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一番下に書かれた1年生の枠から、順に2年、3年へと学年があがる ごとに上に積み重なっていくこの表は、 「ふしづくり一本道」の 積み 上げていく という系統性をよく表わしているといえる。
また、作成のねらいの3にあるように、概念的な表現ではなく、誰も が、書いてある全てのことを理解できるように工夫されている。このこ
とも、 誰もができる音楽教育 である「ふしづくり一本道」との共通 する部分といえるのではないか。
B4用紙約3枚分ほどの『小学校 音楽学年別能力表(試案)』のう ち、B4用紙約2枚分ほどの大きさの一覧表を除く部分は、前記の 主 旨 作成のねらい 使用上の注意 と、使用上の注意の2にでてく る 指導事例 である(資料15参照)。
[資料15]
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以上より、 『小学校 音楽学年別能力表(試案)』における 基礎
は、前掲資料13(p.48参照)にある5項目といえるのではないかと 考える。つまり、フレーズ・ハーモニー・リズム・メロディー・表現(速 度・強弱・音色)である。
また、 「ふしづくり一本道」との共通点として、次の3つのタームが 挙げられる。1つ目は 音楽能力 、2つ目は 感覚重視 、そして3 日目は 積み上げる教育 である。
一50一
(4> 『小学校 音楽学習指導の手引(音楽感覚段階別能力表)』
この資料に関しては、山本氏より、岐阜県音楽教育研究会の会議にお いて検討するために作成されたr小学校 音楽感覚能力表(試案)』を 活版印刷したものである、との説明を受けた。印刷されたものとなった 時点から、タイトルと、内容の一部が変わっている。この資料が、会議 において検討された結果と思われる。
変更部分は、音楽感覚能力表の、縦軸の学年の配列がなくなり、かわ りに 段階 として上から1、2、
照)。
[資料16]
…となったことである(資料16参
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縦軸の記載が、 学年 から 段階 に変更になったことに関しては、
以下に記す 作成のねらい の変更部分と関わりがあるため、後で述べ
ることとする。
また、よこ軸に配列されていた項目に、少し変更がみられる。変更部 分は、 ④メロディー 以降の項目であるため、その部分のみを比較し てみる(資料17参照)。
[資料17]
表現の要素 参考事項
④メロディー
⑤速度 ⑥強弱 ⑦音色 理解事項 鑑賞曲 共通教材
与
④メロディー
i旋律線を含む) 表現 参考事項
A音程感 共通教材 a 変奏力 b 旋律形 c 問答唱酬
演奏曲
ヒ濤力 ⑤速度 ⑥強弱 ⑦音色
唱奏法 取扱上の
ッ意点 理解
歌唱 鑑賞 楽器
表からみてとれるように、 ④メロディー の欄に変更がみられる。項 目の欄内が変わったことによって、内容もより見やすく、また理解され やすいように工夫が加えられた形となっている。
内容および工夫された部分に関しては、実際の資料からの写しで比較 する(資料18参照)。
この資料18では、 演奏指定曲 が 演奏曲 へと変更になった部 分、そして 演奏曲 の欄には、 演奏指定曲 の時にはなかった 調 が書き込まれている部分が、新たにあることをも併せて見ることができ
る。
また、資料17にみられる 参考事項 の欄は、学年の配列のままで あることを記しておく。前述したようにr試案』のときの学年は下から
1、2、…と配列されていた。しかし、この資料の配列順序は逆に、つ まり、上から1、2、…という配列になっている。
一52一
[資料18]
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ヒ も
㊧税トウ川の漣 ㊧荒誠の月
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⑳おぼろ月凌 .㊧ぶるさと
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P・1
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餌どり醍颯.
⑭冬げしき ・
⑲まきゆ朝
U
o メ ロ デ ー (自律線を含む)、
A音程感 B資炎力 C炭飛i彦 D碧答.三三 轟117E曲(バー遷二.tス::コて)
A旋律摂唱奏(t=の蛇して・撫って・」・いて・規じent・tナる、{て)f一らドの盤を融畑瀬よい}
I t 4 一 一 t )
(6度以内)
geijxxxsf:g
c囎形・:亡£ふ卿貝のど端唄てい靴かる ヅx・g_9へv・ノ
D駄間口;:1;の語論よい
例㈲鵜t・{・}(なの1継・・額耀樹{3伽中略頴らゆらS:⇔
3音
v ゆ ゆ 噛 学 18 1謬 r, ,5 ,喝
5音
(匿ン ≧らきら量 ハ ① ひのまる
→ 呼
⑫ つき
調
A旋蝸U塾く)・・6iii:$iiiiliiiiiii:i$:::iiii:$:i:i
e le Il
(8度以内) .7ごf
B 変化するカ おわる」・し 一;ナo
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捧一……奪一一邦糞壽一奉1.i
} 曾コ 1 ,5 1ら
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!ハ ・多 はるがきた
毎,ゆき
他には、 表現の要素 の名称は 表現 と変更され、その次の欄 参 考事項 との間に 唱奏法 敢二上の留意点 という欄が設けられた
ことが.挙げられる。この 取扱上の留意点 という欄は、.r小学校 音 楽感覚能力表(試案)』にみられた1使用上の注意 とは別のものであ
る。
使用上の注意 は、 試案 でなくなった後も3の文章に少し手直
しを加えた形で残されている。以下に比較してみる。
小学校 音楽感覚能力表(試案)
3 要素の名前を教えるのではなくて、薩
』行動しているうちに感覚的につかむよう に指導を望む。
小学校 音楽学習指導の手引 3 要素の名前を教えるのではなくて、tt
行動しているうちに感覚的にっかむように 指導を望む。
下線部分の変更のみである。
主旨 には変更がない。
みられた。
作成のねらい は、以下のような変更が
小学校 音楽感覚能力表(試案) 小学校 音楽学習指導の手引 6.教師みんなの力で積み上げる教育とした
@い。
6.教師みんなの力で宜聾積み上げ
驪ウ育としたい。
7.現在担任児童の能力を図表上に位置づけ
@し、 への 展を望みたい。
7.現在担任児童の能力を図表上に位置づけ
@し、 への引続きとしたい。
6は下線部分が加わり、7では下線部分の変更がみられる。
その他、 試案 にはなかった次の文章が追加されている。
「二三を臼標とするも 現在は これを段階として解釈し 将来 段階 と学年を 一致するよう努める。 したがって学年にこだわらず適応段 階(最初♪からはじめるように 希」望する。」
この文章から、先に述べた(p.51) 音楽感覚段階別能力表 の縦 軸の部分が、 学年 の配列から 段階 の配列に変更された理由をう かがい知ることができる。
積み上げる教育 を実施するためには、学年ごとに指導内容が設定 されていることが足かせとなる場合があると考えて、 段階 への変更 が行われたと思われる。
また、資料17(p.52参照)から見て取れるように、新たに 楽器 の項目が追加されている。
一54一
他には、 『小学校 音楽学習指導の手引(音楽感覚段階別能力表)』
となった後、新たに加えられた部分が2箇所ある(資料!9および20
参照)。
[資料19]
つ,_つ 音域を二雲する
リズム楽士の謹承
,1 犠二1.・唱奏引
:7.i」e_ト の艮唱i
l :
音夏ミを弦輩三する
d
を生かし音聚的に表現ずるa、
・A奏リズ;;t2・ずフレーズに穀めてeem V・
個セて1よなるべく使おない。
用語・符号の説明
・フレース
・Tフレーズ
・Dフレーズ
・3−1
音楽の小さなまとまり 主和音をもとにしたフレーズ 罵和音をもとにしたフンーズ
3つ又は1つの息味
[資料20]
学年別能力特性図表