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ドキュメント内 算数学習における図的表現についての研究 (ページ 51-55)

4.児童の間違いの特徴

.g(一Lmpl)

 次に、問題Bにおける児童の犯した間違いを分析し、児童の間違いの傾向を特

定する。

 児童の間違いを分析すると、以下の4つのことがいえる。

 一つ目は、Calr,K.ら(1984)が先行研究の中で指摘しているように、児童は、

数直線の 寸よりも、数直 上の  =!: に影 されてしまう、ということである。

この間違いの例を次に示す。

0 20

0

10

0

12

0

50000

【図3−5.記号を数えてしまう間違いの例】

 問題④の間違いは、児童が、数字と数字の空間(1ずつ)を数えたのではなく、

0のところを含めて「⊥」の記号の数を数えたことを示している。

 三つ目は、児童は、前の・題の 、にz されてしまう、ということである。

この間違いの例を次に示す。

…②

0 ■ ■ ■ ■ ■ . 一 ・■

20

[立コ(正答)

0

■ . ■

10

【図3−6.前の問題の単位に影響される例】

 問題③の間違いは、児童が、直前の問題の単位(②は5単位の問題)に影響さ れ、12とかくところを15とかいてしまったことを示している。

 四つ目は、児童は、1 寸量の  が大きくなったり、ハ や分 になったり すると、1 立量の大きさを認識できなくなってしまう、ということである。こ の間違いの例を次に示す。

@ 

o 50000

100.1000 400.4000 600.6000

@ 

o 1

〈小数で答える問題〉

1.6 10.6

(8) O 1

〈分数・Xi 。 〉

3/O, 3n. O/3, 1/3. 3/3. 10B. 11/3. 3

【図3−7.1単位量が認識できない例】

 問題⑥では、様々な間違いが現れた(資料1参照)が、それは、児童が1単位 量を10000であると認識できなかったための間違いであると思われる。

 問題⑦での間違いは、児童が、1単位量(0.1)を認識できていなかったため に、1.6や10.6になってしまったと考えられる。

 同様に、問題⑧での間違いも、児童が、1単位量(1/10)を認識できていなか ったために、3/0や0/3になってしまったと考えられる。

(2)問題C

次に、問題Cにおいて、児童が犯した間違いの特徴的なものを見ていく。

一つ目は、児童が、線分図を って演算を決定したのではなく、。 文中の言  によって  を決定してしまった、ということである。この間違いの例を次に 示す。(なお、例中の太枠の欄は、答えの欄を示す。)

はじめのかず

[E]こ

あ齢兎        の醐力ぎ

コんぶのえんぴつのかず[=〔エコ本

はじめに

モ 朶えんぴつ

@    はじあのテープ 1コ=2コc皿

もらったえんぴつ

@ [=茎コ本

つかったテープ

@[工互]c皿 のこ

ラ了

49

はじめにいたはと[==コわ

@ ===

とん

欠̀はと

のこ

鉛樗

【図3−8.問題文中の言葉で間違う例】

 問題①の間違いは、児童が、線分図で示された数量:関係からではなく、問題文 中の「あげたので」という言葉から演算(引き算)を決定し、答えを19にしてし まったものと考えることができる。特に問題③(問題文は、足し算状況を表すが、

引き算で解かれる)は、この間違いが多い(10人)。また、1人の児童が、この 間違いを繰り返している場合も見られる。この児童の場合、線分図は、数量関係 を表し、演算を決定するのに役立つものではなく、ただ単に、数字を当てはめる ものにすぎないことがわかる。

 二つ目は、児童は、演を決定する際に、直前の問の演に影されてしま

った、ということである。この間違いの例を次に示す。

…〈正答〉   はじめのかず囮こ    i i①

=。凹 一

?       I       …i      i

?あ細字  の謁力ぎ   1

■ ・ 一 ・ ・ ■ ■

@         もっていたテープ[=互Dコcm

つ憎憎プ   の凸墨㌃プ

【図3−9,前の問題の演算に影響された例】

 問題②の間違いは、児童が、演算を決定する際に、線分図に示された数量関係 からではなく、直前の問題(①)の演算(足し算)を用いて、40+15=55として

しまったものと考えることができる。

 三つ目は、児童は、問題文 の :量関係を考えずに、はじめに出てきた を 段の左の に入れ、次に出てきた を下段の右の に入れてしまった、という

ことである。1人の児童の解答例をもとに、この間違いを示す。

〈正答〉

はじめのかず囮こ

〈誤答〉

あ墜兎    の醐層

@    もっていたテープ[五王[コc皿

〈誤答〉

つ齢盆プ   の灘㌃プ

@ぜんぶのえんぴつのかず[2王1コ本

〈正答〉

はじめに

N 条えんぴつ もらつ鎚㌘

@    はじめのテープ [工Ωコcm

〈正答〉

つ畿㌃プ   のこ幽了

@   はじめにいた はと[2=ココわ

とん

欠̀はと  のこi畳浮

【図3−10.ある児童の解答】

 この児童は、問題文中の数量関係は考えずに、とにかくはじめに出てきた数を 下段の左の[]に入れ、次に出てきた数を下段の右の[]に入れてしまっている。

ドキュメント内 算数学習における図的表現についての研究 (ページ 51-55)

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