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過疎地域等における CO 2 排出量削減効果のあるドローン物流モデルの検討

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2. CO 2 排出量削減効果のある過疎地域等におけるドローン物流モデルの検討

2.3 過疎地域等における CO 2 排出量削減効果のあるドローン物流モデルの検討

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51 2)燃料の使用

石炭、石油製品、天然ガス等の化石燃料を燃焼させた際、燃料中に含まれている炭素が CO2となり、大気中へ排出される量を算出する。具体的には、燃料の種類ごとに、燃料使用 量に、単位量当たりの発熱量、排出係数(単位熱量当たりの炭素排出量)及びCO2の分子量 である44を乗じ、C(炭素)の原子量である12で除すことで求める。

CO2排出量(tCO2)=(燃料の種類ごとに)燃料使用量(t, kl, 千Nm3

×単位発熱量(GJ/t, GJ/kl, GJ/千Nm3)×排出係数(tC/GJ)

×44/12(tCO2/tC)

活動量としては、燃料の使用量を用いる。単位発熱量及び排出係数は、燃料の種類ごとに 特定排出者の事業活動に伴う温室効果ガスの排出量の算定に関する省令(平成18年経済産 業省・環境省令第3号。以下「算定省令」という。)により規定されている量を用いる。ガ ソリンの場合、単位発熱量は34.6 GJ/kl、排出係数は0.0183 tC/GJとなる。

(2) 既存サービスによるCO2排出量の算定

既存サービスにおける CO2排出量を考える際、ドローン物流の実施主体は既存サービス において荷主である場合と貨物輸送事業者の場合が考えられる。荷主である場合、輸送機関 を直接運用する主体ではないことから、年用使用量データの把握が困難だと考えられる。ま た、貨物輸送事業者であっても、ドローン物流と輸送地点・内容が完全に同一である既存サ ービスを運用しているとは限らないことから、本調査においては荷主が貨物輸送事業者に 貨物輸送を委託する際に発生する「荷主としてのエネルギーの使用」の考え方を用いてCO2

排出量の算定を行う。

具体的な算定手法の概要を表 2-30に示す。

表 2-30 荷主としてのエネルギーの利用におけるCO2排出量算定手法5

算定手法 概要

燃料法 燃料使用量からCO2排出量を算定。

同じ地点・同じ重量の貨物を運ぶ既存サービスがありその燃料使用量が 判明している場合や、燃料使用量を推計可能な場合に使用。

また、混載の場合には按分が必要 燃費法 輸送距離と燃費からCO2排出量を算定。

同じ重量の貨物を運ぶ既存サービスについて、燃費が判明している場合 に使用。混載の場合には按分が必要。

トンキロ法 トラックの場合、積載率と車両の燃料種類、最大積載量別の輸送トンキ ロからCO2排出量を算定(改良トンキロ法)。

トラック以外(鉄道、船舶、航空)の場合、輸送機関別CO2排出原単位 を利用(従来トンキロ法)。

地点や重量が同等のサービスに関する燃料データがない場合でも算定が 可能。

5 温室効果ガス排出量算定・報告マニュアル(Ver4.3.2) (平成306月)第II3.1.7をもとに作成。

https://ghg-santeikohyo.env.go.jp/files/manual/chpt2_4-3-2.pdf

精度、

作業負荷

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適用する手法は実証地域の状況に応じて検討する。以下、それぞれの算定手法について概 説する。

なお、各算定手法については経済産業省・国土交通省「ロジスティクス分野におけるCO2

排出量算定方法 共同ガイドラインVer. 3.1」(平成28年7月)を参考とした6。 1)燃料法

燃料使用量を直接測定できる場合に使用する。具体的には、燃料の種類ごとに、燃料使用 量に、単位量当たりの発熱量、排出係数(単位熱量当たりの炭素排出量)及びCO2の分子量 である44を乗じ、C(炭素)の原子量である12で除すことで求める。

CO2排出量(tCO2)=(燃料の種類ごとに)燃料使用量(t, kl, 千Nm3

×単位発熱量(GJ/t, GJ/kl, GJ/千Nm3)×排出係数(tC/GJ)

×44/12 (tCO2/tC)

活動量としては、燃料の使用量を用いる。単位発熱量及び排出係数は、燃料の種類ごとに 算定省令により規定されている値を用いる。ガソリンの場合 単位発熱量は34.6 GJ/kl、排出

係数は0.0183 tC/GJ、軽油の場合 単位発熱量は36.7 GJ/kl、排出係数は0.0187 tC/GJとなる。

なお、専用便でない場合(混載の場合)には、車両(船舶、航空機)全体からのCO2 排 出量のうち、該当する荷物に関するCO2排出量を按分により求める必要がある。

この場合、本調査における算定での按分方法としては、混載分の輸送量(トンキロ。運搬 地点が同じ場合は貨物重量)をもとにする方法が想定される。

2)燃費法

燃料使用量は測定できないが、燃費や輸送距離を推定できる場合に使用する。具体的には、

輸送距離を燃費で除し、単位量当たりの発熱量、排出係数(単位熱量当たりの炭素排出量)

及びCO2の分子量である44を乗じ、C(炭素)の原子量である12で除すことで求める。

CO2排出量(tCO2)=輸送距離(km) ÷ 燃費(km/l) × 1/1000(kl/l)

×単位発熱量(GJ/t, GJ/kl, GJ/千Nm3)×排出係数(tC/GJ)

×44/12 (tCO2/tC)

活動量としては、輸送距離及び燃費(により算出した燃料の使用量)を用いる。単位発熱 量及び排出係数は、燃料の種類ごとに算定省令により規定されている値を用いる。ガソリン の場合 単位発熱量は34.6 GJ/kl、排出係数は0.0183 tC/GJ、軽油の場合 単位発熱量は36.7

GJ/kl、排出係数は0.0187 tC/GJとなる。

また燃費法においても燃料法と同様、混載の場合には CO2排出量の按分を行う必要があ る。

6 http://www.greenpartnership.jp/co2/guidelinev3.1.pdf

53 3)トンキロ法

既存物流サービスが存在しない場合に使用する。具体的には、輸送量(トンキロ)に対し て燃料使用原単位を乗じ、単位量当たりの発熱量、排出係数(単位熱量当たりの炭素排出量)

及びCO2の分子量である44を乗じ、C(炭素)の原子量である12で除すことで求める。

CO2排出量(tCO2)=輸送量(トンキロ)×トンキロ法燃料使用原単位(l/トンキロ)

× 1/1000(kl/l)

×単位発熱量(GJ/t, GJ/kl, GJ/千Nm3)×排出係数(tC/GJ)

×44/12 (tCO2/tC)

活動量としては、輸送量を用いる。燃料使用原単位については、車両の場合は最大積載量 別積載率別原単位(改良トンキロ法)、車両以外の輸送モードの場合には輸送機関別CO2排 出原単位(従来トンキロ法)を用いる。改良トンキロ法におけるガソリン車の燃料使用原単 位は次の数式に基づき算出できる7

ln( y ) = 2.67 – 0.927 × ln ( x / 100 ) – 0.648 × ln(z)

x:積載率(%)、y:輸送トンキロ当たり燃料使用量(L)、z:最大積載量(kg) lnは自然対数。積載率10%未満のときは、積載率10%の値を用いる。

単位発熱量及び排出係数は、燃料の種類ごとに算定省令により規定されている値を用い る。ガソリンの場合 単位発熱量は34.6 GJ/kl、排出係数は0.0183 tC/GJとなる。

7「貨物輸送事業者に行わせる貨物の輸送にかかわるエネルギーの使用量の算定の方法(平成18年経済産 業省告示第66号)」より

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