2. CO 2 排出量削減効果のある過疎地域等におけるドローン物流モデルの検討
2.2 ドローン物流の実用化に求められる要件調査
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④ 社会的価値
「収益」上には顕れない、本事業の経済活動により誘引される正の外部性(社会的価値)
とその提供の理由を記述する。
⚫ CO2排出量削減効果算定モデル: 「オペレーション」と整合した(飛行経路・距 離、運航頻度、使用ドローン機体や物流センター・ドローンポート等の設備、電力 消費等)、CO2排出量削減効果を算定する計算モデル。
⚫ その他の社会的価値: CO2排出量削減以外の社会的価値。
✓ 地域における、雇用や資金循環、エコシステム形成による関連・周辺産業への 経済波及、レジリエンス(災害時等におけるインフラ強化)、社会関係資本(コ ミュニティや技術蓄積)への貢献、等。
⑤ リスクと対策
リスクアセスメントに基づく、競合、採算性、法整備、社会受容(住民等からの当該事 業に関する受容)、安全性等の想定されるリスク事項の列挙とその対策を記述する。
上記のドローン物流モデル構成要素間の関係を図 2-30に示す。
図 2-30 ドローン物流モデル構成要素間の関係
2.2.2 ドローン物流モデルの構成要素における要件の整理
2.2.1 で規定のドローン物流モデルの構成要素を基本として、各実証地域での実証内容や
体制等の実態を踏まえて整理項目や詳細度について調整を行い、表 2-29に示す項目を実証 地域間の共通書式として設定、ドローン物流モデルの構成要素における要件の整理を行う こととした。
なお、「社会的価値」のうち「CO2排出量削減効果算定モデル」については、3.2.2に示す。
戦略
想定顧客や提供価値、また、事業の機会・強みや競合状況等、
当該ドローン物流事業の戦略的な優位性
オペレーション
「戦略」で規定の顧客価値を、どのような経営資源とプロセ スで提供するかの、業務遂行の基本構造
収益
提供価値に対して事業活動の利益をどう確 保するか、収入の流れとコスト構造
社会的価値
本事業の経済活動により誘引される、正の 外部性(社会的価値)
CO2排出量削減効果算定モデル
リスクと対策
想定されるリスク事項 の列挙とその対策
飛行経路・距離、運行頻度、
使用設備・施設における電力消費等 経営資源や運用規模等
対象顧客、事業概要等
検証実験
各実証地域の検証結果より横断的に 課題整理・分析を行い、ドローン物 流の実用化に求められる要件と過疎 地域等におけるCO2排出量削減効果 及び費用対効果のあるドローン物流 の基本モデルを分析
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表 2-29 ドローン物流モデル:事業に関わる要件整理項目
大項目 中項目 小項目
戦略 お客様と提供価値 想定するお客様
お客様に事業が提供する価値。
事業機会 事業が成立すると考えられる理由(又は事業の成立に必 要と考えられる条件)
本事業の機会・強みや競争環境等。
業務 業務内容(当該地 域における事業化 時を想定)
物流業務の内容(当該業務の全体像について想定可能な 範囲で記述。下記項目については具体的に記述)
・配送先・地域:物品配送の対象地域や特定配送先
・配送物品:配送する物品と一配送あたりの平均的な重量
・需要量:上記配送先・地域への配送頻度(/週・月、等)
・配送経路:上記配送先・地域への配送経路と配送距離・
時間
・使用機器・設備:使用するドローン機体及びドローンポ ート等の物流設備
・実施体制・パートナー:事業遂行の協業体制と役割分担 社会的
価値
社会的な提供価値 事業運営による地域全般等へ提供する社会的価値(地域 雇用、地域産業への経済波及、自治体財政への寄与、等)
リスク と対策
リスクと対策 採算性、地域住民の事業理解、安全性等の想定リスク リスクに対し想定される対策
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