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一〆=丁〆⇔一・丁・〆■ =1

        η     η      η  η7

となる。このとき、m、η、m 、η は仮定よりρと互いに素なので、箒・

告.〆■ノ=1となるにはμ=レ とならねばならない。従って、

              ηユ  ητ        一         η   η

となる。ところが、両辺は既約分数なので、m=m 、η=η となる。

       □  0でない有理数zの式(4.1)の形の表示は一意的なので、上の命題の〃

に次の定義を与える。

第4章 有限位数の点の性質 73 定義4.1.40でない任意の有理数 に対して、ρと互いに素な0でない 整数m、ρと互いに素な0でない自然数η(mとηも互いに素である)が

あって、

      m

       =一〆(ひ∈Z)

      η と一意的に表せる。

 このとき、上式のりを のオーダーといい、ord(π)と表す。

 この定義から、0でない任意の既約な有理数 に対して、

1. の分母がρで割り切れるとき、ord( )<0であり、

2. の分子がρで割り切れるとき、orψ)>Oであり、

3. の分子と分母のどちらもρで割り切れないとき、ord( ):0で

 ある

 ことが分かる。

 次に、このオ]ダ]の性質について考察する。

命題4.1.50でない有理数 とμ(≠一 )に対して、ord( )=レ、or〜)=

μ iノ≦リ)のとき、

       ord( 十μ)≧〃 (等号成立はリ <レのとき)

       ・・d(剛=レ十ノ        ・・ψ■1)=一・

       ・・d(一 )=ひ を満たす。

 証明

       

       ητ      η7          〃      ひ

        =一ρ1μ==7ρ

       η       η

とおく。ただし、mはρと互いに素なOでない整数とし、ηはρと互いに 素なOでない自然数(mとηも互いに素である)とする。また、m はρと 互いに素なOでない整数とし、η はρと互いに素な0でない自然数(m と η も互いに素である)とする。

第4章 有限位数の点の性質 74 ここからは与式を順に証明する。まず、ord( 十μ)≧ノを示す。

・・ザ青〆・与〆一(号ジ・与)〆一(m㎡÷十η㎡)〆

       1μ くレのとき、㎜ Pレ〟A十㎜ の分子分母がそれぞれρを因数にもた  ないことを示す。仮定よりη、m はρを因数にもたないので、ηm∫

 もρを因数にもたない。従って、mη ρ用 十ηm もρを因数にもた  ない。また、仮定よりη、η はρを因数にもたないので、〃もρを  因数にもたない。

       

 一方、m 一レ、十肌m の分母分子は互いに素でなくてもよい。という       肌几

 のは、仮に当該分数が約分できたとしても、分母分子はρを因数に  もたないので、o〃(の十ひ)の値は変わらないからである。

 よって、ord( 十μ)=μ となる。

21μ =リのとき、

〜一 im÷㎡)〆

   となる。このとき、分母のηη はρと互いに素であるが、分子の   mη 十ηm はρを因数にもつ可能性があるので、ord( 十μ)≧リ と   なる。

従って。rd( 十μ)≧〃 は示された。

 次に、残りの3つを示す。

       

       mmひ十ノ         μ=丁アρ       ηn

より、ord( μ)=μ十ノは示された。

 また、

       η       一1     一ひ          =■ρ       ㎜

より、o〃(ガ1)=_リも示された。

 さらに、

       m〃

       ■ =一一ρ        η

より、ord(_ )=ひも示された。       口  次の性質は3節で頻繁に用いる。

第4章 有限位数の点の性質      75

補題4.1.6任意のOでない有理数uに対して、orψ)>Oならば、

       1+u≠O        ・・d(1刊)=O

を満たす。

 証明

 u=箒〆とおく。ただし、mはρと互いに素な0でない整数とし、ηは ρと互いに素なOでない自然数(mとηも互いに素である)とする。

 このとき、1+伽=m;十nより、mρ;十九の分母分子はρと互いに素であ ることが分かる。特に、一分子はρで割り切れないので0でない。従って、

1+刎≠0となり、o〃(1+u)=Oとなる。

       口

4.2 楕円曲線上の有理点の座標のオーダー

 この節では、Weierstrassの標準形で表される非特異で有理的な3次曲 線上の任意の有理点( ,μ)における。rψ)と。rd(μ)の性質について考察

する。

定理4.2.1プ(z,μトμ2一( 3+α 2+6 十。)(α,6,c∈Z)上の任意の有理 点( ,μ)( ≠0かつV≠0)に対して、o〃( )<Oまたは。〃(μ)<0なら ば、o〜( )<Oかつ。〃(V)<Oで、

       ・・d(・):・・〜)=2:3 を満たす。

 証明

 1.o〃( )<Oのとき、o〃( )=一μ(リ>0)とおくと、μ2= 3+απ2+

  6 十Cの右辺のオーダーは、オーダーが最も小さくなる項が 3で、そ   れ以外の項のオーダーは。rd(が)より真に大きいことを考慮すれば、

      ・・ψ3+α・2+わ・十・)=・・d(・3)=3・・伽)=一3・

  となる。従って、g2= 3+α 2+6 十Cの左辺のオーダーは。rd(μ2)=

  2o〃(μ)=一3〃となり、ord(リ)<Oとなる。また、

      3・・ψ)=2・・〜)=一3μ

第4章 有限位数の点の性質 76   より、

      ・・ψ):・・〜)=2:3   となる。

 2.o〃(μ)<0のとき、ord(μ)=_リ (ひ㌧0)とおく。このとき、1と   同様に考えれば、μ2= 3+α 2+う 十Cの左辺のオーダーと右辺の   オーダーはそれぞれ、2ord(μ)、3ord( )となり、

       2・・〜)=3・・ψ)=一2レ

  を満たす。よって、ord( )<0,ord( ):o〃(μ)=2:3となる。

       口

補題4.2.2プ( ,μ)=μ2一( 3+α 2+6 十。)(α,6,c∈Z)上のμ軸上の有 理点(0,μ)で、μ≠Oかっ。r〜)<0となるものは存在しない。。

 証明背理法を用いる。(0,μ)をμ2= 3+α 2+6 十。に代入して整理 すると、μ2=cとなる。μ≠0より、c≠0なので、ord(μ)=芸。rd(c)≧O

となる。ところが、仮定より、or〜)<Oとならねばならない。従って、

有理点(O,μ)(μ≠O)は存在しない。

       口  定理412.1と補題4.2.2の考察を合わせると、μ≠Oの有理点において、

座標、一ハ座標のいずれかが0でなく、そのオーダーが負であれば、orψ)

と。rd(μ)は共に負で、or伽):or〜)=2:3であることが分かる。以上 のことをふまえて、Weierstrassの標準形で表される非特異で有理的な3 次曲線の有理点に関連して記号を用意する。

定義4.2.3Weierstrassの標準形で表される非特異で有理的な3次曲線

∫( ,μ)=μし( 3+α 2+う 十。)(α,う,c∈Z)上の有理点の集合をFと 表す。

 また、自然数ひに対して、

       F(〆)={( ,ひ)∈Flμ≠0,・・d(μ)≦一3レ}

とおく。

補題4.2.2より、F(〆)内にz=Oとなる有理点は存在せず、orψ)≦一2び となる。

第4章 有限位数の点の性質 77

4.3 γ方向に非同次化した楕円曲線

 まず、4.2節の∫( ,μ)を同次化したものを

     F(X,KZ)=γ2Z一(X3+αX2Z+わXZ2+・Z3)

とし、それをγ方向に非同次化したものを

        ∫(・,・)=・一(・3+α・2・斗6・・2+・・3)

とする。この節では、このF(X,γZ)上の2点P,Qに対して、P,Q

の座標のオーダーとP*Qの座標のオーダーとの関係を∫( ,z)上で考察

する。

 まず明らかなことは、同次化や非同次化により、無限遠点に対応する 点を除けば、有理点は有理点に移ることである。そこで、本節の前半で

は、∫( ,μ)上の有理点のオーダーに関する性質がプ( ,z)の有理点として はどのように表せるのか考察する。

 ところで、F(X,γZ)のZ方向の非同次化で無限遠点となるのは、補 題3.4.5より、0[0,1,O]のみであり、この点はγ方向の非同次化により 原点に対応する。また、F(X,γZ)のγ方向の非同次化により無限遠点

となるのは、[X,O,Z]の形で表されるが、これはZ方向への非同次化に おいては、[1,0,0]及び 軸上の点となる。しかし、F(!,O,0)≠0より、

[!,0,01はF(X,γZ)上にない。

 よって、 μ平面上のF(ρひ)は特にz軸上の有理点を除いているので、

F(〆)の点は全て、同次化とγ方向の非同次化によって〃平面上の原点 を除いた有理点に移る。このF(〆)の点と対応する z平面上の有理点の 集合もF(〆)と表す。また、肌平面での∫( ,z)においては、0に対応す

る点である原点を単位元として演算を考える。

 次に、!( ,z)上の点の座標のオーダ]について考察する。

補題4.3.1土で述べた∫( ,z)上の有理点( ,z)∈F(〆)の各座標のオ]

ダーは

       o・ψ)1・・d(・)=1:3 を満たす。

 証明4.2節の∫( ,μ)上の有理点( ,μ)∈F(ρ )は、 ≠0、μ≠0であ ることを考慮すれば、

〜)1(・,・)同年ヒ[舳11一[川井瞥化(㍍)ll(・,・)

第4章 有限位数の点の性質 78

よ/・伽・)上の(1,1)に純

このとき、定理4.2.1より、orψ)=_2〃、ord(μ)=一3μとすると、

…(麦)一・州一・州一リ

…(1)一一・叩)一・ひ

を満たす。よって、題意は示された。      □

命題4・3・2土の!( ,z)=z一(が十α 2z+わ肌2+cz3)上の有理点( ,z)

がr(〆)(ただし、〃>0)に含まれる必要十分条件は ≠O,z≠0で、

       ・・伽)≧リ        ・・d(・)≧3ひ

を満たすことである。

 証明( ,z)∈F(〆)で卒るとする。z=0とすると、ア( ,zト0に代入 すれば、 =0となるが、この点は同次座標の0[0,1,0]≠F(〆)となって

しまい矛盾する。よって、z≠Oであることが分かる。

 また、z=0とすると、榊座標でも =0となるが、補題4.2.2より、

F(〆)はzμ平面でのV軸上の点を含まないので、やはり矛盾し、 ≠0と

なる。

 そこで、z,z≠0として考える。

ル,・)1(・,・)弾ヒr・,!,・1一[1÷l1非肇化(1,1)ll(剛

であることを考慮.すれば、定理4.2.1、補題4.3.1より、

…(…)一・州一。・ψ)一一・・州・一・1

…(1)一一…(・)・一・ひ

となることから、

・・ψ)≧ひ

・・d(・)≧3・

第4章 有限位数の点の性質 79

を満たす。

 逆に、∫(z,z)上の有理点( ,z)が、 ≠0,z≠0かつ、

      ・τ伽)≧ひ       ・・d(・)≧3ひ

を満たすとき、( ,z)を μ平面上に移すと(妾,圭)であり、

・叶)一一…(・)・一・リ・・

が成り立つ。ここで、葦≠0、圭≠0であることを考慮すれば、定理4.2.1

より、(妾,芸)はF(〆)の点である。

       □

 ここからは、∫( ,z)におけるF(〆)の点の性質や、同曲線におけるF(〆)

の2点を通る直線の傾きのオーダーについて考察する。

命題4.3.3上記のア( ,z)におけるF(ρレ)の2点P( 1,z1)とQ( 2,z2)に 対して、π1= 2ならば、P=Qを満たす。

 証明点P( 1,z1)とQ( 2,z2)はプ( ,z)上の点より、

         Z1=ぺ十α〆Z1+b 1Z子十CZ芋          ・。=・姜十αみ。十わ・。・婁十α婁

が成り立つ。上式の辺々を引いて 2= 1を代入すると、

     ・1一・。=α・子(・ド・。)十う・。(・子一・婁)十・(・ト・婁)

となる。

 ここで、z1≠z2と仮定し、上式の辺々をz1_z2(≠0)で割ると、

      1=αぺ十う・。(・。十・。)十・(・芋十・。・。十・;)  (4.2)

となる。ここで、上式(4.2)の両辺のオーダーを考える。命題4.3.2より、

ord(z1)≧ひ、ord(z1)≧3μ、ord(z2)≧3μが成り立つので、ord(α 子)≧

2ひ、0 (6 1(z1+z2))≧4リ、ord(c(z子十z1z2+z三))≧6ひであることを考 慮すれば、式(4.2)の右辺のオーダーは

     ・・d(α4+6・。(・。十・。)十・(・子十・。・。十・婁))≧2μ

となる。ところが、式(4.2)の左辺のオーダーは。rd(1)=0となり右辺と 左辺のオーダーが異なり矛盾する。従って、Z1=Z2となり、題意は示さ

れた。       □

第4章 有限位数の点の性質      80

 上記のことから、プ( ,z)におけるF(ρレ)の2点を通る直線はz軸と平 行でないことが分かる。

 次に、!( ,z)におけるF(ρ )の2点を通る直線の傾きについて考察する。

定理4・3.4プ( ,z)におけるF(P )の異なる2点P( 1,z1)、Q( 2,z2)( !≠

2)に対して、

岩一・・または…(三三菱)・・リ

を満たす。

 証明z1=z2のとき、名1−z2=0より題意を満たす。

       π1一血2

 ここからは、z1≠z2のときを考える。点P( 1,z1)とQ( 2,z2)はア( ,z)

上の点より、

         ・。=ぺ十α冷。十6・。・子十α芋          ・。=・;十αみ。斗6・。・三十α婁 が成り立つ。このとき、上式の辺々を引くと、

 ・r・。=(ぺ一・姜)十α(和一・1・。)十ψ。・…一・。・三)十・(・手一・婁)

    =(・ユー・。)(〆十・。・。十・;)十α{・。(〆一・;)十・;(・1一・。)}

    十6{・子(・r・。)十・。(・子一・婁)}十・(・手一・婁)

    =( 1一 2){ぺ十 1 2+ 姜十αZ1( 1+Z2)十6イ}

    十(・r・。){α・;十わ・。(・1+・。)十・(・…十・1・。十・婁)}

より、

(・1一・。){1一α・;一6・。(・。十・。)一・(・子十・1・。十・婁)}=(・r・。){朴〃。十・三十α・。(・ユ十・。)十わ・子}

      (4.3)

となる。

 ここで、u=_α 姜_あ 2(Z1+Z2)_C(Z芋十ZlZ2+Z三)とおく。

 1,u≠0のとき、命題4.3.2より、ord(u)>0なので、補題4.1.6より、

  1+伽≠0となる。このとき、式(4.3)を式変形すると、

       ・。一・。〆十・。・。十・姜十α・。(・。打。)十わ・子

        1一 2      1+u

第4章 有限位数の点の性質      81    となる。命題4.3.2と補題411.6より、上式の分子のオーダーは2リ   以上で、分母のオーダーはOとなるので、

…(着三姜)…

 となる。

2.刎=0のとき、命題4.3.2より、

・寸1三姜)一・州}…1・α小・…)・1・1)・・リ

1,2より、題意は示された。

      口  次に、∫( ,z)上の接線の傾きについて考察する。

定理4.3.5∫( ,z)上のr(〆)の点P( 1,z1)における接線の傾きをαと すると、

      α=O、または。〃(α)≧2レ を満たす。

 証明

         ∂∫   。    。

         一(P)=一3 1−2α・。・r6・。

         ∂{

         ∂プ    。     2

         一(P)=1一α 1一助1・・一3・・。

         ∂z

 ここで、u=一α〆一2ろ 1z1−3cz子とおく。

 1.諾(P)≠0のとき、

   (a)u≠Oのとき、命題4.3.2より、ord(刎)>0なので、補題4.1.6      よ/・語(・)一1・・≠・・…(芸(・))一…(・刊)一・と      なる。

     このとき・命題・・…よ/…∂(語(・))…であることを考      慮すれば、

      ψ)一州(鈴)・ル

となる。