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システム前提条件のインストール

ドキュメント内 TIO_Install_21.ps (ページ 45-49)

この章には、前提条件ユーザー ID に関する詳細、また Tivoli Provisioning Manager をインストールする前に Tivoli Provisioning Manager サーバーにインストールして 構成しなければならないユーティリティーに関する詳細があります。

要確認

Korn シェルか bash シェルのいずれかを使用するよう強くお勧めします。

WebSphere Application Server 前提条件の構成

多層システムでは、WebSphere Application Server を実行するサーバーでのみ WebSphere Application Server 前提条件を構成します。この節にリストされている WebSphere Application Server 前提条件について詳しくは、WebSphere Application

Server 資料を参照してください。

WebSphere MQ ファイル・システムの作成

WebSphere 組み込みメッセージングをインストールする前に、以下を行う必要があ

ります。

1. root でログインします。

2. WebSphere MQ とそのデータ用のファイル・システムを作成します。

3. WebSphere MQ 用のグループ ID およびユーザー ID をセットアップします。

作業データ用のファイル・システムの作成

1. WebSphere MQ をインストールする前に、ジャーナル・ファイル・システム

/var/mqm を作成およびマウントします。パーティション設計として、WebSphere

MQ データ用に個別のボリュームを用意してください。これで、WebSphere MQ データの量が /var/mqm 内で増えてきても、他のシステム・アクティビティーは 影響を受けません。

2. /var ディレクトリーが、ワークロードを処理するために十分な大きさであるこ とを確認します。

/var ファイル・システムは、システムのセキュリティー・ロギング情報すべて を保管するために使用されますが、E メールおよび印刷用の一時ファイルを保管 するためにも使用されます。そのため、それらの操作のためのフリー・スペース を /var に確保しておくことが重要です。メッセージング・データ用に個別のフ ァイル・システムを作成しない場合、/var がいっぱいになると、システム上の すべてのセキュリティー・ロギングは /var にフリー・スペースができるまで停 止し、E メール送信も印刷もできなくなります。

サーバー・インストールのために /var/mqm ファイル・システムのサイズを決め るには、以下の基準を考慮してください。

v 一度にシステムに置かれるメッセージの最大数

v システム問題が発生したときに予期せず行われるメッセージ作成

v メッセージ・データの平均サイズ (さらにメッセージ・ヘッダー用に 500 バ イト)

v キューの数

v ログ・ファイルおよびエラー・メッセージのサイズ

v /var/mqm/trace ディレクトリーに書き込まれる SSL トレースの量

v WebSphere MQ サーバー用に少なくとも 50 MB。WebSphere MQ クライアン トでは、/var/mqm に必要なスペースはさらに少なくなります。一般的に、こ

れは 15 MB です。

作業データ用に別のファイル・システムを作成

1. ログ・データ用にファイル・システム /var/mqm/log を作成します。

可能であれば、WebSphere MQ キュー (/var/mqm) とは異なる物理ボリュームに ログ・ファイルを保管してください。これで、ハードウェア障害が発生した際に データ保全性が守られます。

2. エラー・ファイル用にファイル・システム /var/mqm/errors を作成します。

注: ログ・ファイルのサイズは、使用しているログ設定によって異なります。デフ ォルトで、循環ログをサポートできる推奨サイズが設定されています。ログ・

サイズについて詳しくは、「WebSphere MQ システム管理ガイド」を参照して ください。

グループ ID およびユーザー ID のセットアップ

WebSphere MQ をインストールする前に、指定されたグループ ID およびユーザー

ID を作成する必要があります。

グループ ID およびユーザー ID の作成

1. mqm グループおよび mqbrkrs グループを作成します。

2. mqm を 1 次グループとするユーザー mqm を作成します。 mqm ユーザー ID は、WebSphere MQ に関連するリソースが入っているディレクトリーおよびファ イルを所有します。

3. mqm ユーザーを mqbrkrs グループに追加します。

4. ユーザー root を mqm グループおよび mqbrkrs グループに追加します。

5. root でログアウトします。

6. 作成した mqm ユーザーでログインします。

7. mqm でログアウトします。

8. root でログインして変更をインプリメントし、以下の該当するコマンドを実行す

ることによって変更が適用されていることを確認してください。

2000Linux

id -a

必要なパッケージのインストール

以下のパッケージがインストールされていることを確認してください。

1. Expect 5.34 はキー・ストロークを自動化するためのツールで、Tivoli

Provisioning Manager をインストールする前にインストールしておく必要があり

ます。Linux iSeries および Red Hat Advanced Server 2.1 の両方のパッケージ・

インストーラーでインストールすることができます。

2. Tivoli Netview を使用する場合、SNMP が必要です。

3. Tivoli Provisioning Manager は SSH、Telnet、および ftp プロトコルの拡張使用 を可能にします。これらのプロトコルが Tivoli Provisioning Manager サーバーに 用意されていることを確認してください。詳しくは、107ページの『第 15 章

OpenSSH のインストールおよび構成』を参照してください。Tivoli Provisioning

Manager をインストールした後、この節に記述されている指示に従ってくださ

い。Tivoli Provisioning Manager をインストールする前に SSH を構成しないで ください。

4. libgcc: これは Tivoli Directory Server クライアントに必要です。

libgcc-3.0.4-1.i386.rpm が RedHat AS 2.1 CD に用意されています。

5. rpm-build-4.0.4-7x.20.i386.rpm: これは WebSphere Application Server インス トール時、前提条件ソフトウェア・インストーラーに必要で、RedHat AS 2.1 CD に用意されています。

次のステップ

この章に記述されているステップを完了したら、前提条件ソフトウェアをインスト ールしてください。

v ご使用のプラットフォームに応じて:

– インストール・ウィザードで前提条件ソフトウェアをインストールするには、

37 ページの『第 6 章 前提条件ソフトウェア・インストーラーによる Linux

iSeries へのソフトウェア前提条件のインストール』に進んでください。

– インストール・ウィザードで前提条件ソフトウェアをインストールするには、

43 ページの『第 7 章 前提条件ソフトウェア・インストーラーによる Linux へのソフトウェア前提条件のインストール』に進んでください。

v 上級者であれば、49 ページの『第 8 章 サイレント・インストーラーによるソフ トウェア前提条件のインストール』に記述されているサイレント・インストー ル・メソッドで前提条件ソフトウェアをインストールすることができます。

ドキュメント内 TIO_Install_21.ps (ページ 45-49)