i1ギ)

で表される射影変換を物とし、ψ2[ ,μ,11=[ ,μ ,11とするとき、

z =34 μ㌧36μ となる。このとき、

パー illl)

より、

      1         =一       34       1        μ=〆

となる。すると、(A.8)の曲線を物で移した曲線は         μ 2=・ 3+34・ 2+14・13・32・ 十72132 となり、

      !・(・)一(一143.13.7113)

(A.10)

となる。つまり、式(A.10)は整数係数で、(A.10)の曲線は格子点でない 有理点ψ2(P)をもつ。

 このとき、系4.4.8より、(A.10)の曲線上の有理点( ,ツ )が無限に存在 することが分かるので、式(A14)を満たす

      (α,6)=λ一1M■1( ,μ )

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y o.5

一1      ・O.5         0 o.5

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図A.1:μ:g( )のグラフ

の組も無限個存在する。

 次に、α、6,Cがすべて正である組が無限に存在することを示す。

 まず、(A.8)の曲線の概形を考える。式(A.8)の右辺を

・(工)一・・十・…一・1…一…(・…)・,(・一景.ll)

とおくと、

     124397 9(一1)=   <0       312

・(一1)一墓69;;・・

       9(一4m):(一4m)3<0        9(O)=16m2〉0

より、ひ:g( )のグラフは 軸と3度交わる。実際、μ=g( )のグラフ は図A.1のようになる。

 このとき、μ2=g(z)のグラフは右辺が正の部分のみ現れるので、2つ の連結成分からなり、実際、図A.2のようにπ<一4mと >一4mの部 分に分かれる。

 このうち、式(A.5)の変換で正の有理数の組(α,わ,c)に対応する部分を 考える。

付録A

o.5

一一州㎞㌦ 』、

、、、̲ .■ノー o

\、

     ㌔

黶̲郁ノ!\ へ㌔.、、__一一・一 む,5

㌔.

苅.蔓

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図A.2:μ2=g( )のグラフ

α=地>0

    2価