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付録

ドキュメント内 TIO_Install_21.ps (ページ 123-146)

第 9 章 必須パッチの Tivoli Directory

第 6 部 付録

付録 A. 管理用タスク

この付録では、Tivoli Provisioning Manager サーバーを始動および停止する方法、ま たメイン管理コンソールにアクセスする方法について説明します。

Tivoli Provisioning Manager の使用について詳しくは、Web ユーザー・インターフ ェースで用意されている Tivoli Provisioning Manager インフォメーション・センタ ーを調べてください。

Tivoli Provisioning Manager を始動するときの要件

システムにログオンする前に、以下の条件が揃っていることを確認してください。

v 適切な Web ブラウザー

v 完全修飾ドメイン名 (例えば hostname.domain.com) および Tivoli Provisioning

Manager サーバーのポート番号。デフォルト・ポート番号は 9080 です。正しい

サーバー情報を入手するには、インストール担当者に連絡してください。

v WebSphere Application Server サービスが停止していることを確認します。

v LDAP サーバーおよびデータベース・サーバーが始動していることを確認しま す。

v tioadmin でログインします。

Tivoli Provisioning Manager の起動

以下のステップに従って、Tivoli Provisioning Manager サーバーを開始します。

注: ユーザー tioadmin は、ログイン・シェルとして bash シェルを使用します。こ

れは、ライン・モード・ログイン (例えば telnet 経由) に役立ちます。共通デス クトップ環境 (CDE) のようなウィンドウ・マネージャー経由のログインでは、

Tivoli Provisioning Manager が正常に機能するために必要な完全なログイン環境 を作成できない場合があります。この問題を解決するには:

1. tioadmin のホーム・ディレクトリーに .bashrc ファイルを作成し、

. $HOME/.profile という 1 行を挿入します。

2. ファイルを保管します。

3. tioadmin のホーム・ディレクトリーにある .dtprofile を編集し、行

DTSOURCEPROFILE=true のコメントを外します。このファイルは、ユーザー

tioadmin が初めて CDE にログインしたときに作成されるファイルです。

4. もう一度、ユーザー tioadmin で CDE にログインします。

1. $TIO_HOME¥tools ディレクトリーに移動します。

2. コマンド ./tio.sh start を実行してください。コマンド・ウィンドウがオープ

ンします。

3. 114ページの『アプリケーションの起動』に記述されているステップに従って、

Tivoli Provisioning Manager を起動します。

アプリケーションの起動

アプリケーションの使用を開始するには:

1. Web ブラウザーで次のアドレスにアクセスします。

http://hostname:9080/tcWebUI/

注: サーバーの完全修飾ドメイン名を使用しなければなりません。IP アドレスを 使用すると、サインオンは失敗します。

ここで hostname は、サーバーの完全修飾ドメイン名です。

2. ユーザー名およびパスワードを入力します。デフォルト・ユーザー ID tioappadmin で、デフォルト・パスワードは tioappadmin です。

Tivoli Provisioning Manager の停止

Tivoli Provisioning Manager を停止するには:

1. ユーザー tioadmin でログインします。

2. TIO_installdir/tools ディレクトリーに移動します。

3. コマンド ./tio.sh stop を実行してください。WebSphere Application Server 管 理ユーザー名 (デフォルト wasadmin) およびパスワードを入力するようプロンプ トが出されます。まだパスワードを変更していない場合、パスワードはデフォル トの wasadmin です。

4. ログ・ファイル TIO_installdir/logs/tio_stop.log でエラーを調べます。

5. すぐに両方のウィンドウがクローズします。

Web インターフェースへのサインオン

メイン Tivoli Provisioning Manager コンソールにアクセスするには:

1. Web ブラウザーをオープンし、次の URL を入力します。

http://host_name:9080/tcWebUI

ここで host_name は、サーバーの完全修飾ドメイン名です。「サインオン」ウ

ィンドウがオープンします。

2. ユーザー名およびパスワードを入力します。デフォルト・ユーザー名は

tioappadmin で、まだパスワードを変更していない場合、パスワードはデフォル

トの tioappadmin です。

Web インターフェースからのサインオフ

システムからサインオフするには、「ログオフ」をクリックしてください。「サイ ンオフ」ウィンドウがオープンします。セッションがアクティブでない時間が 30 分経過すると、システムから自動的にログオフされます。

デフォルト・パスワードの変更

Tivoli Provisioning Manager では、インストールおよび構成中に、ユーザー ID とパ スワードのデフォルト・セットを作成して使用しなければなりません。Tivoli

Provisioning Manager のインストール後、パスワードを変更するためのコマンド行ツ

ールが用意されています。このコマンド行ツールを使用すると、以下のユーザー ID のパスワードを変更することができます。

v tioldap v wasadmin v tioappadmin v tiointernal v root

v tiodb

デフォルト・ユーザー ID のいずれかのパスワードを変更するには:

1. 変数 WAS_HOME、JAVA_HOME、TC_HOME が定義されていることを確認します。これ らの環境変数は、Tivoli Provisioning Manager インストール・プロセスの完了後 に定義しなければなりません。

2. WebSphere Application Server が始動していることを確認します。

3. tioadmin でログインします。

4. TIO_installdir/tools ディレクトリー (TIO_installdir は Tivoli Provisioning

Manager がインストールされているディレクトリー) に移動します。

5. 次のコマンドを実行してください。

v Linux: changePassword.sh user_ID new_password current_was_password 変数の説明:

user_ID

パスワードを変更したいユーザー ID。

new_password

そのユーザー ID に使用したい新規パスワード。

current_was_password

wasadmin ユーザー ID の現在のパスワード。まだ wasadmin パスワード を変更していない場合、デフォルト値を使用してください。

一度に変更できるのは、1 つのユーザー ID のパスワードだけです。

6. ユーザー ID tioappadmin のパスワードを変更する場合を除いて、WebSphere Application Server および Tivoli Provisioning Manager を再始動しなければ、パ スワードの変更は有効になりません。詳しくは、113ページの『Tivoli

Provisioning Manager を始動するときの要件』および 114ページの『Tivoli Provisioning Manager の停止』を参照してください。

注: Tivoli Provisioning Manager の停止および始動には、wasadmin ユーザー名お よびパスワードの入力が必要です。changePassword コマンドを使用して wasadmin パスワードを変更した後、サーバーを停止し、古い wasadmin パ スワードを入力してください。tio.sh start コマンドでサーバーを始動す

るとき、新しい wasadmin パスワードを使用します。

7. root および tiodb のパスワードを変更する場合、コマンド行ツールで行われた パスワードの変更は、Tivoli Provisioning Manager にのみ登録されます。また、

ユーザー ID root のパスワードを Tivoli Directory Server で、ユーザー ID tiodb のパスワードを DB2 Universal Database で変更する必要があります。こ れらのユーザー ID のパスワードを変更する際の指示については、それぞれの製 品資料を参照してください。

付録 B. 手動構成

この付録では、インストール・プロセスの間に完了できる手動構成について説明し ます。

DB2 Universal Database の手動構成

Tivoli Provisioning Manager のインストール中に「データベース構成」パネルで「デ ータベース構成ステップを実行しない」オプションを選択した場合、手動で DB2 Universal Database を構成しなければ、Tivoli Provisioning Manager のインストール を続行することはできません。

データベースおよび表スペースの作成

データベースおよび表スペースを作成するには:

1. DB2 インスタンス所有者で DB2 サーバーにログオンします。

2. DB2 コマンド・ウィンドウをオープンし、以下の 5 つのコマンドを入力してく

ださい。

注: データベースのアプリケーション・ヒープ、ロック・リスト、logprimary、

および logsecond サイズを大きくするようお勧めします。そのため、このコ

マンドのセットには、それらのパラメーター値を設定するためのコマンドも 含まれています。

db2 create database $DB2_DB_NAME using codeset UTF-8 territory territory_code

db2 update db cfg for $DB2_DB_NAME using applheapsz 3072 db2 update db cfg for $DB2_DB_NAME using locklist 2000 db2 update db cfg for $DB2_DB_NAME using logprimary 30 db2 update db cfg for $DB2_DB_NAME using logsecond 20

$DB2_DB_NAME は作成するデータベースの名前で、territory_code は DB2

Universal Database 資料に記述されている該当する地域コードです。ステップ

2 (118ページ)で必要になるため、データベースの名前をメモしておいてくださ

い。

3. 以下のコマンドを入力して、新しいデータベースに接続します。

db2 connect to $DB2_DB_NAME user db2_instance_owner using pwd db2 -tvf tableshpace.sql

db2 -tvf CDBTablespace.sql 説明:

v $DB2_DB_NAME はステップ『データベースおよび表スペースの作成』で作成

したデータベースの名前、db2_instance_owner は DB2 インスタンス所有者の 名前、また pwd は DB2 インスタンス所有者のパスワードです。

v tablespace.sql および CDBTablespace.sql は、インストール CD の tools/db/db2/ にあります。

DB2 サーバーと通信できるよう DB2 クライアントを構成

要確認

DB2 Universal Database および Tivoli Provisioning Manager が異なるマシンに インストールされているトポロジーでのみ、このステップを完了してくださ い。

1. DB2 所有者で、DB2 クライアントがインストールされている Tivoli

Provisioning Manager サーバーにログオンします。

2. 端末をオープンし、以下のコマンドを入力します。

catalog tcpip node db_node remote dbserver_hostname server 50000 catalog db db_name as db_alias at node db_node

変数の説明:

db_node

カタログするノードのローカル別名。ノードを識別するために使用され る、クライアント・マシン上の任意の名前です。覚えやすいよう、意味 のある名前にしてください。この名前は、データベース・マネージャー の命名規則に準拠していなければなりません。

dbserver_hostname

ターゲット・データベースが常駐するノードのホスト名。ホスト名は、

TCP/IP ネットワークで認識されているノードの名前です。最大長は 255

文字です。

db_name

カタログするデータベースの名前。

db_alias

カタログするデータベースの別名。この別名が指定されないと、データ ベース・マネージャーは db_name を別名として使用します。Tivoli

Provisioning Manager インストールする時に入力するようプロンプトが出

されるので、使用した値をメモしておいてください。

3. root および tioadmin ユーザー両方のホーム・ディレクトリーにある .profile ファイルを編集し、次の行を追加します。

if [ -f /home/db2inst1/sqllib/db2profile ]; then . /home/db2inst1/sqllib/db2profile

fi

ループバックをインプリメントして DB2 SQL1224 エラーを除去

要確認

DB2 Universal Database および Tivoli Provisioning Manager が同じマシンにイ ンストールされているトポロジーでのみ、このステップを完了してください。

UNIX および Linux システムでは、DB2 Universal Database および Tivoli

Provisioning Manager が同じマシンにインストールされている場合、DB2 SQL1224 エラーが出されることがあります。以下の予備手段では、TCP/IP ループバック接続 をカタログし、1 つのマシンで DB2 Universal Database の 2 つのマシン構成をシ

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