部 Tivoli Provisioning

この節には、以下の方法のいずれかで Tivoli Provisioning Manager をインストール する場合の情報があります。

v グラフィカル InstallShield プログラム

v 応答ファイルによるサイレント・インストール

v グラフィカル・インターフェースに対応していないマシンでの非グラフィカル

(コンソール・モード) インストール

この節には、以下の章があります。

v 67ページの『第 11 章 グラフィカル・インストーラーによる Tivoli Provisioning

Manager のインストールおよび構成』

v 85ページの『第 13 章 サイレント・インストーラーによる Tivoli Provisioning

Manager のインストール』

v 75ページの『第 12 章 非グラフィカル・インストーラーによる Tivoli Provisioning Manager のインストール』

第 11 章 グラフィカル・インストーラーによる Tivoli Provisioning Manager のインストールおよび構成

この章では、Tivoli Provisioning Manager をインストールする方法について説明しま す。グラフィカル・インストーラーは、ステップごとに必要な情報の入力を求める 一連のパネルを使用してインストールを進めます。

応答ファイルを使用して必要な情報を入力することによってインストールを完了し たい場合、85ページの『第 13 章 サイレント・インストーラーによる Tivoli

Provisioning Manager のインストール』に進んでください。ターゲット・マシンにグ

ラフィック・カードがなく、非グラフィカル・インストーラーでインストールを完 了しなければならない場合は、75ページの『第 12 章 非グラフィカル・インスト ーラーによる Tivoli Provisioning Manager のインストール』に進んでください。

始める前に

この章で説明されているステップを完了するには、この節に示されている要件を満 たしていることを確認してください。

v 59ページの『第 9 章 必須パッチの Tivoli Directory Server および WebSphere

Application Server への適用』に記述されているステップを完了していることを確

認します。

v 選択したトポロジーに基づいて、Tivoli Provisioning Manager インストールに必要 な CD があることを確認します。

– 1 ノード・トポロジー・インストールについては、Linux iSeries マシンの場合 は 23 ページを参照してください。

– 2 ノード・トポロジー・インストール (リモート・ディレクトリー・サーバー 構成) については、 Linux マシンの場合は 25 ページ、または Linux iSeries マシンの場合は 24ページを参照してください。

– 2 ノード・トポロジー・インストール (リモート・データベースおよびディレ クトリー・サーバー構成) については、 Linux iSeries マシンの場合は 27 ペー ジを参照してください。

– 3 ノード・トポロジー・インストールについては、 Linux iSeries マシンの場 合は 28 ページまたは 29 ページを参照してください。

注: Tivoli Provisioning Manager でサポートされているトポロジーについて詳しく は、11ページの『第 2 章 サポートされているハードウェアおよびソフトウ ェア』および 15ページの『第 3 章 サポートされるトポロジー』を参照し てください。

v Tivoli NetView のデフォルト言語は英語です。これは、Tivoli NetView における 既知の制限です。IBM Tivoli NetView をインストールしたい場合、en_US システ ム・ロケール・サポートをインストールしてください。

Tivoli Provisioning Manager のインストール

Tivoli Provisioning Manager をインストールするには:

1. ディレクトリー・サーバーおよびデータベース・サーバーが始動していること を確認します。

2. root でログオンします。

3. Tivoli Provisioning Manager バージョン 2.1 CD を CD ドライブに挿入しま す。CD-ROM ドライブをマウントしますが、そのマウント・ポイントにディレ クトリーを変更しないでください。

注: ディレクトリーをマウント・ポイントに変更すると、CD ドライブはロック され、CD を交換することができなくなります。CD を取り出す前に

CD-ROM をアンマウントする必要があります。これを行わないと、

CD-ROM トレイはロックされ、他のソフトウェア前提条件の CD を入れ替

えることができなくなります。

2000

Linux mount_point/setuplinux.bin と入力してインストーラーを起動しま

す。

2000

iSeries mount_point/setuplinuxppc.bin と入力してインストーラーを起動し

ます。

4. Tivoli Provisioning Manager ボックスで、グラフィカル・インストーラーを使用 するときの言語を選択して「OK」をクリックしてください。

5. 「ようこそ」パネルの情報を読んで、「次へ」をクリックしてください。

6. 「ソフトウェアご使用条件」画面が表示されます。ご使用条件を確認し、以下 のいずれかのオプションを選択してください。

v 使用条件の条項に同意される場合、「使用条件の条項に同意します。(I accept the terms in the license agreement)」を選択して「次へ」をクリ ックしてください。

v 使用条件を拒否される場合、「使用条件の条項に同意しません。(I do not accept the terms in the license agreement)」を選択し、「次へ」をクリ ックしてください。確認ウィンドウに「ライセンス情報に同意しない、で正 しいですか?」というメッセージが表示されます。インストール・プログラム を終了するには「はい」を、 「ソフトウェアご使用条件」パネルに戻るには

「いいえ」をクリックしてください。

7. インストーラーは、33 ページの『第 5 章 システム前提条件のインストールお よび構成』に記述されている前提条件をシステムが満たしているかどうか、ま た必要な前提条件ソフトウェアがあるかどうかを検査します。これには数分か かることがあります。「次へ」をクリックして前提条件の検査を開始します。

8. 「IBM Tivoli Provisioning Manager インストール・ディレクトリー」 パネ ルに、Tivoli Provisioning Manager のデフォルト・インストール・ディレクトリ ーが表示されます。デフォルト・インストール・パスを受け入れるか、インス トール・ディレクトリーの絶対パスを入力して「次へ」をクリックしてくださ い。

9. 「ユーザー・アカウントの作成」パネルで、ユーザー・アカウント tioadmin のパスワードを入力および検査するよう促されます。「次へ」をクリックして ください。インストーラーはアカウントを作成します。

10. 「言語パッケージの選択」パネルで、インストールするアプリケーションの追 加言語サポートが必要であれば、このオプションを選択します。デフォルトで インストールされる言語サポートは英語です。「次へ」をクリックしてくださ い。

11. 「データベース構成」パネルで、Tivoli Provisioning Manager 2.1 データベース として IBM DB2 Universal Database を選択します。

注:

a. インストーラーにデータベースを自動的に構成させるようお勧めします。デ ータベース・サーバーを手動で構成したい場合、「データベース・サーバー 構成ステップを実行しない。(上級者のみ)」チェック・ボックスにチェック マークを付け、以下のように行います。

1) 117ページの『付録 B. 手動構成』に進み、記述されているステップに 従ってデータベースを構成します。

2) Tivoli Provisioning Manager インストールを続行します。

12. 「データベース・サーバー構成 (Database Server Configuration)」パネルが 表示され、データベース・サーバーを構成するために必要な情報を入力するよ う促されます。

IBM DB2 Universal Database がすでにインストールされている場合には、以下

のフィールドに入力し、「次へ」をクリックしてください。

注:

a. すでにソフトウェア前提条件のいずれか (例えば DB2 Universal

Database、Tivoli Directory Server、または WebSphere Application Server) を インストールしていて、そのソフトウェア製品を Tivoli Provisioning Manager Tivoli Intelligent ThinkDynamic Orchestrator に使用する場合、それ がインストール・ディレクトリーのスペースを占めていないことを確認して ください。

b. インストール・ウィザードで、またはサイレント・インストール・オプショ ンを使用して IBM DB2 Universal Database をインストールしている場合、

この画面に入力するユーザー ID およびディレクトリー・パスは、IBM

DB2 Universal Database のインストール中に入力したものと一致していなけ

ればなりません。これらのデータベース・ユーザー ID と、これらの ID が どのように使用されるかについて詳しくは、ご使用のデータベース製品資料 を参照してください。

IBM DB2 Universal Database サーバーの完全修飾ホスト名または IP アドレ ス 完全修飾ホスト名を入力します。例えば myhost.domain.com です。

ホストのポート

リモート・データベース・インスタンスのホストのポートを入力しま す。

注: ^iSeries2000 DB2 Universal Database 8.1 のインストール中、前提条件

ソフトウェア・インストーラーは Linux iSeries でポート番号を

50001 に設定します。DB2 Universal Database 8.1 をインストール するために前提条件ソフトウェア・インストーラーを使用していな い場合、同じポート番号が設定されていることを確認してくださ い。

IBM Tivoli Provisioning Manager データベースのデータベース名

Tivoli Provisioning Manager 用に作成する、新しい固有のデータベース の名前を入力します。既存のデータベースの名前を指定する場合、これ らの表およびデータは失われます。

データベース・サーバー・インスタンス所有者

データベース・インスタンスを管理するために使用されるユーザー ID です。

DB2 サーバー・インスタンス所有者のパスワード

インスタンス所有者 ID のパスワードを入力します。

データベース・ユーザー名

このユーザー名は、データベース・サーバーに接続するために Tivoli Provisioning Manager によって使用されます。この ID はデータベー ス・サーバー・インスタンス所有者、またはデータベース・サーバーの 既存のデータベース・ユーザー ID と同じにすることができます。

データベース・ユーザー・パスワード

データベース・ユーザー ID のパスワードを入力します。

ローカル DB2 インスタンス SQLLIB ディレクトリー

正しいパスがこのフィールドに入力されていることを確認します。この サーバーに複数のインスタンスがある場合、あるいはデフォルトではな いディレクトリーにインストールした場合、インストーラーは Tivoli

Provisioning Manager で使用されるインスタンス・ディレクトリーを見

つけることができません。ローカル・データベース・クライアントのデ ィレクトリー・パスを入力してください。データベース・サーバーをリ モート・サーバーにインストールしている場合、ローカル・データベー ス・クライアント・ディレクトリーのパスを入力してください。

13. 「LDAP 構成」パネルで、Tivoli Provisioning Manager で使用したい LDAP サ ーバーとして Tivoli Directory Server 5.2 を選択し、「次へ」をクリックし ます。

注:

a. インストーラーにディレクトリー・サーバーを自動的に構成させるようお勧 めします。ディレクトリー・サーバーを手動で構成したい場合、「ディレク トリー・サーバー構成ステップを実行しない。(上級者のみ)」チェック・ボ ックスにチェックマークを付け、以下のように行います。

1) インストール・ガイドの 117ページの『付録 B. 手動構成』に進み、

記述されているステップに従ってディレクトリー・サーバーを構成しま す。

2) Tivoli Provisioning Manager インストールを続行します。

14. 「LDAP 構成」パネルが表示され、ディレクトリー・サーバーを構成するため に必要な情報を入力するよう促されます。情報を入力して「次へ」をクリック してください。