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(4)仕 上

ドキュメント内 Microsoft Word - 0部0章-01表紙案 (ページ 62-71)

① 仕上げの材料

・ノンスリップ加工を施す等、濡れても滑りにくい材料・仕上げとする。

・傾斜路の上端・下端または傾斜路全体を、色彩、色相または明度の差、輝度比等が確 保された材料で仕上げる。

② 溝蓋

・2.1.1 敷地内の通路の設計標準 (3)③を参照。

(5)視覚障害者への配慮

・視覚障害者への配慮は2.1.1(4)視覚障害者への配慮、2.13H.1、2.

13I.1 を参照。

(6)段差解消用の昇降機

・立地や構造等によりやむを得ず段差が生じた場合は、段差解消用の昇降機を設置して 段差を解消することが望ましい。2.13B.1 を参照。

(7)寒冷地対策

・寒冷地等では傾斜路の凍結や積雪を防止するため、融雪装置や上屋を設置することが 望ましい。

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-2.1.3 ソフト面の工夫

(1) 人的な対応

・高齢者、障害者等が建築物をより円滑に利用するためには、建築的対応や設備に留ま らず、常時来客に対応できる従業員(案内係・受付係・ドアマン等)が配置されてい ることが望ましい。

(2) 敷地内の通路上の障害物

・敷地内の通路上に不用意な物品や案内板等が置かれていると、設計で配慮した高齢者、

障害者等の利用しやすさが機能しなくなる。設計段階においても、施設運用上のあり 方を十分検討し、物品や案内板等による通行の支障がおきないよう、配慮することが望 ましい。

2.1.4 改善・改修のポイント

2.1.1 敷地内の通路の設計標準の設計のポイント及び2.1.2 敷地内の通路 に設ける傾斜路の設計標準に基づき改善・改修を行うことが望ましいが、特に留意すべき 点は以下のとおりである。

(1)段及び段差の解消

① 歩道と車路及び敷地の境界の段を解消する。

② 敷地内の通路の段及び段差を解消する。

・段の解消は、2.1.2 敷地内の通路に設ける傾斜路の設計標準 を参照。

・傾斜路で段差を解消できない場合は、段差解消用の昇降機の整備によることが望ま しい。

(2)有効幅員の確保

・有効幅員は、2.1.1 敷地内の通路の設計標準(2)②及び2.1.2 敷地内の 通路に設ける傾斜路の設計標準(2)② を参照。

(3)床の仕上げ

・床の仕上げは、2.1.1 敷地内の通路の設計標準(3) 及び2.1.2 敷地内の 通路に設ける傾斜路の設計標準(4)① を参照。

(4)脱輪等の安全対策

・傾斜路の側壁は、2.1.2 敷地内の通路に設ける傾斜路の設計標準(3)② を参 照。

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-道路と敷地の境界をいかに整備するか -視覚障害者誘導用ブロックの敷設- 交通バリアフリー法基本構想に基づく特定経路における連続誘導

(視覚障害者誘導用ブロックの敷設)の事例(江東区)

江東区においては、平成17年度より交通バリアフリー法に基づく基本構想の策定に着手し、平成18年度は基本 構想に基づく特定事業計画の検討を進めた。

基本構想において特定経路として設定されていた永代通りについては、特定経路の整備方針として、視覚障害 者誘導用ブロックを連続的に敷設した連続誘導を行うこととされていた。東陽町駅改良工事に伴う道路復旧工事 中という機会を捉え、視覚障害者等を含めた現地点検等のワークショップを開催し、放置自転車等の障害物を避 けた最も歩きやすい連続敷設の位置(歩道中央ではなく建物側から1.5m離れた位置とした)、交差点部分の敷設 方法、バス停、駅入り口、建物への連続的な案内方法等を検討し、ワークショップの成果として連続敷設の案を 作成して、工事へと反映させた。

なお、駅周辺では、駅出入り口、バス停、タクシー乗降場など、様々な場所への誘導をしなくてはならず、交 差点も多いことから視覚障害者誘導用ブロックの敷設は複雑になりやすい。その中で、施設内に音声標識誘導シ ステムが設置されていた郵便局へは連続誘導すべきと整理された。

敷設途中に現場確認を行ったところ、郵便局との敷地境界に歩道側での警告ブロック(点状ブロック)が敷設 され、警告ブロックが2重敷設となっていた。協議の上、その警告ブロックは撤去することとした。(図参照)

建築敷地と歩道とのどちらに先に視覚障害者誘導用ブロックが敷設されているかは、その現場の状況によるが、

関係者間の連携によって、安全を確保した効率的でわかりやすい敷設が求められる。

連続誘導の提案図(一部抜粋)

整備前:ワークショップの様子 整備後:郵便局への連続誘導 この部分に点状ブロッ

クが敷設されていた

→協議の上撤去

郵便局敷地内の 既存の誘導用ブロック

227 -応急仮設住宅におけるバリアフリー対応の事例

敷地内の通路におけるバリアフリー対応の事例

ⅰ)簡易舗装化

車いすや高齢者の手押し車の円滑な移動を図るため、住戸前通路や 敷地内幹線通路及びそこから車両乗降場所に至る通路を簡易舗装化

ⅱ)スロープの設置

敷地と玄関との段差を解消するため、手すり、車いすの回転スペー スや脱輪防止の為の立ち上がり等を備えたスロープを設置

ⅲ)通路の嵩上げ

住戸の出入口における段差を解消するため、各住戸の出入口が面す る通路の嵩上げを実施。嵩上げによる出入口への雨水流入を防ぐため、

通路をV字勾配として中央部に排水溝を設置するとともに、透水性ア スファルトを採用

ⅳ)手すりの設置

敷地と玄関の段差箇所やスロープ設置箇所等に手すりを設置

東日本大震災における高齢者、障害者等に配慮した応急仮設住宅団地における取り組みの事例

ⅰ)コミュニティケア型の応急仮設住宅(岩手県釜石市)

・住戸間デッキ(路地デッキ)を設け住戸内と外の段差を解消し、車いすやストレッチャーも通行可能となっている。

・ケアゾーンと一般ゾーンを設定し、ケアゾーンには子育てケア世帯や要ケア世帯を配置し、路地デッキを介し たコミュニティケアを重視し、一般ゾーンはプライバシーを優先した配置となっている。

・ケアゾーンの各住戸から路地デッキにより地続きで行き来できる位置にサポートセンターや店舗・スーパーを 配置している。

ⅱ)集会所におけるバリアフリー対応(岩手県陸前高田市)

応急仮設住宅における浴室やトイレは、介助者を伴っての入浴や車いす使用者が使用するトイレとしては狭小 なため、利用が困難な高齢者、障害者等への対応として、集会場にバリアフリーを考慮した浴室や多機能トイレ 等を設置している。

《集会所におけるバリアフリー対応の例》

・玄関におけるスロープの設置 ・玄関に多目的トイレを示すサインの設置

・トイレ、浴室等における手すりの設置 ・引き戸の設置や広さが確保された浴室の設置

・ベビーシートやオストメイト用の設備が設置された多機能便房の設置

ⅲ)視覚障害者・聴覚障害者等に対する配慮の事例

・視覚障害者等への対応として視覚障害者誘導用ブロックの敷設、聴覚障害者等への対応として玄関チャイムと 連動したフラッシュライトの設置が行われている。

※応急仮設住宅におけるバリアフリー対応については、応急仮設住宅建設必携の中間とりまとめ(国土交通省HP)

(http://www.mlit.go.jp/common/000211741.pdf)も参考となる。

ⅱ)スロープの設置例 ⅲ)通路の嵩上げの実施例 ⅳ)玄関の手すりの設置例

ⅰ)簡易舗装化の実施例

ⅱ)集会所におけるバリアフリー対応の例

(岩手県陸前高田市)

ⅰ)コミュニティケア型の応急仮設住宅の例(岩手県釜石市)

(※配置計画については東京大学高齢社会総合研究機構によるもの)

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-2.1.5 設計例

・敷地内の通路の上屋、視覚障 害者誘導用ブロックの連続 敷設(床仕上げの材料の変化 と明度差に配慮した通路に より、わかりやすいデザイン としている。)

・建物の出入口手前の、

インターホンが設けら れた案内板(視覚障害 者誘導用ブロックの敷 設はここまで。)

・敷地内に設けられた階段と エレベーター

・敷地内に設けられた スロープ

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2.2 駐車場

◆設計の考え方◆

・高齢者、障害者等が自動車を利用して外出する機会が増えている。高齢者、障害者等の社会参 加を促進する上で、自動車は有効な移動手段である。このため、建築物を設計する際には、駐 車場の安全性や利用のしやすさに配慮して計画することが重要である。

・車いす使用者への配慮として、駐車施設は、建築物の出入口に到達しやすいところに設けると ともに、車いす使用者が安全に乗り降りできるスペースを確保し、分かりやすい表示を設置す ることが重要である。

・車いす使用者用駐車施設(政令17条に規定する「車いす使用者用駐車施設」。以下同じ。)

は、車いす使用者が車から乗降するために必要な、十分な広さを有する駐車施設が必須である。

なお、これに準じて、上・下肢障害者や妊婦、けが人、乳幼児連れ利用者等に対する通常の広 さの駐車スペースを、車いす使用者用駐車施設に近い位置に別途確保することが望ましい。

◆基準◆

<建築物移動等円滑化基準チェックリスト>

施設等 チェック項目

<一般>

駐車場

(第17条)

①車いす使用者用駐車施設を設けているか (1以上)

(1)幅は350cm以上であるか

(2)利用居室までの経路が短い位置に設けられているか 標識

(第19条)

①エレベーターその他の昇降機、便所または駐車施設があることの表示が見やすい位置 に設けているか

②標識は、内容が容易に識別できるものか(日本工業規格Z8210に適合しているか)

<建築物移動等円滑化誘導基準チェックリスト>

施設等 チェック項目

<一般>

駐車場

(第12条)

①車いす使用者用駐車施設を設けているか (原則2%以上)

(1)幅は350cm以上であるか

(2)利用居室等までの経路が短い位置に設けられているか 標識

(第14条)

①エレベーターその他の昇降機、便所または駐車施設があることの表示が見やすい位置 に設けているか

②標識は、内容が容易に識別できるものか(日本工業規格Z8210に適合しているか)

2.2.1 駐車場の設計標準

◆設計のポイント◆

駐車場の設計は、以下の通りとすること が望ましい。

①建築物の出入口に最も到達しやすい位置 に、車いす使用者等、出入口に近い駐車 場を必要としている人が利用しやすい駐 車施設を設ける。

②車いす使用者等が利用する駐車施設は、

分かりやすくその位置等を表示する。

留意点:設置位置

・車いす使用者用駐車施設を設ける場合は、建築物側に 設ける等、車路を横断しないで済むようにする等、安 全の確保について工夫することが望ましい。

・屋内駐車場の場合、車いす使用者用駐車施設は、エレ ベーターホールの入口付近に設ける。また、車いす使 用者用駐車施設の他に、安全に乗降できるように、車 寄せを設けることが望ましい。

ドキュメント内 Microsoft Word - 0部0章-01表紙案 (ページ 62-71)